『崎谷はるひ』作品これね。お話自体は、ちょっと心身症気味の高校生の男の子と、彼がバイトしているジャズバーでライブをやっている大きくて無口なサックスプレイヤーのお話で、珍しくないかもしれないんですけど、 雰囲気が好きだったのですよ。(女々しいという人もいる) でもね、最初に声優サンが発表された時は、成田サンと、無口でぼそぼそとしゃべる高遠ってイメージがどうしても合わなくて 結構戸惑っていたのでした。 どうしても、『バイトは家政婦』の時の、ニヤニヤ甘い声のイメージがあったのですね。こちらの希望は無機質な男っぽい声なのに。 (殺生丸さま路線で行って欲しいのに、BLCDでは、なぜか甘い声ばっかりなんだなー)←最近、すべての声優サンの作り過ぎた声がイヤなミラノ。 おまけに、雰囲気を決めるのに大切な『音楽』が『タルバーラレコーディングス』といって、『虜にさせるKISSをしよう』で、かなり大袈裟な、ムードを外したBGMをつけてたところだったので、「トホホ」な気持ちでCDをセットしたのでした。 でも、イイ意味で、はずれましたね。予想が。vv 成田サンの初声の抑揚のなさ(誉めてます)!!カッチョ良いけど媚びてない無頓着な様子がメチャクチャ高遠で、グッジョブ!!! あ~~~、良かったです~~~。(マジに泣き) 高遠って、背が高くて、厳しい目。しかも無口、それでいて腕は確かなサックスプレイヤーって設定なんですけど。 はい~vvv、 そのまんま ミラノの好きな『土方(ドカタじゃないってば)さん』→『グウェン』路線なのですよねvv 実はメチャ、タイプだったりするので、イメージを大切にしてもらえてとっても嬉しい。 彼がニコニコ(あ~んどテカテカ!←禁句)してる人にならなくてホント良かったです。 BGMも、『虜』のときみたく自己主張が強くなくて、無難だったので気になりませんでした。 対するセンシティブな美形高校生、『のぞむ』役の鈴村さんはどうかというと、 そういえば『虜』でも鈴村さんだけは、気になる点はなかったのですが、こちらでも、心配も期待ハズレもありませんでした。 やっぱり上手い人なのだと思います。 今回は、高遠が無口な分、余計モノローグも多くて、大変だったと思いますが、ちゃんとしっとり語ってくれてましたしね。 (気がつけば、 『薔薇の砂漠』もそうだし、 『世界のすべてが敵だとしても』も鈴村さんだわ。 第2の石田さんぽくなってるのでしょうか??? ああ、でも、vvシーンでの鈴村さんはまだ研究不足かも。 水無月ってば淡白なんで、そっちは流して聴いてしまいがちなのですよ。 確かに石田さんのvvシーンはイロっぽいと思うんで、他にどんな声優さんのアノ演技がセクシイか、皆さんの意見を聞いてみたいところですね。) 共演は、『のぞむ』のよき理解者で、やっぱり大人美人なおじさんの怜二に千葉さん。イメージ通りです。 その友達??(実は恋人)で、ジャズバーのオーナー、高遠とも友人の東野に小西さんで、言う事なしでした。 この2人の話がそのうち文庫でも出るので、CDになっても面白そうだと思います。 モノローグが多いので、凄く盛り上がってるとは言えないものの イメージを壊さずにCDになってくれたという点で、嬉しい一枚なのでした。 ジャンル別一覧
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