マレーバクの赤ちゃん
限られた期間にしか見れないものは、非常に貴重であり、ぜひ見てみたいという気持ちを刺激する。たとえば「紅葉」。一年のその期間にしか見ることができないため、ツアーが組まれたりもする。
「人は期間限定に弱いんです」
「花嫁姿を見たい」という親の気持ちも、やはり期間限定的なことからではないだろうか。結婚式でしか見ることができない、その姿。人は希少性が好きなのだ。
「人は希少性が好きなのです」
そして、マレーバクである。マレーバクの幼獣は成獣と全く異なる模様をしている。その期間は生後6カ月くらいまでと非常に短い。この期間を過ぎれば見慣れたマレーバクだ。ぜひこの期間限定の模様を見に行きたいと思う。
ということで、マレーバクの赤ちゃんを見に、多摩動物公園に行きます!
多摩動物公園へ!
マレーバクの赤ちゃんは東京にある「多摩動物公園」で現在公開されている。8月16日に生まれた赤ちゃんなので、すでに期間限定の6カ月は始まっているのだ。これは急がねばならない。結婚式をしている場合ではないのだ。
アンケートを頼まれた
多摩動物公園に急いでいたのだけれど、アンケートを頼まれた。急いではいるが、アンケートには答えたい。私はそのような心がけをしている。私のアンケートで世界が少しでも平和になるのならば、答えるのだ。それが新郎としての勤めだ。
お礼に花の種をもらった
アンケートに答えると「なでしこ」の種をもらった。今の私には何となく一番必要とするものかもしれない。だって今の私に「なでしこ」なのだ。
急いでいるがアンケートに答えて本当によかった。左のポッケに大事にしまって、多摩動物公園を目指そうと思う。
到着!
マレーバクだ!
上野動物園の約4倍の敷地を持つ多摩動物公園。公開されていないが「トキ」も飼育されている。そんな動物園にマレーバクはいる。そして、その赤ちゃんもいるのだ。
結婚式場よりも広い敷地の動物園です!
休日の動物園は多くの人で賑わってた。カップルや家族、そして新郎といろいろな人が動物を見に来ている。年齢層も幅広く、まるで結婚式のようである。ただ新婦は見当たらなかった。
もちろんマレーバクはいます!
白と黒の模様が特長的なマレーバク。ただし生まれた時からこの模様ではない。子供のマレーバクは全体に黒く、白い縞模様があるのだ。時間が経つと模様が変わる。お色直しのようなものである。
マレーバクの赤ちゃん
それを見ようと、多くの人で賑わっています!
まさに結婚式!
いろいろな人をトリコにするかわいさだった。期間限定のかわいさ。大人のマレーバクもかわいいけれど、儚い花嫁的かわいさが子供のマレーバクにはある。
花嫁よりもかわいい
事前情報と隣のマレーバクの大人がいなければ、新種の動物と思ってしまうような感じだ。花嫁よりもかわいい。お母さんバクの後ろを付いて回り、元気よく動き回っている。披露宴ではしゃいでいるみたいだ。
見とれてしまった
キングチーターもいる
多摩動物公園には世界に数十頭しかいないと言われる、「キングチーター」も展示されている。一般にチーターの模様は水玉だけれど、キングチーターはその水玉がつながり帯状になっている。
その前にトイレに行きました!
洗った手はキチンと拭きましょう!
さぁ、行こう!
新郎の格好は上に着るコートみたいなのが長いので、ズボンにタオルを挟んでいても、通常の状態では見えない。コートみたいなのをめくればすぐに手がふける。非常に考え抜かれた衣装である。
タオルがあるけど、
通常の状態では見えない!
いよいよキングチーター
多摩動物公園では2011年にキングチーターが誕生して、その後も2012年、2013年とキングチーターが誕生している。貴重なキングチーターのバーゲン状態。ジューンブライドみたいなことだ、きっと。
これが普通のチーター
そして、コチラがキングチーター
キャンドルサービスのようにチーターが放牧場を周回していた。普通のチーターとキングチーターの2匹が一緒にいるので、その違いをよく観察することができる。ゼクシィのような分かりやすさだ。
ウェディングドレスを着た花嫁を見た時のように興奮した!
あとゾウが長かった!
新郎の格好で動物園
先日、貸し衣装を安く売るイベントがあって、私は新郎が着るタキシードを買った。8000円くらいだったと思う。せっかく買ったので何か有効活用しなければと思ったけれど、なかなか着るチャンスがない。そこで動物園に着て行ったわけだ。タオルをしまっておけるので大変便利だった、と言えるのではなないだろうか。