猫型の湯たんぽカバーを作る
シリコン製のやわらかい湯たんぽはお腹やひざの上に乗せると気持ちよくて、今年の冬は手放せなかった。(元々は
当サイトライターの斎藤充博さんのブログで知った。)
この湯たんぽには専用のカバーがあって、通常はこれに入れて使用する。
先ほど「湯たんぽを猫にする」というザックリとした説明をしたが、今回は猫の形状のカバーを毛糸で編む。
毛糸で編んだカバーを装着させると、「どこからどう見ても猫!!」になるようにしたい。
お湯挿入口が猫の口になるので、常に開いてる状態になる。なので、あくびをしてる猫のカバーにしよう
通常のカバーを編む
まず、通常の湯たんぽカバーと同じ形状のものを編む。これはゆくゆく猫の胴体の部分になる。
何種類かの色が混じってる糸のほうが猫っぽくなる気がして作ってみたら、ちょうどいい感じの模様になってくれた。
作ってるうちに見本となるカバーよりひとまわり小さめになってたが、お陰で湯たんぽに程良くフィットしてる。
小さめだけど、程よいフィット加減だった!
猫の顔を編む
湯たんぽのお湯挿入口と猫の口の大きさが合うように、顔を編んでいく。とりあえず最低限、口の大きささえ合っていればなんとかなる。
ここだけは、とにかく合うように
ここから口の周りを編み足していって、顔にする。そして胴体と繋げ、それ以外のパーツも追加する。
こんな感じで完成したのがコレ!
表情はネットで検索した猫のあくび顔を参考にしたが、笑ってるっぽくなってしまった。これはこれで楽しそうだし、まあいいか。
なんだろうか、この表情……。ちょっとニャンちゅうっぽい
この猫カバー、使う際は口から湯たんぽを飲み込むような感じで入れる。GIFアニメ化にしてみたら、思ってた以上に野生……。
なにかを丸のみするヘビっぽい
次にお湯を注ぐ。与えられた水を喜んでガバガバと飲んでるようにしか見えない。
ほら、水だよー
あ、前足が邪魔だ、これ
これじゃ口元が濡れる……
これで安心してオエエエっとリバース
猫を飼ってる人に見てもらう
ひとまず猫型の湯たんぽはできた。だが、これだけでは本物の猫と比較してどうなのかよく分からない。猫を飼ってる家に行って、見てもらおう。
本物と対面。ものすごく興味うすそう
まず、何も説明せず湯たんぽを抱いてもらったところ、「え!? なにこれ!!」とびっくりされた。
湯たんぽの重さは2kgなので、一般的な成猫の平均体重よりちょっと軽めだが、ずっしり感は近いものがあるのかもしれない。
背中の感じもちょっと似てる
本物を触って比較してみると、柔らかさもあたたかさも似てる気がする。お湯を入れてから時間が経って、ぬるま湯になってたのもよかったらしい。
そして、手渡すときになぜか猫を渡すような渡し方になってた。湯たんぽなのに。ついでに抱き心地がよかったのか、「猫みたいに暴れなくていい」とまで言われてた。
しばらく横に置いといたが、あまりの興味のなさに途中から寝てしまったおばあちゃん猫
シーズン以外も置き方次第で!
今の時期はまだ湯たんぽとして使えているからいいが、そのうち暖かくなったらこの猫つぎの冬までずっと抜け殻みたいな状態になるのか……。どうにか使えないだろうか? ……と思ってたところ、なんと置き方次第で意外とくつろいでる猫っぽく見えることが判明! このまま置いておいてもいいかもしれない。
またたびかいだのか、おまえ。といいたくなる顔
編んでる途中、「口が開いた状態で息絶えたみたいな猫になったらどうしよう……」とちょっとだけ思ってたが、すごく陽気な仕上がりになってくれてよかった。
今までのカバーにはなかった顔や足も、普通に湯たんぽを使う上でまったく邪魔にならず使えてるので、本格的に暖かくなるまでしばらく一日中抱えることになりそうだ。
笑いすぎて顔引きつらないか……と言いたくなるほどの笑み