湘南の片田舎から http://ootw-corner.asablo.jp/blog/ ja mc 0.0 Wed, 28 Apr 2010 07:14:33 +0900 事実を伝える者たち 第1回 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/04/14/5016613 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/04/14/5016613 Wed, 14 Apr 2010 06:53:45 +0900 2010-04-28T07:14:33+09:00 2010-04-14T06:59:31+09:00 10年以上も前だったか、米国では報道メディア資本に関する法改正で報道機関の大資本系列化が起き、大手テレビの主要メディアは一部大資本系列がずっと独占する状態になっている。ご承知のように、日本は、そのはるか以前に、戦後すぐから同じ独占状態であり、それも米国よりもさらに深刻な新聞とテレビ両方の同一資本系列による独占状態になっている。 <br> <br> 同一資本系列によるメディアの独占がなぜ危険か?... <br> <br> その理由は、言わなくても分かるだろう。大手マスコミ各社は横の繋がりを持っており、 <br> <br> 日本新聞協会 - 会員社一覧 <br> <a href="http://www.pressnet.or.jp/member/">http://www.pressnet.or.jp/member/</a> <br> <br> かつ日本の場合は、政治家以上に絶大な権限を持つ官僚とも、記者クラブ制などを通じてつながっている。戦前と同じ大政翼賛報道がされて、彼らの報道だけを目にして、真に受けていたら、戦前と同じく国民が事実に基づかずメクラ状態に置かれてしまうからだ。日本の報道状況は、恐らくは戦前からずっと、この状態にある。 <br> <br> しかし、インターネットの普及で、この状態は壊されつつある。事実を伝えるジャーナリストがいることを俺たちは知り、彼らが発信する事実、情報にじかに触れられるようになっている。彼らに直接アクセスしたい。 <br> <br> 驚くことに、そのための簡便な方法がネット上に存在する。ツイッター(Twitter)だ。 <br> <br> 先ずは、ツイッターの普及によって、ネットで信頼を勝ちえ、今やネット上で「真のジャーナリスト」の位置を確立したと思える岩上安身さんを紹介しよう。例えば、テレビなどで報道されている普天間問題。その本当の問題点は、どこにあるのか?彼の14日付けの呟きから興味深い呟きを拾ってみよう。 <br> [注:ツイッター上でのリアルタイムのやりとりであり、誤字がある場合は訂正した。発言中のアットマーク(@)の後に続く英字文字列は発言者名を示し、不要な発言者名は削除した。発言者名の後に続くのが、その発言者の発言。なお、岩上氏の発言は、末尾に紹介するアドレスでいつでも参照できる。] <br> <br> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ <br> 同感です。スピンかかってます。RT @bachimaguro 総理のトラストミー発言は大手メディアの認識で正しいですか?私はスピンがかかってると思います。総理がどんな案を示しても一斉にバッシングの準備をしてる大マスコミに疑問を感じる <br> posted at 00:20:29 <br> <br> ところで、今日の続き。沖縄駐留の海兵隊の数が、18000人という数字、実は額賀元防衛大臣の、平成十八年の答弁をもとにした、根拠のない数字であることを、今日、岡田大臣に質問しました。大臣、それは枠組の話でとかわし、否定せず。明日、この問題に詳しい川内議員と武正副大臣が面会します。 <br> posted at 00:31:29 <br> <br> 続き。現在、政府案とされている、その中身は、徳之島らしい、との情報あり。外相会見のあとは、その取材。平野官房長官は、徳之島の有力者に打診(といえば誰でもわかる)。猛反発をくらい、県民の反対集会が。平野長官はすでに、辺野古沖の合意案はあり得ないと、米国には伝えている。 <br> posted at 00:39:20 <br> <br> 続き。米国は、地元合意にこだわり、その点で、ホワイトビーチ案も、徳之島も、長崎案も、暗礁。となると、残るは、グァム移転のみ。これがにわかに現実味を帯びてくる。その案を今日、川内議員、近藤議員が、平野長官に面会して、説明した。その行くえは、果して? <br> posted at 00:50:44 <br> <br> いえいえ、そうではなく、元々米軍はグァム移転を中心に考えていたんです。それがまともに報じられてこなかったんです。RT @yuketenwalker こんな八方塞の結果グアム移転なんて、もしなったらとんでもなくデッカイ手土産を要求されそう・・。 <br> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ <br> <br> なお、上記の岩上氏の発言(呟き)は、ここ <a href="http://twilog.org/iwakamiyasumi/">http://twilog.org/iwakamiyasumi/</a> でいつでも時系列でまとめて見ることができる。岩上氏の活動は驚異的であり、普天間など現在日本で問題となっていることをほぼカバーしている。アクセスする価値があると信じる。そしてツイッターに参加されることを。<br> 社会 My Tweets - ナショナリズム関連 11 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/04/07/5002395 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/04/07/5002395 Wed, 07 Apr 2010 12:45:36 +0900 2010-04-07T12:46:30+09:00 2010-04-07T12:46:30+09:00 注:ナショナリズム関連の俺のツイート。日本語の間違いなど、多少の見直しをしたが、趣旨は同じ。 <br> <br> 2010年04月01日(木) <br> <br> 自分はナショナリストだと宣言したんですが、呟かれていることすごく分かります。言葉にするとどれもシックリこないんですよね。@ky00950 『愛国心』という単語にどうも馴染めません。 『祖国愛』って言っては駄目ですか? 同義語なんでしょうが・・・・ <br> <br> posted at 16:59:48 <br> <br> (続き)何がしっくりこないか原因を考えたんですが、内から発するものではなく、外から括られる表現だからじゃないでしょうか。だから自分から発すると、『愛国心』ではなく『祖国愛』の方に近い感じをもつ。@ky00950 <br> <br> posted at 17:03:44 <br> <br> (続き)もっと政治色のない言葉を使うと、ある対象に対する「共感」なんじゃないでしょうか。祖国に対する共感、身近なものに対する共感、それは多分誰しもが同じというか。他国の人に感じたりもできるし、実際に共感する。@ky00950 <br> <br> posted at 17:09:45 <br> <br> 郷土愛、親近感、共感...いろいろな感情・思いが混ざっていて。言葉が個々の思いをカバーし切れていないんじゃないか、って感じるんですよ。 @nondakuremono 私は、「郷土愛」という感じです...国土とそこに住む人たちを思想は関係なく好きになるといった感じ@ky00950 <br> <br> posted at 17:40:35 <br> <br> @ky00950 多分、個々人の内から出てきた思い・感情と「ナショナリズム」とかは範囲がまるで違うということじゃないでしょうか。「ナショナリズム」は深み規模でも思いの一部にしかすぎない。ところが、しっくりする表現がない。最近はそんな感じがしています。@nondakuremono <br> <br> posted at 18:04:01 <br> <br> 「ナショナリズム」について思いを巡らす人にとって、この阿修羅の投稿はコメントと共に一読の価値があるかもしれない。フジテレビは何をやったのか?「日本国旗をCGで消したフジテレビに抗議の声を! 読書中。 <a href="http://goo.gl/QXDy">http://goo.gl/QXDy</a>」 <br> <br> posted at 18:09:04 <br> <br> 2010年04月04日(日) <br> <br> これまで「愛国心」や「ナショナリズム」を声高に叫んできた連中は、なぜこれまで、沖縄、日本からの米軍基地撤去を要求しないのだろうか?こんな不思議な現象、日本以外にあるんだろうか? <br> <br> 2010年04月05日(月) <br> <br> 小泉竹中から、アメリカを真似た制度が入ってきているんだけど、そもそもアメリカ社会ってほとんど歴史のない、人と人とのつながりが希薄な世界的にも異常社会だよね。だから、考えることやることが極端に走る。こういう社会で出来た仕組みってお手本にできるのね? <br> <br> posted at 09:14:03 <br> <br> 日本で「愛国心」「ナショナリズム」を問題にするときは、それらのことを声高に唱える連中がなぜ米軍駐留を問題にしないかを考えるべき。世界常識から逆転した現象で日本がきわめて特殊。これを避けた議論は抽象的で無意味。 <br> <br> posted at 09:39:35 <br> <br> 元グリーンベレーで情報将校のパット・ラングさんは、講演などで「イラク国民はなぜ米国のようになりたくないんだろう」というようなことを毎度聞かれ、辟易としたそうです。世界にはさまざまな文化があることを知らない国民がいることを頭にいれておきましょう。<a href="http://goo.gl/QLUI">http://goo.gl/QLUI</a> <br> <br> posted at 18:11:20 <br> <br> 2010年04月06日(火) <br> <br> これ楽しい。@fusou_island ちなみに、私は自分が「日本人」だと思ったことは一度もない。人が勝手に私を「日本人」にしているだけだ。島にいたら聞かれる。「国籍はどこか?」と。私は、どこの国の人間でもない―存在しない国―の住人「うちなあんちゅ」だ。 <br> <br> posted at 19:03:16 <br> <br> 方法は分からないけど、沖縄は独立した方がいいんじゃないかなあ。そうすれば、せこせこやってる日本の若者たちも間近に別天地ができる。@fusou_island ちなみに、私は自分が「日本人」だと思ったことは一度もない。人が勝手に私を「日本人」にしているだけだ <br> <br> posted at 19:12:28 <br> <br> 沖縄が沖縄国になれば、日本の防衛のために米軍が必要というなら、日本国内にもってくればいいだけのことだもんね。こんな単純な答えだったんだ。 <br> <br> posted at 19:17:22 <br> <br> @fusou_island いやあ、沖縄国を誕生させた方がいいよ。米軍基地は日本国内でみんな背負う。その代わり、日本の若者たちはまるで違う世界を、ほんと2時間程度で知ることができる。タイとかベトナムとかそんなとこまで行く必要がない。 <br> <br> posted at 19:23:13 <br> <br> @fusou_island 確か元々が琉球国。文化もけっこう違う。建物なんか見てると、むしろ韓国の方に近い印象。そうい場所が飛行機でわずか2,3時間。日本語が通じちゃう。これは最高でしょう。 <br> <br> posted at 19:33:49 <br> <br> @fusou_island すんません、中国・台湾に行ったことがない。それよりも、日本国民の私としては、米軍基地をなくして沖縄を独立国にした方が、少なくとも米軍基地をなくした方が経済的にも社会的のいいのではないか、ということです。 <br> <br> posted at 19:47:47 <br> <br> @fusou_island 失礼な言い方になるかもしれませんが、沖縄の位置を見ると、なんで米軍基地みたいな非生産的なことに使うんだって思っちゃうんですよね。環境といい、日本にとって、もっと意味のある沖縄があるだろうって。 <br> <br> posted at 20:05:26 <br> <br> @fusou_island 私は知りませんでしたが@rsmoonさんによれば、琉球新報記者の滝本さんによれば、県内で独立しよう!という声は相当あるみたいですね。 <br> <br> posted at 20:07:18 <br> <br> @fusou_island どういうアプローチがいいんでしょうね。先ずは沖縄の経済的価値とか。香港の経緯が興味深そうな。米軍基地また作ったって何も先行きもないもんなあ。沖縄の価値が落ちていくばっか。ちょっと調べてみます。 <br> <br> posted at 20:19:26<br> 「日本はなぜ変われないのか?」「いや、それは違う!」 