今回は、東日本大震災の発生から間もない時期に、
旅行で京都を訪れた台湾人男性の体験談からになります。
男性が京都を訪れたのは、2011年5月のこと。
先斗町にあるお好み焼き店に足を踏み入れたところ、
お店の店員さんから、出身を訊ねられました。
男性が「台湾です」と答えると、
店員さんは突然驚いた表情に。
一度調理場に向かった店員さんは、
女将さんを連れて再び男性の元にやってきて、
2人揃って感謝の言葉を口にし、男性に頭を下げました。
男性が事情が分からずに困惑していると、
女将さんから1枚の紙を手渡されました。
そこには
「To 台湾人 日本人感謝 東北義援金」の文字が。
女将さんはさらに、その時は常連の方々が多かったのでしょうか、
周りのお客さんにも男性が台湾から来た事を叫ぶように伝えます。
すると、全員が箸を止めて立ち上がり、男性に丁寧に感謝を伝えたそうです。
この経験は、男性にとって非常に忘れ難いものになります。
男性が翌年に再びお店を訪れた時には、
今度は男性が女将さんに感謝の気持ちを伝え、
お互い涙を流しながら抱き合ったそうです。
男性がこの体験談をご自身のブログに投稿したのは昨年のことだったのですが、
数日ほど前に「再発見」され、大手メディアでも取り上げられる事になりました。
ドラマの一場面ようなストーリーに、多くの台湾人が涙。
また、日本で似た経験をした台湾人は多いようで、
コメント欄には様々な体験談も寄せられていました。
海外「まさか皇后陛下が…」 台湾への感謝を口にされた皇后陛下に感激の声が殺到
翻訳元
■■■■■■■ この体験談をブログに投稿した本人です。
311にまつわるこの感動的な話がシェアされている事を嬉しく思います。
どうか未来には、台湾と日本の友情がさらに深まりますように。
+284 ■ 本当に感動した。自然と涙が溢れてきました。
+6■ 日本に行ったことがある台湾人には、
同じような体験をした人が少なくないだろうね。
+4■ 台湾と日本は、一つの心で繋がってるんだよ。
■ やけに視界がぼやけると思ったら涙のせいだった。
+9■ おそらく多くの台湾人が、大阪のとあるお好み焼き屋さんで、
下の写真のような手紙を受け取ってるんじゃないかと思う。
+94 (※大阪・梅田のお好み焼き店「きじ」さんと思われる。)
■ 私も日本に行くたびに日本人からの感謝を感じます。
「台湾から来ました」って伝えると、
愛情を持って接してくれるから。
+2■ 日本人は感謝の気持ちの示し方を、
本当によく知ってる人たちだからね。
+119■ 日本人はこれまでに数え切れないくらい感謝を示してくれて、
そしてそれは8年経った今も全く変わらない。
+179台湾「震災から何年も経つのに…」 今も台湾への恩を忘れない被災地の子供達■ 台湾が日本に援助したのは200億元。
これは世界一の額だったらしい。
+14 ■ 2011年にはこういう看板が至る所に設置されてたよ。
+4 ■ こういう面からも、日本の教育システムの素晴らしさが分かるよな。
日本人は感謝の気持ちを持つことの大切さを理解してる。
俺たちも日本人から学んでいかないと。
+9■ 日本人は絶対に感謝の気持ちを忘れない。
何年経っても昨日のことのように感謝してくれるんだ。
+57■ 台湾と日本の友情って自発的なものなんだよねぇ。
+1■ どんな時も私たちは一人じゃない。
すぐ隣に助け合える友人がいる事を忘れずに!
■ 日本が台湾に関心を持ってくれている事を嬉しく思ってる。
日本は真の兄弟国であって、日本があるから台湾がある!
そして台湾がある事で、日本はより安定した国になれるんだと信じてる。
■ 前に家族で日本に行った時にバーベキュー体験をしたんだけど、
近くにいた日本人一家が僕たちの方に来て、
台湾に対する感謝の気持ちを伝えてくれたことがあったよ。
日本人はそうしなきゃいられないんだろうね。
今後万が一日本に何か起きたときは、
必ずまた出来る限りの事をするつもりでいる。
+54海外「日本人は強い!!」 被災地からの『ありがとう』に外国人が感動の涙■ 日本人には情と義がある。
どんなことも慎重に、たゆまず、
誤魔化すことなく取り組む国民だ。
+10■ 職場でひっそりと涙を拭ったよ。
ちなみに俺も日本で同じような体験をした。
本当に、あの瞬間のことは絶対に忘れられない。
+68■ 2012年に日本に行った時に、
私にも似たようなことが起きた。
私たちが台湾から来たって事を知ると、
ほとんどの人がお辞儀をして感謝してくれたの。
中にはハグをしてくれた人までいたよ!
+4■ 台湾人である事を誇りに思わせてくれてありがとう、日本。
+7■ こういう体験をしてるのは私だけじゃなかったんだ。
個人的に一番感動したのは、
泊まってたホテルのスタッフさんたちが、
「台日友好」って書かれた旗を振って、
私たちを送り出してくれた事だった……。
+7■ 台湾と日本の友好万歳🇹🇼🤝🇯🇵
+7■ 自分が日本に初めて行ったのは、
311が発生した年の翌年だった。
サイクリングが旅の目的だったんだ。
日本人の友人が連れてきたグループの中に名古屋大学の教授がいて、
彼は僕が台湾人だと知ると、両手を握って感謝の気持ちを伝えてくれた。
強烈なインパクトを受けたよ。
あの瞬間は今でも忘れる事が出来ない。
+7■ ありがとう日本。
友情が永久に続いていく事を願っています。
+6■ 超感動した❤️
こういう話に弱いから涙なしには読めない😹
+7■ 日本の皆さんへ。
いつも台湾に友好的でいてくれてありがとう。
+4■ 台湾と日本は、理想的な真の友人同士。
困難な時には互いに支え合い、
嬉しいことがあった時には共に喜ぶ。
この2つの自由民主主義国家に、
これ以上自然災害が起きませんように。
そしてどうか、平安と喜びの時が、
これからも末長く続きますように。
+8
「To 台湾人 日本人感謝 東北義援金」
「台湾の言葉は分からないけれど、
なんとか感謝の気持ちを伝えたい」、
という想いが伝わってくる、この上なく明瞭で、素敵な一文ですよね。
なお今年の1月には、女将さんが台湾へ。
様々な京都のお土産をいただいた男性は、
女将さんを台湾料理屋などに連れて行き、手厚くもてなしたそうです。
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