Pentium J3710で録画PC構築

※2016.07.02 改題

先週あたりからSkylake PCの調子がすこぶる悪く、録画をまかせておけない感じに…。

で、とりあえず、録画環境を新たに作って移すことにした。そんで、ついに昨日無事環境移し終わった。

Pentium_N3700_01s.jpg
クリックで拡大

そして、ちょうど昨日、ついにSkylake PCは力尽きてうんともすんとも言わなくなった。環境移行が終わっていてぎりぎりセーフというべきなのかなんなのか…。悲しい。



新PC 概要
Win8.1 Pro x64 (流用)
SanDisk SDSSDXPS480G (480GB) (流用)
Asrock J3710M (Pentium J3710, 4C/4T, 2.64GHz)
DDR3L-1600 8GBx2 1.35V (SMD-16G28HVLP-16KL-D)
HGST HUH721010ALE600 (10TB, 7200rpm)
IW-CE685/300P (エルミタレビュー)
5インチベイHDDクーラー HDC-502BK
4cmファン CFZ-4010LA x3
P○3 x2
Intel NIC Intel Ethernet Server Adapter I350-T4 v2
カードリーダー

とまあ、こんな構成。



OSはさすがに録画にWin10を使う気になれなかったので、Win8.1にした。

ケース/マザボ/メモリ
DSC_1715ss.JPG

置く場所がほとんど確保できないので、ケースは薄型なものにした。これでもロープロファイルなブラケットならx4、80PLUS PLATINUM 300W電源、5インチベイx1、3.5インチベイx1、2.5インチベイx1となかなか高機能。これらをなるべく生かしていく。

マザーボードはJ3710MというPentium J3710MがオンボードでついてくるmicroATXなやつ。これにDDR3L-1600 8GBx2 (1.35V)を取り付けた。

DSC_1716ss.JPG


PCIex16(x1動作)スロット x1にはLANカード、PCIex1スロットx2にはP○3x2をセットする。LANカードは本来PCIex4のものだが、PCIex1動作となるx16スロットに刺しても問題なく動作する。

DSC_1719ss.JPG


HDDは個人的には冷却しないと不安でしょうがないので、風が当たるようにしたい、ということで5インチベイHDDクーラー HDC-502BK を使用して5インチベイのほうに取り付け、冷却可能にした。ただし、HDC-502BK付属のファンは異常にうるさかったので、4cmファン CFZ-4010LA x3に交換してあげると、だいぶ静かになった。

DSC_1725ss.jpg


2.5インチSSDは5インチベイの裏面に取り付ける。

DSC_1722ss.jpg


このSSDは流用品 (480GB)。ここにOS(Win 8.1 Pro x64)を入れる。

SDSSDXPS480G_01ss


ちなみにHDDはこちら。10TB、7200rpm。今回のPCの費用の大半はこいつだ!

まあ、マザボとケースだとHDDは1台が限界だし、なるべく大きなものがいいだろう、というのと、ディスクは足りなくなって慌てる前に大きめのを買っておいたほうが空き容量とかいちいち気にしなくて済む、というのが買ってしまった理由。

DSC_1714ss.jpg

CrystalDiskInfo
HUH721010ALE600_10TB.png

CrytsalDiskMark
HUH721010ALE600_10TB_Benchmark.png

Seqで245MB/sと、なかなか恐ろしい速度をたたき出していて、さすが7200rpmだな、というかんじ。ランダム系の値もHDDとしては異様によくて、256MBキャッシュが効いてるなあ、と思う。



Win8.1 x64 Proをインストールしてこんなかんじ。

Pentium_N3700_01s.jpg

Pentium J3710は最近発売されたBraswell Refreshで、アイドル時は480Mhzだが、負荷がかかると2.64GHzで動作する。わりとクロックが高く4コアあるので、まあ、ある程度のことは可能。録画ぐらいなら余裕でこなすことができる。

Pentium_N3700_02s.jpg

HDDの温度は結構書き込んだりしても35℃~38℃ (室温24℃~28℃)で、ファンで冷却してる効果はあるのかな、と思う。ファンは、

・電源ファン 8cmx1
・ケースファン 9cmx1
・HDDファン 4cmx3 (交換)

という感じで、CPUもそこそこ冷えている。まだすこしファンがうるさいけど、一番音が大きいのは電源の8cmファンなので、もうどうしようもないかなあ。

あ、ちなみに省電力は気にはしているけど特に目指してはいません。LANカードとか16GBメモリとか7200rpmHDDとかつけてる時点で微妙。省電力にするなら5400rpmのHDDにしてファンなくして、メモリは4GBx1にして、LANカードをなくせばよいのかな?



で、無事環境が立ち上がって安心したら、SkylakePCがうんともすんとも言わんくなりました…。P○3の取り出しなど、いろいろ触ったのでとどめを刺してしまったのだろうか…。

・電源を入れても1秒で落ちる。
・HDDとか取り外しても効果なし。
・BIOSクリア効果なし。
・電源交換効果なし。
・メモリ交換効果なし。

ってことはマザボかCPUですよねえ…。

というわけで、しばらくSkylakeを使ったQSVの検証はできなそう。


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非公開コメント

No title

HDDファン 12cm 2000rpm上でいいと思う

No title

まさかと思うけどCPUクーラーが浮いて焼き鳥とか
自分はクーラーの留めピンが緩んで焼きました。ww

No title

> 翡璃月様
物理的にはおけるかもしれませんが、12cmファンを設置する穴はないです。

> きんた様
こ、怖い…。

わたしのほうはどうやらマザボだったようです。

No title

ということは次はPentium J3710のQSVの検証ですね!(錯乱)

No title

私もP○3x2です (笑)

No title

>Pentium J3710のQSVの検証
時間あるときにやりたいです…!

No title

10年くらい前に組んだPCで
同じような症状がでたことがあった
原因はマザーボードのショートだった
動作中にケースを揺らして落ちたら
ショートが怪しいかと

Re: No title

なるほど、やっぱりそういう場合マザーボードがあやしいんですね…。
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