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/04/04/4994568 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/04/04/4994568 Sun, 04 Apr 2010 17:15:59 +0900 2010-04-04T17:16:46+09:00 2010-04-04T17:16:46+09:00 テレビあるいは新聞で司会者やコメンテータ、識者と称される連中がしたり顔でこう言う。 <br> <br> 「日本はなぜ変われないのか?」 <br> <br> 俺は、こう答えよう。 <br> <br> 「いや、それは違う!変えようとする人はこれまでに出たし、現在も出ている。しかし、自分たちの既得権益のために彼らの活動を妨害し、日本を変わらせないシステムが存在しており、その“システム”が働くのだ。テレビを始めとする大手マスコミ各社は、『日本はなぜ変われないのか?』としたり顔で言い、その一方で日本を変わらせない、この“システム”の一部として機能している。」 <br> <br> 中央公論に発表され、ネットでも読めるカレル・フォン・ウォルフレン氏の『日本政治再生を巡る権力闘争の謎(1~3)』は、そのような観点から読まれるべきである。そして、このシステムは昨年来からの小沢一郎氏や民主党攻撃に見られるように、現在日本で最大の反革命活動を続けてている。 <br> <br> 長いがその全文を掲載させていただこう。このような優れた論考のウェブ掲載を許可したカレル・フォン・ウォルフレン氏、訳者の井上実氏 中央公論社に感謝する。この論考は明治以降、また戦後日本の政治・社会を紐解く上で必読と思う。 <br> <br> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ <br> 日本政治再生を巡る権力闘争の謎(その1)=カレル・ヴァン・ウォルフレン <br> <a href="http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20100319-01-0501.html">http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20100319-01-0501.html</a> <br> 2010年3月19日 中央公論 <br> <br>  いま日本はきわめて重要な時期にある。なぜなら、真の民主主義をこの国で実現できるかどうかは、これからの数年にかかっているからだ。いや、それ以上の意味がある。もし民主党のリーダーたちが、理念として掲げる内閣中心政権を成功裏に確立することができるならば、それは日本に限らず地球上のあらゆる国々に対し、重要な規範を示すことになるからである。それは我々の住む惑星の政治の流れに好ましい影響を与える数少ない事例となろう。 <br>   <br>  しかしながら、それを実現させるためには、いくつもの険しい関門を突破しなければなるまい。国際社会の中で、真に独立した国家たらんとする民主党の理念を打ち砕こうとするのは、国内勢力ばかりではない。アメリカ政府もまたしかりである。いま本稿で民主党の行く手を阻むそうした内実について理解を深めることは、よりよい社会を求める日本の市民にとっても有益なのではないかと筆者は考える。 <br> <br> 政権交代の歴史的意味 <br>  各地で戦争が勃発し、経済は危機的な状況へと向かい、また政治的な機能不全が蔓延するこの世界に、望ましい政治のあり方を示そうとしているのが、他ならぬこの日本であるなどと、わずか数年前、筆者を含め誰に予測し得たであろうか。ところがその予測しがたいことが現実に起きた。初めて信頼に足る野党が正式に政権の座に就き、真の政府になると、すなわち政治の舵取りを行うと宣言したのだ。だが、民主党政権発足後の日本で起こりつつある変化には、実は大半の日本人が考えている以上に大きな意味がある、と筆者は感じている。 <br>   <br>  まず現代の歴史を振り返ってみよう。第二次世界大戦に続く三〇年に及んだ輝かしい経済発展期が過ぎると、日本は目標を見失い停滞し始めた。自分たちの生活が改善されているという実感を日本の人々は抱くことができなくなった。日本の政治システムには何か重要なもの、これまで歩んできた道に代わる、より希望に満ちた方向性を打ち出すための何かが、欠落しているように筆者には見えた。一九九三年のごく短い一時期、行政と政治的な意思決定が違うことをよく理解していた政治家たちは、日本に政治的な中心を築こうと改革を志した。しかしそのような政治家はきわめて少数であり、行政サイドからは全く支持が得られなかった。ただしいい面もあった。彼らは同じ志を持つ相手を見出した。そして後に政権の座に就く、信頼に足る野党の結成へと動き出したからである。 <br>   <br>  九三年、日本社会にも新しい意識が広がっていった。これまで長く求められてはいても実行されずにいた抜本的な改革が、実現可能であることがわかったからだ。以来、影響力のある政治家や評論家、ビジネスマンたちは、機会あるごとに、抜本的な政治改革の必要性を訴えるようになった。 <br>   <br>  小泉純一郎が大方の予想を裏切る形で自民党の総裁に選ばれた際、それがほぼ実現できるのではないかと、多くの人々は考えた。ところが、首相という立場ながら、セレブリティ、テレビの有名人として注目を集めた小泉の改革は、残念ながら見掛け倒しに終わった。結局のところ、日本の政治に、真の意味で新しい始まりをもたらすためには、自民党も、それを取り巻くあらゆる関係も、あるいは慣例や習慣のすべてを排除する必要があることが明らかになった。 <br>   <br>  チャンスは昨年八月、民主党が選挙で圧勝したことでようやく巡ってきた。そして九三年以来、結束してきた民主党幹部たちは、間髪を入れず、新しい時代を築くという姿勢をはっきりと打ち出したのだった。 <br>   <br>  民主党が行おうとしていることに、一体どのような意義があるのかは、明治時代に日本の政治機構がどのように形成されたかを知らずして、理解することはむずかしい。当時、選挙によって選ばれた政治家の力を骨抜きにするための仕組みが、政治システムの中に意図的に組み込まれたのである。そして民主党は、山県有朋(一八三八~一九二二年、政治家・軍人)によって確立された日本の官僚制度(そして軍隊)という、この国のガバナンスの伝統と決別しようとしているのである。 <br>   <br>  山県は、慈悲深い天皇を中心とし、その周辺に築かれた調和あふれる清らかな国を、論争好きな政治家がかき乱すことに我慢ならなかったようだ。互いに当選を目指し争い合う政治家が政治システムを司るならば、調和など失われてしまうと恐れた山県は、表向きに政治家に与えられている権力を、行使できなくなるような仕組みを導入したのだ。 <br>   <br>  山県は、ビスマルク、レーニン、そしてセオドア・ルーズベルトと並んで、一〇〇年前の世界の地政学に多大な影響を与えた強力な政治家のひとりとして記憶されるべき人物であろう。山県が密かにこのような仕掛けをしたからこそ、日本の政治システムは、その後、一九三〇年代になって、軍官僚たちが無分別な目的のために、この国をハイジャックしようとするに至る方向へと進化していったのである。山県の遺産は、その後もキャリア官僚と、国会議員という、実に奇妙な関係性の中に受け継がれていった。 <br>   <br>  いま民主党が自ら背負う課題は、重いなどという程度の生易しいものではない。この課題に着手した者は、いまだかつて誰ひとり存在しないのである。手本と仰ぐことが可能な経験則は存在しないのである。民主党の閣僚が、政策を見直そうとするたび、何らかの、そして時に激しい抵抗に遭遇する。ただし彼らに抵抗するのは、有権者ではない。それは旧態依然とした非民主主義的な体制に、がっちりと埋め込まれた利害に他ならない。まさにそれこそが民主党が克服せんと目指す標的なのである。 <br>   <br>  明治時代に設立された、議会や内閣といった民主主義の基本的な機構・制度は、日本では本来の目的に沿う形で利用されてはこなかった。そして現在、政治主導によるガバナンスを可能にするような、より小さな機構を、民主党はほぼ無から創り上げることを余儀なくされている。これを見て、民主党の連立内閣の大臣たちが手をこまねいていると考える、気の短い人々も大勢いることだろう。たとえば外務省や防衛省などの官僚たちは、政治家たちに、従来の省内でのやり方にしたがわせようと躍起になっている。 <br>   <br>  彼らが旧来のやり方を変えようとしないからこそ、ロシアとの関係を大きく進展させるチャンスをみすみす逃すような悲劇が早くも起きてしまったのだ。北方領土問題を巡る外交交渉について前向きな姿勢を示した、ロシア大統領ドミトリー・メドヴェージェフの昨年十一月のシンガポールでの発言がどれほど重要な意義を持っていたか、日本の官僚も政治家も気づいていなかった。官僚たちの根強い抵抗や、政策への妨害にてこずる首相官邸は、民主党の主張を伝えるという、本来なすべき機能を果たしていない。民主党がどれだけの成果を上げるかと問われれば、たとえいかに恵まれた状況下であっても、難しいと言わざるを得ないだろう。しかし、旧体制のやり方に官僚たちが固執するあまり、生じている現実の実態を考えると、憂鬱な気分になるばかりだ。 <br> <br> 官僚機構の免疫システム <br>  明治以来、かくも長きにわたって存続してきた日本の政治システムを変えることは容易ではない。システム内部には自らを守ろうとする強力なメカニズムがあるからだ。一年ほど日本を留守にしていた(一九六二年以来、こんなに長く日本から離れていたのは初めてだった)筆者が、昨年戻ってきた際、日本の友人たちは夏の選挙で事態が劇的に変化したと興奮の面持ちで話してくれた。そのとき筆者は即座に「小沢を引きずり下ろそうとするスキャンダルの方はどうなった?」と訊ね返した。必ずそのような動きが出るに違いないことは、最初からわかっていたのだ。 <br>   <br>  なぜか? それは日本の官僚機構に備わった長く古い歴史ある防御機能は、まるで人体の免疫システムのように作用するからだ。ここで一歩退いて、このことについて秩序立てて考えてみよう。あらゆる国々は表向きの、理論的なシステムとは別個に、現実の中で機能する実質的な権力システムというべきものを有している。政治の本音と建前の差は日本に限らずどんな国にもある。実質的な権力システムは、憲法のようなものによって規定され制約を受ける公式の政治システムの内部に存在している。そして非公式でありながら、現実の権力関係を司るそのようなシステムは、原則が説くあり方から遠ざかったり、異なるものに変化したりする。 <br>   <br>  軍産複合体、そして巨大金融・保険企業の利益に権力が手を貸し、彼らの利害を有権者の要求に優先させた、この一〇年間のアメリカの政治など、その典型例だといえよう。もちろんアメリカ憲法には、軍産複合体や金融・保険企業に、そのような地位を確約する規定などない。 <br>   <br>  第二次世界大戦後の長い期間、ときおり変化はしても、主要な骨格のほとんど変わることがなかった日本の非公式なシステムもまた、非常に興味深いケースである。これまで憲法や他の法律を根拠として、正しいあり方を求めて議論を繰り広げても、これはなんら影響を受けることはなかった。なぜなら、どのような政治取引や関係が許容されるかは法律によって決定されるものではないというのが、非公式な日本のシステムの重要な特徴だからだ。つまり日本の非公式な政治システムとは、いわば超法規的存在なのである。 <br>   <br>  政治(そしてもちろん経済の)権力という非公式なシステムは、自らに打撃を与えかねない勢力に抵抗する。そこには例外なく、自分自身を防御する機能が備わっている。そして多くの場合、法律は自己防御のために用いられる。ところが日本では凶悪犯罪が絡まぬ限り、その必要はない。実は非公式な日本のシステムは、過剰なものに対しては脆弱なのである。たとえば日本の政治家の選挙資金を負担することは企業にとってまったく問題はない(他の多くの国々でも同様)。ところがそれがあるひとりの政治家に集中し、その人物がシステム内部のバランスを脅かしかねないほどの権力を握った場合、何らかの措置を講ずる必要が生じる。その結果が、たとえば田中角栄のスキャンダルだ。 <br>   <br>  また起業家精神自体が問題とされるわけではないが、その起業家が非公式なシステムや労働の仕組みを脅かすほどの成功をおさめるとなると、阻止されることになる。サラリーマンのための労働市場の創出に貢献したにもかかわらず、有力政治家や官僚らに未公開株を譲渡して政治や財界での地位を高めようとしたとして有罪判決を受けた、リクルートの江副浩正もそうだった。さらに金融取引に関して、非公式なシステムの暗黙のルールを破り、おまけに体制側の人間を揶揄したことから生じたのが、ホリエモンこと堀江貴文のライブドア事件だった。 <br>   <br>  いまから一九年前、日本で起きた有名なスキャンダル事件について研究をした私は『中央公論』に寄稿した。その中で、日本のシステム内部には、普通は許容されても、過剰となるやたちまち作用する免疫システムが備わっており、この免疫システムの一角を担うのが、メディアと二人三脚で動く日本の検察である、と結論づけた。当時、何ヵ月にもわたり、株取引に伴う損失補填問題を巡るスキャンダルが紙面を賑わせていた。