2015
01/09
23:38
ユリ熊嵐 第1話「私はスキをあきらめない」雑感
Category : ユリ熊嵐感想
とうとうユリ熊嵐の放映が始まりました。
2013年春にウテナ展のトークショーでPV初披露されてからのテレビ放映。長かったような短かったような…。ウテナとピンドラの間が12年だったことを思うと十分短かいですが。
1話をかれこれ5回くらい見ました。
最初はよく呑み込めなかったところも、感想を色々読んだこともあり、んーこういうことかなーと思えたり。
キャラデザ原案の森島さんは結構ほっぺたが丸くて柔らかい女の子を描かれる方だけど、
住本さんによりややシャープになっている印象。
制服が白基調でキャスケットなのが可愛い。
基本みんなネクタイで、純花とるるだけ大きなリボンなんだけど、この違いは意味があるのか…?
単純に差別化だろうか。
かなり妄想してますが楽しければよし。ガウガウ。
■気になる言葉
・「私たちは最初からあなた達が大嫌いで、最初からあなた達が大好きだった。
だから、本当の友達になりたかった。あの壁を超えて…」
→本当の「友達」? 銀子は紅羽のことをLOVEの意味で好きみたいなのに、友達という表現はなんだろう。
特に銀子のことを語っているわけではなく、熊全般からみた人間を語っているのかな。
本当の友達とは、透明な嵐にとらわれない関係だろうか。
・透明な嵐
→「周りと一緒じゃないといけない」「みんなと一緒じゃないと認めてもらえない」
「多数派の意見と違うものは認められない」という同調圧力?
大切なものから壊していく、というのは、「個人の異端な思想」を許さない風潮のことだろうか。
・スキをあきらめない
→同調圧力に押し流されず、自分の欲求に素直に意志表示・行動すること?
・断絶の壁
→作中では物理的な壁だが、意味するところは「人間が敷いた、欲望と理性の境界線」だろうか。
理性的(みんなと同じ考え)な世界に熊(欲望・異端な考え)が侵入することは許されない。欲望が干渉してきた時、理性は警報を鳴らす。
・私は熊を許さない。私は熊を破壊する!
→駆逐する、殺す、ではなく「破壊」という言葉が選ばれている意味は?
熊を生き物としてではなく、「欲望」という概念として捉えているから?
・群れていなくちゃ。群れの空気が一番大切
→同調圧力に従うこと?やたら「友達」と言われているのは、「みんなと一緒」という意味の圧力。
■2つの承認
・お願い、いい子になるから私を承認して(OP歌詞)
→みんなが認めてくれる画一的なものになるから、私を認めてほしい。=透明な嵐に混じること
・ユリ承認、あなたのスキが承認される
→自分の欲求が認められること=透明な嵐に混じらないこと
この2つは違うベクトルの承認だと思った。作中で主に使われているのは後者の承認?
■紅羽の回想
・お友達と仲良くできた?
・あの子と(おやつを)食べるとすっごくおいしいんだ!
・(あの子のことが)大好き!
幼い紅羽と友達だったのはだれか。
1話に出てくるメンバーの中で可能性が高いのは、銀子と純花。
銀子は過去に紅羽と面識があるだろうし(最初から銀子は紅羽を探していた)、
順当に行けば銀子だろうか。
OPで幼い誰かの手と熊の手が触れ合っていたので、可能性は高い。
■熊嵐
吉沼昭・著「熊嵐」は数か月前に読みました。
実際にあった事件を題材にしたもので、夜に読むのは少し勇気がいると思う本でした…。
銀子は、別の熊小説に出てくる熊の名前由来っぽいですが、この「熊嵐」に出てくる漁師が銀四郎という名前なのが気になります。
「LOVE BULLET」×「銀」で「銀の弾丸」を連想するんですが、銀子自身が何かを滅ぼす役割を担うんじゃないか?と妄想したり。
スターティングガイドのインタビューで、「実際(熊嵐の内容は)そこまで意識しなかった」と仰っているので、まあここは関係ないですかね…。
■トークショーPVとの違い
もう公開はしないとのことなので、あまりPVは掘り返さなくてもいい気もしますが。
徳島マチアソビで2回目のPV上映を見て思ったのは、銀子たちが人間に対してすごく好意的だなということ。もちろん今だって人間の女の子へ好意向けてますがそれは捕食対象としての面が強いかな…。
少なくともPVでは、「あの子にこのユリを届けたい」とか「人間になりたい」的なことを言っていたので、食べたーい♪という流れに変わったのはなぜか…。
PVでは純花もいなかったな。ただ、台詞が取捨選択されてただけで、人間への感情自体は同じだったかもしれない。
るる、銀子、紅羽と裁判官たちの大まかなポジションは変わってないように思った。
アヴェマリアも1話に引き継がれてましたね。
まだまだ分からないことばかりですが、明示はされなくてもなんとなく分かってくんだろうなと思っています。
次回は蜜子とこのみも絡みユリユリしくなっていく模様…?
そもそも純花は本当に食べられたのだろうか。
るるは銀子が好きなので紅羽は恋敵になるけど、OPで三人がいちゃいちゃしてたのは
最終的にそんな関係になるということなのか?
