1274927 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

基本に忠実に本質を伝える

基本に忠実に本質を伝える

前置詞の指導法-イメージ図とクレイ療法

ディスレクシアの場合にはintangebleな言葉、無形の触ることも見ることもできないものは認知しにくい傾向があるそうです。
かの博覧強記な南方熊楠でさえ、英語習得上前置詞には苦労したとか。
我らがフェラーリ君が前置詞に多少苦労するのは当然なのであります。

そこで。前置詞を目で見て、手で触ってやろうじゃありませんか。そうすれば、intangibleではないでしょう。

「ネイティブスピーカーの前置詞」という本があります。
出版社: 研究社出版 ; ISBN: 4327451150 ; 10刷 版 2 巻 (1996/11)

ここに英語でよく使う前置詞が出てまいります。「イメージ画」つきで。喉から手が出るほど欲しい、イメージ画です。

早速、彼に
「イメージ画を書いてご覧。」とお勧めしますと、嗚呼、とても素直な彼はイメージ画に出てくる人物の顔のしわまで丁寧に書いてくれました・・・。

 そこで、イメージ画を元に、粘土でくりくりと、前置詞のイメージをこねてみました。スペルが頭に入ってこない単語は、スペルも紙粘土で作ってみました。これはいわゆる「クレイ(粘土)療法」と言われる手法です。そして、前置詞を使った例文を作り、ミニカーをその通りに走らせてもらいます。

I passed through a tunnel.
Look about your car.
I walk across a street.
I went shopping by car.
I will drive around the course.

例文は全部車で固めて見ました。何と言っても車好きですから、車がいいでしょう。

これは手ごたえがありました。aroundやaboutのスペルが正しく書けたのです!


よろず法則などが気になって仕方のない彼には、発音とスペルの規則を勉強した上で英語を教える必要もあると思います。発音とスペルの規則についてはまたきちんと勉強した上であげます。


クレイ療法についての参考書

ディスレクシアなんか怖くない!―家庭でできる読み書きLD解決法
ロナルド・D. デイビス (著), エルドン・M. ブラウン (著), Ronald D. Davis (原著), Eldon M. Braun (原著), 品川 裕香 (翻訳), 竹田 契一
出版社: エクスナレッジ ; ISBN: 4767802210 ; (2004/03)



© Rakuten Group, Inc.
X