罪を犯したとされる証券会社は、実際には当時の大蔵省の官僚の非公式な指示に従っていたのであり、私の研究対象にうってつけの事例だった。しかしその結果、日本は何を得たか? 儀礼行為にすぎなくとも、日本の政治文化の中では、秩序回復に有益だと見なされるお詫びである。そして結局のところ、日本の金融システムに新たな脅威が加わったのだ。 <br>   <br>  検察とメディアにとって、改革を志す政治家たちは格好の標的である。彼らは険しく目を光らせながら、問題になりそうなごく些細な犯罪行為を探し、場合によっては架空の事件を作り出す。薬害エイズ事件で、厚生官僚に真実を明らかにするよう強く迫り、日本の国民から絶大な支持を得た菅直人は、それからわずか数年後、その名声を傷つけるようなスキャンダルに見舞われた。民主的な手続きを経てその地位についた有権者の代表であっても、非公式な権力システムを円滑に運営する上で脅威となる危険性があるというわけだ。 <br>   <br>  さて、この日本の非公式な権力システムにとり、いまだかつて遭遇したことのないほどの手強い脅威こそが、現在の民主党政権なのである。実際の権力システムを本来かくあるべしという状態に近づけようとする動きほど恐ろしいことは、彼らにとって他にない。そこで検察とメディアは、鳩山由紀夫が首相になるや直ちに手を組み、彼らの地位を脅かしかねないスキャンダルを叩いたのである。 <br> <br> 超法規的な検察の振る舞い <br>  日本の検察当局に何か積極的に評価できる一面があるかどうか考えてみよう。犯罪率が比較的低い日本では、他の国々とは違って刑務所が犯罪者で溢れるということはない。つまり日本では犯罪に対するコントロールがうまく機能しており、また罰することよりも、犯罪者が反省し更生する方向へと促し続けたことは称賛に値する。また検察官たちが、社会秩序を維持することに純粋な意味で腐心し、勇敢と称賛したくなるほどの責任感をもって社会や政治の秩序を乱す者たちを追及していることも疑いのない事実だろう。しかしいま、彼らは日本の民主主義を脅かそうとしている。民主党の政治家たちは今後も検察官がその破壊的なエネルギーを向ける標的となり続けるであろう。 <br>   <br>  日本の超法規的な政治システムが山県有朋の遺産だとすれば、検察というイメージ、そしてその実質的な役割を確立した人物もまた、日本の歴史に存在する。平沼騏一郎(一八六七~一九五二年、司法官僚・政治家)である。彼は「天皇の意思」を実行する官僚が道徳的に卓越する存在であることを、狂信的とも言える熱意をもって信じて疑わなかった。山県のように彼もまた、国体思想が説く神秘的で道徳的に汚れなき国家の擁護者を自任していた。マルクス主義、リベラリズム、あるいは単に民主的な選挙といった、あらゆる現代的な政治形態から国を守り抜くべきだと考えていたのである。 <br>   <br>  一九四五年以降も、平沼を信奉する人々の影響力によって、さまざまな点で超法規的な性格を持つ日本の司法制度の改革は阻止された。ある意味では現在の検察官たちの動きを見ていると、そこにいまなお司法制度を政府という存在を超えた至高なる神聖な存在とする価値観が残っているのではないか、と思わせるものがある。オランダにおける日本学の第一人者ウィム・ボートは、日本の検察は古代中国の検閲(秦代の焚書坑儒など)を彷彿させると述べている。 <br>   <br>  日本の検察官が行使する自由裁量権は、これまで多くの海外の法律専門家たちを驚かせてきた。誰を起訴の標的にするかを決定するに際しての彼らの権力は、けたはずれの自由裁量によって生じたものである。より軽微な犯罪であれば、容疑者を追及するか否かを含め、その人物が深く反省し更生しようという態度を見せるのであれば、きわめて寛大な姿勢でのぞむこともある。このようなやり方は、法に背きはしても、刑罰に処するほどではないという、一般の人々に対しては効果的であり、いくつかの国々の法執行機関にとっては有益な手本となる場合もあるだろう。 <br>   <br>  しかしある特定人物に対して厳しい扱いをすると決めた場合、容疑者を参らせるために、策略を用い、心理的な重圧をかけ、さらには審理前に長く拘禁して自白を迫る。検察官たちは法のグレーゾーンを利用して、改革に意欲的な政治家たちを阻もうとする。どんなことなら許容され、逆にどのようなことが決定的に違法とされるのかという区分はかなりあいまいである。たとえば、合法的な節税と違法な脱税の境界がさほど明確でない国もある。ところで日本にはさまざまな税に関する法律に加えて、きわめてあいまいな政治資金規正法がある。検察はこの法律を好んで武器として利用する。検察官たちの取り調べがいかに恣意的であるかを理解している日本人は大勢いる。それでもなお、たとえば小沢の支持者も含めて多くの人々が、彼が少なくとも「誠意ある態度」を示して、謝罪すべきだと、感じていることは確かだ。 <br>   <br>  これなどまさに、非公式な権力システムと折り合いをつけるために要請される儀礼行為とも言えるだろう。儀礼の舞台は国会であり、また民主党内部でもあり、国民全般でもある。新聞各紙は「世論が求めている」などと盛んに騒ぎ立てているが、本当のところはわからない。しかも詫びて頭を下げ、あるいは「自ら」辞任するとでもいうことになれば、そのような儀礼行為は、実際には非公式のシステムに対して行われるのである。 <br>   <br>  体制に備わった免疫システムは、メディアの協力なくしては作用しない。なぜなら政治家たちを打ちのめすのは、彼らがかかわったとされる不正行為などではなく、メディアが煽り立てるスキャンダルに他ならないからだ。検察官たちは絶えず自分たちが狙いをつけた件について、メディアに情報を流し続ける。そうやっていざ標的となった人物の事務所に襲いかかる際に、現場で待機しているようにと、あらかじめジャーナリストや編集者たちに注意を促すのだ。捜査が進行中の事件について情報を漏らすという行為は、もちろん法的手続きを遵守するシステムにはそぐわない。しかし本稿で指摘しているように、検察はあたかも自分たちが超法規的な存在であるかのように振る舞うものだ。 <br>   <br> 訳◎井上 実 <br>   <br> (その2へ続く) <br> <br> 日本政治再生を巡る権力闘争の謎(その2)=カレル・ヴァン・ウォルフレン <br> <br>  日本の新聞は、筆者の知る世界のいかなるメディアにも増して、現在何が起こりつつあるかについて、きわめて均質な解釈を行う。そしてその論評内容は各紙互いに非常によく似通っている。かくして、こうした新聞を購読する人々に、比較的大きな影響を及ぼすことになり、それが人々の心理に植えつけられるという形で、政治的現実が生まれるのである。このように、日本の新聞は、国内権力というダイナミクスを監視する立場にあるのではなく、むしろその中に参加する当事者となっている。有力新聞なら、いともたやすく現在の政権を倒すことができる。彼らが所属する世界の既存の秩序を維持することが、あたかも神聖なる最優先課題ででもあるかのように扱う、そうした新聞社の幹部編集者の思考は、高級官僚のそれとほとんど変わらない。 <br>   <br>  いまという我々の時代においてもっとも悲しむべきは、先進世界と呼ばれるあらゆる地域で新聞界が大きな問題を抱えていることであろう。商業的な利益に依存する度合いを強めた新聞は、もはや政治の成り行きを監視する信頼に足る存在ではなくなってしまった。日本の新聞はその点、まだましだ。とはいえ、日本の政治がきわめて重要な変化の時を迎えたいま、新聞が信頼できる監視者の立場に就こうとしないのは、非常に残念なことだ。これまで日本のメディアが新しい政府について何を報道してきたかといえば、誰の役にも立ちはせぬありふれたスキャンダルばかりで、日本人すべての未来にとって何が重要か、という肝心な視点が欠落していたのではないか。 <br>   <br>  なぜ日本の新聞がこうなってしまったのか、原因はやはり長年の間に染みついた習性にあるのかもしれない。普通、記者や編集者たちは長年手がけてきたことを得意分野とする。日本の政治記者たちは、長い間、自民党の派閥争いについて、また近年になってからは連立政権の浮沈について、正確な詳細を伝えようと鎬を削ってきた。 <br>   <br>  かつてタイで起きた軍事クーデターについて取材していた時、筆者はことあるごとに、バンコックに駐在していた日本人の記者仲間に意見を求めることにしていた。タイ軍内部の派閥抗争にかけて、日本人記者に匹敵する識見をそなえていたジャーナリストは他にいなかったからだ。したがって、鳩山政権が成立後、連立を組んだ政党との間に生じた、現実の、あるいは架空の軋轢に、ジャーナリストたちの関心が注がれたのは不思議ではなかった。まただからこそ、日本のメディアは民主党の閣僚たちの間に、きわめてわずかな齟齬が生じたといっては、盛んに書き立てるのだろう。自民党内部での論争や派閥抗争がジャーナリストたちにとって格好の取材ネタであったことは、筆者にもよく理解できる(筆者自身、角福戦争の詳細で興味深い成り行きを、ジャーナリストとして取材した)。なぜなら日本のいわゆる与党は、これまで話題にする価値のあるような政策を生み出してこなかったからだ。 <br>   <br>  小泉は政治改革を求める国民の気運があったために、ずいぶん得をしたものの、現実にはその方面では実効を生まなかった。彼はただ、財務省官僚の要請に従い、改革を行ったかのように振る舞ったにすぎない。だがその高い支持率に眼がくらんだのか、メディアは、それが単に新自由主義的な流儀にすぎず、国民の求めた政治改革などではなかったことを見抜けなかった。 <br>   <br>  彼が政権を去った後、新しい自民党内閣が次々と誕生しては退陣を繰り返した。自民党は大きく変化した国内情勢や世界情勢に対処可能な政策を打ち出すことができなかった。なぜなら、彼らには政治的な舵取りができなかったからだ。自民党の政治家たちは、単にさまざまな省庁の官僚たちが行う行政上の決定に頼ってきたにすぎない。ところが官僚たちによる行政上の決定とは、過去において定められた路線を維持するために、必要な調整を行うためのものである。つまり行政上の決定は、新しい路線を打ち出し、新しい出発、抜本的な構造改革をなすための政治的な決断、あるいは政治判断とは完全に区別して考えるべきものなのである。こうしてポスト小泉時代、新聞各紙が内閣をこき下ろすという役割を楽しむ一方で、毎年のように首相は代わった。 <br>   <br>  このような展開が続いたことで、日本ではそれが習慣化してしまったらしい。実際、鳩山政権がもつかどうか、退陣すべきなのではないか、という噂が絶えないではないか。たとえば小沢が権力を掌握している、鳩山が小沢に依存していると論じるものは多い。だがそれは当然ではないのか。政治家ひとりの力で成し遂げられるはずがあろうか。しかし論説執筆者たちは民主党に関して、多くのことを忘れているように思える。 <br>   <br>  そして山県有朋以降、連綿と受け継がれてきた伝統を打破し、政治的な舵取りを掌握した真の政権を打ち立てるチャンスをもたらしたのは、小沢の功績なのである。小沢がいなかったら、一九九三年の政治変革は起きなかっただろう。あれは彼が始めたことだ。小沢の存在なくして、信頼に足る野党民主党は誕生し得なかっただろう。そして昨年八月の衆議院選挙で、民主党が圧勝することはおろか、過半数を得ることもできなかったに違いない。 <br>   <br>  小沢は今日の国際社会において、もっとも卓越した手腕を持つ政治家のひとりであることは疑いない。ヨーロッパには彼に比肩し得るような政権リーダーは存在しない。政治的手腕において、そして権力というダイナミクスをよく理解しているという点で、アメリカのオバマ大統領は小沢には及ばない。 <br>   <br>  小沢はその独裁的な姿勢も含め、これまで批判され続けてきた。しかし幅広く読まれているメディアのコラムニストたちの中で、彼がなぜ現在のような政治家になったのか、という点に関心を持っている者はほとんどいないように思える。小沢がいなかったら、果たして民主党は成功し得ただろうか? <br>   <br>  民主党のメンバーたちもまた、メディアがしだいに作り上げる政治的現実に多少影響されているようだが、決断力の点で、また日本の非公式な権力システムを熟知しているという点で、小沢ほどの手腕を持つ政治家は他には存在しないという事実を、小沢のような非凡なリーダーの辞任を求める前によくよく考えるべきである。 <br>   <br>  もし非公式な権力システムの流儀に影響されて、民主党の結束が失われでもすれば、その後の展開が日本にとって望ましいものだとは到底思えない。第二次世界大戦前に存在していたような二大政党制は実現しそうにない。自民党は分裂しつつある。小さな政党が将来、選挙戦で争い合うことだろうが、確固たる民主党という存在がなければ、さまざまな連立政権があらわれては消えていく、というあわただしい変化を繰り返すだけのことになる。すると官僚たちの権力はさらに強化され、恐らくは自民党政権下で存在していたものよりもっとたちの悪い行政支配という、よどんだ状況が現出することになろう。 <br> <br> 踏み絵となった普天間問題 <br>  民主党の行く手に立ち塞がる、もうひとつの重要な障害、日米関係に対しても、メディアはしかるべき関心を寄せてはいない。これまで誰もが両国の関係を当然のものと見なしてきたが、そこには問題があった。