いろいろ妄想しながら楽しみたいと思います。
2013年春にウテナ展のトークショーでPV初披露されてからのテレビ放映。長かったような短かったような…。ウテナとピンドラの間が12年だったことを思うと十分短かいですが。
1話をかれこれ5回くらい見ました。
最初はよく呑み込めなかったところも、感想を色々読んだこともあり、んーこういうことかなーと思えたり。
キャラデザ原案の森島さんは結構ほっぺたが丸くて柔らかい女の子を描かれる方だけど、
住本さんによりややシャープになっている印象。
制服が白基調でキャスケットなのが可愛い。
基本みんなネクタイで、純花とるるだけ大きなリボンなんだけど、この違いは意味があるのか…?
単純に差別化だろうか。
かなり妄想してますが楽しければよし。ガウガウ。
■気になる言葉
・「私たちは最初からあなた達が大嫌いで、最初からあなた達が大好きだった。
だから、本当の友達になりたかった。あの壁を超えて…」
→本当の「友達」? 銀子は紅羽のことをLOVEの意味で好きみたいなのに、友達という表現はなんだろう。
特に銀子のことを語っているわけではなく、熊全般からみた人間を語っているのかな。
本当の友達とは、透明な嵐にとらわれない関係だろうか。
・透明な嵐
→「周りと一緒じゃないといけない」「みんなと一緒じゃないと認めてもらえない」
「多数派の意見と違うものは認められない」という同調圧力?
大切なものから壊していく、というのは、「個人の異端な思想」を許さない風潮のことだろうか。
・スキをあきらめない
→同調圧力に押し流されず、自分の欲求に素直に意志表示・行動すること?
・断絶の壁
→作中では物理的な壁だが、意味するところは「人間が敷いた、欲望と理性の境界線」だろうか。
理性的(みんなと同じ考え)な世界に熊(欲望・異端な考え)が侵入することは許されない。欲望が干渉してきた時、理性は警報を鳴らす。
・私は熊を許さない。私は熊を破壊する!
→駆逐する、殺す、ではなく「破壊」という言葉が選ばれている意味は?
熊を生き物としてではなく、「欲望」という概念として捉えているから?
・群れていなくちゃ。群れの空気が一番大切
→同調圧力に従うこと?やたら「友達」と言われているのは、「みんなと一緒」という意味の圧力。
■2つの承認
・お願い、いい子になるから私を承認して(OP歌詞)
→みんなが認めてくれる画一的なものになるから、私を認めてほしい。=透明な嵐に混じること
・ユリ承認、あなたのスキが承認される
→自分の欲求が認められること=透明な嵐に混じらないこと
この2つは違うベクトルの承認だと思った。作中で主に使われているのは後者の承認?
■紅羽の回想
・お友達と仲良くできた?
・あの子と(おやつを)食べるとすっごくおいしいんだ!
・(あの子のことが)大好き!
幼い紅羽と友達だったのはだれか。
1話に出てくるメンバーの中で可能性が高いのは、銀子と純花。
銀子は過去に紅羽と面識があるだろうし(最初から銀子は紅羽を探していた)、
順当に行けば銀子だろうか。
OPで幼い誰かの手と熊の手が触れ合っていたので、可能性は高い。
■熊嵐
吉沼昭・著「熊嵐」は数か月前に読みました。
実際にあった事件を題材にしたもので、夜に読むのは少し勇気がいると思う本でした…。
銀子は、別の熊小説に出てくる熊の名前由来っぽいですが、この「熊嵐」に出てくる漁師が銀四郎という名前なのが気になります。
「LOVE BULLET」×「銀」で「銀の弾丸」を連想するんですが、銀子自身が何かを滅ぼす役割を担うんじゃないか?と妄想したり。
スターティングガイドのインタビューで、「実際(熊嵐の内容は)そこまで意識しなかった」と仰っているので、まあここは関係ないですかね…。
■トークショーPVとの違い
もう公開はしないとのことなので、あまりPVは掘り返さなくてもいい気もしますが。
徳島マチアソビで2回目のPV上映を見て思ったのは、銀子たちが人間に対してすごく好意的だなということ。もちろん今だって人間の女の子へ好意向けてますがそれは捕食対象としての面が強いかな…。
少なくともPVでは、「あの子にこのユリを届けたい」とか「人間になりたい」的なことを言っていたので、食べたーい♪という流れに変わったのはなぜか…。
PVでは純花もいなかったな。ただ、台詞が取捨選択されてただけで、人間への感情自体は同じだったかもしれない。
るる、銀子、紅羽と裁判官たちの大まかなポジションは変わってないように思った。
アヴェマリアも1話に引き継がれてましたね。
まだまだ分からないことばかりですが、明示はされなくてもなんとなく分かってくんだろうなと思っています。
次回は蜜子とこのみも絡みユリユリしくなっていく模様…?
そもそも純花は本当に食べられたのだろうか。
るるは銀子が好きなので紅羽は恋敵になるけど、OPで三人がいちゃいちゃしてたのは
最終的にそんな関係になるということなのか?
いろいろ妄想しながら楽しみたいと思います。