2024年
12月
17日 11:59
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「昔、一緒にクスリをやっていた奴は、今じゃみんな家庭を持ってちゃんと家族を養っている。いまだクスリから抜け出せないのは自分だけ。どうして自分はダメなのか……」 依存症になる人とならない人、その違いはどこにあるのでしょうか?
「昔、一緒にクスリをやっていた奴は、今じゃみんな家庭を持ってちゃんと家族を養っている。いまだクスリから抜け出せないのは自分だけ。どうして自分はダメなのか……」
— 原発はいますぐ廃止せよ (@kokikokiya) December 17, 2024
依存症になる人とならない人、その違いはどこにあるのでしょうか?https://t.co/vh6FIJ0Jvx
「ネズミの楽園」が教えてくれること
引用
アレクサンダー博士らは、この両方のネズミに対し、普通の水とモルヒネ入りの水を用意して与え、57日間観察したわけです。その結果は実に興味深いものでした。植民地ネズミの多くが、孤独な檻の中で頻繁にモルヒネ水を摂取しては、日がな一日酩酊していたのに対し、
楽園ネズミの多くは、他のネズミと遊んだり、じゃれ合ったり、交尾したりして、なかなかモルヒネ水を飲もうとしなかったのです
「つながり」を失い、孤立した状態にある人、そして、自分が置かれた状況を「狭苦しい檻」と感じている人の方が、いまいる場所を「楽園」と感じている人よりも薬物依存症になりやすいということです。もっと簡単にいえば、いま現在しんどい状況にある人ほど依存症になりやすいということです。
「人間をネズミと一緒にするな」という反論もあるでしょう。https://t.co/Wm6OjK1gYY
— 原発はいますぐ廃止せよ (@kokikokiya) December 17, 2024
しかし、国家レベルで見れば、薬物汚染が深刻な国は、きまって貧困や経済格差に喘ぐ、「暮らしにくい国」なのです。同じことが、個人レベルでも認められたとしても不思議ではない――私はそう考えています
アレクサンダー博士らは、57日間、檻の中でモルヒネ水ばかりを飲んですっかり薬物依存症になってしまった植民地ネズミを、一匹だけ檻から取り出して、今度は、楽園ネズミのいる広場へと移したのです。すると、少しずつではありますが、彼らは、広場の中で楽園ネズミたちとじゃれ合い、遊び、交流するように
それだけではありません。驚いたことに、檻の中ですっかりモルヒネ漬けになっていた彼らが、けいれんなど、モルヒネの離脱症状を呈しながらも、いつしかモルヒネ水ではなく、普通の水を飲むようになったのです。https://t.co/bzuIeEpPFH
— 原発はいますぐ廃止せよ (@kokikokiya) December 17, 2024
この実験結果が暗示しているものは、一体何なのでしょうか?
「クスリをやりたい」「やってしまった」「やめられない」と発言しても、排除もされなければ孤立を強いられることもない。それどころか、その発言を回復の第一歩と見なされて、たくさんの仲間とつながることができる。そんな社会があれば、もっと多くの人たちが薬物依存症から回復できるでしょう
最後にもう一度、声を大にしていっておきます。
— 原発はいますぐ廃止せよ (@kokikokiya) December 17, 2024
いまわが国に必要なのは、安心して、
「クスリがやめられない」といえる社会なのです。https://t.co/9aFp9XBffr
国立精神・神経医療研究センター 薬物依存研究部 部長
結論
最後にもう一度、声を大にしていっておきます。
いまわが国に必要なのは、安心して、
「クスリがやめられない」と言える社会なのです。
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