それはアメリカ政府がこれまで日本を完全な独立国家として扱ってはこなかったことである。ところが鳩山政権は、この古い状況を根本的に変えてしまい、いまやこの問題について公然と議論できるようになった。この事実は、以前のような状況に戻ることは二度とない、ということを意味している。 <br>   <br>  しかしオバマ政権はいまだに非自民党政権を受け入れることができずにいる。そのような姿勢を雄弁に物語るのが、選挙前後に発表されたヒラリー・クリントン国務長官やロバート・ゲーツ国防長官らの厳しいメッセージであろう。沖縄にあるアメリカ海兵隊の基地移設問題は、アメリカ政府によって、誰がボスであるか新しい政権が理解しているかどうかを試す、テストケースにされてしまった。 <br>   <br>  アメリカ政府を含め、世界各国は長い間、日本が国際社会の中でより積極的な役割を果たすよう望んできた。日本の経済力はアメリカやヨーロッパの産業界の運命を変えてしまい、またその他の地域に対しても多大な影響を及ぼした。ところが、地政学的な観点からして、あるいは外交面において、日本は実に影が薄かった。「経済大国であっても政治小国」という、かつて日本に与えられたラベルに諸外国は慣れてしまった。そして、そのような偏った国際社会でのあり方は望ましくなく、是正しなければいけないと新政府が声を上げ始めたいまになって、アメリカ人たちは軍事基地のことでひたすら愚痴をこぼす始末なのだ。 <br>   <br>  日本の検察が、法に違反したとして小沢を執拗に追及する一方、アメリカは二〇〇六年に自民党に承諾させたことを実行せよと迫り続けている。このふたつの事柄からは、ある共通点が浮かび上がる。両者には平衡感覚とでもいうものが欠落しているのである。 <br>   <br>  長い間留守にした後で、日本に戻ってきた昨年の十二月から今年の二月まで、大新聞の見出しを追っていると、各紙の論調はまるで、小沢が人殺しでもしたあげく、有罪判決を逃れようとしてでもいるかのように責め立てていると、筆者には感じられる。小沢の秘書が資金管理団体の土地購入を巡って、虚偽記載をしたというこの手の事件は、他の民主主義国家であれば、その取り調べを行うのに、これほど騒ぎ立てることはない。まして我々がいま目撃しているような、小沢をさらし者にし、それを正当化するほどの重要性など全くない。しかも検察は嫌疑不十分で小沢に対して起訴することを断念せざるを得なかったのである。なぜそれをこれほどまでに極端に騒ぎ立てるのか、全く理解に苦しむ。検察はバランス感覚を著しく欠いているのではないか、と考えざるを得なくなる。 <br>   <br>  しかもこのような比較的些細なことを理由に民主党の最初の内閣が退陣するのではないか、という憶測が生まれ、ほぼ連日にわたって小沢は辞任すべきだという世論なるものが新聞の第一面に掲載されている様子を見ていると、たまに日本に戻ってきた筆者のような人間には、まるで風邪をひいて発熱した患者の体温が、昨日は上がった、今日は下がったと、新聞がそのつど大騒ぎを繰り広げているようにしか思えず、一体、日本の政治はどうなってしまったのかと、愕然とさせられるのである。つい最近、筆者が目にした日本の主だった新聞の社説も、たとえ証拠が不十分だったとしても小沢が無実であるという意味ではない、と言わんばかりの論調で書かれていた。これを読むとまるで個人的な恨みでもあるのだろうかと首を傾げたくなる。日本の未来に弊害をもたらしかねぬ論議を繰り広げるメディアは、ヒステリックと称すべき様相を呈している。 <br>   <br>  普天間基地の問題を巡る対応からして、アメリカの新大統領は日本で起こりつつある事態の重要性に全く気づいていないのがわかる。オバマとその側近たちは、安定した新しい日米の協力的な関係を築くチャンスを目の前にしておきながら、それをみすみすつぶそうとしている。それと引き換えに彼らが追求するのは、アメリカのグローバル戦略の中での、ごくちっぽけなものにすぎない。 <br>   <br>  当初は、世界に対する外交姿勢を是正すると表明したのとは裏腹に、オバマ政権の態度は一貫性を欠いている。このことは、アメリカ軍が駐留する国々に対するかかわりのみならず、アメリカの外交政策までをも牛耳るようになったことを物語っている。しかも対日関係問題を扱うアメリカ高官のほとんどは、国防総省の「卒業生」である。つまりアメリカの対日政策が、バランス感覚の欠如した、きわめて偏狭な視野に基づいたものであったとしても、少しも不思議ではないわけだ。 <br> <br> 何が日本にとって不幸なのか <br>  中立的な立場から見れば、きわめて些細なことであるのに、それが非常に強大な存在を動揺させる場合、それはあなたが非常に強い力を有している証左である。いま日本の置かれた状況に目を向けている我々は、権力とはかくも変化しやすいものだという事実を考える必要がある。昨年、日本では、一九五〇年代以来、最大規模の権力の移転が起きた。そして民主党は、いくつかの事柄に関して、もはや二度と後戻りすることができないほどに、それらを決定的に変えた。しかしながら、だからといって民主党の権力が強化されたわけではない。民主党はこれからもたび重なる試練に立ち向かわねばならぬだろう。 <br>   <br>  もし鳩山内閣が道半ばにして退陣するようなことがあれば、それは日本にとって非常に不幸である。自民党が政権を握り、毎年のように首相が交代していた時期、一体何がなされたというのか? もし、またしても「椅子取りゲーム」よろしく、首相の顔ぶれが次々と意味もなく代わるような状況に後退することがあっては、日本の政治の未来に有益であるはずがない。 <br>   <br>  民主党の力を確立するためには、当然、何をもって重要事項とするかをはき違えた検察に対処しなければならず、また検察がリークする情報に飢えた獣のごとく群がるジャーナリストたちにも対応しなければなるまい。小沢が初めて検察の標的になったのは、昨年の五月、西松建設疑惑問題に関連して、公設秘書が逮捕された事件であり、彼は民主党代表を辞任し、首相になるチャンスを見送った。 <br>   <br>  そのとき、もし検察が「同じ基準を我々すべてに適用するというのであれば」国会はほぼ空っぽになってしまうだろう、という何人かの国会議員のコメントが報じられていたのを筆者は記憶している。確かに検察は、理論的には自民党政権時代のように、たとえば国会の半分ほどを空にする力を持っていた。だが、もし検察が本当にそのような愚挙に出たとしたら、そんな権力は持続性を持つはずはない。そのような事態が発生すれば、新聞を含む日本の誰もが、検察の行動は常軌を逸していると断じるだろうからだ。 <br>   <br>  このように考えると、ここに権力の重要な一面があらわれているように思われる。権力とは決して絶対的なものではない。それはどこか捉えどころのないものである。はっきりした概念としてはきわめて掴みにくいものなのである。それはニュートン物理学に何らかの形でかかわる物質によって構築されているわけでもない。権力の大きさは測ることもできなければ、数え上げることも、あるいは数列であらわすこともできない。権力を数値であらわそうとした政治学者が過去にはいたが、そのような試みは無残にも失敗した。これは影響力とも違う。影響力は計測することができるからだ。権力は、主にそれを行使する相手という媒介を通じて生じる。対象となるのは個人に限らず、グループである場合もあるだろう(相手があって生じるという意味で、権力はともすれば愛に似ている)。 <br>   <br>  近年の歴史を見れば、そのことがよくわかる。冷戦が終結する直前の旧ソ連の権威はどうなったか? 強大な権力機構があの国には存在していたではないか。そして誰もがその権力は揺るぎないものと見なしていたのではなかったか。その力ゆえに、第二次世界大戦後の地政学上の構図が形作られたのではなかったか。 <br>   <br>  ところが小さな出来事がきっかけとなってベルリンの壁が崩れた。ほどなくして、長きにわたり東欧諸国を縛り付けてきた、モスクワの強大な権力が消失した。それが消えるのに一週間とかからなかった。なぜか? なぜならモスクワの権力とは人々の恐怖、強大な旧ソ連の軍事力に対する恐れを源として生じていたからだ。ところがミハイル・ゴルバチョフは事態を食い止めるために武力を行使しないと述べ、現実にそれが言葉通りに実行されるとわかるや、旧ソ連の権力は突然、跡形もなく消え失せた。 <br>   <br>  いま我々が日本で目撃しつつあり、今後も続くであろうこととは、まさに権力闘争である。これは真の改革を望む政治家たちと、旧態依然とした体制こそ神聖なものであると信じるキャリア官僚たちとの戦いである。しかしキャリア官僚たちの権力など、ひとたび新聞の論説委員やテレビに登場する評論家たちが、いま日本の目の前に開かれた素晴らしい政治の可能性に対して好意を示すや否や、氷や雪のようにたちまち溶けてなくなってしまう。世の中のことに関心がある人間ならば、そして多少なりとも日本に対して愛国心のある日本人であるならば、新しい可能性に関心を向けることは、さほど難しいことではあるまい。 <br>   <br> 訳◎井上 実 <br>   <br> (その3へ続く) <br> <br> 日本政治再生を巡る権力闘争の謎(その3)=カレル・ヴァン・ウォルフレン <br> 2010年3月19日 中央公論 <br> <br> 日米関係の重さ <br>  日米関係に目を転じるならば、そこにもまたきわめて興味深い権力のダイナミクスが存在しており、日本に有利に事態の解決を図ることができると筆者は考えている。世界の二大先進パワーは、きわめてユニークな形で連携している。日米関係に類似したものは、世界のどこにも存在しないだろう。 <br>   <br>  鳩山が対米外交において失策を重ねていると批判する人々は、ことアメリカとの関係においては正常な外交というものが存在しない事実を見過ごしにしている。なぜならアメリカはこれまでも日本を、外交には不可欠な前提条件であるはずの真の主権国家だとは見なしてこなかったからである。そして日本は最後にはアメリカの望み通りに従うと、当然視されるようになってしまったのだ。鳩山政権は、これまで自民党が一度として直視しようとはしなかったこの現実に取り組む必要がある。 <br>   <br>  誰もがアメリカと日本は同盟関係にあると、当然のように口にする。しかし同盟関係の概念が正しく理解されているかどうかは疑わしい。同盟関係とは、二国もしくはそれ以上の独立国家が自主的に手を結ぶ関係である。ところがアメリカとの同盟関係なるものが生じた当時の日本には、それ以外の選択肢はなかった。第二次世界大戦後の占領期、アメリカは日本を実質的な保護国(注:他国の主権によって保護を受ける、国際法上の半主権国)とし、以後、一貫して日本をそのように扱い続けた。また最近ではアメリカは日本に他国での軍事支援活動に加わるよう要請している。実質的な保護国であることで、日本が多大な恩恵を被ったことは事実だ。日本が急速に貿易大国へと成長することができたのも、アメリカの戦略や外交上の保護下にあったからだ。 <br>   <br>  しかしこれまで日本が国際社会で果たしてきた主な役割が、アメリカの代理人としての行動であった事実は重い意味を持つ。つまり日本は、基本的な政治決定を行う能力を備えた強力な政府であることを他国に対して示す必要はなかった、ということだ。これについては、日本の病的と呼びたくなるほどの対米依存症と、日本には政治的な舵取りが欠如しているという観点から熟考する必要がある。民主党の主立った議員も、そしてもちろん小沢もそのことに気づいていると筆者には思われる。だからこそ政権を握った後、民主党は当然のごとく、真なる政治的中枢を打ち立て、従来のアメリカに依存する関係を刷新しようとしているのだ。 <br>   <br>  だが問題は厄介さを増しつつある。なぜなら今日のアメリカは戦闘的な国家主義者たちによって牛耳られるようになってしまったからだ。アメリカが、中国を封じ込めるための軍事包囲網の増強を含め、新しい世界の現実に対処するための計画を推進していることは、歴然としている。そしてその計画の一翼を担う存在として、アメリカは日本をあてにしているのである。 <br>   <br>  かくしてアメリカにとって沖縄に米軍基地があることは重要であり、そのことにアメリカ政府はこだわるのである。しかしアメリカという軍事帝国を維持するために、それほどの土地と金を提供しなければならない理由が日本側にあるだろうか? 日本の人々の心に染み付いた、アメリカが日本を守ってくれなくなったらどうなる、という恐怖心は、一九八九年以来、一変してしまった世界の状況から考えて、ナイーブな思考だとしか評しようがない。 <br>   <br>  筆者は、日本がアメリカを必要としている以上に、アメリカが日本を必要としているという事実に気づいている日本人がほとんどいないことに常に驚かされる。とりわけ日本がどれほど米ドルの価値を支えるのに重要な役割を果たしてきたかを考えれば、そう思わざるを得ない。しかもヨーロッパの状況からも明らかなように、アメリカが本当に日本を保護してくれるのかどうかは、きわめて疑わしい。 <br>   <br>  まったく取るに足らない些細な出来事が、何か強大なものを動揺させるとすれば、それはそこに脅しという権力がからんでいるからだ。アメリカが日本に対して権力を振るうことができるとすれば、それは多くの日本人がアメリカに脅されているからだ。彼らは日本が身ぐるみはがれて、将来、敵対国に対してなすすべもなく見捨てられるのではないか、と恐れているのだ。 <br>   <br>  そして日本の検察は、メディアを使って野心的な政治家に脅しをかけることで、よりよい民主国家を目指す日本の歩みを頓挫させかねない力を持っている。 <br>   <br>  この両者は、日本の利益を考えれば、大いなる不幸と称するよりない方向性を目指し、結託している。なぜなら日本を、官僚ではなく、あるいは正当な権力を強奪する者でもない、国民の、国民による、そして国民のための完全なる主権国家にすべく、あらゆる政党の良識ある政治家たちが力を合わせなければならない、いまというこの重大な時に、検察はただ利己的な、自己中心的な利益のみを追求しているからである。そしてその利益とは、健全な国家政治はどうあるべきか、などということについては一顧だにせず、ただ旧態依然とした体制を厳格に維持することに他ならないのである。 <br>   <br>  日本のメディアはどうかと言えば、無意識のうちに(あるいは故意に?)、現政権が失敗すれば、沖縄の米軍基地問題に関して自国の主張を押し通せると望むアメリカ政府の意向に協力する形で、小沢のみならず鳩山をもあげつらい(やったこと、やらなかったことなど、不品行と思われることであれば何でも)、彼らの辞任を促すような状況に与する一方である。しかし彼らが辞任するようなことがあれば、国民のための主権国家を目指す日本の取り組みは、大きな後退を余儀なくされることは言うまでもない。 <br>   <br>  日本の新政権が牽制しようとしている非公式の政治システムには、さまざまな脅しの機能が埋め込まれている。何か事が起きれば、ほぼ自動的に作動するその機能とは超法規的権力の行使である。このような歴史的な経緯があったからこそ、有権者によって選ばれた政治家たちは簡単に脅しに屈してきた。 <br>   <br>  ところで、前述のクリントンとゲーツが日本に与えたメッセージの内容にも、姿勢にも、日本人を威嚇しようとする意図があらわれていた。しかし鳩山政権にとっては、アメリカの脅しに屈しないことが、きわめて重要である。日本に有利に問題を解決するには、しばらくの間は問題を放置してあえて何もせず、それよりも将来の日米関係という基本的な論議を重ねていくことを優先させるべきである。 <br>   <br>  アメリカがこの問題について、相当の譲歩をせず、また日米両国が共に問題について真剣に熟考しないうちは、たとえ日本が五月と定められた期限内に決着をつけることができなかったとしても、日本に不利なことは何ひとつ起こりはしない。 <br>   <br>  それより鳩山政権にとっては、国内的な脅しに対処することの方が困難である。普通、このような脅しに対しては、脅す側の動機や戦略、戦法を暴くことで、応戦するしかない。心ある政治家が検察を批判することはたやすいことではない。すぐに「検察の捜査への介入」だと批判されるのがおちだからだ。つまり検察の権力の悪用に対抗し得るのは、独立した、社会の監視者として目を光らせるメディアしかないということになる。 <br>   <br>  日本のメディアは自由な立場にある。しかし真の主権国家の中に、より健全な民主主義をはぐくもうとするならば、日本のメディアは現在のようにスキャンダルを追いかけ、果てはそれを生み出すことに血道を上げるのを止め、国内と国際政治の良識ある観察者とならなければならない。そして自らに備わる力の正しい用い方を習得すべきである。さらに政治改革を求め、選挙で一票を投じた日本の市民は、一歩退いて、いま起こりつつあることは一体何であるのかをよく理解し、メディアにも正しい認識に基づいた報道をするよう求めるべきなのである。 <br>   <br> 訳◎井上 実 <br>   <br> (了) <br> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~<br> 日曜の夜に.... http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/28/4980528 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/28/4980528 Sun, 28 Mar 2010 19:50:06 +0900 2010-03-28T19:54:10+09:00 2010-03-28T19:54:10+09:00 フリーのジャーナリストを交え、フリーのジャーナリストも質問できた鳩山首相の、この金曜日の記者会見をご存じでしょうか。テレビを見ていないので、どのように報道されたのか知りませんが、テレビでニュースを見た方なら、個々人が自分自身で鳩山首相が何を話し、記者クラブの記者がどのような質問をし、フリージャーナリストがどのような質問をしたのか。フリージャーナリストまた一部の方の意見では、これは歴史的な総理大臣会見だそうです。 <br> <br> 鳩山内閣総理大臣記者会見-平成22年3月26日 <br> <a href="http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg3282.html">http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg3282.html</a> <br> <br> いわゆる私たちが普段目にするテレビや新聞が報道すること(二次情報)と個々人が実際に一次情報に当たって感じること、思うことはまるで違うのではないでしょうか。それを個々人が自分の目と耳で確認していただきたいと思います。<br> My Tweets - ナショナリズム関連 10 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/26/4973354 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/26/4973354 Fri, 26 Mar 2010 16:19:18 +0900 2010-03-26T16:19:51+09:00 2010-03-26T16:19:51+09:00 注:ナショナリズム関連の俺のツイート。日本語の間違いなど、多少の見直しをしたが、趣旨は同じ。 <br> <br> 2010年03月23日(火) <br> <br> 日本語と英語で同じ意味の言葉を検索すると、定義、認識の違いにビックリする。例えばナショナリストとnationalist。今日は、インド独立の彗星、ナショナリストと呼ばれるバガット・シンさんの命日だったらしい。さしずめ、日本では彼のようなナショナリストっているんだろうか? <br> <br> 日本語ではナショナリズムは「偏狭な」が付く。しかし、やたらナショナリズムを言っているのは、反韓反中に見られるように人種民族差別主義のことだ。これが、どういうわけかナショナリズムと呼ばれている。バガッド・シンさんは、True Nationalistとの評価らしい。 <br> <br> 欧米からの植民地支配を受けたインドなどの国では「独立の~」なんて方が存在する。例えばガンジー。ところが、日本で呼ばれてる人はいないんだよね。日本って米軍が大挙駐留していても独立国かぁ???? <br> <br> 共産党とか社民党とか普天間とかを問題にするのは、俺の知る限り、9条とか戦争反対なんだよね。朝日とかもそう。決して「日本独立!」じゃない。これ言っちゃうと、対象が具体的過ぎるってことかな? <br> <br> 小沢さんの会見を聞くと、この方が現在の日本の真のナショナリストなんだろうなあ。これだけ米軍がいても独立国だと思っている国民の中にあってナショナリストであることは本当に難しいと思うよ。まるで綱渡り。 <br> <br> zebra_masa、個人ナショナリスト宣言!9条でも戦争反対でもない。先ずは米軍が駐留し続け、米国の言いなりになる日本独立を!小泉竹中時代の総括・決別を! <br> <br> 小泉竹中政権。詰まる話、国民が3万以上も自殺しているときにアメリカに30兆を超える仕送りをしてた、という事実の意味を理解できない人って駄目だよね。 <br> <br> 2010年03月24日(水) <br> <br> これ俺が感じてきたことと似ている。国に対する疑念・不信。でも、これ言うと、国って何だ?ってことになるんだよね。何のために選挙やるの?不信を抱く必要のない国っていつできるの?...@j_I_M_i @yasegamanA 基本は不信感ではないかと。日の丸というより国に対する... <br> <br> そうなんですよ。でも、このままだといつまで立っても袋小路なんですよね。相手はじっとしていない。そのうちに小泉竹中みたいのが出てくる。@j_I_M_i それを経験した後の世代が国への不信や保守的愛国心の言説に将来の危惧や警戒を持つのはある種普通のことだと思います <br> <br> 分析の優秀さとは別にウォルフレンさんの次の言葉に注目すべき「世の中のことに関心がある人間ならば、そして多少なりとも日本に対して愛国心のある日本人であるならば、新しい可能性に関心を向けることは、さほど難しいことではあるまい。」--- &quot;愛国心&quot;、日本で歪められ続けた言葉! <br> <br> 2010年03月25日(木) <br> <br> しかし、街宣車とかで登場する親米右翼というのは不思議だよなあ。自分の身の回りであれを支持している奴に出会ったことないわけ。あれだけ続いていりゃ、一人ぐらい出会ってもいいものなのに、皆無なんだよなあ。 <br> <br> プロ野球の正力松太郎賞ってのも傑作だよなあ。戦犯でCIAのスパイだった輩の名前を冠した賞。今でも続いてんだよなあ。これこそ売国新聞が栄え、占領が続いていることの象徴ってか。 <br> <br> 暇なので内憂外患の最新の3つの記事を読んだ。お勧め。<a href="http://goo.gl/RLXo">http://goo.gl/RLXo</a>。何故かというと、ジャーナリストと称する3人全員が検察が何かをしてくれるとの前提で、これまでの例えば石川氏逮捕などに対する批判は皆無。恐らく、これが日本の平均的ジャーナリストの見識。 <br> <br> (続き)ジャーナリスト自体が共通して「お上」意識を持っている。なかなか嘆かわしいというか、大変なことでゴンス。自称ジャーナリストの方々:高尾義彦、松田賢弥、須田慎一郎 <br> <br> ところで、普天間代替拒否なんて言うけど、本当にそんなことできるの?グアム協定ですでに普天間代替施設は前提だよね。拒否ってことは、日本側から一方的に協定破棄するってことか? <br> <br> グアム協定は、衆議院だけとはいえ国会で成立して、署名されたもんだからなあ。破棄するには、どうすんだあ? <br> <br> しかしまあ、ウォルフレンさんの「日本政治再生を巡る権力闘争の謎」<a href="http://bit.ly/9G9KmV">http://bit.ly/9G9KmV</a>と比べると日本のジャーナリスト三方、高尾義彦、松田賢弥、須田慎一郎との違いが余りにも歴然としていて。悲しい。 <br> <br> 役員報酬年間1億以上の情報開示、具体化前は財界賛成、具体化後は急に反対...何か似ているなあ。これ以上沖縄に基地は酷い。じゃあ、どっか普天間の代替地に名乗りを!...どこもなし。金融省記者会見 <a href="http://goo.gl/lUDG">http://goo.gl/lUDG</a><br> My Tweets - ナショナリズム関連 9 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/22/4964367 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/22/4964367 Mon, 22 Mar 2010 19:53:45 +0900 2010-03-22T19:54:23+09:00 2010-03-22T19:54:23+09:00 注:ナショナリズム関連の俺のツイート。日本語の間違いなど、多少の見直しをしたが、趣旨は同じ。 <br> <br> 2010年03月22日(月曜) <br> <br> 「ナショナリズム」を頭で考える人は「お国自慢」を思い出すといい。あれはナショナリズムの国内地域版と言っていいもの。「ナショナリズム」は世界中の国、国家版。自分の「お国」を貶されたり、壊されたりして気持ちいい奴はそうはいないだろう。世界中同じだ。 <br> <br> 地元が「ノー」と言うなら交渉しないって言うなら、辺野古への移設はないね。米側がそう言っているよう。何でもどうぞのグアム協定から少し前進かな。Local agreement necessary for Futemma relocation <a href="http://goo.gl/kdtX">http://goo.gl/kdtX</a> <br> <br> (続き)ただ、今後の交渉も難しそう。交換条件がね。自公が締結したグアム協定は辺野古の代替施設が前提になってるから。米国側が何を言い出すか? <br> <br> (続き)自公が締結したグアム協定は日本は何も言う権利がないんだよね。文句言う権利は米国だけ。ホント、不平等な屈辱協定。 外務省: 第三海兵機動展開部隊の要員及びその家族の沖縄から <a href="http://goo.gl/Am4r">http://goo.gl/Am4r</a> <br> <br> (続き)現実的に辺野古の反対無いことにして強行しても、死人も出るだろうし無理なんだろうなあ。