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【送料無料】進撃の巨人(1) 進撃の巨人1巻~3巻を読みました。 今年度の 【送料無料】このマンガがすごい!(2011)1位です。150万部突破ですって。 ところが作者の諫山氏は、ウィキペティアによると、 (引用はじめ) 元々、『週刊少年ジャンプ』に持ち込んでいたが、2回の持ち込みの時に編集者から「「漫画」じゃなくて「ジャンプ」を持って来い」と言われたため、『マガジン』での連載を目指した。 (引用おわり) だそうです。 興味を引かれて読んでみたのですが、ああなるほどジャンプの編集の気持ちわかるなと思ってしまいました。 だってジャンプの編集方針である「友情、努力、勝利」がないんです。 グロいし、夢も希望もないし、仲間同士でケンカしてるし、絵は荒いし、なにより勝利がないんです。 あるのは果てのない絶望だけ。 なのに、おもしろいんです。暗い話なんです。救いようのない話なんです。でも、それでもおもしろいんです。 圧倒的な敵に立ち向かい、泣きながら震えながら、仲間を守るために戦い続ける少年少女のお話なんて、王道の少年漫画だと思いませんか。 時代も味方してると思います。不況で悪いニュースばかりの今だからこそ、巨大な敵と戦うバトルマンガが、読者の心を引きつけてやまないのだと思います。 ジャンプの漫画家漫画である 【送料無料】バクマン。(1) で「おもしろければ掲載される」と主人公の叔父は言います。 ですが、おもしろくても、「編集方針に合わなければ」掲載されません。これはライトノベル&ジュブナイルポルノ作家である私の実感です。 私もデビュー作で似たような体験をしました。 はじめに持ち込みをしたところでは「こんな少女漫画のような甘々な話、売れるわけがありませんが、ウチのレーベルの力で赤字が出ないようにして発売してあげます」と言われて原稿をお預かりされ、そのままえんえんと放置されました。 二年後、そのレーベルが廃刊になり、それをそのままナポレオンに投稿したら大賞受賞。ナポレオンの編集長は、「今まで誰も書いてなかった小説だね。ラブラブなのがいいね。僕のカンだけど、これは売れるよ」と言いました。そして実際に売れたのです。 編集者によって、あるいは編集部によって、評価が180度変わるというのは、たまにあることみたいですね。 そこで、ライトノベルの作家志望者へのアドバイス。 Aというレーベルで賞を取った、あるいは最終選考に残ってプロットからはじめましょうと言われた。でも、編集のアドバイスがピンとこない。プロットが通らない。編集者があんたの小説は売れないと言った。 そういうときはAをあきらめてBに営業&投稿しましょう。編集方針というものは、各社違うものですし、編集者はいろいろいます。 合わない編集ともたもたやってると、あっというまに二年経過し、あげくにレーベルが廃刊になったから出版できませんと言われてしまいますよ(実体験です)。 ようはあきらめるなってことですね。 自分を信じて前向きに行きましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.12.27 10:59:39
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