パソコン(PC)の森

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MSアカウントとOSやMS製ソフトの関係

【MSアカウントとOSやMS製ソフトの関係】

Microsoftアカウント(旧Hotmail)にMicrosoft製のOSやOffic
e等のソフトを紐づけする様になってからだいぶたちますが、使用
権等の関係を勘違いしている者が結構いる様なので、注意を一つ。



【MSアカウントに紐づけされるのではない】
WindowsにMicrosoftアカウントを使う用になり、MS Office
等のソフトの認証にも使う用になって移行可能な形態のパッケー
ジ版(FPP)やパーツにバンドルされたDSP(スタンドアロン)版の
場合MSアカウントをPCに紐づけすると、他のPCに移行する時に
自動認証されるという機能が使える様になったのと、

MSアカウントに紐づけするとデジタル認証表記になるので、プロ
ダクトキーが必要なくなったという誤解がされる事が多くなった
所から勘違いされる事が続いていますが、

MSアカウントOSやOfficeの様なMS製ソフトが紐づけされて
いる訳ではありません


WindowsやMS Officeに付属している認証用プロダクトキーは、
MSのサーバと初認証をするとIDが作られ、PCのBIOSで認識し
ているハードウェアの情報をハッシュ値にして保存する事で、そ
れ以降の認証を確認しています。

MSアカウントを使う用になってからは、プロダクトキーで生成さ
れたIDとMSアカウントを紐づけする事で、

MSアカウントの所持者がプロダクトキー所持者で使用権を持って
いると確認出来るし移行できる、複数の端末に入れられる形態の
ソフトウェアであるなら他や新PCに同じMSアカウントでログイ
ンすれば自動的に認証したり、インストールして認証を通す事が
可能になっていますが、

MSアカウントにOSやOfficeのIDを登録しているのではなく、O
SやOfficeのIDMSアカウントを登録している
ので、

MSアカウント自体にOSやOffice等の使用
権が付与された訳ではない
と考えて下さい。



【よくある勘違い】
Office等を使用開始時MSアカウントを登録する事からMSアカウ
ントにOfficeの使用権が付与されると勘違いし、OEM(プレイン
ストール)版も他のPCに移行して使用できるかの様に勘違いする
者がいます。

上記した様に実際はOfficeのプロダクトキーで生成されたIDに対
してMSアカウントを登録しているにすぎず、ソフトウェアの使用
要件はOEM(プレインストール)版に従うので、元から入っていた
PCでしか使えません。

Officeに登録したMSアカウントで他のPCにログインしても、
録したOfficeの使用権はそのPCにない
ので使う事は出来ない訳
です。

MSアカウント登録しているのではなくMSアカウントOSやソ
フトに登録しているだけだと覚えておいてください。



Loginや初期登録にMSアカウントを使う様になってから度々勘違
いされる事なので、注意として書きました。



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AMDの環境でASRockのMBが動作不能になる問題

【AMDの環境でASRockのMBが動作不能になる問題】

今回は、米国の掲示板のRedditで騒ぎになっていた、新BIOSに
更新するとRyzen 9xxx番台搭載のPCが、不安定になったり起動
出来なくなる問題について書きます。



【前提】
まず初めに知っておかなければならない所を説明しますが、MB
(Motherboard)の制御用ファームウェアのBIOSに含まれている
制御用プログラムのマイクロコードは、

根幹のデフォルト設定自体はAMDが作っていますが、MB毎に回
路構造やパーツ迄の配線長が違っている、使っている電子部品の
種類や性能が違っている等の違いを考慮し、

MBメーカーMB毎にマイクロコードの設定をカスタムしてい
ます。

例えばCPUやメモリ等MBで直接制御するパーツはMB側の制御設
定が必要になるものはMBの仕様に合わせてMBメーカーが制御設
定を独自に設定していると考えて下さい。


なので、メーカーを問わず問題が出ているのではなく、特定メー
カーに集中して問題が出ている時に、制御に問題があって問題が
出ている場合はMBメーカーの責任という事です。



【関連記事と掲示板】
1AMD 9800X3D 'failures/deaths' Reddit megathread
indicates the vast majority may be happening on ASRo
ck motherboards