米国側は鳩山政権を助けたことにして、何を要求してくるのかなあ? <br> <br> Unbelievable, but very likely that our former LDP-lead governments were controlled by Yakuza.<a href="http://bit.ly/aZCoxe">http://bit.ly/aZCoxe</a> Sorry, written in Japanese <br> <br> 初めまして。これは必然的な流れかと。米国の治安産業の本体は情報収集、盗聴産業ですよね。@Guttie_bohnum それよりも、そのサイトの次の記事「GoogleがついにNSAと情報共有へ <br> <br> 同感。本当に怖いです。ただ、イラクを見ても、この力は弱っているというのが現状と思います。イラクもアフガンも頑張って欲しい。無責任ですけど。@Guttie_bohnum でも薄々ながら、そういう懸念は皆さん以前から抱いていたのではないかな、と思います。でも本当に恐ろしい。 <br> <br> (continued) Very likely that Japanese procecutors have been and are controlled by Yakuza as well.<br> My Tweets - ナショナリズム関連 8 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/22/4964362 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/22/4964362 Mon, 22 Mar 2010 19:50:48 +0900 2010-03-22T19:54:44+09:00 2010-03-22T19:51:08+09:00 注:ナショナリズム関連の俺のツイート。日本語の間違いなど、多少の見直しをしたが、趣旨は同じ。 <br> <br> 2010年03月21日(日曜) <br> <br> 日本の伝統文化(?)を唱えるチャンネル「桜」なる親米右翼サイトhttp://www.ch-sakura.jp/があるんだけど、訪れる度に吹き出しちゃう。気付かないのか、気にしてないのか?桜って韓国の方が有名じゃないかなあ。日本の風景と同じだよ。<a href="http://goo.gl/IYwh">http://goo.gl/IYwh</a> <br> <br> Thanks. @Lucen_Hangul #lhfirst: 日韓理解と親善交流のため、ハングル→日本語、日本語→ハングルに翻訳提供しています。 <br> <br> しかし、やっぱり、ここの「チャンネル桜」のサイトhttp://www.ch-sakura.jp/は変だよな。本当に日本の伝統文化(?)を主張するところか。誰がやってんだ。桜は日本固有じゃないっての。 <br> <br> しかし、竹中の顔って、「これが売国奴の顔」って紹介されることになるんだろうなあ。いや、すでに売国奴として紹介されてるか。 <br> <br> 久保田弘信さんの写真。<a href="http://goo.gl/DBLw">http://goo.gl/DBLw</a> 今はアフガニスタンにいるらしい。こういう人がいるのって誇りだし、嬉しい。朝から爆発みたいだけど、気を付けて。<a href="http://twitter.com/hirokun001">http://twitter.com/hirokun001</a> <br> <br> 亀井さんのフリー・ジャーナリストとの会見を見ると、ああ、この人は現在の日本の経済状況がいかにひどいか認識しているんだと感じる。これに対し相変わらず小沢さん、鳩山さんとか言っている連中は何を考えてんだろうと思う。二人が退くと、この状況がどうにかなるのか? <br> <br> まだ最初を読んでる段階だけど、これ当たってるんじゃないかなあ。現在の日本が世界的にもいかに重要か。日本政治再生を巡る権力闘争の謎(その 1)=ウォルフレン <a href="http://bit.ly/9G9KmV">http://bit.ly/9G9KmV</a> <br> <br> ウォルフレン、素晴らしい評価「小沢は今日の国際社会において、もっとも卓越した手腕を持つ政治家のひとりであることは疑いない。ヨーロッパには彼に比肩し得るような政権リーダーは存在しない。...(続く) <br> <br> 政治的手腕において、そして権力というダイナミクスをよく理解しているという点で、アメリカのオバマ大統領は小沢には及ばない。」<a href="http://goo.gl/jA1p">http://goo.gl/jA1p</a> <br> <br> 「小沢はその独裁的な姿勢も含め、これまで批判され続けてきた。しかし幅広く読まれているメディアのコラムニストたちの中で、彼がなぜ現在のような政治家になったのか、という点に関心を持っている者はほとんどいないように思える。小沢がいなかったら、果たして民主党は成功し得ただろうか?」 <br> <br> 「日本の検察が、法に違反したとして小沢を執拗に追及する一方、アメリカは二〇〇六年に自民党に承諾させたことを実行せよと迫り続けている。このふたつの事柄からは、ある共通点が浮かび上がる。両者には平衡感覚とでもいうものが欠落しているのである。」ウォルフレン <br> <br> 「。しかも対日関係問題を扱うアメリカ高官のほとんどは、国防総省の「卒業生」である。つまりアメリカの対日政策が、バランス感覚の欠如した、きわめて偏狭な視野に基づいたものであったとしても、少しも不思議ではないわけだ。」ウォルフレン <br> <br> 「当初は、世界に対する外交姿勢を是正すると表明したのとは裏腹に、オバマ政権の態度は一貫性を欠いている。このことは、アメリカ軍が駐留する国々に対するかかわりのみならず、アメリカの外交政策までをも牛耳るようになったことを物語っている。」ウォルフレン <br> <br> 「いま我々が日本で目撃しつつあり、今後も続くであろうこととは、まさに権力闘争である。これは真の改革を望む政治家たちと、旧態依然とした体制こそ神聖なものであると信じるキャリア官僚たちとの戦いである。... <br> <br> 世の中のことに関心がある人間ならば、そして多少なりとも日本に対して愛国心のある日本人であるならば、新しい可能性に関心を向けることは、さほど難しいことではあるまい。」ウォルフレン、素晴らしい! <br> <br> 「日本の新政権が牽制しようとしている非公式の政治システムには、さまざまな脅しの機能が埋め込まれている。何か事が起きれば、ほぼ自動的に作動するその機能とは超法規的権力の行使である。このような歴史的な経緯があったからこそ、有権者によって選ばれた政治家たちは簡単に脅しに屈してきた。」 <br> <br> 「しかし鳩山政権にとっては、アメリカの脅しに屈しないことが、きわめて重要である。日本に有利に問題を解決するには、しばらくの間は問題を放置してあえて何もせず、それよりも将来の日米関係という基本的な論議を重ねていくことを優先させるべきである。」ウォルフレン <br> <br> カレン・フォン・ウォルフレン「日本政治再生を巡る権力闘争の謎 (1~3)=ウォルフレン <a href="http://bit.ly/9G9KmV">http://bit.ly/9G9KmV</a>。素晴らしいの一言。いかに日本国民が困難な状況にあるかが分かる。こんなときに細かい「政治とカネ」とやらで騒いでいるアホらしさ。 <br> <br> いやあ、スゴイですね。冷静な分析、説得力!@rsmoon 中央公論4月号僕も読みました。「ウォルフレン。素晴らしい」に同意!RT @zebra_masa 世の中のことに関心がある人間ならば、そして多少なりとも日本に対して愛国心のある日本人であるならば、 <br> <br> @rsmoon 原文も読みたいですね。「愛国心」はどんな英語を当ててるんだろう。「多少なりとも日本に対して愛国心のある日本人であるならば、新しい可能性に関心を向けることは、さほど難しいことではあるまい。」<br> My Tweets - ナショナリズム関連 7 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/22/4964361 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/22/4964361 Mon, 22 Mar 2010 19:49:47 +0900 2010-03-22T19:50:41+09:00 2010-03-22T19:50:41+09:00 注:ナショナリズム関連の俺のツイート。日本語の間違いなど、多少の見直しをしたが、趣旨は同じ。 <br> <br> 2010年03月18日(木曜) <br> <br> 沖縄のナショナリズム。これは日本国民のきわめて正当なナショナリズムである。マスコミはこのナショナリズムをなぜ後押ししないのか! ヒラリー・R・クリントン米国務長官へ公開書簡: 辺野古浜通信 <a href="http://goo.gl/F6RX">http://goo.gl/F6RX</a> <br> <br> 反占領、反外国軍駐留は各国共通のナショナリズム。外国軍のために自分たちの海を破壊させない、これも正当なナショナリズム。なぜ、日本ではそのことが正しく認識、表明されないのだろうか。<a href="http://goo.gl/Pjac">http://goo.gl/Pjac</a> <br> <br> はい、そうです。どこの国でもほぼ誰もが自然に感じるであろうナショナリズム感情です。これを否定することは、個々人の気持ちを否定することになる。@nobuogohara 国土を破壊される、汚されるという体感的ナショナリズムですね。 神社や寺で外国人がガムを吐き捨てたりした時に、 <br> <br> ドュークがKKK、人種差別主義者というのは本当か?米国でユダヤを取り上げると社会的に抹殺される。米国の外交政策に関する、かの有名な「イスラエル・ロビー」を書いた、この方たちも。<a href="http://goo.gl/jGKt">http://goo.gl/jGKt</a> (続く) <br> <br> 別に中国のやり方に拍手を送るわけではないが、このWSJの記事を「報復を受けるグローバリズム」という視点から見ると笑えるかもしれない。- 『海外資本はもう不要?加速する中国の経済ナショナリズム』<a href="http://bit.ly/abunv5">http://bit.ly/abunv5</a> <br> <br> (続き)グローバリズムとは何であったか?安い労働力を求めた資本の移動と特許などを背景とした発展途上国の収奪。中国は、日本でも米国でも技術を買収していた。安い労働力は自分のところで利用するのが当たり前。上前をはねられ続けるお人好しは、そうはいないだろう。 <br> <br> (続き)ITにしてもグローバリズムにしても、未だに言葉に踊らされる人がいるのは驚くばかり。ITバブルは、グローバリズムは具体的にどういう動きだったのか。これを見なければ何度も同じことが繰り返される。 <br> <br> アバターに日の丸を入れている人ってけっこう居る。傾向としては共通するものがあるかもしれないけど、むしろ、自国の国旗を入れていることで即座にどうとか決めつける方がまずいんじゃないかなあ。(続く) <br> <br> ちなみにアバター用に各国の国旗作っている人は、日本人じゃなくて、この方のよう。<a href="http://twitter.com/twibboncountry">http://twitter.com/twibboncountry</a> <br> <br> 沖縄のナショナリズム。これは日本国民のきわめて正当なナショナリズム。マスコミはこのナショナリズムをなぜ後押ししないのか! ヒラリー・R・クリントン米国務長官へ公開書簡: 辺野古浜通信 <a href="http://goo.gl/F6RX">http://goo.gl/F6RX</a> <br> <br> 2010年03月20日(土) <br> <br> 反民主の中心にいるとされる官僚(特に検察、厚生省)、大手マスコミ、親米右翼、やたら愛国心を唱える自民安部などの面々.....こいつらを並べると何か共通点を感じない? <br> <br> (続き)こいつらって、あのアホ戦争推進の中心を担ったくせして、アメリカ様のお目こぼしをいただいて責任をとらず、敗戦を迎えた途端にすぐに寝返ってアメリカ万歳、民主主義万歳とかほざいていた連中とその末裔じゃないか。 <br> <br> (続き)つまり、現在起きている事って、米軍を含めて国民が敗戦責任の総決算をできるかどうかというところにあるんじゃないだろうか。 <br> <br> 大田昌秀元沖縄県知事が語る沖縄のナショナリズム!週刊朝日3月5日号~「答えを誤ると沖縄の怒りが爆発する」 <a href="http://goo.gl/MS3k">http://goo.gl/MS3k</a> <br> <br> アバターに日の丸の皆様、mentionを有り難うございます。先ずは私めの基本的な考え方として、こちらのブログ記事をお読みください。