こんにちは。オレンジ色のユニフォームです。
今日は、社内で、「話す力」を高める研修を受講しました。
講習の導入部分で、
”日本人の察する能力の高さ” と ”アメリカ人の勘の鈍さ” に関する話がありました。
我々、日本人は、日本語という単一言語を話し、狭い国土で、同じような経験をし、同じような価値観をもっているようです。
一方、アメリカ人は、多国籍・多言語が飛び交い、広い国土を持ち、移民も多いことから、違った経験をし、違った価値観をもっていることが多いようです。
そのため、
日本人は、
伝え手が、聞き手に、言いたいことを伝達するために、伝え手は、多くの言葉を必要としません。
聞き手が、伝え手の、言いたいことを察することで、コミュニケーションを成立させているのです。
すなわち聞き手の負荷が高いコミュニケーションです。
「一を聞いて十を知る」「いわずもがな」「目は口ほどにものを言う」という言葉が生まれていることもうなずけます。
一方、アメリカ人は、
伝え手が、聞き手に、言いたいことを伝達するために、伝え手は、手を抜かず、言葉を抜かず、聞き手に伝達します。
伝え手の負荷が高いコミュニケーションです。
ここまで聞いて、ある意味、診断士2次試験というのは、
アメリカ人とコミュニケーションできる文書能力を試されているのだな、と思いました。
というのも、アメリカ人のコミュニケーションの特徴に診断士試験の勉強で教わったことが多くあったからです。
アメリカ人のコミュニケーションでは、次の特徴があるそうです。
・質疑応答では直接的に答える
・論理的飛躍を好まない
・直接的で解りやすい表現を好む
・単純でシンプルな理論を好む
・言語に対し高い価値と積極的な姿勢を示す
・明示的な表現を好む
・寡黙であることを評価しない
上から4つ目までは、診断士試験の勉強でいやというほど叩き込まれてきましたっけ
「話す力」の講習だったのですが、上述した部分には、非常に興味を持ちました。
同時に、書くことも、話すことも、根っこはロジカルシンキングがあるのだな、と思うのでした。
講習は机上講習と演習が半々くらいあり、すぐにでも使えそうな内容が多くありました。
参考情報:
・コミュニケーションにおける日本人とアメリカ人の違いがわかる→
「ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化」
・研修会社→
パンネーションズ