中国Baidu、メジャーレーベル3社と広告ベースの音楽配信契約を交わす:MP3サーチ訴訟も終結

以下の文章は、TorrentFreakの「Baidu Signs Music Deal With Big Recording Labels」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Baidu Signs Music Deal With Big Recording Labels
著者:enigmax
日付:July 19, 2011
ライセンス:CC BY

中国大手の検索エンジンBaiduが、Universal Music、Warner Music、Sony Musicとの音楽配信契約を交わした。この契約により、長年の著作権紛争が終結することになる。

Baiduは、これらのレーベルの楽曲を同社サーバーからストリーミングおよびダウンロード配信するライセンスが与えられる。

権利者は、Baiduから「再生ないしダウンロード毎に」使用料が支払われるという。

ユーザはTing!(ting.baidu.com)でアカウントを作成でき、広告モデルのサービスとして無料で利用できる。

「Baiduは、常にユーザに最高のエスクペリエンスを提供すべく努力してまいりました。」と、Baidu最高財務責任者ジェニファー・リーは語っている。「Baidu、中国の音楽ファン、アーティストやレコード会社が同様に、このWin-Winのパートナーシップから恩恵を受けるものと確信しています。」

長きにわたり、BaiduはMP3検索機能を提供してきた。これは、オンライン上の音楽ファイルの検索し、無許可で配信されている音楽ファイルへのアクセスを促しているとして、レーベルを怒らせてきた。

今回の画期的な合意は、北京市高級人民法院に認められ、Universal、Warner、SonyとBaiduとの間で続いていた訴訟は終結した。

残りのEMIはというと、既に2007年に契約を交わしている。

今回の合意を受けて、Ting!では特設ページを開設して、Universal、Warner、Sonyのアーティストらをフィーチャーしている。

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