国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」(2016年9月)、8か月連続で安定状態継続中

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個人投資家の期待を集めながらも、「市場価格と基準価額の乖離」の大きさが課題と言われてきた国内ETF。

海外資産クラスの主要銘柄の乖離率を、2016年9月の状況をチェックしてみます。
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日興 上場MSCIコク株(1680) +0.03%
日興 上場MSCIエマ株(1681) +0.01%
MAXIS 海外株ETF (1550) +0.46%
野村 NYダウ30種ETF(1546) -0.25%

ウォッチ銘柄の乖離率が、いずれも個人的許容範囲の±1.0%内におさまっています。

これで乖離率が低位安定している状態が「8か月」連続となりました。今まで数年ウォッチしてきましたが、こんなに低位安定状態が続いたことはなかったと思います。

この低位安定状態が継続するのであれば、国内ETFを資産運用のコアにすることも検討できると思います。

特に、新興国株式クラスの「日興 上場MSCIエマ株(1681)」は、信託報酬がわずか年率0.25%(税抜)であり、昨今低コスト化が進んできたインデックスファンドと比べても、まだまだコスト優位性があります。

マーケットメイカーさんや指定参加者さんのよい仕事が、軌道に乗ってきたのかもしれません。今後、相場が乱高下した時でも、このままの乖離水準で低位安定状態が継続してくれることを願います。


<ご参考その1>
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<ご参考その2>
「なぜ乖離するのか?」「ベンチマークが違うものを比較できるのか?」等々、このシリーズ記事に対してよくあるご質問に対する見解は、以下の過去記事参照のこと。

2012/06/02 日興アセット・東証とのETF勉強会に参加。国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」主因が判明!
2014/01/21 ETFの乖離問題についてのよくある誤解
2014/05/22 東京証券取引所「ETF・ETN市場に関する意見交換会」で指定参加者やマーケットメイカーさんのホンネに迫る

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