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基本に忠実に本質を伝える

基本に忠実に本質を伝える

見逃されがちな兆候

だれにとっても第二言語の習得は難しい。
だから、子供が嫌がったり、よく話すのに書かないねなんて思っていてもディスクレクシアを見逃してしまいがちになるそうです。
問題が明確になってきて、研究が始まったのはここ20年くらいらしいので、まだ若い研究といえるでしょう。

この点に関してイギリスの研究機関がよく整備されているのは、ウェールズ地方でウェールズ語を母語とし、第二言語の英語を身につけるときによくみられる現象だったからということもあるようです。

International Dyslexia Association
British Columbia Branch

この言葉は好きだな。
Children with Special Educational Needs
(特別な支援を必要とする子供)

そう、特別な支援を必要とするけれど、才能もある。
 少なくとも彼の場合には恐ろしく素早く精密な映像処理を頭の中でできるらしく、思考実験や図形の証明などはいとも簡単にこなしてしまいます。複雑系を概念化した後に処理していくのでなく、複雑系のまま、頭の中でくりくりとかき混ぜて比較し、ふいっと「最も合理的な解」を判断する。

 確かに、文字の必要性は下がるかもしれないなあと思います。
 例えて言うなら、道を覚えるために目印をつけて、目印にそって説明したり、目的地に向かうのが一般の人なら、彼は空間全てが頭の中で展開されていて、ただ、そこを歩けばいいという認知の仕方をするようです。一般の人にとってその目印が文字ということですね。

 そして、すさまじい努力をすることで、「できているふり」までできる。やはりどこかの時点で「隠さなくては」と思って、例の「全ての情報を等価に処理できる能力」「優れた映像記憶」を駆使して、そこそこの情報を出しつつ、ちょっと苦手なだけ。嫌いなんだよ、やりたくないのさというポーズをとって煙にまいていることもあるようです。

 でも、マンツーマンでみっちりとやると、分かっているのか、分からないのか、やりたくないのか、できないのかはこちらに伝わってくるんですね。やりたくないのとできないのは別の問題です。

 一般の入り口とは違うところに大きな入り口があるのなら、そこから知識を入れていく方がいいですよね。やりたくてもできないのなら、方法を考えてあげるのがこちらの仕事です。別の入り口を見つけるのもこちらの仕事です。だって、才能も意欲もあるのだから。

 見逃しがちな一般的な兆候です。色々な本からかき集めたものが多いですが。
☆鏡文字をかくミスが多い
☆挿絵があるものを好む
☆児童英語から学校英語になった途端に英語嫌いになった
☆数学はできるのに、文字式が嫌い。計算が苦手。
☆読み方がたどたどしい。
☆ヒアリングとライティングのバランスが著しくヒアリングに偏っている。
☆フォニックスをやっていた場合、読めるけれども意味がとれない。
☆i j t などの点や棒を書き落とすミスが多い。あるいは区別できない。
☆視覚記憶が著しく優れている。
☆雰囲気を読むのがうまい。
☆鏡文字も読める。
☆英語だけ極端に成績が悪い。


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