『フジミシリーズ』JUNE版現在も続いている人気シリーズのCDです。管弦楽団を舞台にした話なので、音楽をきちんと聞いてみたい人の為の『SONY版』『コロムビア版』と ドラマを聞きたい人の為の『JUNE版』(マガジンマガジン版ともいいます)等があります。JUNE版は2枚組で、声優さんのトークが2枚目のほとんどを占めていて、それを目的に買うファンの方も多いとか。 ☆JUNE版☆ ドラマの部分は、小説に忠実に悠季(もしくは外伝の場合はその語り役)が 長いモノローグを語っているところが普通のBLCDとは違います。 つまり小説1冊分(大隊2話入ってますよね、第一部では)が二つに分けられてCD化されているので、大変丁寧な作りです。(一部はネ) 増谷さんは、私のイメージ通りの圭君でした。(でも、ラブラブシーンでは、もう少しエロクてもいいかな~) 置鮎さんは、実は私のイメージの悠季の声とは違ったのですが、10数枚も聞いているうちに、『最初の自分のイメージ』がどんなだったか忘れてしまいました。 『トーク』を聞いているうちに2人の人柄にも好感を持って来て。大好きになりました。 ■寒冷前線コンダクター 悠季の所属する素人オーケストラ、『富士見二丁目交響楽団』に、芸大出のコンダクター、桐の院圭がやって来た。 その音楽性の高さにコンプレックスを持つ悠季。憧れの女性川島さんも悠季に見向きもしなくなり、煮詰まった彼はフジミをやめようとまで思う。 しかし、圭は悠季のヴァイオリンの音に惚れ込んでやってきたのだった。 「やめる」という悠季の言葉に逆上する圭は、誤解もあって悠季もゲイだと思い込み自分では和姦のつもりで悠季を強姦してしまう。 増谷さんの声に驚き、何度も聞いた一枚です。エッチシーンは実はシリーズ一激しいのですが、他のBLCDに比べると上品です。 トークでは、まだ緊張気味の2人を、司会の岩波さん(音響監督さん)がリードしている状態です。 ■D線上のアリア 『ご×××』の件派なんとか許したものの、相変わらずマメにデートの誘いをかけてくる圭に辟易している悠季。でも、別の団員に襲われかけた時に悠季が逃げ込んだのは、圭の部屋だった。 優しく指導してくれた置鮎さん(悠季だってば)を押し倒すなんて許せない!! と、圭が怒りまくるシーンが迫力です。 五十嵐君役で、今回から石田さんも出て、巧いところを見せて(聴かせて)くれています。 ■さまよえるヴァイオリニスト アパートが焼失してしまい、行き場のなくなった悠季。頼りたい人々もすべてお盆でいなくて、脱水症状で最後に辿りついたのが圭のマンションだった。 私の好きだった「君を抱きしめてしまいそうだ!」という台詞が聞けます。 最後に爽やかに笑う圭も珍しいです。 今回は、悠季、ゾロ(中井和也さん)演じる五十嵐の友人に襲われます。 ■コンサートはお好き 突然「音が聞こえません」と、指揮を放棄して出ていく圭。圭に何が起こっているのか??でも悠季は、助っ人で入ってきたM響の人々の前でソロを引くことで頭が一杯で、あまりそちらに考えが回らない。それに、もしその原因が自分だとしても、どうしろというのか?圭が元通り指揮のできるように、体を差し出せというのか???どうする??ユウキ?? 優しい悠季も、とうとう切れます。桐の院は『肩を震わせて』泣きます。 聞かせ所満載ですよ~。 ■赤い靴ワルツ ウインナワルツを習得する為に、圭にワルツを習う悠季。臨採講師として働いている高校では、学園祭のブラバンコンサートに向けて、部活の指導も忙しい。 しかし、部員達がフジミの練習を見に来て以来、悠季に冷たくて、それは大問題へと発展する。そんな嵐の中で、悠季は、自分が圭を愛していたことに気付くのだった。 突然ですが、私の悠季先生のイメージは、ちょっとERのカーター先生だったりするのだと思い当りマシタ(さわやかで育ちの良い青年)。でも、増谷×平田では…ないよなぁ ■マンハッタンソナタ 圭のマンションで朝起きてみたら、図体のでかい男が居座っていた。こいつは誰だ??どうして圭はこいつに遠慮してるんだ?? 圭の『高嶺に知られたくなかった』発言を誤解して傷つく悠季。加えて圭の以前の生活を知って大ショック!!! 高嶺役の矢尾さんが、イイ味出してます。トークも彼が出ると盛り上がるんです。 ■リサイタル狂騒曲 落ち込んだままの悠季、合宿でどん底になるんだけど、話し合って、何とか自身と圭への信頼を取り戻します。そしてお話は第1部クライマックスへ。 他の方も書いてらっしゃいましたが、悠季(置鮎さん)が、落ち込んで歌うチゴイネルワイゼン。切ないです。(巧いですよ~) トーク版の方も、皆で宴会~って感じで喋ってらっしゃって、最初からハイテンションだし、内容も濃いしで、オススメトークCDとなってます。 ■野生のアマデウス 矢尾さんが、持ち味の『ワイルドさ』というか~『ケダモノっぽさ』(笑)を全開にして喋ってます。私も普通はこういうタイプ、苦手なのですが、天才ピアニスト高峯だからか、矢尾さんだからか、許せてしまえるのが笑えます。 トークもウィットに富んでいて楽しいです。 ■桐の院圭はかくかたりき 2部のダイジェストで、ドラマという点では物足りないかも知れませんね。 『悠季が、記憶喪失になった』という設定自体、胡散臭いと思う人もいたかも知れません。 