29800X3D Failures/Deaths Megathread(掲示板)
3I wonder if this is how 9800X3Ds are being burnt
(掲示板)
4ASRock Japan(ASRock日本広報による声明)
5ASRock Releases the Latest AM5 Motherboard BIOS
to Improve Ryzen™ 9000 series CPU Boot Issues




【問題の詳細】
ASRockが2025/2/13辺りに出した新しいβBIOSに更新した後、
使用中に急に落ちて起動出来なくなったり、そもそもBIOS読み
込み段階で止まって起動出来なくなるという問題が発生していま
した。

他のメーカーの一部でも同様な問題が発生していましたが、寄せ
られた情報の40件のうち32件がASRock製のMBでの問題であっ
た為、ASRockの設定の問題を疑われていました。

初めは後続の情報でSoC電圧を異常に盛っているという数値表示
系のソフトの画像が出ていた為、ASRockのCPUの制御設定に問
題があったのではないか?

という話が出ていましたが、2025/2/25にASRock Japanの広
報がメモリとの相性で不具合が出ていると声明を出し、公式が緊
急の緩和BIOSを出したことで、

ASRockのMBでの原因はASRockのメモリの制御設定に問題が
あったと判明した訳です。

緊急のBIOSはリンク5の先にリストがあります。


メモリの相性と広報は書いていますが、要は、MB毎のメモコンと
メモリまでの距離、メモリ自体の仕様に合わせた適切な設定、メ
モリ内のPMICに対する電圧制御設定等のメモリの制御設定をマイ
クロコードに正しく設定していなかった
事が問題が発生した原因
なので、

メモリ側の問題ではなく、ASRockの責任です。

但しMBのメモリのリストになく、デフォルトの設定がJEDECの
設定ではないOC設定でリストのメモリと違っているメモリの場合
はメモリ側の問題になってしまうので、MBメーカーに責任は問え
ません。


尚、上記が原因だった場合は前のBIOSを挿し戻したり、緊急で
出した緩和BIOSに更新する事で正常に戻りますが、

DDR5メモリの場合、電圧設定がおかしかった事によるCPU側の
メモりコントローラにダメージが行っている可能性や故障まで行
っている可能性があるので、

差し戻したり緩和BIOSに更新しても駄目だった場合はASRock
に連絡して下さい。



(2025/2/27追記)
ASRock Japanの広報が某所の質問に答えた様ですが、責任転嫁
しているので注意して下さい。

BIOSを上げたユーザーの責任の様に語っていますが、それはAS
Rock側のメモリの制御設定に瑕疵が無かった場合の話なので、動
作していた物が非起動、不安定になっている時点でASRockの制
御設定の不備です。

ユーザーの責任ではありません。

後、新しいマイクロコード(AGESA)をMBの仕様に合わせた制御
設定にするのはASRock側の仕事なので、調整不足をCPUのメモ
コンやファームウェアのせいにするのは責任転嫁でしかありま
せん。



【現状の対策】
基本的にBIOSの制御設定の問題なので、BIOSを前の物か緩和BI
OSに更新して下さい。

BIOSフラッシュバック機能を使うか、機能が無い場合は起動でき
るメモリを買うか、PCパーツ店でメモリを借りて起動して更新し
て下さい。

他メーカーのMBも同様にBIOS更新でおかしくなった場合はBIO
Sを前のバージョンに戻して下さい。



今回の事はMBメーカーの制御設定のミスなのでBIOSの差し戻し
や更新で修正できますが、DDR5の場合変圧用の回路がメモリ側
にあって、おかしな設定を入れるとCPUまでダメージが行く可能
性があるので、

BIOSを変えても駄目な場合はASRockに報告して補填を求めて
下さい。

今回の問題の原因はMBメーカーにあるので。



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RTX 5xxx番台発売と共に発生している問題2

【RTX 5xxx番台発売と共に発生している問題2】

RTX 5xxx番台が発売されてからいろいろ問題が発覚しています
が、現時点で特定メーカーの製品に公表されているGPUの回路情
報とは違う一部回路が削減された物が含まれている事が発覚した
様です。

後、ケーブルとプラグが溶ける原因と考えられるグラフィックボ
ード側の回路についても画像付きで説明します。



【関連記事】
1ZOTAC RTX 5090 GPUs Have Missing ROPs Resulting
In Performance Degradation, Slower Than Founders Ed
ition

