ポクポク

ポクッとしてツナッ

にぎり長次郎のiPad席の話

にぎり長次郎という、だいたい1皿400円前後の回転寿司のお店のお話です。
回転ベルトコンベアに面してないテーブル席もあって、そこではiPadで注文をする。
最初はおおーって思ってたけど触れば触るほど最悪だった。
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まずメニューがいまいちいけてなくて、上側のメニューは上の写真のトップと同じで、左側には寿司の種類が出てる。同じような色でくっついててわかりづらい。寿司の種類も、まぐろとか日本語で書くだけじゃなくて画像を置くとかしたほうがいい。はまちが何処か一瞬で分からないし、三昧が何かも分からない。鮮魚とかだいたい全部鮮魚だろうがクソがって思いながら操作してた。


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値段の表示、回転寿司は皿の色で値段が分かるっていう日本が誇るべき文化があるのに480円とか数字で書いてて最悪だと思った。皿の色がしょぼいオレンジみたいなのは安くて、和紙みたいな模様があったり金色とか黒が出てくると高い、直感的に分かる。これは数字を毎回見て高いか安いか考えなきゃいけない。だいたい名前と数字も寿司から離れすぎててよくないし、食べ物っぽさがなくて食欲わかない。


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注文する個数を入力する画面、寿司の個数を選ぶのに毎回テンキーを使う必要無い。
1,2,3,4,それ以上みたいなボタンのほうがはるかにマシだと思う。


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寿司を注文すると店員が出力されたレシートみたいなのを持ってきて机の横に毎回追加していく。会計の時に皿を数えるより退化してる。機械が人間の仕事増やしてて最悪だと思った。店員が毎回来るのがうっとおしいのと申し訳ないので注文する気が失せてくる。


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このシステムのUI、スクロールとか無くてだいたい全部"次へ"ボタンで見ていくことになる。スクロールぐらい使ってもいいと思う。あと、"前ページ"と"戻る"があって、戻るだとTOPに戻るし結構間違える。
新規伝票、とかユーザに見せる必要ない。客は基本的に1回来て1つの伝票にしか関わらないはず、全然ユーザ目線じゃない。


全体的にひどいデザインでかなりげんなりした。割りと食べられればなんでもいいと思ってる僕がげんなりするんだから相当ひどいと思う。普通の回転寿司のユーザ体験が結構いいっていうのが分かった。

ユーザが頼もうと思ったものを探して頼む、っていうのはユーザが欲しいと思ってるものしか注文できない。回転寿司は勝手に流れてくる。目に勝手に入ってきて、おいしそう、食べたいと思ったら実物を手に取れる。いいと思った5秒後に口に入れることができる。これは頼んでから来るまでにタイムラグがあるし、注文する時に見えるのは綺麗な写真だけだから、実際に来る寿司は必ず写真よりしょぼいものが来る。最悪だと思う。

タッチ連打間隔も制限したほうが良くて、iPad自体に慣れてない人は1回押したつもりで同じ所を2連打してたりする。机の端に固定されてるので大抵腕を伸ばした状態で操作する、うっかり2連打すること普通の人でも多いと思う。

回転寿司、機械が人間にエサもってきてる感じですごいおもしろいと思ってたけど、少なくともiPad席より人間に優しい。