やっぱり、あの長いシリーズ全てを丁寧に作っていく程には売れてなかったのでしょうか(禁句)。 そして、トークCDの方ですが。 石田さん!泣くほど詳しくは喋ってないじゃないですか!! ああ、でも、いつも自分を出さない石田さんにしてみれば、かなり『素』の部分を出して、恥かしがったり、後悔したりしながら喋っていたと言うべきでしょう。 『素』の石田さんは、カワイイですね。 『クール』なのは『セルフ・イメージ』だったのですね。 そして、どちらかと言うと増谷さんの初体験話の方がリアルなのですよ。真面目なんだから、克明に述べてしまったんですね。 ほんとに増谷さんて、サンパティックなんだから~~~。 そんな、メチャクチャ恥ずかしがり屋の石田さんが、演技になると如何様にも乱れる事ができ、自分を解放しているのに対し、 自分のハズバナ~は淡々と語れる増谷さんが、演技では、今イチ 理性と自分を手放せなくているところが、とても興味深いです。 ■悠季の為のパヴァーヌ 第二部は、『悠季が記憶喪失になって、色々やっと思い出した~』設定となっていて、一部の充実ぶりから比べると、少しもの足りません。 でも、置鮎さんを苦しめていたモノローグ(原作通りの一人称語り)がなくなって、ドラマ仕立てになっているところは、聴きやすいです。 脚本の方が替わったのですね。 ■フジミハイランドへみんなで行こう とても楽しい一枚です。同人誌がそのままCDになったような感じ。 一応、話は、フジミ(オケ)の皆で、近くにできた『フジミハイランド』という遊園地に行くってことになってます。 そこで、いろんなアトラクションを楽しむのですが 『キャプテン・フック(圭)に押し倒されるピーターパン(悠季)』や『守村少年の事件簿』やら、『未来日記』(増谷さんがナレーションでしたね)があって 笑ってばかりでした。 ■真面目コンマスは、コンダクターの夢を見るか ■8月12日晴れ 外伝ということですが、第二部の圭の日コン落選から、2人で結婚式を挙げるあたりの話です。しみじみムードたっぷりです。 トークは、話す度に笑いを誘う藤原啓治さん、飄々と「はじめてのチューは男の人にされたんですよ~」という鈴木千尋さん、『ヤマト』シーンを突然、台本もなく始める増谷さんと飛田さん、そして置鮎さんの…「え~~~~~~っ!!!(そんなこと公共の場で言うのか??」話など、シリーズ中、1,2を争う盛り上がり度です。 ■ファンキー・モンキー・ギャングス 2002年の8月以来の発売です。待っていましたよvvv。 ■DISC1 『なんで???』 でも、選ばれたタイトルがこれと聞いて、最初は『???』でした。 単行本の中でも、それほど思い入れはなかったのですよね。 悠季が、ソラくんという天才ホルン少年と、 学校をドロップアウト寸前の遠藤くんという元教え子に降りまわされるお話でして、私にしてみれは圭と同じく 「このコンクール前の大切な時期に、何をやってるんですか??」 みたいなお話だったのですよ。 う~~ん。 コンクールの練習のところになると、益々、圭とのラブラブなエピソードが減るからなんでしょうかね。 (しかし、タイトルを聞いてすぐに「この本にはロクなエッチシーンがないんですけど、皆はそれでいいの?」と心配した私…υ) おまけに収録時間は60分もなくて短いし。 ちょっと津島脚本は、好みではないかもしれません。 今回はヘンな脚色が無く、原作に忠実でしたけど、萌えドコロは少なかったです。 あと、久々に置鮎さんの悠季を聞いて、 「声が … オッキー …υ」と固まったワタシ。 最近、「どうして攻め声が太いの?」と思ってましたが 地声が太くなってたのですね。置鮎サン そういえば、アニメ久々の手塚の声も、ラジオの地声と同じようで「!」だったし(笑) …とかなんとか、いろいろ言いたいことはあるけれど、 聴き始めてみると、そんなひっかかりはどこかへ飛んで行ってしまうわけで… 結局なんだかんだ言いながら、CDを楽しんでしまった僕がいるわけだった。(悠季モノローグの真似です) ■DISC2 『シモネタきつ!!』 2枚目の方は相変わらずハイテンションで繰り広げられますトークですね。 もー今回は、高峯役の矢尾さんと進行役の音響監督岩波さんが煽るアオル!!! 最初は「あははは」と、無邪気に笑ってましたが、 そのうち 「そこまで言わんでもイイ!!!」 (増谷さん!一週間に何回とか言わなくていいです。υ) (オッキー!こないだの『5回』が何時間で5回だったかまで言わないで。υ) と、おののき、最後には 「やめてくれ~~~~!!」と思いました。 (宮田さんも、どんな体位かなんて言わないで下さい。(涙)) (道具使った話もしないでいいです) 最後はちょっとげっそりなミラノ。 お前ら、ゼッテー、座談会のメンバーから先に選んでるだろ(だから、高峯やソラが出る話、+新メンバーが出る話ってことでこれを選んだだろ) と、勘ぐるのでした。 あー 『バッコスの民』なんか、まとまっててイイと思うんだけどなー。 『ブザンソン』で、他の受験者に、ゲストを入れてもよいのにねー。 ジャンル別一覧
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