2NVIDIA GeForce RTX 5090 Spotted with Missing RO
Ps, Performance Loss Confirmed
(techpowerup掲示板)



【問題の詳細】
NVIDIAのGPUを採用したグラフィックボードを作っている代表
的なメーカーのZOTACですが、一番初めに出るFEモデルの販売が
終了した後に出したオリジナル基板のZOTAC GAMING GeForc
e RTX 5090 SOLID
の一部にGPU回路の特定演算機が少ない物
が含まれている事が発覚しました。

また、MSI RTX 5090Dも同様に特定演算機が少ない物があると
情報が上がってきてたので、全メーカーで同様な問題が発生して
いる可能性があります。

尚中国版は性能は落としてありますが、回路自体の演算機の数は
同じなので、同様な一部回路削減したGPUが混ざっていたという
事になります。


本来5090の演算回路回路はShading Unit(描画演算回路)が217
60基、ビットマップをポリゴン平面に張り付ける為のTMU(Text
ure mapping unit)が680基、ピクセルデータのブレンディング、
アンチエイリアシング等のフィルタ処理やテクスチャへのレンダ
リング、フレーム バッファーへの最終ピクセル値の書き込みを行
ROP(Raster Operations Pipeline)が176基で構成されてい
ますが、

オリジナル基板のZOTAC GAMING GeForce RTX 5090 SOLI
Dをベンチ等でテストしていた所、Nvidia指定の統一モデルのFE
(Founders Edition)と比べて5.6%性能が低く、他社製と比べ
ても性能が低い事を確認して調べた所、

ROPが8基減った168基しかない事に気がついた様です。

上記した様にROPは画像のピクセルデータを処理してフィルタ等
の細かい処理をする回路部分であるので、物理的な演算回路の数
は激しい描画処理をするゲームでは影響が出ると考えて下さい。

RTX 5090(D):21760:680:176
RTX 5090(D):21760:680:168(一部回路削減)

初めはZOTACだけの問題かと考えられましたが、後からMSIの製
品にも混ざっている事が判明している為、メーカーの問題と言う
よりも、Nvidiaの提供したGPU自体に選別落ちを混ぜてあった可
能性が浮上しています。


(2025/2/22追記)
3NVIDIA’s GeForce RTX 5090 “GB202” Chip Turns Out
To Be Defective For “Specific” Units In The Market; All
Variants Potentially Affected By The Issue


4RTX 5090诡异一幕!莫名其妙丢了8个ROP光栅单元 性能损
失最多10%
(中国語(簡体)
FEモデルでもROPが少ない物が発見された様です。

これはますます全メーカーに混ざったものが提供されている疑い
が強くなりましたね。


(2025/2/22追記)
Statement from NVIDIA. Apparently the ROP issue affe
cted 5070Ti as well


更に追記ですが、どうやらRTX 5070TiにもROPが少ない物が混
ざっていた様です。

RTX 5070Ti:8960:280:96
RTX 5070Ti:8960:280:88(一部回路削減)

NVIDIAが言い訳に描画は平均4%しか下がっていない、AIやGP
GPU演算には影響ないと公表した様ですが、そういう問題ではな
いので、許容しないで下さい。

交換できるとしても交換の手間を考えたら許すとかありえません。

というか、こんなに早く情報を出すという事は、NVIDIAは意図
的に混入させていた可能性が高くなりましたね。


(2025/2/23追記)
First GeForce RTX 5070 Ti discovered with reduced RO
P count: 88 instead of 96

実際にROPが8基欠けた物が見つかった様です。



2025/2/24追記)
NVIDIA’s GeForce RTX 5080 Added To The List Of GPUs
With Missing ROPs, The First Reported Case Yet

NVIDIA公式で5090と5070TiはROPが欠けている物があると声
明を出していましたが、RTX 5080 FEにもROPが8基欠けている
物が発見された様です。

RTX 5080:10752:336:112
RTX 5080:10752:336:104(一部回路削減)

半導体回路はシリコンウエハに焼き付けた全ての回路を検証して
選別しています。

大まかに言うと、まずは機能毎の回路が正常に機能するか、正常
に機能する回路数はどれだけあるのか
確認し、次に既定の周波数
や電圧で動作するか
、等の性能で選別します。

