先日から動画配信サイトNetflxで全世界配信が開始され、
「小さな子供が1人で買い物に行く」という、
多くの国の人々からすると衝撃的な内容から、
現在世界中で大反響を呼んでいる日本のTV番組「はじめてのおつかい」
(英語名は「Old Enough!」(十分な年齢)。
テレビ番組的な訳し方をすると「1人で出来るもん!」でしょうか)。
この人気ぶりを受け、米国のSlate誌は、
子供たちが安全に暮らせる日本社会に迫った記事を配信し、
副題では「番組を通して別世界を垣間見る事が出来る」という表現で、
いかに日本の社会が特別で素晴らしいものであるかを伝えています。
・「日本のリアリティ番組『はじめてのおつかい』では、
小さな子供が1人で、初めてのお遣いを済ませる為に旅に出る。
1977年に出版された児童文学を下敷きにしており、
日本で30年以上放送されているTV番組だ。
・言うまでもなく、もしこの番組の舞台がアメリカなら、
両親は児童相談所によって調査を受け、
子供たちは里親に引き取られる事になるだろう。
・東京大学・加藤浩徳教授の話
『日本では多くの子供が近所の学校に徒歩で通う。
この番組は日本社会を誇張している部分もあるが、
日本の子供たちは幼い頃から非常に自立している』
『また道路や街路網は子供の安全が考慮されている。
日本の道路は歩行者優先であり、制限速度も低い。
そして住宅街の街区は細かに分かれており、
交差点が多いため、ドライバーはゆっくり走るようになる』
『道路そのものも異なる。
多くの小さな通りには専用の歩道がなく、
歩行者、自転車、自動車で共有する事が前提になっている。
路上駐車が少ないので、ドライバーと歩行者の視認性が高い』
『番組の存在を私に教えてくれたシドニー大学の研究員は、
「この番組は、日本社会がいかに子供達に対して、
『都市への権利』を与えているかを示す証拠だ」と口にしていた』
・モントリオール理工科大学のウェイグッド教授は、
「建築環境か、それとも文化の違いなのか考えた」と語る。
「日本の両親は、子供が自分で移動出来るようになるべきと考える。
そして社会もそれを可能にする政策を構築している。
つまり、子供たちが歩いて行ける場所が用意されているのだ。以上になります。
記事は最後に、欧米に比べて事件の数は少ないものの、
日本でも子供を拐かす事件は定期的に起きており、
日本の両親も全く心配がないわけではない、
という点も付け加えています。
この記事は大きな反響を呼んでおり、
アメリカの人々から様々な意見が寄せられています。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
「本気で日本化を考えよう」米誌『欧米は日本のような社会を目指すべきなのか』
翻訳元
■■■(シェアページからも)
■ 日本で暮らしてたからよく分かるよ。
子供たちが1人でお遣いに行けるくらい、
日本は本当に平和で安全な国なんだ。
+25■ 社会の質はすなわち、国民の質なんだよ。
+12■ 旅行で日本に行った時に、7才くらいの子供が、
1人で電車に乗ってるのを観た時は衝撃的だった。
何駅で降りればいいのかもちゃんと分かってるの。
こっちではあり得ないもんね。
+4■ 日本では車が中心ではない。
充実した公共交通機関も整備されてるから……。
+52 ■ あと単一的な文化っていうのも大きいと思う。
+122■ 東京にある日本人の同僚の家に行った事があるの。
信じられないくらいに素晴らしい場所だったよ。
路上駐車は一切なくて、安全で、照明も充実してて、
地域全体が凄くいい雰囲気だった。
同僚の6才のお子さんが、もうその時は日没後だったんだけど、
夕食の準備に必要な物を買い出しに行ってくれたの……。
夕食の後には散歩をしたりしたんだけど、
今思っても本当に素敵な地域だった!
+30 ■ 俺は2年間日本に駐留してたんだけど、
母国に帰りたくなくなっちゃったもんなぁ。
+3 ■ 日本の通りに路上駐車がないのは、
住宅街にも駐車場があちこちにあるから。
私が暮らしてた家の近所の人たちは、
通りを2本挟んだ場所にある駐車場を借りてた。
+2■ 道路を改善するだけでアメリカの都市が、
子供が歩いても安全になるって考えは、
ちょっとどうかと思ってしまう。
専門家たちはいつもちょっとした政策の変更だけで、
ヨーロッパや日本と同じレベルの生活を、
簡単に手に入れられると思ってるんだ。
+2283 ■ 実際に日本に行った事がないんだろうね。
現地に行けば一目瞭然なのに。
上部だけを真似して日本のような社会を実現するなんて、
どだい無理な話なんだよ。
+55■ 自分は80年代に日本に駐留してたんだ。
ああ、あのワンダフルな国がどれだけ恋しいか。
+4「日本から離れたくない!」 米軍関係者のココイチ愛がとてつもなかった■ 日本はまた、両親が子供から目を離す事に、
恐怖を感じなくてもいい社会を築き上げてもいる……。
+13 ■ いくら安全でもそれはやるべきじゃないけどね。
+3■ ちょっと待ってくれ。
この番組を扱う記事が増え始めたけど、
何で俺が「はじめてのおつかい」を観始めた事が、
メディアにバレてるんだ????
