アニメ、漫画、ゲーム、JーPOPなどを中心に、
世界的な影響力を持つ日本のソフトパワー。
基本的には、当初から世界を狙ったわけではなく、
日本人向けに内輪で作っていた物が外に出たら、
現地でも人気が出たという形でしょうか。
今回の翻訳元を投稿した著名女性ライターは、
世界を相手にするには英語が不可欠であるはずなのに、
国民の多くが英語を話さないはずの日本が、
ソフトパワーの面で圧倒的な存在になった、
という事実に驚きを示しています。
この投稿に、様々な意見が寄せられていました。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
「日本が影響を受けたのは事実だ」 日本の漫画やアニメの存在は米国のおかげという主張が話題に
翻訳元■ たしかに日本人の多くは英語を話さないけど、
それでもソフトパワーは強大だね。
日本にとって素晴らしい事実だと思う。
+90 ■ アニメはオリジナリティがあるからね
(ディズニーに少し影響を受けているところもある)。
ハリウッドの著名な映画製作者たちに、
インスピレーションを与えてさえいるくらいだ。
オマージュ映画やクロスオーバー作品は、
文化を高める上で大きな役割を果たすんだよ
(「キル・ビル」はその一例)。
+14 ■ 日本のコンテンツが人気なのは、
単純にめちゃくちゃ質が高いからでしょ。
+2 ■ 本当に意味のある芸術は信頼性からのみ生まれる。
そして日本にはそれがある。
+241 ■ 日本語で意思疎通が取れるわけだし、
作品を作る上では何のマイナスにもならない。
あと日本には欧米に対する引け目もない。
■ 基本的に日本はかなり西洋化された国だよ。
教会で結婚式を挙げたりしてるし。
+3 ■ 工業力と関係性がある気がするな。
日本は工業力も目を見張るものがあるでしょ。
1970年代には高速鉄道を造ってた。
+39 ■ 日本人は自分たちが作りたいものを作るから。
それが日本のソフトパワーが機能する理由。
+154 ■ 意外な事実かもしれないけど、実際には日本でも、
英語を話せる人はかなり重宝されるよ。
「これが日本人の本当の姿だ」 東大生たちに英語で道を尋ねたところ感動的な結果に■ 日本はイノベーションも凄いよね。
彼らはただ仕事に取り掛かり、それを実行する。
電車から自動車まで何でもそう。
+7 ■ 確かに日本のソフトパワーは存在感がある。
むしろ英語圏化されすぎてないから独自性があって、
そのことを彼らは誇りに思ってるから、
日本は強いんじゃないかな。
+7 ■ ソフトパワーに執着する必要はない。
そのようなものは存在しないんだから。
■ 日本にとってはコンテンツが言語だった。
そういう事だったんじゃないかな。
■ だけど日本は封建制から近代化に向かった時、
法律や規範、洋服のセンスとかを、
丸々ドイツから取り入れたよね。
■ 日本は研究とイノベーションに巨額投資をしてる。
そしてその結果は明らかだ。
彼らのソフトパワーの根源はそこにある。
■ 日本はアメリカの物をかなり取り入れてる。
野球、ビール、バーボン、ハンバーガー……。
自分はアメリカ人なんだけど、
日本に行くと本当によく見るもん。
+8 「今や日本は世界の中心だ」 英高級紙が日本のジャズの世界的な人気の高まりを解説■ とは言え日本も今は多くの若者が英語を勉強してるよ。
結局は英語が世界のバックボーンだってことに、
彼らは今になって気づいたんじゃないかな。
■ 日本は英語は得意ではないかもしれないけど、
1980年代には西洋化されてたし。
■ 「日本のソフトパワー」とやらは、
ガジェットや電子機器、ゲーム業界における、
日本勢の圧倒的な強さによるもの。
それをリードしてるのはソニー、任天堂、
コナミ、ネクソンとかの企業であって、
「日本」そのものではない。
+2 ■ 日本のソフトパワー開発から学べること。
1. 外の世界の良いアイデアを柔軟に受け入れる
2. それらのアイデアを自分たちの文化に融合させる
3. 自分たちに合わないものはきっぱり捨てる
4. SFと想像力
+85 ■ そりゃあ面白い物を作るパワーがあるからだよ。
■ 日本人は自分たちの物語や文化を、
より多くの聴衆に届ける方法を熟知してるから。
+89 「日本に行くとこうなる!」『生意気な妹』さえデレさせる日本のソフトパワーが話題に■ たしかにこの事実はかなり興味深いね。
日本人の精神性を体現する力は、
今でも何らかの形で残っていて、
そういうのが世界でウケてるのかな。
■ 日本でしばらく過ごせば分かるけど、
実際の日本はかなりアメリカナイズされてる。
■ 日本のソフトパワーは西洋以上。
そもそも日本は昔から西洋に影響を与えてた。
ゴッホは北斎の木版画にできる限りのお金を費やして、
何度も模写を試みてたと言われてる。
西洋のあらゆる分野が日本に魅了されたんだ。
+6 ■ 文化、芸術、エンターテインメントの分野が、
浪費的な贅沢と見なされる時代でも、
日本では常にそれらが栄えてきた歴史がある。
あと日本は島国だから恵まれてたんだ。
芸術などのような相対的な贅沢への集中を、
地理的環境が可能にしたんだ。
+2 ■ 日本の10世紀の文学なんて、
当時の欧州をも凌駕してたからね。
ヴァージニア・ウルフも100年前、
1000年前に日本女性が書いた、
世界初の小説を批評してるんだ。
■ 日本のソフトパワーは西洋以上という声もあるが、
その認識は正しくないと俺は思うね。
もちろん日本のソフトパワーは強大だ。
だけどアメリカとは比較にならないさ。
■ 日本の文化はよりインテリ向け。
たとえばアップル製品のデザインは、
日本のミニマリズム哲学に基づいてるし、
映画「スター・ウォーズ」にしてみても、
根底には日本の哲学がある。
「日本は挑戦し続けたんだ」 アップル創業者が語る日本製品の凄さが再び脚光■ 日本の産業力は本当に物凄いと思う。
経済的に苦境が続いてたのにもかかわらず、
自動車産業は世界最高水準だし。
彼らの産業モデルは今でも模範だよ。
+4 ■ 日本は歴史的に英語への憧れがないんだよ。
国として英語が得意かどうかっていうのは、
国境を越えた視聴者を対象とした、
文化作品を制作する事には関係がない。
+15 ■ 逆に主に日本語しか通じない環境が、
彼らにとってはプラスに働いたのかもよ。
■ 日本人は自己規律を実践して、
幼少期から誠実である事の大切さを教え、
社会的調和を重んじる社会で暮らしてる。
ルールを守って、他人を尊重し、
近道や手っ取り早い解決策は選ばない。
そういう価値観が海外で受け入れられてるんだよ。
「英語圏ではないから独自性を持てた」
というニュアンスの意見が散見されました。
とは言え独自性があれば世界的に人気が出る訳ではなく、
「その独自性は普遍性も伴っていた」
という事が重要なのかもしれません。
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