つまり、正常に動作する回路部分の数が違うのに混ざっているの
は本来ありえない事な訳です。

意図的に混ぜたか、検証設備がおかしくなっていない限り混ざる
事はありえません。


NVIDIA RTX BLACKWELL GPU ARCHITECTURE Built for
Neural Rendering

NVIDIA公式に出している↑の資料に、ROPを含む仕様が載せら
れています。



【現状の対策】
これがBIOSの問題で認識不良になっているというだけならファ
ームの更新で修正される可能性がありますが、演算機自体が駄目
で削減されている場合はどうにもならないので交換するしかあり
ません。

取り合えずRTX 5090を所持している場合はGPU-Zで確認する様
にして下さい。


(2025/2/23追記)
RTX 5070TiもROPが8基無効になっている物が存在している様
なので、こちらもGPU-Zで調べる様にして下さい。

因みにグラフィックドライバを入れないとGPU-Zの表示が正確に
表示されないので、Geforce用のドライバを入れてからGPU-Zで
確認する様にして下さい。


尚、製品の仕様書と実際の製品性能が完全に違っている為、消費
者契約法の4条1項及び2項
に該当しており、販売者は返品返金
の義務
が発生します。

販売者は交換対応が出来ない場合は返金する義務が発生するので、
問題のグラフィックボードだと判明したら購入場所に連絡して下
さい。

ゴネル店舗が出た場合は消費生活センターを介して下さい。

問い合わせる場合は、「製品の仕様書と実際の仕様が違っており
性能が低い
」、「不実告知」である事を明確に纏めて分かり易い
様に説明して下さい。



【RTX 4xxx番台以降で溶ける根本的な問題】
前記事の【RTX 5xxx番台発売と共に発生している問題】で追記
していたグラフィックボード側の電源回路の問題を画像付きで再
度説明します。

まず前提を説明しますが、グラフィックボードの補助電源は、
ラフィックボード側
が接続されている補助電源ケーブルのプラグ
の端子構成を把握し、電力を電源ユニットに要求します。

なので、基本的に電源ユニット側が判断して電力を出力する事は
ありません。

RTX3xxx番台の電源回路(1)(クリックすると拡大)
問題になっているのは、RTX 3xxx番台までは↑の様に8pinx3
構成であったり
RTX3xxx番台の電源回路(2)(クリックすると拡大)
新規の12pinの12VHPWRを採用していても、ボード側で回路を
3基用意し、8pinの場合は+12Vを3配線で150W要求する様にし、
12VHPWRの場合は+12Vを2配線で200W要求出来る様にして
いました。

出力を3配線又は2配線で電流の流量を把握及び流量制御を分割し
ていたので、安全対策が機能していた訳です。

RTX4xxx番台以降の電源回路(クリックすると拡大)
ところが、RTX 4xxx番台から2分岐でシャント抵抗で流量を確
認していても6配線全てを基板上で一纏めに接続して電力要求を
一括で要求する様に回路を削減した為、配線毎の電流の流量把握
や流量制御を出来なくしました。

因みにRTX 5090のFEの場合シャント抵抗が1基しかないので全
体の流量しか分かりません。


今回溶ける原因となっているのは、上記した様に電力要求を一括
にした事によって配線毎の電流の流量を把握できず、安全値以内
の流量制御も不可能になった事で、

プラグとポートの接続端子の接触抵抗や、配線を曲げた時の抵抗、
又は断線した場合に、出力元が同じ場合は抵抗値が低い方に電流
が多く流れる
という性質に従って配線毎の電流に偏りが発生して
配線の限界を超えた出力になったからです。

前の記事に説明していますが、12V-2x6の1配線の規格は16 A
WG
最大22Aまで対応となっています。

前記事の実験では瞬間的に限界を超えた23Aが流れており、配線
温度が150度を超えていました。

その様な状況が長く続いたため、プラグや配線が溶損した訳です。

RTX 4xxxの時はプラグの仕様の問題であると考えていましたが、
今回溶損したRTX 5090に使っていたケーブルは、12V-2x6で
接触面積を確保できるプッシュスプリングの接続端子を更に金メ
ッキで接触抵抗を下げている対策品だった為、

根本的な問題はグラフィックボード側でした。

電力要求時の安全機構を無くしていたことが、補助電源用のポー
トやケーブルが損傷する原因だった訳です。

尚、前記事も指摘している様にRTX 5090 Astralは6配線全てに
シャント抵抗を置いて流量を把握できる様にしていますが、結局
基板上で一纏めに接続して配線毎の流量制御は出来ないので、根
本的な解決にはなっていません。


