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茨城県知事選も愚行の繰返し
2017年 08月 31日
選挙における根本原理,アルキメデスの原理を改めて書いておこう。 『選挙とは最善を求める事ではない,最悪を排除することである。』 茨城県知事選,結果は,自公政治側,大井川49万7千票,非自公政治側は,7選を目指す現職橋本が42万8千票,共産党推薦鶴田が12万2千票であった。残念ながら坂を転げ落ちていく自公政治側を助け起こした形となったのである。 またしても繰り返された愚行。嘆いてばかりいても始まらんから,国民主権派として投票行動はどう取るべきだったか,気を取り直してこの知事選にもアルキメデスの原理を適用してみる。 考えるべきイシューは次のようなものだっただろう。 (1)7選という多選批判 (2)東海村の原発再稼働問題 (3)自公政治に大打撃を与えること(名目的でも構わない) 今回の場合,最悪の結果とは何か,それは自公政治に塩を送り,延命に手を貸すことである。従って,選挙行動は(3)が実現できる投票行動を行わなければならない。ところが,今回は7選を目指すという候補でタマが悪かったせいもあり,(3)を徹底できなかった。 問題は立候補側と投票する側の双方に在る。立候補側は,立候補者そのものと共産党の両方に責任がある。 鶴田候補は原発再稼働を絶対認めないためには,自分が立候補するしかないという理屈で立候補した。現職橋本が信用ならんからだ。そして結構な票を獲得した。 ところが,その頑張りが皮肉なことに脱原発を遠のかせたことに鶴田は気が付かねばならない。今後のために。たとえ現職橋本の再稼働しないの言が心配だったとしても,自公政治を終わらせることができれば,脱原発は必ず実現するのだから,自公政治を終わらせるための選挙行動が必要だったのだ。そう,そのためには立候補しないことが最善だった。 また,それを推薦した共産党も批判されるべきである。野党共闘に前向きとはいえ,野党共闘の話の末でなくとも,機械的に候補を立てるというのがいかに愚行か,自発的に行動すべきだった。実際,前回の知事選では,現職橋本48万9千票に対し,唯一の対抗馬として共産党推薦候補は25万7千票獲得している。これを見誤ってはいけない。対抗馬が共産党一人の時は,仕方なく共産党推薦候補に投票する人も多いのだ。そういう場合は貴重な立候補となる。しかし,今回の場合,明確な対立軸,自公政治側と反自公政治側が存在したし,自公側が連敗記録を更新するかどうか,重要な政治的意味を持つ選挙であった。そこで漫然とこのような行動を取ったことは,厳しく批判されなければならない。 しかも,今回の推薦候補は,投票率が上がって,投票総数が大幅に増えたにもかかわらず,得票数は半減しているのである。その半減した得票数を加えれば,自公候補を上回るのであった。とにかく,推薦なしでウォッチで良いのである。たまには静かに見ておけ,と言いたい。橋本現職が,万一,橋本登美三郎ゆかりのものであったとしても,ここは静かに見ておく必要があったのだ。 ところで,それからすると,投票した有権者の側は,かなりの人が,賢明な行動を取ったと言える。前回の25万の中の半数である。残りの12万にはその行動が及ばなかったのは残念というしかない。 まあ,愚痴はこれくらいでやめておく。次期衆院選ではぜひ自公政治阻止を実現するために,共産党には大いに期待している。 (中選挙区制のままだったら共産党も1議席に落ちている可能性を書いたことがあるが,共産党の今の議席数は,小選挙区比例代表制の比例部分のおかげであることをゆめゆめ忘れるな!小選挙区でバーター的に共産党候補を野党統一候補とする話合いを持てばよかろう。沖縄1区のように。)
by papillon9999
| 2017-08-31 16:07
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