最後に、ノマドについて、個人的な予想を述べる。
ノマドはこの先、その語感に最もそぐわないデジタル不適応の中高年ワーカーのためのキーワードになるはずだ。「どういうことだ?」
より具体的には早期退職者や定年再雇用のためのソフトランディング施策に相当する。
「もうひとつよくわからないが」
だから、いきなり解雇というわけにはいかないから、ノートパソコンを持たせて「出勤に及ばず」ぐらいなカタチの外部委託スタッフに格下げするわけだね。
「さっき、デジタル不適応って言ってなかったか?」
うん。実質的にはクビなんだけど、MacBookAirを持たせることで、なんとなく場を繋ぐわけだよ。
「誰が得するんだ、そんなことして」
だって、10万円かそこいらのガジェットひとつで退職金を節約できるんだぜ。で、窓際社員を野に放つ、と。
「それで野窓か」
今年の流行語大賞は「野窓社員」で獲りに行くぞ(笑)。
“「現場を知らない」という単語はときに変革の速度を遅くしたい側の万能マジックフレーズとして使われるがちなので注意が必要ですよ”
— Twitter / @tsuda (via igi)