これ、私がたいして映画を見ていないせいだと思いますので、以下の条件に合致する映画を教えて下さい。
1、ここ10年で製作された
2、原作がある(本でも漫画でもいいです)
3、原作をすでに読んでいる人が映画を見て「うお!この映画は原作を超えた!」と思える
4、すでに観た事がある映画をコメント欄に記入しますのでそれは除外
*趣味がもろに出る質問ですのでフィルタをかけます。「ゲド戦記、あれは本当に酷かった。映画単体としても大失敗なら、原作の映画化としては原作への冒涜だ」という意見に *同意出来ない* 方は回答をお控え下さい(ごめんなさい)。ゲド戦記を観ていなかったり、ハナから興味がない方はOKです。
*映画の内容、感想にきちんと言及して下さったり、数多く作品を挙げて下さった方(条件に合う作品がそれほどあるとも思えませぬが)にはその分点数を加味します
*あくまで個人の趣味ですので、異論、反論等を回答する事はご遠慮下さい
*URLのみの回答はNG
黒い家
は原作の気持ち悪さがよく出てたのではないでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/%E9%BB%92%E3%81%84%E5%AE%B6-%E8%B2%B4%E5...
Vフォー・ヴェンデッタ
は、おもしろかったです。
オープニングの出演者紹介も、よくできてました
デスノート(前後編2本にわかれてますが)!
後編!!!!と思わされました。
アニメは原作に忠実ですが、映画は尺が限られているだけに
原作長編とは別物です。
しかも、これは決して悪くない方向ではないかと
http://wwws.warnerbros.co.jp/deathnote/
真夜中のやじさんきたさん
キャスティング豪華、
原作からすごく情報量が増大したし
読みやすいとはいえない大人向けの漫画が
ちょっといい映画になっててびっくり。
ちなみにゲド戦記は全く興味なし
(普段ジブリのはたいていチェックするのですが、
原作を20年も前から知っていると、
「あれを超えたはずがない」と思える。
しかもあの第三部からって。
しかもゲドがあの顔って。
でもいずれ日テレが放映してくれたら見るかも)
デスノートは前編を見て「まぁ、こんなもんかな」と思い後編はまだ見ていません。良く出来てはいるけれど、原作以上!という衝撃は得られなかったのですが、そうか、後編を見るべきだったんですね!ありがとうございます。
あああ、真夜中のやじきたを忘れていました!すっごく気になっていたんですよ。これは見ます。ありがとうございます。
私もジブリの映画はすごく好きなのですが、ゲド戦記は原作云々以前の問題として、映画として破綻してた様に思います。本当に久しぶりに「時間を返せぇっ!」と思ってしまい、すごく残念でした。
異論はあるかもしれませんが、映像化は不可能と言われていた小説を見事に映像化したので。
この映画は原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」とかなり違うものですが、映画の方がかなり有名で成功した例の一つでしょう。
邦画では、松本大洋原作の「青い春」。原作は単なる短編集なのですが、「ピンポン」しかり原作を膨らまして見事に1本の映画にしています。
*なぜか楽天のリンクがされないので、同名のサントラと本になってます。
スペースオデッセイもブレードランナーも、「好き」というより「衝撃的に憶えている」映画です。まさに私が求めているものずばり!なのですが、条件1に引っかかってしまっています。
昔のリメイクはけっこう、志の高いものがあった様な気がするんですが、最近はどうもな。。。と思ったのもあり、条件1で「ここ10年」という縛りをしているんです。めんどくさくて済みません〜。
「青い春」、すごく興味あります。ありがとうございます。
確かによく原作者が許可したなぁ・・って作品が多いですよね。
大沢在昌さんの原作「天使の牙」
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD3483/
宮部みゆきさんの「理由」
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD6267/
高野和明さんの「13階段」
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id239736/
福井晴敏さんの「亡国のイージス」
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id321024/
他にもたくさんあるのでしょうが、つまらなかったのは忘れていってしまうので・・。
長い小説を2時間にまとめるのは、とても大変なことだとは思いますけど・・。
そうなんです。http://q.hatena.ne.jp/1137816599の質問者の方も言っておられますが裏切られる事の方が多いんですよね。無理矢理まとめようとして焦点がボケまくったり、変に小さくなっちゃったり。私としては、別に本歌取りでもいいから、原作を読んでなお楽しめる、欲を言えば原作を読んだからこそ余計楽しめる映画、が見たいです。