+27■ 日本では滅多に事件が起きない。
だから子供が事件に巻き込まれる心配をしなくていい。
+33 ■ その通り。たとえば路上で酔い潰れたりしてても、
物を盗まれる心配はあまりする必要がないんだ。
+5 ■ 財布を落としてもちゃんと戻ってくるしね。
+1■ 路上駐車がなくなるだけでも、
公共のスペースは子供達にとって安全な場所になるぞ。
+30「何でこんな事が可能なんだ?」 ハーバード大の研究員が指摘する日本の通りの特別性が話題に■ 一応言っておくと、日本でも2、3才ではお遣いに行かないよ。
自分の子供は5、6才で近所のコンビニには行ってたけど。
+21 ■ 定期的にではないけど、実際にかなり小さい子も行くよ。
自分の妻は大阪で生まれ育ったんだけど、
番組のようなお遣いはかなり一般的だったらしい。
単に「頻繁」というわけではなかっただけ。
+3■ 私が6才の子を1人で学校に通わせたり、
9才の子を自転車で買い物に行かせるのをためらうのは、
自分の子供を信用してないんじゃなくて、
他のドライバーを信用してないからなの。
今私たちが暮らしてる郊外の町は、
この国にしては歩道や自転車道が整備されてるけど、
それでも飛ばすドライバーが少なくないから。
+69 ■ そう、そうなんだよね。
歩行者にとって全米一危険なフロリダに引っ越したけど、
大人でも通りを歩くのが怖いもん!
+2■ 記事は読んでないけど、私は日本在住で、
この番組も何回も観た事がある。
そして、この番組に関する記事が大嫌い。
私自身もみんなに教えるような投稿はした事がない。
日本にはずっと安全でいて欲しいから。
あまり宣伝して欲しくないの。
+18■ 日本。そこは世界で最も洗練された社会だ。
+19■ 東京では朝方、飲食店のレジに並ぶ時に、
iPadとかノートパソコンを置いて席を確保してた。
他人に対する信頼が高い社会を目の当たりにした事は、
かなり特別と言える体験だったし、
日本での最大のカルチャーショックの1つだった。
+411「もう日本以外には住めない」 米国人が語る逆カルチャーショックに共感の声 ■ どうしてこの国では同じ事が出来ないのか、
すべての国民が一度自問自答してみるべきだ。
+5 ■ 私が通ってた日本の大学では財布がその役割をしてた。
財布にはIDカードが入ってるから、
失くしても戻ってくるって考え。
+24 ■ 私は若い頃に日本語を勉強しておくべきだったんだなぁ。
いや、今からでも遅くはないか。
+3■ 私は48歳だけど、7才とかそれくらいの時に、
親に買い物リストを渡されてお遣いを頼まれてたよ。
今の社会では無理な事だけど。
■ もうみんなもこの番組は観たのかな?
「人々がお互いに気を配り合う密集した地域」
という都市のあり方が本当に素敵だと思った。
みんなが車に乗ってるとそれが難しいんだよね。
+8■ 今のところ2つのエピソードを観たけど、
最初のエピソードでは小さな男の子が横断歩道を渡るために、
旗を振って走ってる車を停止させてたの。
そのシーンは凄く素敵で胸が高鳴ったし、
同時にこの国で起きてる事を思うと笑いがこみ上げてきそうだった。
だってスクールバスがいても停まらない車が多いし、
ましてや普通の横断歩道なんて……。
+5「生まれる国を間違えた」 日本のドライバー達が取った行動に海外から賞賛の嵐■ 自分が今まで過ごした経験がある国の中で、
日本は最も安全で、そして最も誠実な国だった。
+6■ このシリーズを観てみようと思う。凄く良さそう。
日本はいまだに子供1人での買い物が、
許容されてる社会なんだねぇ。
+2■ 「番組を通して別世界を垣間見る事が出来る」
本当にその通りだと感じました。
+3■ 本当に素敵で、とても清潔で、他人を気遣い、
公益と公共の場を大切にする、
素晴らしい社会が日本にはあるようだね。
僕らが日本から学べる事は、数多くあるよ。
+7
- 関連記事
-
↑皆様の応援が、皆様が考えている以上に励みになります。