「歪められ続ける日本国民のナショナリズム」<a href="http://goo.gl/nNix">http://goo.gl/nNix</a> <br> <br> ナショナリズムに関わる恐らくは最も根本的な問い。外国軍兵士が自分の土地を占拠し、我が物顔で街を歩いて空を飛び回り、騒音をまき散らすことに対し、アナタは何を感じ、何を思うだろうか。これが最も顕著なのが沖縄。 <br> <br> 鯨、クロマグロをナショナリズムに関連付けたマスコミ報道は、日本国民がいかに偏狭なナショナリズムの持ち主であるかを世界に印象づける売国報道! <br> <br> (続き)ナショナリズムに関連付けた大手マスコミの鯨、クロマグロ報道を克服することこそが、世界に開かれたナショナリズムを手にする近道。どっかのポチじゃないないかぎり、ナショナリズムは世界共通。 <br> <br> 「ナショナリズム」で検索しても、米軍基地の存在という観点から見る人が見あたらない。鯨とかマグロとか、そっぽを向いている。何かやるせない。 <br> <br> 日本側が居続けて欲しいって言ってるんだから...元沖縄県知事大田さんのマル激:<a href="http://goo.gl/Ewh3">http://goo.gl/Ewh3</a>。この見出しは、この見方が正しいことの証明かも。「辺野古案でなければ海兵隊撤退も」元米国防副次官 <a href="http://goo.gl/hHUt">http://goo.gl/hHUt</a><br> 歪められ続ける日本国民のナショナリズム http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/20/4959848 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/20/4959848 Sat, 20 Mar 2010 08:24:46 +0900 2010-03-20T11:10:52+09:00 2010-03-20T08:25:27+09:00 大手マスコミの報道、またそこで報道される国民の反応とやらは実に滑稽だ。鯨、クロマグロ、それが食文化というナショナリズムに結び付けられる。常識的に考えたらいい。どこの漁業関係者でも、このまま捕獲を続けたら特定の漁業資源が絶滅してしまうと考えれば、その特定資源を保護する方法を考え、漁獲量を制限するなど、実際にそうしている。鯨にしても、クロマグロにしても同じことだ。 <br> <br> ただ、問題は事実としてそうなのかどうか、である。絶滅するとなれば、国民も食文化とやらではなく、保護するのが当たり前と考えるだろう。しかし、どういうわけか食文化という前に、もっと重要なことである事実の報道がない。事実報道の前にシーシェパードとかのアホ行動が大々的に報道される。シーシェパードには、ぜひとも辺野古にいるジュゴンの保護活動に参加して欲しいものだ。 <br> <br> 俺は「ナショナリズム」を2つの意味で使っている。どういうわけか、日本では一方の意味がスッポリ捨てられている。Encartaで「nationalism」を引いてみよう。次の3つの意味を挙げている。 <br> <br> 1. desire for political independence: the desire to achieve political independence, especially by a country under foreign control or by a people with a separate identity and culture but no state of their own <br> 2. patriotism: proud loyalty and devotion to a nation <br> 3. excessive devotion to nation: excessive or fanatical devotion to a nation and its interests, often associated with a belief that one country is superior to all others <br> <a href="http://encarta.msn.com/dictionary_1861632464/nationalism.html">http://encarta.msn.com/dictionary_1861632464/nationalism.html</a> <br> <br> 日本では、定義の最初にある「政治的独立の希求」がスッポリ抜けているのだ。もっぱら、大戦中に植民地主義で共食いしあった欧米日各国の偏狭なナショナリズム、偏狭な国への忠誠心・愛国心、民族優越主義の意味で使われている。 <br> <br> 確かに戦前日本は偏狭なナショナリズムの固まりであったかもしれない。しかし、現在はまるで違う。米軍が大規模に駐留するという、独立国とは言えない状態にあるのだ。にもかかわらず、ナショナリズムの最大の意味である「政治的独立の希求」がスッポリ抜け落ち、鯨やクロマグロなどという、恐らく一般の国民にはほとんど関係ないことに「ナショナリズム」が結び付けられる。また、もっぱら反朝鮮・反中国の親米右翼のアホ活動が「ナショナリズム」に結び付けられる。 <br> <br> 戦中に戦争を賛美し、優越ナショナリズムを煽りながら、敗戦になると手のひらを返してアメリカ万歳、民主主義万歳と礼賛して、ナショナリズムを矮小化し、歪めてきた大手マスコミ。大手マスコミが戦中から戦後へとほとんど改革もなしに引き継がれたことを認識すべきだ。事実として、米国公文書で明らかにされているように、読売社主の正力松太郎は岸信介と同じく戦犯でありながら釈放され、「PODAM」というコード名を持つCIAのスパイだった。 <br> <br> 官僚・マスコミをはじめとして、政権交代後に執拗に現政権の攻撃を繰り返す抵抗勢力がどのような連中なのか。一般の日本国民からすれば、まさに、やたら無駄死にを増やした戦争の責任を負うべき連中を中心にした組織そのものではないだろうか。<br> My Tweets - ナショナリズム関連 6 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/18/4954430 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/18/4954430 Thu, 18 Mar 2010 07:26:00 +0900 2010-03-18T07:26:32+09:00 2010-03-18T07:26:32+09:00 2010年03月17日(水曜) <br> <br> 誰か書いていたなあ。官僚は政治家に対する自己保身のために米軍を利用している。「思いやり予算」はその一環。自民党の議員さえやり過ぎって言ってたんだもんなあ。思いやり予算 バーテンダー・宴会マネジャー給与… 不適切 <a href="http://goo.gl/64Th">http://goo.gl/64Th</a> <br> <br> (続き)NationalismもPatriotismも非難を受ける原因はどこにあるのか?その原因を作っているのは誰か?ここに日本の戦後の本質が隠れている。 <br> <br> (続き)オーウェルは、Patriotismを日々の暮らしに対する賛美、外部からの攻撃に対する防衛として評価する。ところが日本では、このオーウェルが称えるPatriotismさえも攻撃を受ける。 <br> <br> 『1984』のオーウェルが描いたNationalismと Patriotismの要約。植民地主義の欧米列強で吹き荒れたナショナリズムを前提に考えるべき。ナショナリズムを平和にとって最悪と評している。<a href="http://goo.gl/h6p9">http://goo.gl/h6p9</a> (続く) <br> <br> 俺が見る限り、現在世界で最も偏狭なナショナリズムを教育をしているのはアメリカ!第二次大戦の共食い、共倒れから逃れた唯一の国。ネオコンなど、誰もが米国のようになりたがっているという妄想で戦争をやることを何とも思っていない。 <br> <br> これは考えたことがなかったですが、結局国民の手でけじめを付けていないことが最大の原因のような。@tokunagamichio 今、日本のナショナリズム思考には、「A級戦犯は結果的に日本を植民地にしてしまった責任は重い、だから靖国に奉られるのは変だ」という論点が無いのが不思議。 <br> <br> そもそもナショナリズムの台頭は、植民地主義に走った欧米列強間、またそれら欧米列強からの独立を目指したものの2通りある。欧米ナショナリズムは偏狭でほぼ共倒れになったが(当時の日本はこちらに含まれる)、後者の独立を目指したナショナリズムはまるで正当。現在、日本がいる立場は戦中と異なる。 <br> <br> 日本のナショナリズム(と称するもの)の滑稽さは、ナショナリズムでも何でもないものをナショナリズムと思い込まされていること。それで、その偽ナショナリズムが、これまた時代錯誤のコメンテータとか似非良識派、左翼の反対の対象になっていること。 <br> <br> (続き)ネット右翼とか親米右翼とか、あれナショナリズムでも何でもないでしょ。だって、外国軍の基地があって、それから独立も何にも言わないんだから。明らかに他の意図を持つ暴力団。共通しているのは親米、旧体制維持、そのための反中国、反朝鮮、弱いものいじめだよね。 <br> <br> (続き)単に弱いものイジメに見えるけど。弱い者イジメが日本のナショナリズムだなんて言われたら、圧倒的の大多数の国民は、びっくらこくんでないの?でも、許してんだもんなあ。いやあ、日本のナショナリズムは弱いものイジメでーす、ってか。 <br> <br> 世界から見ると、日本のナショナリズムとやらは滑稽を通り越して摩訶不思議じゃないだろうか。例えば在特会。なんであれにナショナリズムが出てくるんだろうか。自国に外国軍の軍事基地がいくつもあるというのに、何の抗議も攻撃もしない。あれってナショナリズムと関係あるの?<br> My Tweets - ナショナリズム関連 5 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/18/4954424 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/18/4954424 Thu, 18 Mar 2010 07:15:21 +0900 2010-03-18T07:26:46+09:00 2010-03-18T07:15:47+09:00 注:ナショナリズム関連の俺のツイート。日本語の間違いなど、多少の見直しをしたが、趣旨は同じ。 <br> <br> 2010年03月16日(火曜) <br> <br> @tokunagamichio さん、恐縮です。それぞれの国、地域で「ナショナリズム」に対する思いの違いはあるのでしょうが、やはりどうも不思議です。特にイラクは驚きでした。ほぼ誰もが「自分はナショナリスト」になるんですから。ちょっと調べる必要があるかも。今日はこの辺で。 <br> <br> @tokunagamichio さん、今晩は。正しくは「ポチズム」です。これが一番、日本語の語感がいいような。こりゃ、ポチっ、貢いでんじゃねえ(笑) <br> <br> @mekkosan さん。有り難うございます。インターナショナルな健全なナショナリズムを! <br> <br> 「ナショナリズム」で検索したら、@tokunagamichio さんのこれ <a href="http://goo.gl/js7W">http://goo.gl/js7W</a> が、俺も含めてけっこうリツイートされていた。ナショナリズムはあくまで出発点。活かすも殺すも国民であり政治家。 <br> <br> Agree. @annyksa you just don;t launch attacks against the citizens of any country-they are innocent,except maybe israeli settlers <br> <br> (続き)「ポチズム」は小泉竹中政権時に最高潮に達し、自殺者3万人を超える中、米国へ年間30兆ものカネを貢ぎ、年次改革書に従って日本社会を破壊しました。「ポチズム」に対抗するのは「ナショナリズム」であり、ナショナリストです。 <br> <br> 新語のご案内。「ナショナリズム」の反対語は「インターナショナリズム」ではありません。小泉竹中時代に見事に顕在化した「ポチ」、「ポチズム」「ポチイズム」です。「ポチズム」は、依然として自民党、みんなの党、一部官僚、大手マスコミなどに生きております。 <br> <br> ネット右翼と呼ばれている連中が何に反応するかとか、掲示板での対応とか、どうしてエロ系と結びついたのが多いのかとか、考えればいいんじゃないでしょうか。傾向がありますから。@gaytown_2chome ネット右翼の範囲が人によりバラバラだもの。 <br> <br> 多分、これ間違いだと思う。「ネット右翼」って呼ばれている連中ってどっかからカネ貰ってるか、統一協会とかのカルト系じゃないかなあ。右翼ってこれほどバカじゃないでしょう。@gaytown_2chome @sasakitoshinao氏は 「今はまだネット右翼勢力が <br> <br> この当たりの歴史は分からないですが、日本での「ナショナリズム」の扱いはどうも変ですよね。