色々とありがとうございます。この中で読んだ事があるのは「理由」と「亡国のイージス」です。
あと、出来ればどのあたりが「この映画は原作を超えてる!」と思ったのか、を書いて頂ければ有り難かったです。
◆バトルロワイヤル
原作もたしかにすごいのですが、それを単なるスプラッタにならないように、そして、1人ひとりの「死に様を」丁寧に描いていくところは、原作を越えているな…と思いました。
まだそれほど有名でなかった時代の柴崎コウの存在感もすばらしいものです。
◆頭文字D
頭文字[イニシャル]D THE MOVIE スタンダード・エディション [DVD]
原作はコミックですが、そろそろネタがつきてきたのか、トーンダウンしているように思います。その点、「実写でやるかぁ!?」みたいなところを平気でやってしまう香港軍団はすごいな、と。
とはいえ、原作の、キャラクタ、ストーリーなどはかなり変更されていますので、意見が分かれるところかもしれません。個人的には、高橋涼介役のエディソン・チャンと、拓海のお父さん役のアンソニー・ウォンは、はまっていたように思います。
当方は、アニメやCGなら(なんでも)描けるところを、実写であえてやってしまったところに、感動しました。
バトルロワイヤルは映画だけ見た事があります。死に様を丁寧に書いている、という指摘、説得力があります。
イニDは確かに、言われてみればその通り!!溝落としが実写で見られるならそれだけで映画を見る価値はあるかも!
回答ありがとうございます。
*博士の愛した数式
原作も素晴らしい、映画もさらに素晴らしい2度楽しめて
良い経験が出来ました。
これは10年以内ではないので申し訳ございませんが
原作を超えたものとして、感銘した映画はあまりないので
書かせてください。
*薔薇の名前
完璧な映画でした。
博士の愛した数式、本は読みました。大好きな小説です。そーかー、映画も楽しめるんですね。これは嬉しい。有り難うございます。
「完璧な映画」かなり惹かれます。タイトルは知っているけれど見てない映画なので、見てみようと思います。
回答ありがとうございます!
http://q.hatena.ne.jp/1137816599
↑の質問の時にあがっていた「ジョゼと虎と魚たち」は原作より映画の方がいい、と思いました。
(先日深夜放映でやっと観た)
小説だけでは表現しきれない情感が伝わってくるような画面でした。
また、原作より客観性があがったことが一因かも。
嫌われ松子の一生
かなりくせのある作品なので、好き嫌いが分かれると思いますが、
原作を全く違った方向から表現することで、
映画として成功したという点では前出の「やじきた」に近い成功例だと思っています。
というか、わざわざ映画にする意味があったという感じ。
映画にすることで、小説では得られなかった共感が得られました。
オールドボーイ―ルーズ戦記 (1) (Action comics)
オールド・ボーイ
日本のコミック原作がアジアで映画化されたものはイニDを含めていくつかありますが、
(佳作としてはドクターくまひげを下敷きにした「裏街の聖者 [DVD]」も案外オススメですが)
この作品はなんでこれを日本でできないのかと悲しくなるくらいよかったです。
映像のショッキングさもすごかったですが、プロットの秀逸さにうなりました。
原作者の作品は観た当初は知らなかったんですが、「天使派リョウ」などかかれていた人と後で知って納得してしまいました。
原作も実は一気読み必至だったりしますが。
ちなみに「パプリカ」アリ。平沢進が神、「姑獲鳥の夏」匣も木場=宮迫にショック、「銀河ヒッチハイク・ガイド」映画化しようとしたこと自体を評価、「半落ち」原作とは別物として名作…という印象です。
おおおー、詳しい回答を有り難うございます。どれも納得、そしてどれも「気になっていた」映画です。
裏町の聖者も見てみますね。回答有り難うございました。
ちなみに、パプリカは映画の方がアリ、姑獲鳥の夏はDVDで見たからか迫力に欠けて、HHGTTGは元々のラジオ番組に無理なく映像がついて来た感じ。
『鉄コン筋クリート』
松本大洋作品の中でも最も熱心な読者を獲得した原作を、現在最高峰のレベルでアニメーション化した映画。
アクと云うか癖の強い映画ではありますけれど、素晴らしく丁寧に描き込まれた世界観は必見です。
主役に挑戦した2人の若い俳優もとても良い仕事をしています。
『シンシティ』
原作は海外のマンガなのですが、元のイメージを崩さない為に原作者を共同監督に迎えてまで撮り切った意欲作です。
結構残酷な描写も多く一見の観客には賛否両論なのですが、ワンシーンだけゲスト監督をしたタランティーノのノリ(バイオレント色の強い何処かコミカルな演出)が許容出来るのでしたら、是非お薦めします。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%...
