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Xbox 360ハードウェアレポート【周辺機器編】
「お金のかかった無線コントローラ」

Xbox 360


 Xbox 360レポートの周辺機器編をお届けする。

 この記事は【本体編】の続編なので、Xbox 360本体の内部構造についてはそちらをご覧いただきたい。


■■ 注意 ■■

・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。
・この記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害はPC Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
・内部構造などに関する記述は編集部が使用した個体に関してのものであり、すべての製品について共通であるとは限りません
・PC Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

■HDDカートリッジ

 Xbox 360のHDDは、カートリッジ式になっており、本体を縦置きした場合の上部に装着される。取り外しは、カートリッジのボタンを押すだけで簡単に行なえる。

 カートリッジを開けてみると、本体同様に厳重にシールドされている。HDD本体は、日立グローバルストレージテクノロジーズの2.5インチドライブだった。インターフェイスはSATAで、容量は20GBだ。SATAの2.5インチドライブは、まだPC用では珍しい存在だ。

 カートリッジ内に、インターフェイスの変換機構は見あたらないので、Xbox 360本体とカートリッジ間もSATAで接続されているようだ。

 なお、光ドライブは日立LG製だったので、今回の機材では、ストレージは両方とも日立グループが提供していることになる。

複雑な形状のHDDカートリッジ カートリッジの裏面。通風孔が多い コネクタ部分。左のMicrosoftロゴのシールは開封チェック用
シールを剥がすと、このようになる カートリッジ内は厳重にシールドされている 角度を変えたアップ。手前の着脱機構がよくわかる
シールをはずした状態 ドライブは、日立GST製の2.5インチ20GBだった。インターフェイスはSATA コネクタ部分。カートリッジのコネクタからドライブまで変換基板などを経ずにそのまま接続されている
ドライブのインターフェイス部分 カートリッジ上部の出っ張りには冷却用のスリットがある

■コントローラ

 コントローラは無線タイプが付属していた。大きさはPlayStation 2用などよりは大きいが、そんなに並はずれた大きさではない。

 電源は単三乾電池を2本使用する。

 無線用のチップ以外にも、十字キー周辺などはコストのかかりそうな構造になっており、贅沢な造りのコントローラだ。

コントローラ全景 コントローラ正面 裏面。中央にあるのが電池ボックス。単三電池を使用するので全体の大きさがわかる
電池ボックスを開けた状態。ちなみに電池は付属する 裏面を正面から 構成部品
2つのボタンは直付け 基板の全景 角度を変えた状態
コントローラ左右のとがった部分に入っている振動素子。左右で異なる大きさになっている。より大きな振動を得るためだろう コントローラの正面側から見る 無線チップのアップ
コントローラ上面部 スイッチ用のパッドをはずした状態 スイッチ部のアップ
十字キーはコントローラを開けてもはずれない。ケースを挟んでネジ止めされている 十字キーは3つの部品で構成され、強度を得るために、上の2つがネジ止めされている 2つの部品はこのように重なる

■本体側コントローラ受信部

 コントローラはワイヤレスなので、Xbox 360側に受信部がある。場所は電源スイッチ用のサブボードの部分だ。

 写真を追加したので、もう一度掲載する。

電源スイッチ部の基板。右側の四角いシールドが無線チップ 無線チップのアップ 無線チップは、別の基板となっており、このようにはずれる。個々の製品ごとに申請を行なうのではなく、モジュール単位で申請しているのだろう

■リモコン

 リモコンはシンプルな構造で、Xbox 360の特徴である重厚長大さとは、異なった性格だ。

 構造から見ても、リモコン専業メーカーのOEMと思われる。

 デザインだけはマイクロソフトっぽい独特のもので、手前側が下がった曲線を多用したものだ。

リモコン全景 電池ケースを開けた状態。こちらも単三電池を使用する 尻下がりの独特のデザイン
前端部のLEDとフィルタ 構成部品
基板正面。ボタン用の静電スイッチが並ぶ 基板裏面。LEDの取り付け方や電池用の電極がマイクロソフトとは別の文化であることを物語る

■TV接続ケーブル

 TV接続ケーブルは、太く長い。そしてXbox 360側のコネクタが大きい。

 このコネクタにTVとHDTVの切り替えスイッチがあり、コンポーネント出力時には切り替えが必要だ。

TV接続用としては太く長いケーブル Xbox 360側のコネクタは巨大 HDTVとTVの切り替えスイッチ
Xbox 360側のコネクタ TV側は、ピンジャック(RCA)とコンポーネント兼用

■ACアダプタ

 ACアダプタは、前後に通風孔があり、ファンが内蔵されている。したがって、周囲をふさぐような置き方は避けた方がいい。

 Xbox 360本体にも増して頑丈かつ重く作られており、長さは21cm、重さは約1kgある。ネジも特殊で、現時点では分解できていない。

 コネクタは大きく、ケーブルは住宅設備かと思うほど太い。このあたりにも、電源重視の姿勢が見える。

ACアダプタ全景 Xbox 360側のケーブルは直付け。左の円い穴は状態表示のLED。上には通風孔が開けられている コンセント側のケーブルは5角形のタイプ
ACアダプタ裏面 裏面のラベルにはLEDのステータス表示解説も記されている
長辺は約21cmある Xbox 360本体側のコネクタ。着脱用のボタンが両側にある

□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□製品情報
http://www.xbox.com/ja-jp/
□関連記事
【12月10日】Xbox 360ハードウェアレポート【本体編】
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1210/xbox360.htm
【12月10日】【Xbox 360特集】ハードウェア編(GAME)
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20051210/xbox_h.htm
【10月28日】【海外】Xbox 360 CPUの鍵を握る超高速FSB
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1028/kaigai220.htm

(2005年12月12日)

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