現状Nvidiaは何も発表していませんが、根本的な解決はグラフィ
ックボード側の電源回路を改修して最低でも2配線ずつ流量把握と
流量制御が出来る様にしないと出来ません。

情報が上がって来るまで購入を待った方が良いかもしれません。

尚、電源ユニット側で安全対策をという記事を出している所があ
りますが、責任を電源側に丸投げする様な事は根本的な解決にな
らないので当てにしない方が良いですね。



(2025/2/22追記)
【RTX 5090 Astralのコンデンサ爆発】

My 5090 astral caught on fire

新たな問題が発生しています。

上記した6配線全てにシャント抵抗を付けて流量監視が出来るAS
USのRTX 5090 Astralですが、

ゲームをやった後にネットサーフィンをしていた所、突然シャッ
トダウンしたので再起動させるとグラフィックボードから煙が出
た為、シャットダウンして外して確認した所、

ASUS GeForce RTX 5090 Astral OC Review - Astronomi
cal Premium

↑のHigh-resolution PCB Picturesの表側の基板画像の、PCI
-E接続端子から右側の方のコンデンサ列の下から2番目のコンデ
ンサが恐らく底面から破損して内容物が噴出しており、MB側も焦
げた様です。

症状的に高温化した電解液が吹きかからないとMB側が焼けない
ので、恐らく電解コンデンサだと考えられますが、何らかの原因
で過電流か過電圧がかかった事による問題だと考えられます。

現状1例だけなので初期不良の可能性が高いかもしれません。



RTX 5xxx番台が発売されてからいろいろ問題が発生している為、
品薄だからと焦らず続報を待つ様にして下さい。

50万以上の製品を購入したら回路削減品だったり、損傷する事が
あったら後悔する事になるので。



【関連記事】

RTX 5xxx番台発売と共に発生している問題


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Windows11 Ver.24H2でIntelの8~10世代CPUの正式対応が外される

【Windows11 Ver.24H2でIntelの8~10世代CPUの正式対応が外される】

現状色々不具合が続いているWindows11 Ver.24H2ですが、ど
うもVer.23H2まで使用要件に対応していた旧世代の第8~10まで
のIntel ProcessorをMicrosoftが非対応にした様です。



【公式サイト】
1Windows 11 version 24H2 supported Intel processo
rs

2Windows 11 version 24H2 supported AMD processo
rs


3Windows 11 version 22H2 & 23H2 supported Intel p
rocessors




【詳細】
米国現地時間2025/2/13にWindows11 Ver.24H2の対応CPU
のリスト
が更新されましたが、Intelのリストだけ5~8年前のCP
Uが非対応に変えられた様です。

基本的に正規対応CPUは発売時期で対応か非対応を決めていて、
アーキテクチャ(回路設計)部分では判断していないというのはZe
n1のRyzen 1xxx世代が非対応なのに同設計のAthlon 320GE
(Zen1)が含まれている時点で判明しています。

なので、8年前の物は兎も角単純なアーキで切られたとは考えら
れませんし、5年程度で切られたComet Lakeの説明が出来ま
せん。

考えつくのはVer.24H2でIntel構成が原因の不具合が複数あった
という所ですかね。

因みにAMDの方は新APUやCPUの表記が無いから後から戻ると
いう話を出している所がある様ですが、さすがに旧モデルを戻す
とは考えられないので追加は無いと思われます。



(2025/2/17追記)
【Windows 11初期対応のCPUのサポートは継続か】

Windows プロセッサの要件

記載されているプロセッサの変更は、お客様の既存のWindows
サポートを示すものではなく、新しいWindowsデバイスで使用
できるプロセッサをOEMが決定することを目的としています。


プロセッサ条件の所に↑が追加されていますが、言っている事は
前のバージョン(23H2)に対応しているCPUならアップデートと
サポートは受けられるという事になります。

但し「新しいWindowsデバイスで使用できるプロセッサ」と書い
ているので、クリーンインストールでは弾かれる様になると読み
取れます。

Windows 11 Ver.23H2まで正式に対応していてインストール
済みのPCなら大型アップデートも自動であたるままだという事に
なりますね。

但し、Windows 11 Ver.24H2のクリーンインストールは弾か
れるので、Windows 11 Ver.23H2を先に入れる必要が出ると
考えた方が良いかもしれません。

