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2010年04月27日
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カテゴリ:雑感・日記
 今日の読売新聞。
 ウェブにはその一文は掲載されていなかったが、堺屋太一氏が書いた小説が一面の表紙に載っていた、との事。その中身に関してまだ詳しくは読んでいないが、テレビニュースの報道によれば「人間に優しい政治」を推し進める事が、日本の滅亡を進める、という中身らしい。
 最初に思ったのは「らしいな」。ただそんだけ。

 去年の夏の総選挙で、それまで政権を担っていた自民・公明勢力を政権の座から引き摺り下ろしたのは、有権者の意思でしたが、残念ながら自公政権の底流に流れていた「金持ち優先主義」「軍事的思考優先主義」というのは、掃われた訳ではありません。
 先日の赤旗で、今乱立気味とも言える「新党」に関しての記事が掲載されていました。

2010年4月19日(月)「しんぶん赤旗」
乱立新党 中身は古い政治


 彼らの共通点は、総じてこんな所でしょうか。
 ・大企業など、お金持ちに対しては甘く、一般市民に対しての視線は厳しい
  →税制一つとっても「法人税の減税」「“構造改革”という名前での、生活を守るルールの破壊」「消費税の大増税」。

 ・強権主義、反対派の制度的排除。
  →立法府(国会)の定数削減を、広い範囲で民意を吸収できる所で削減する。政党の活動に介入できる『政党法』の導入。

 ・公務の削減=国民の最低限の生活を支える仕事を減らす。
  →公務員のリストラを加速しろと主張する人が多い。

 ・軍事に関しての姿勢。
  →憲法9条を取り払い、軍事的影響を武器に政治をしようとする立場に立つ人が多い。

 まだ読んでいないくせに言うのも難ですが、ニュースで聞いた部分だけでも、堺屋氏の小説は以上のような立場から書かれたものではないでしょうか。
 去年の夏の政治戦は「そこからが第一歩」というふうに書きましたが、まさしくそれを感じさせる状況が次々と起きています。やはり、世の中の空気を変えない限りは、政権変えたとて、それが「市民にとっていい政治」に結びつくとは限りません。先に書いたような政治の打破こそが、必要な事です。

 そういう意味で、先日の共産党の会議(※)での「定数2~3の選挙区すべてで本腰を入れて議席の獲得に挑戦する。定数1の選挙区でも議席を争う構え」という「選挙方針の発展」には、諸手をあげて、さらに諸足をあげて賛同するものです。

※全国都道府県委員長、地方議員・候補者会議での志位委員長報告。

 その現場に、数多く立つ事が出来ない身ではありますが、立てる立場から「“力を持つ”人間の欲望と傲慢」から、市井の暮らしを守り、活きるための活動を続ける事ばかり書かせていただいて、今日の記事制作を終わらせていただきます。





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最終更新日  2010年04月28日 15時58分08秒
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