こちらは感想です（内容）

前回、「屍姫　赫最終話」から半年経過したようです。
前回もちらと移りましたが呪いを浄化するためにマキナは繋がれていたのですね。

本来ならば一か月もあれば清められるようですが、景世に未練を持つマキナは景世の残した霊気を手放せなかった様です。

そのため今回は前回よりもう少し突っ込んだ霊気の説明がされました。
霊気は契約僧から送られる生命エネルギー。屍姫にとっては血液の様なもの。
本来は清浄であるが淀めば腐る様です。腐れば死霊を呼び寄せる。
死霊は屍にもなれずさまよう魂のなれの果て。
その腐った霊気を喰らい実体化しようとする死霊。

死霊に喰らいつかれるマキナ。払おうとするサキですが…多勢に無勢
莉花が爪を伸ばし向かおうとしたところにカミカ登場!
一閃で薙いでくれました。頼もしいです。
あの時のサキのホッとした顔！

しかしこのまま霊気を淀ませたままでは…
オーリの霊気受け入れれば助かる。
でもオーリ自体が未熟で、たとえ未熟な契約僧では無かったとしてもマキナ自身が受け入れるつもりがなければ…

病んだマキナを見極めよと貞比呂に指示を出す紫央？
待ち合わせたコンビニの名前がDAILYMATEなのですが、ライトの球が切れそうになっていて｢D｣｢I｣｢E｣と浮かぶのが何だか不吉。おにぎりのぎりが隠れて「おに」しか見えないし…
貞比呂は光言宗の中でも限られた人にしか知られておらず今までは誰の下なのかがはっきりしませんでしたが紫央の下と言うことなのかな?
皮肉る貞比呂とアキラですがそれでも従うということは色々事情があって拾われた？のでしょうか。

景世の葬式以来半年も旅に出たままのオーリ。
春日と犬彦がそれぞれ心配して様子を見に来て…
何度も来ているのでしょうね、二人とも。オーリの部屋の前で会ったのは初めての様でしたが…
春日をからかう犬彦。春日はオーリに対して特別な意識は自覚はしてないのかな?春日としてはマキナとの一件もあるので一番身近な男友達なのかな?それだけでお弁当を作るかはかなり疑問ですけど…
からかいつつ犬彦も世話好きです。恋愛感情のあるなしはわかりませんが二人ともオーリのことが好きで心配しているのね。
時間もなく仕方ないこととはいえ、突然のことだったでしょうからホント皆心配してるでしょうね。

一方、オーリは…やっぱり五霊山五諒山（ペンギン座さん訂正ありがとうございます！）にいました。
崇柾の師匠・梅原に教えを請うていた様です。崇柾は兄弟子と言うことかな?
春日の「嫌～」に引っかけて兎に蹴られてました。

武闘派筆頭の梅原ですが…景世とは趣味が同じ?襟の合わせから見えるフィギュアが…
呆れつつもオーリはしんみり懐かしんでいる様に見えます。（良かったねと言うべき？）

武闘派だけにどれだけ激しい修行かと思いきや…
兎を縁を持ち、縁の光を辿って兎を捕まえるという修行。
しかし…半年経ってもまだ縁を見る事が出来ず。ってこれは崇柾が優れていたから抱いた感想?それともやはり遅いということなんでしょうか?
で、無理やり捕まえようとして兎に蹴られていたのですね。
それを光を求める必要がないほど恵まれていたためだったのだろうと梅原。
きっと景世が与えてくれたものだったのでしょうね。
それともこれまでオーリは景世ら以外の人とは縁が薄くても気にしなかったということなのでしょうか?

梅原の屍姫は二人！そのうちの一人、フレッシュがマキナの様子を探りに来ていました。
気づいた高峰はにやり。梅原なら…と期待出来るのかな?
オーリとフレッシュの出会いは…やっぱり胸。
その後のフレッシュと梅原の会話が…
フレッシュは秋葉原に来る途中飛行機事故で屍になったところを契約したみたいです。
限定グッズのお遣いが同人誌に化けて…汚らわしい没収言いつつ梅原も読む気満々に見えます。
もう一人の屍姫は現在休暇中。梅原頭が上がらない様なので登場が楽しみです!

温泉につかる異月。オーリと崇柾の話に耳を澄ませ、オーリのマキナに対する気持ちを感じ取っているようです。
と…梅原、異月の前に登場!こんな人が高僧って…人間味あり過ぎです。いや犯罪ですから！

しかしマキナの様子を伝えるためなのは事実でした。
このままではマキナは死んでしまう…オーリにそれでも行くかと尋ねる梅原

マキナの危機を知り七星も放っておきません。
自分達で屍にした屍姫だから。星村と言う家にも関連はありそうですが、マキナが特別な屍姫か見極めると本山に乗り込む様です。
赤紗の座壇で侵入させようとした所で貞比呂とアキラ登場。一旦は柩を落として足止めされますが先に倒した僧兵が屍化。僧の屍は景世の死の時に出てきましたが光言宗の僧でもなる時はなるんですねえ。その隙に逃げて次回呼び込むのかな?

それにしても赤紗って本当はどうしたいんだろう?
北斗が見る赤紗って…赤紗の過去が知りたいですね。

屍化した僧兵は屍姫を特にマキナを忌み嫌っていたのね。
屍姫が穢れているから、穢れた屍姫と接しているから自分は悟りを開けない。
だからと言って屍になってしまうのはやはり…

襲われるマキナ。浄化中で縛られているし、屍だけど光言宗の人だからと遠慮が感じられる。

そこにオーリ登場!屍を引っ張って引きずり降ろします。
死霊に囲まれても屍がいてもマキナに生きて欲しいオーリは近づきます。
自分から求めるその気持ちがようやく縁を光の道筋を見せます。

二人の縁は既に初めてマキナを抱きかかえた時からあったのですね。あの時は助けたい気持ちで景世のしていたのを意味も分からず見よう見まねで抱きかかえていたのでしたが。

オーリはマキナを抱きしめて、マキナが穢れているというなら自分も穢れている、同じだと。
この場面、画もオーリのセリフにも何だかすごくドキドキしたんですけど。屍姫見ていて初めてかもしれません。こんなにドキドキしたのは。

そしてオーリの霊気を受け入れるマキナ。その後は襲いかかる屍を一握りでした！

マキナもまた景世を守り切れず死なせてしまったことを謝りたかったのですね。
頬を伝う涙で今回は終わり。

次回は…七星との戦いか?


　第1巻初回限定版！第1～4話まで収録。

（コミック）屍姫（10）／赤人義一 【2009年01月22日発売予定】　もうすぐですね



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