尚、リストはOEM版のPCを新規でWindowsPCにする場合の対
象CPUという説明になっていますが、自作PCで使う市販のCPUも
対象なのは11初期Verから変わらないのと、

パーツにバンドルしているスタンドアロンのDSP版はOEM版なの
で、DSP版を入れている場合はOEM(家電メーカーPC、BTO PC)
と同じ扱いになると考えて下さい。



【今回非対応になったCPU】
【デスクトップ】
Coffee Lake(Core i 8xxx(K、F、T)、Pentium Gold G5xxx、
Celeron G49xx)
Coffee Lake Refresh(Core i 9xxx(K、F、T)、Pentium Gol
d G5xxx、Celeron G49xx)
Comet Lake(Core i 10xxx(K、F、T)、Pentium Gold G6xx
x、Celeron G59xx)
Comet Lake Refresh(Core i 10xx5(F、T)、Pentium Gold
G6xx、Celeron G59xx)


【ノート】
Coffee Lake(Core i 8xxx(U、B、H)、Xeon E 21xxM)
Coffee Lake Refresh(Core i 9xxx(H)、Xeon E 22xxM)
Comet Lake(Core i 10xxx(U、H)、Pentium 6xxxU、Cele
ron 5xxxU、Xeon W 108xxM)
Ice Lake(Core i 10xx(N、G)x、Pentium 6805)
Ice Lake-SP(Xeon Platinum 8xxx(N、Y)、Xeon Gold 5x
xx、6xxx(U、N、Y、S、T)、Xeon Silver 43xx(T、Y))


【ワークステーション&サーバ】
Coffee Lake-E(Xeon E 21xx(G))
Coffee Lake-E Refresh(Xeon E 22xx(G))
Comet Lake-W(Xeon W 12xx(P、T))
Ice Lake-W3300(Xeon W 33xx)



注意:動かせなくなるわけではない】
(2025/2/17追記)
現状Ver.23H2まで正式対応していたCPUで23H2を入れてあるな
ら継続して自動アップグレードとサポートが受けられる様です。

以下はクリーンインストール時の場合と考えて下さい。


システム動作要件ではなく、システム要件で外されただけなので、
POPCNT命令でかなり古いCPUが動作要件すら切られた時とは違
って動かせなくなるわけではありません。

自動で大型のアップデートがあたらなくなり、大型アップデート
が来る度に手動でアップグレードしないと駄目になり、MSからサ
ポートが受けられなくなるだけです。

自己責任で入れる事は可能だと考えて下さい。

問題なのは、個人の場合は自己責任で使えますが、ビジネス向け
のPCでサポートを受けられない事ですかね、スタンドアロンでネ
ットワークから切り離して使うか、PC自体を買い換えるしかない
と考えて下さい。



【個人使用で手動で入れる場合】
要件不適合なPCへのWindows 11のインストールの仕方2】に
アップグレード要件を回避してインストールする方法を纏めてあ
るので参考にして下さい。



今回はサポート対象外にはなりますが、Windows11 Ver.24H2
が使えなくなるわけではないので、個人使用の場合は焦る必要は
ありません。

Ver.23H2のメインストリームサポートはHome、Proで2025/1
1/11まで、エディションがビジネス向けのEnterpriseなら202
6/11/10まであるので直ぐにアップグレードする必要も無いので、
焦らず対処する様にして下さい。



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RTX 5xxx番台発売と共に発生している問題

【RTX 5xxx番台発売と共に発生している問題】

最新世代のRTX 5xxx番台が発売された直後から、ブラックアウ
トやソフトウェア起動不能、不具合発生後に認識すらしなくなる
問題が発生して問題になっていますが、

一部の現象については対処法が出てきている様です。



【関連記事】
1Users report bricked or unstable RTX 5090 and 508
0 cards — root cause to be determined

2Nvidia Investigating Issue Reports On ‘Bricked’ Ne
w RTX 50-Series GPUs




【問題の詳細】
2025/1/30日にRTX 5xxxシリーズのRTX 5090(D)、RTX 5
080が販売されましたが、中国の掲示板で発売直後からボードを
搭載して最新のドライバ(572.16)を入れたら画面の出力停止によ
黒画面化(ブラックアウト)に遭遇したり、ブラックアウト後に
MBのBIOSにすら認識できない問題が発生している報告が次々と
上がってきました。

