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2025-03

ひたぎエンド 其ノ參


恋物語 (講談社BOX)恋物語 (講談社BOX)
(2011/12/21)
西尾 維新

商品詳細を見る

“片思いをずっと続けられたら――
それは両想いよりも幸せだと思わない?”


<前回までのあらすじ>
 戦場ヶ原の依頼を受け、貝木は新たな詐欺を行うため、かつて詐欺を働いた町に戻ってきた。
 簡単な変装をし、簡単な情報収集をしてから北白蛇神社へと赴き、神様と一回目の交流を果たして貝木は思った。

この娘は馬鹿だ――。


 以下、ネタバレ含む感想。

【OP】
(゚□゚;)ェェエエ工工!?

 え、ちょ、nnkr。何をやってるんだ。
 ’80~’90年代前半のアニメかよ! トレンディドラマかよ!!! (゚∇゚)ノ彡☆


【018】
 今日の結果を報告するために戦場ヶ原を呼び出す貝木。呼び出された戦場ヶ原は、駅の改札にて仁王立ち。駅の描写は、どこの駅を参考にしているのだろうか。

 あ、これ新聞のイラストだ。 (正しくは新聞のイラストは別Ver.と考えるべきか。)

 で、貝木に乞われて戦場ヶ原が案内したのはファミレス――ではなく、ミスタードーナツ。((゚ロ゚;)またしても!)
 ちなみにアニメではカットされているが、実は貝木は甘党で甘いものが好き。だから『偽物語』ではミスタードーナツを、『恋物語』では御手洗団子を食していたのだ。

『揚輪菓子 壱百円 特売』
(『ドーナツ 100円 特売』)


 『偽物語』でもあったのでもしや、と思って確認してみたら、やっぱりやってたよ。100円特売セール
 2013年ありがとうセール、ということで、今年の販売個数ベスト10の十種が100円で、4日から10日まで販売中。(ちなみにアニメ内で表示された商品と実際の対象商品とは、全て合致はしていません。)
 やっぱり告知が始まってからぎりぎりになって入れたのか、それともリーク?


【019】
 説明を終え、ドーナツに手を伸ばした貝木からドーナツを強奪し、食べる戦場ヶ原。原作では貝木はポン・デ・リングを、戦場ヶ原はフロッキーシューを食べるのだが、アニメでは別のドーナツになっている。

 貝木の言葉に突然席を立ち、化粧室に駆け込む戦場ヶ原。この辺り、コップについていた水滴が流れるシーンをアップに写す事で、化粧室で戦場ヶ原が何をしていたかを視聴者は察することができる。これは映像作品だからこそできることで、小説ではできないことだ。スタッフに拍手。


【020】
 戦場ヶ原と別れた後、独り、バーやホテルで思索に耽る貝木。格好良い。


【021】
 翌朝、書店であやとりに関する本を購入し、読んで覚えるために喫茶店に入る貝木。原作では『スターバックス』なのだが、アニメでは流石に『リラックス』に変えられている。
 よし。覚えた、と本を閉じた貝木の前に現れたのは、斧乃木余接だった。

「いえーい、お兄ちゃん、ピースピース」


 またキャラが変わっている。(- -;


【022】
 「僕はあなたに来たんだよ」 ⇒ 「僕はあなたに会いに来たんだよ」
 台詞を噛んだので言い直した斧乃木。これを、変なキャラ付けの影響を与えたのが阿良々木ではなく、噛み癖のあるあの子の影響である、という隠喩だと信じたい。

 斧乃木が貝木の前に現れたのは、「手を引け」という臥煙伊豆湖からのメッセージを伝えるためだった。
 最後にピースピース、とつけた斧乃木に、ぶっ飛ばす、と言う貝木。それに対して斧乃木は「鬼のお兄ちゃんみたいなことを言うね」と言われてしまった貝木。

 戯言・人間シリーズで「零崎のようだ」というのは最大の侮辱と同義語だったが、いずれ物語シリーズにおいて、「阿良々木のようだ」が最大の侮辱と同義語になる、かもしれない。

 そして、忠告に従い、貝木は「手を引こう」と言った――。


【023】

 嘘である。

 金を受け取り、貝木はまた北白蛇神社へと向かった。撫子とのドラクエネタの会話はカット。まあ、個人の感想だしね。
 遊んでいる間に切れてしまった糸の代わりに用いていたのは、自分の髪、というか蛇を一本抜いて、尾をくわえさせて輪状にしたものだった。ウロボロスの蛇を見て、貝木は改めて思った。

この娘は、馬鹿で、しかも、狂っている。
頭が悪く、頭がおかしい。



【024】
 尾行者に気付く貝木。かつての詐欺の被害者か、それとも――?


【025】
 撫子の両親を口先三寸で外出させ、その隙に撫子の部屋に忍び込む貝木。ちなみに窓の鍵が開いていたのは、前回に部屋に入れてもらった時に、密かに開けておいたから。

 小銭で開錠し、開けたクローゼットの中にあったのは……?


【エンドカード】

 う、羨まし過ぎる……っ!


 とにかく、オープニングであっけにとられ、そして大爆笑してしまった。

 次回で最終回、かな?

テーマ:〈物語〉シリーズ セカンドシーズン - ジャンル:アニメ・コミック

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