ぷっちゃん-Red Eleven-

あの丘よりも
ある朝ふと目覚めたら太陽はそこになかった
白いような黒いようなどんよりした雨雲
天気予報は今日もまた傘マークだけの一日
タバコを吸って一息ヤニだらけのこの部屋
夢にまで見た君との待ち合わせ
今すぐに行くから傘はいらないよ
最悪な天気だねと苦笑いする君の横
一本の傘さして肩を寄せ合った
...

雪のつくりもの
怪我した足を引き摺って声振り絞って歌ってるのに
小鳥でも振り向くAngel voiceにはなれない
真実はいつだって闇の中。Bell鳴らしても届かない…
知ったふうな口は利くなと誰か答える権利はあるの？
唇に触れた指先を見つめて綺麗な結晶はらい落とし
好かれる理由を作ったから今夜は手...

空をふわふわとんでいた　突然雨が降ってきて、
私の羽はぬれてしまった。さっきまであんなに天気が良かったのに…どうして？
「大丈夫？」いつも優しい声で太陽は私を見守ってくれて
「元気？」いつも笑顔で私をその瞳でみつめてくれて
太陽の優しい声あの笑顔あの瞳に助けられて
太陽のことは心から信じても大丈夫そ...

Midnight Darkness
もしも赦されるならわたしと手を繋いで
もしも月の光が届いたら手を握って
暗闇で一人彷徨って涙が溢れた
鼓動が早くなり生きてるって実感した
どうして？このまま息引き取ればいいのに
怖さに打ち勝てないんだから
光る眼差し私の知らない人
頭が痛くてもう壊れそう倒れそう
...

ブラックホール
聞いてはいけない大きなブラックホール
気づいた途端指さされて笑われて
助け求める手　空を切り堕ちてゆく
ようこそ死の世界へ参列者が言う
目の前には禍々しく光る黒い太陽
不気味な笑みを浮かべ近づいてくる
けたたましい音と共に
あたしは死んだの一度だけあの時に
暗闇は怖かった嘘なんかじゃ...

メロディー
夜0時を少し過ぎて今日も一日いい事なかったな
なんてベッドに沈むあたし眠いわけではないんだけれども
そんな時君からのありがとうの五文字
あたしがどれだけ嬉しいか君は知ってるの？
外はまだ寒い季節毛布に包まりながら
画面に照らされたニヤニヤ顔
驚いたように抜け出す猫のしっぽの先がくすぐる
...

Existence
気づいてしまったのそして巡り巡ってまたこの場所へ
目を細める君におかえりと言わせて
言の葉は霞む
遠い昔の思い 花を愛を身に纏って
私だけの色と 笑顔歌を咲かせるのかな
期待してた私はいない
ゆらゆらと舞い踊る人さえ見つからない
こんな窮屈な毎日が幸せと言えることで
あの日の虚し...