『下妻物語』
原作物を独自の解釈で映画化させたら今1番熱い演出家、最近は『嫌われ松子の一生』で話題をさらった中島哲也監督の出生作。
細部にまでこだわったテンポの良いカット割りで進む無駄のない世界は、ある意味娯楽映画の完成形とも言えるのではないでしょうか。
『鉄コン筋クリート』は漫画がすごく好きだったので楽しみです。シンシティは同感!(質問した後で、そういえば、と気が付きました)
下妻物語は映画しか見た事ないのですが、原作に対してもいい印象を抱ける、テンポのいい映画だったですよね。
回答有り難うございました。
廣木隆一監督と寺島しのぶさんの作品は上手くつくられていると思います。
「ヴァイブレータ」は原作が赤坂真理の同名小説。過食症の症状を持つフリーライターの主人公が一目ぼれした運転手のトラックに乗って旅立つというロードムービーです。
何よりも、主演の寺島しのぶさんと大森南朋さんの演技が光る作品です。
その二人が組んだ二作目が「やわらかい生活」です。原作は絲山秋子さんの「イッツオンリートーク」という小説。
映画化が発表された時点で小説を読んでいたのですが、廣木監督と寺島さんの「ヴァイブレータ」コンビと聞いて、なるほどこれは絶対におもしろい作品になると納得しました。なぜならば、「ヴェイブレータ」のおもしろさと共通する部分がこちらの作品にもあったからです。
作品は予想通りおもしろい作品になり、「ヴァイブレータ」とはまた違う二人の作品の魅力をみせていただく結果となりました。
ありがとうございます!両方とも、タイトルを聞いた事があるだけでしたが、俄然興味がわいてきました!
ざっと見渡して、邦画、元気ですねぇ。
さて、booboo_002さんが質問に乗っかって下さったので(いつも有り難うございます!)もう少し、回答を受け付けます。どうぞ宜しくお願い致します!
映画「エコール」
http://www.amazon.co.jp/dp/B000MQ3UM2
原作小説「ミネハハ」
http://www.amazon.co.jp/dp/4898151868
あらすじは語らずに見た感想を。
原作の小説も幻想的で美しいものでしたが、映画は見事に原作の味を損なうことなく映像と音楽で文字でつづられた世界を色濃くしています。
映画「ローズ・イン・タイドランド」
http://www.amazon.co.jp/dp/B000GQMJAW
原作小説「タイドランド」
http://www.amazon.co.jp/dp/4047914827
テリーギリアムが小説に「不思議の国のアリス」のテイストを加えての映画化。
これまた原作の雰囲気を後押しし深みを与えた好例かと思います。
>「原作の雰囲気を後押しし深みを与えた好例」
質問の意図を汲んだ回答を有り難うございます。両方とも、小説→映画の順で確実に楽しめそうです!
エコールはトレーラーを見て気にはなっていました。久しぶりの「映画館で見るべき映画」な気がして。これ、原作があったんですね!ドイツ語だというのが意外でした。
「ローズ・イン・タイドランド」は全く聞いた事がなかったのですが、テリーギリアムというだけで興味があります。ありがとうございます。
テリーギリアム(というか「未来世紀ブラジル」)で思い出したのですが、戯曲→映画で楽しめるものだったらトムストッパードの「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」もありますね。
「地下鉄(メトロ)に乗って」はご覧になりましたか?浅田次郎さんの作品の映画化は結構成功率が高いように思います。
あと、少しずれるかも知れませんが、舞台(ミュージカル)を映画化したもので最近出色の出来栄えと思うのはレントです。ミュージカルの名作を映画化するのはベストセラー本の映画化以上に不利。ブロードウェイでなくても劇場は特別な空間で、役者も観客も高いテンションで一回限りの密度の高い時間を過ごしているからその高い密度をスクリーンに再現することは不可能といっていい。しかしこの映画はその劇場での経験を居ながらにして追体験させてくれる高い仕上がり。古アパートに火のついた紙くずが舞う冒頭のシーンの美しいこと。地下鉄のシーンや中央公園通りで古着を買う場面もとても自然で、誰でも家賃を滞納している彼ら(ゲイのカップル)を応援する気持ちになります。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/B000FJGW6C/r...
