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6月1日、HJ文庫から、「ありすさんと正義くんは無関係ですか?」発売されます。
公式のあらすじを引用します。 (引用はじめ) 鈴木正義くん(16)は、本人の外見とある噂のせいで怖がられ、交友関係が残念レベルな少年。この間も、電車で助けたクラスメイトの女の子に泣かれちゃう始末でした。ところが、そこで泣いちゃった少女=校倉ありすさんは、その事件をきっかけに、正義くんの不思議に気がつき始めるのです――わかつきひかるのちょっぴり変なラブコメディ、お届けです。 (引用おわり) 私のつけたタイトルは、「陰気くんと不思議ちゃん」でした。 キャッチーなタイトルをつけてくれたのは編集長です。 (この本から担当が替わって、編集長が見てくださってます) 正義(まさよし)くんは、暗いだとか怖いとか言われてクラスの皆から敬されて遠ざけられている少年です。でも、クラスの用事を黙ってしたり、困ってる女の子がいたら助けてあげずにはおかない、とても気持ちのいい少年です。 一方、ありすちゃんは、ところかまわず妄想にひたってしまう性格から、不思議ちゃんと呼ばれています。 小動物系のかわいさを持つ女の子で、ペットのように可愛がられているのですが、助けられたことをきっかけに、正義くんになつきます。 正義くんは困惑します。 そして二人は、お互いが影響しあい、変わろうと努力します。 準主役のメガネの生徒会長篤子(あつこ)サンは、このお話では顔出しぐらいしかできませんでしたが、「次」があるなら、修羅場な三角関係にしたいです。 陰気で避けられている友達のいない少年に、友達はいるものの、ペット扱いされる不思議少女。まじめなメガネの生徒会長。 みんな不器用で、どこか孤独です。 ありがちな話ですが、ありがちな話を真剣に書きました。 般若心経とか、普通の中学高校生にはなじみのないものもでてきます。削れと言われるかなと心配していたのですが、スルーされました。よかったー。 般若心経の暗唱は、数少ない私の特技なんですよ。エロ無しです。 売れてくれたらいいなぁ。 私は器用なタイプではありません。 売れてるものにつき、自分の好き嫌いや、伝えたいメッセージ関係なく、書く物を変えていく、器用な作家はいます。 それはそれで立派だと思うけど、私はそれができません。 無理すれば書けないこともないのですが、編集に好きでないものを書けと強制されると、てきめん吐きます。自分でプロットを切ってきて、この通り書けと強制する編集もいますが、私には無理です。作家をつつき回す編集っているんですよ。 私はいろいろ書いてるし、筆も早いから、器用そうに見えるのかなぁ。 私の小説で増刷を重ねているものは、私が書きたくてたまらなかったもの、私が伝えたいメッセージをちゃんと伝えられたと思うものだけなんです。 読者さんって、ほんとに鋭いですよ。 書きたいものを書けるように、努力を重ねていきたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.05.18 09:51:02
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