メタボと非メタボ(発汗)個体機能学に詳しい大学教授がある雑誌のインタビューに答えていました。(以下) 人間の体温は37度前後に 保たれるようになっています。 皮膚に近い血管を開いたり縮めたりしてコントロールしています。 たとえば暑い場合は血管を拡張して皮膚の温度を上げ外気との温度差で熱を外に逃がします。 この無意識の調節機能だけでは体温を保てない時に暑さや寒さを感じるのです。 個人差が生じる理由はさまざまですが、メタボな人は脂肪が断熱材の働きをして体内で発生した熱を外に逃がしにくく暑がりの傾向があり、反対に非メタボの人は寒がりになります。 また体が大きい人ほど暑がりに、体が小さい人ほど寒がりにもなりやすいのは 、体が大きい人は熱を発生する体の体積に割合に比べて熱を外に逃がす体表面積が小さいという点もあります。 人にはもともと約300万個の汗腺があり、実際に機能する能動汗腺の数は3歳までにどんな環境で育ったかで決まります。 例えば暑い地方で育つと能動汗腺が増えて熱を逃がす機能が高まりますが、寒い地方ではその逆です。 冷暖房が進んだ現在では一概にいえませんが生育環境とも関係していて、よく運動して体力のある人は暑さにも寒さにも強い傾向があり、寒くても発達した筋肉で十分な熱が産生されるし暑くても発汗や皮膚血流の反応性が高くなりスムーズに熱を外へと逃がしてくれます。 (ここまで) 暑がり寒がりの処方箋は運動が一番ということです。 エアコンメーカーが部屋の設定温度(夏)をメタボと非メタボで調査した結果より メタボ 非メタボ 1:25℃ 1:28℃ 2:27℃ 2:27、28℃ 3:26℃ (同率2位のため3位なし) 4:28℃ 4:25℃ という結果がでて部屋の設定温度をほかの人より下げたい方だと思う設問に、メタボな人は「下げたい方だと思う」が51%と半数以上で、非メタボの31%を大きく上回ったとの事です。 エンスト新様の日記より |