初めは中国専用の5090Dの話だと考えられていましたが、米国の
掲示板のRedditでも通常の5090や5080でもブラックアウトや
認識不能になる問題が上がって来る様になった上に、

前世代のRTX 4xxx番台でも認識不能にはなっていなくてもブラ
ックアウトする問題が報告されている様です。

初期不良とは思えない程問題が発生している為、現状nVidiaは問
題を調査しています。



【主要な問題はドライバか?】
ブラックアウト自体は同じドライバで前世代でも発生している為
根本的な問題は572.16以降のドライバにあると考えられていま
すが、

RTX 5xxx番台の問題は、600Wまで要求する5090や450Wま
で要求する5080の様に要求電力が非常に高い事による電源ユニッ
トとの組み合わせによる供給電力の安定性
の問題や、

PCI-E5.0での通信の安定性の問題、ボードのファームウェアとド
ライバの制御則による制御不一致
等が考えられる様です。



(2025/3/3追記)
ドライバは572.65まで進んでいますが、ブラックスクリーンは
未だ発生し、DLSS MFG(Multi Frame Generation)でフレー
ム生成して差し込む機能を搭載しているゲームソフトの場合、

ブラックスクリーンになる頻度が上がり、最悪の場合ソフト自体
起動出来なくなる問題が出ている様です。

まだしばらくはドライバを上げない方が良いかもしれません。



【現状の簡易対応策】
単純にソフトウェアやシステム的な要因でブラックアウトするだ
けなら再起動すれば正常化されますが、制御的な問題で発生する
場合、最悪ハードやファームウェアが壊れる可能性が出るので注
意が必要です。

対処の一つにDDUによるレジストリまで綺麗に削除してから再イ
ンストール
する事でブラックアウトが改善したというのがありま
すが、つまり前に使っていたGeforceの設定値がレジストリに残
っていた
からドライバで制御時に問題が発生していたと推測でき
ます。

PCI-E5.0で通信すると問題が発生するが、PCI-E4.0に設定する
と問題が発生しなくなるというのは、5.0での通信速度では通信品
質が保てず、通信補正が効かない程送受信を失敗しているという
事になります。

Brick(文鎮)化したというのは、ファームがドライバと合ってい
なくて無理な制御をしようとして物理的に壊れたか、ファームウ
ェアが壊れて機能不全になった。

また、電源ユニットが急激な電力要求をするボードに合わなくて
急激な入力による物理破壊や通信時の不安定化によるファーム破
壊の可能性もあります。

MB上のパーツは基本的にMBがBIOSを起動する時にマイクロコ
ードを接続している機器に送って活性化し、機器のファームから
の応答でMB側で認識する様にしているので、それが出来ない時点
で機器のファームウェアが死んでいるという事になりますので。


尚、文鎮化した場合、デュアルBIOSのボードだともう片方のモ
ードのBIOSにスイッチで切り替えると起動できる様になる可能
性があるので、文鎮化した場合はBIOSを切り替えてみて下さい。

但し、駄目になったBIOSを現状上書きする手段が無いので、修
理行きになりますが。



【現状文鎮化させない為には】
1:旧ボード時に入れていたドライバはレジストリまでしっかり
綺麗にアンインストールする。

2:RTX 5xxxシリーズの場合、暫くMSの汎用ドライバで様子見、
ゲームをどうしてもしたい場合は前モデルに差し戻してやる。

3:PCI-E5.0対応のMBは予めMBのBIOSで4.0に設定を落とし
ておく。



(2025/2/12追記)
【RTX 5090 12V-2x6ポート及びケーブルプラグ融解問題】
12VHPWR on RTX 5090 is Extremely Concerning

RTX 4xxx世代の時にNVIDIAがユーザーの半刺しのせいだと責
任転嫁していた12VHPWRポートとケーブルプラグの融解問題で
すが、RTX 5xxx番台発売前に対策はしたと大々的に声明を出し
ていたのにRTX 5090の12V-2x6ポートと接続したケーブルプ
ラグが高発熱により溶けた様です。