「メトロに乗って」ですね、見ておりません!有り難うございます!
浅田次郎さんの本を読んだ事が実はないのですが、書評などを見ると面白そうです。今度まずは小説を読んでみようと思います。
ミュージカルの映画化は、仰る通り、さらにハードルが高そうですね。レントはロンドンで舞台の方を見ました。追体験できる仕上がりとの事で、すごーく興味あります。
回答、有り難うございました。
ps:吉川英治文学新人賞つながりで、恩田陸の「夜のピクニック」も映画化されましたよね。あれはどうだったんでしょう。ちょっと気になります。
http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale/
007/カジノ・ロワイヤル
原作は1953年初版ですが見事に現代劇になっていました。
演出もよかったです。
そういえば007って原作があったんですよね。
ありがとうございます。
http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/
月並みな意見でさらに既出なところですみません...
が, 私も「時をかける少女」がよいと思います.
昨年見た映画で個人的ベスト作品です.
(私は原作小説のみ読んでいて, 昔の映像作品は見ていませんが...)
ただ原作をなぞって映画を作ったというのではなくて
同一のモチーフの元に"2代目"時をかける少女を作った
という関係ですので厳密には"原作を超えた"とは
言えないかもしれませんが, とても良い映画と思います.
この作品については原作と映画について
とってもいい関係になっていると思いますし,
そこにクリエイターの気合いを感じました.
また, 原作者自身に
"今作るのであればこういう作り方であろう、と思いました。"
と, 言わせたということでこういうのもありかと...
(参考:2ページ目はストーリー紹介があるので注意です.
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0606/20/news060.html)
有り難うございます。既出なんですが、でも「なぜいいか」の説明にすごく説得力がありました。
DEATH NOTE
デスノートです。
L似てますし、後編の超どんでん返しストーリーがよかったです。
これは面白い!!と思いました。
アニメに成りますけどネギま!?もDEATH NOTE同様原作と内容が違っていて面白いと思います。
原作と違うと越えてるかな、なんて事も思いますね。
有り難うございます。うーん、「原作が他にある面白い映画」ではなく、「原作を超えた!と思う映画」とそう思う理由、という観点からの質問だったのですが、質問の仕方が不明瞭だったですね。すみません。
「魂萌え!」
阪本順治監督では「亡国のイージス」しかり「ぼくんち」しかり映画と原作の関係に繊細に挑戦してますが、最新作の本作が一番のおススメです。
三田佳子も風吹ジュンも長いキャリアの中でも特筆の出来です。
「愛の流刑地」
http://www.airuke-movie.com/index.html
ストーリーは甚だ男にとって身勝手な「火宅の人」(この映画も原作と同等に良いです)的なお話ですが、チカラ技で見せきってしまい女性からの支持も得るというのは、原作を超えた演出力のなせる業です。だいぶナメて観に出かけたのですが脱帽でした。
ふむふむ、ありがとうございます。「亡国のイージス」も「ぼくんち」も、結構賛否両論だったのでちょっと二の足を踏んでいました(原作すごく好きだし)。「魂萌え!」はサイトを見ると、気負いなく、でも大事に作っている様な感じですね。面白そうです。ありがとうございます。
「愛の流刑地」と「火宅の人」も気になります。女性にも評価される力技の演出、というのが特に!一個でもそういう視点を持っていると、また違った映画の楽しみ方が出来るので、ありがたいです。
「嫌われ松子の一生」
中島監督は下妻物語もそうですが、コメディタッチのストーリー運びと素晴らしい映像センスで原作を見事に昇華して新しい作品に生まれ変わらせています。原作はもっと重い雰囲気で、全く違った作品に仕上がっています。
CM監督出身、という出自もうなずけます。
ありがとうございます。ですが、申し訳ありません、既出のタイトルは出来れば避けて頂きたかったです。
黒い家は全くノーマークでした。有り難うございます。
Vフォー・ヴェンデッタも気にはなっていたんです。漫画が原作だと、なまじイメージが出来上がっているだけに「原作を忠実に」再現する事は出来ても「原作よりもすげぇ!」となるのは難しい様な感じがするんですが。見てみます。ありがとうございます。