社外ケーブルを使っていた様ですが、信頼性の高いケーブルな上
に動画の8:09以降の説明から接続ピンをディンプルではなく接続
面積を確保できるプッシュスプリングタイプで、更に金メッキ
よって伝導率を高めた物だった為、

グラフィックボードのポート側も対策、電源ユニットのケーブル
も社外品とはいえ伝導率を高めた安全対策した物なはずでした。

der8auerはハード関連の検証をする有名なyoutuberの一人です
が、RTX 5090が溶けた被害者から実機とプラグが溶けたケーブ
ルを借りて確認、更に所持しているRTX 5090とCorsair純正ケ
ーブルを使って検証した所、

前に【PCI-E 6.0補助電源規格】で説明している+12Vを出力し
ている配線の特定の配線に出力が偏っている事が分かり、

12V-2x6は本来1ピン辺り安全に供給できるのは仕様として9.2A
と定めているのに、偏ったときは23Aもかかっている事が判明し
ています。

通常配線の方は物理配線規格が16 AWGで対応最大A数が22A
ので、瞬間的に23A掛かっている時点で危ない状況であるのが分
かります。

サーモグラフィで確認もしており、特定のケーブルだけ150度を
超えている事を確認もしています。

実際に故障した電源とケーブル、ボードのポートやプラグを見る
と分かりますが、ボード側は1番、電源ユニット側も1番+12V
とその組み合わせの7番GNDの配線とポートが融解している為、
恐らく外側が特に偏る状況になっているのだと考えられます。


グラフィックボードの補助電源の入力は基本的に、補助電力ポー
トに接続されているピンの状況をボードが確認して電源ユニット
に出力を要求します。

だとすると、電源ユニットの出力の偏りはボード側のBIOS(制御
プログラム)の可能性があります。

但し、電源側の制御の可能性もあるので、現状明確には言えま
せん。

取り合えず何が原因か正確な情報が出るまで待った方が良いかも
しれません。


(2025/2/12追記)
How Nvidia made the 12VHPWR connector even worse.
更に情報が出てきましたが、本来ボード側で+12V配線の出力の
状況を把握する為の回路設計をRTX 4xxxで縮小し、更にRTX 5
xxxで簡素化していた事が発覚していました。

RTX 3xxxまでは12VHPWRでも小型4ピンが無く、8ピンの補
助電源を使うモデルもあった為、8ピンの方は+12V3ピンずつ電
力を把握する回路を3基、12VHPWRの場合は2ピンずつ把握す
る回路を3基ずつで把握する様にしていましたが、

RTX 4xxxと一部のRTX 5xxxでは+12Vが6ピンあっても2分岐
していても手前で統合されていて1配線の電力把握が出来ない、R
TX 5xxxのFE(Founders Edition)の場合完全に初めから統合さ
れていて配線毎の電力把握が出来ないという事が発覚しました。

これはもう制御の問題ではないですね、回路自体配線の出力状況
を把握して制御する仕様ではなかった
様です。

リコールというか、回収の上最低でも2配線ずつ出力把握と流量
制御ができる様に回路設計をし直しするしかないと思いますが、
NVIDIAはどうするつもりなのですかね?



(2025/2/13追記)
動画でRTX 5090 AstralやRTX 4090 Matrixの配線について
説明していますが、これは電流がどう流れているかを検知できる
だけで、1配線ずつどれだけ流れているか検知が出来ますが、後ろ
で1本に統合
してしまっているので、配線毎の流量の制御は出来ま
せん


バランスが悪く流れていない、過剰に流れているという事の警告
を出して破損する可能性を低くすることは出来ますが、根本的な
対策にはならないので、RTX 5090 Astralを購入しても融解す
る可能性がなくなる訳ではないと考えて下さい。


注意:変換ケーブルは関係ない
8ピン複数から12V-2x6に変換する場合も要求電力の偏りは改善
しません。

RTX 4xxxでも付属の変換ケーブルでも溶けていた事例が複数あ
った事が分かっています。

ボード側の回路設計の問題なので変換ケーブルなら大丈夫という
のは無い
と考えて下し。



現状症状が出るタイミングが多岐に渡って明確な対処法がありま
せんので、とりあえず出来る事からやって、自己防衛するしかあ
りません。

取り合えずはnVidiaが改善したドライバを出すのを待って下さい。



【関連記事】

RTX 5xxx番台発売と共に発生している問題2


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