日常で当たり前に感じることが否定されている。@debusaikusaitou なるほど。日本の場合、レーニンが唱えた共産革命が波及することによって、 <br> <br> (続き)これって占領政策と左翼のプロパガンダによる産物じゃないかなあ。日本で流通しているインターナショナリズムの概念って、正確には左翼が使う「反ナショナリズム」のことだよね。 <br> <br> 何で日本では「インターナショナリズム」が「ナショナリズム」と対立する、極端には相容れない概念として出てくるんだろう。元々が「ネーション(ナショナリズム)」を前提にした相互協力の概念だよな、確か。 <br> <br> この産経の記事書いた奴は怒らなかったのかなあ?ポチだから、ごもっともって聞いてたのか?見事なポチズム!@0ur_Sanctuary 2010.3.15「日本はバナナ共和国」 <br> グアム協定に見られるポチズムの発想。何でもやります。その代わり国内のおこぼれは私たちに。ほら辺野古とかに新設すれば、後々もカネがいくらでも出ますし、自衛隊も使えますから。外務省が紹介する屈辱の不平等条約、<a href="http://goo.gl/Am4r">http://goo.gl/Am4r</a> <br> <br> 主にアバターに日の丸入れた連中が「永遠の同盟はない。あるのは国益のみ」「経済的な利益の共有もナショナリズムの沸騰で吹っ飛ぶ」という石破発言を取り上げている。グアム協定という不平等条約に賛成した輩がナショナリズム?ポチズムの間違いじゃないか。<a href="http://goo.gl/I5GW">http://goo.gl/I5GW</a><br> My Tweets - ナショナリズム関連 4 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/18/4954422 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/18/4954422 Thu, 18 Mar 2010 07:07:17 +0900 2010-03-18T07:27:02+09:00 2010-03-18T07:07:51+09:00 ■ My Tweets - ナショナリズム関連 4 <br> <br> 注:ナショナリズム関連の俺のツイート。日本語の間違いなど、多少の見直しをしたが、趣旨は同じ。 <br> <br> 2010年03月15日(月曜) <br> <br> ナショナリズムを考えるときの前提は、ソ連崩壊後の世界情勢。軍事をはじめとして、米国の絶対優位。米国から見て、他国、他地域のナショナリズムをいくらでも攻撃できる世界になったんだ。でも、自動車のように、自分たちがやばい、不利な状況になれば... <br> <br> ナショナリズムってのはどの国・地域にもある。これが厄介なのは&quot;ism&quot;が付いているけど、実際には日常の自然な感情に根ざすってところかな。だから、マズい方向にいかないように捌け口をつくることがある。最近の捕鯨問題なんてその典型だと思うけどね。 <br> <br> 日本でガス抜きする必要があるナショナリズム感情って何だろう?やっぱり、米軍基地だよね。見たことがある人はすぐに分かるだろうけど、何でどうして、あんなアホそうな米兵が。逗子でのこの規模の違い、<a href="http://goo.gl/2dG8">http://goo.gl/2dG8</a> <br> <br> 「ナショナリズム」に警鐘を鳴らす阿修羅コメント。しかし、コメントは小泉竹中を「売国奴」と呼ぶ。これこそ国民発の自然なナショナリズムでは。<a href="http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/400.html#c1">http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/400.html#c1</a> <br> <br> 「ナショナリズム」を口にするとき、だいたいの人が但し書きを付ける。オリンピックを見ても、国外のイラクを見ても誰もが持っているとしか考えようのない「ナショナリズム」。なぜ、それを言うのに但し書きが必要になったのか? <br> <br> 「思いやり予算」で作られる、日本の標準よりはるかに立派な米軍宿舎。「米軍基地の中見たい人集合!:<a href="http://goo.gl/xABV">http://goo.gl/xABV</a>」。これ見て変と感じ、政府は何をやってんだあと思うのってナショナリズムの原型じゃなあい? <br> <br> 角栄さんはガッツで日本の道を開こうとしたナショナリスト。宗男さんも小沢さんもそれぞれ信念で道を開こうとしているナショナリスト。ちっこい省内で生息する官僚に日本の道を開くことができるかあ。 <br> <br> この当たりの歴史は分からないですが、日本での「ナショナリズム」の扱いはどうも変ですよね。日常で当たり前に感じることが否定されている。@debusaikusaitou なるほど。日本の場合、レーニンが唱えた共産革命が波及することによって、 <br> <br> 多分、これ間違いだと思う。「ネット右翼」って呼ばれている連中ってどっかからカネ貰ってるか、統一協会とかのカルト系じゃないかなあ。右翼ってこれほどバカじゃないでしょう。@gaytown_2chome @sasakitoshinao氏は 「今はまだネット右翼勢力が <br> <br> ネット右翼と呼ばれている連中が何に反応するかとか、掲示板での対応とか、どうしてエロ系と結びついたのが多いのかとか、考えればいいんじゃないでしょうか。傾向がありますから。@gaytown_2chome ネット右翼の範囲が人によりバラバラだもの。 <br> <br> 新語のご案内。「ナショナリズム」の反対語は「インターナショナリズム」ではありません。小泉竹中時代に見事に顕在化した「ポチ」をベースにした「ポチズム」「ポチイズム」です。「ポチズム」は、依然として自民党、みんなの党、一部官僚、大手マスコミなどに生きております。 <br> <br> (続き)「ポチズム」は小泉竹中政権時に最高潮に達し、自殺者3万人を超える中、米国へ年間30兆ものカネを貢ぎ、年次改革書に従って日本社会を破壊しました。「ポチズム」に対抗するのは「ナショナリズム」であり、ナショナリストです。 <br> <br> 「ナショナリズム」で検索したら、@tokunagamichioさんのこれ <a href="http://goo.gl/js7W">http://goo.gl/js7W</a> が、俺も含めてけっこうリツイートされていた。ナショナリズムはあくまで出発点。活かすも殺すも国民であり政治家。 <br> <br> @tokunagamichio さん、今晩は。正しくは「ポチズム」です。これが一番、日本語の語感がいいような。こりゃ、ポチっ、貢いでじゃねえ(笑) <br> <br> @tokunagamichio さん、恐縮です。それぞれの国、地域で「ナショナリズム」に対する思いの違いはあるのでしょうが、やはりどうも不思議です。特にイラクは驚きでした。だいたい誰も「自分はナショナリスト」になるんですから。ちょっと調べる必要があるかも。<br> My Tweets - ナショナリズム関連 3 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/15/4949457 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/15/4949457 Mon, 15 Mar 2010 18:02:47 +0900 2010-03-18T07:27:16+09:00 2010-03-15T18:03:36+09:00 ■ My Tweets - ナショナリズム関連 3 <br> <br> 注:ナショナリズム関連の俺のツイート。日本語の間違いなど、多少の見直しをしたが、趣旨は同じ。 <br> <br> 2010年03月14日(日曜) <br> <br> リツイートなど本当に有り難うございます。自分でもいろんなモヤモヤが晴れていくような気がしています。@rsmoon 深く同意します。アメリカのグローバリズムは「地球支配主義」(キッシンジャー)で対立軸にあるのが「正統ナショナリズム」だと思います。 <br> <br> はい、言いたかったことを言っていただきました。事実としてあることに目をつぶるべきではない。偏狭な展開をするなら、それをどう克服するかが問題。@debusaikusaitou パトリオット。認識せずに忌避する事こそが危険ですね。 <br> <br> どこの国でもある程度そうだと思うが、特に米国は企業国家と言っていい。どのぐらい前からかcorporatocracyという言葉も生まれている。IT治安産業もその一つ。対テロ、金融の仕掛けが潰れた今、軍需一体となった治安産業が何を仕掛けるのか、あるいは仕掛けているのだろうか。 <br> <br> (続き)米国の動きを見ると、このcorporatocracyがナショナリズムを支配していると思える。企業価値によってナショナリズムまで支配されている社会。確かに米国商工会議所の言うように、さまざまな国の国民が抱くナショナリズムは邪魔に違いない。 <br> <br> ナショナリズムはどこの国にもある。状況によって、排外的になったり、逆に他国への共感になったりもする。でなければ、オリンピックやサッカーが長く続いたりはしないだろう。@debusaikusaitouさんご指摘のように、先ずは、その存在を否定するのでは、認識することではないだろうか。 <br> <br> しかし、イラクでは誰もが受け入れているように見えるナショナリズムが、なぜ日本では排撃されるのだろうか。もちろん親米右翼の異様さのせいもあるだろう。しかし、それだけでは説明がつかない。 <br> <br> (続き)いわゆる左翼などは、「国家はナショナリズムを利用して...」という意見を言う。しかし、国家を運営するのは、建前で有れ、国民が選んだ議員、政権じゃないのか。だとすると、その左翼が政権を握れば、ナショナリズムを利用しない国家になるのか? <br> <br> しかし、本当に不思議だ。どの国にもある、米国にさえあるナショナリズムが、なぜ日本ではこれほど酷い扱いを受けてきたのだろうか?正当な評価を得てこなかったんだろうか? <br> <br> 正統ナショナリズムから見れば、在特会などの親米右翼は右翼でも保守でもナショナリストでも何でもない。どっかからカネを貰って活動している単なる親米ポチのドアホじゃないか。<br> My Tweets - ナショナリズム関連 2 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/14/4948224 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/14/4948224 Sun, 14 Mar 2010 18:13:54 +0900 2010-03-14T18:14:22+09:00 2010-03-14T18:14:22+09:00 注:ナショナリズム関連の俺のツイート。日本語の間違いなど、多少の見直しをしたが、趣旨は同じ。 <br> <br> 2010年03月13日(土曜) <br> <br> ナショナリズム警戒論の論にもならないアホらしさの証明。オリンピックでやられてること、ありゃ何だ。ナショナリズムの刺激そのものじゃないか。大手マスコミ、特に朝日系とかを見るといい。マッチポンプの典型。巧妙にナショナリズムが管理されていたということ。 <br> <br> (続き)例えば沖縄で女子学生が米兵に強姦されれば、国民の圧倒的大多数はその元凶である米兵、米軍基地に反感を抱く。それは自然な感情であり、それがナショナリズムの原感情。こうしたナショナリズム警戒を説く輩とはどういう連中か。米国と親米ポチぐらいじゃないか。 <br> <br> (続き)親米右翼とかの反中国・反朝鮮はナショナリズムでも何でもない。別の意図が隠されている。これだけ長い間米軍基地があり、米兵とその家族による犯罪が起きていて、これを問題視しないナショナリズムなどありえない。 <br> <br> (続き)「ナショナリズム」に対する攻撃は激化するだろう。それとともに、小沢氏らの攻撃と同じ構図で親米マスコミ、親米官僚、親米右翼の反日性格が白日の下に晒されるに違いない。 <br> <br> 「ナショナリズム」のことを考えていたら、どういうわけか欧米によるアジア中近東の植民地支配に頭がいってしまった。中国にしてもインドにしても、あのヒデー植民地支配を忘れているんだろうか。当面は日本だったけど、欧米、特に米国はまだ偉そうに能書きを垂れているわけで... <br> <br> 俺のタイムラインに問題があるのかもしれないけど、Twitterを始めて変に政治的、思想的な話に偏っている。でも、Twitterの役割を見ていると、もっと日常的な愚痴とかに移した方が面白いんじゃないかと思った。 <br> <br> (続き)政治的な意見も面白いんだけど、日常の感情の揺れとかがなくて、どうもしっくりこない。政治って日常だと思うんだけど、日常と政治の相互作用というか、そういうのが感じられないんだよなあ。 <br> <br> (続き)例えばオリンピックのときは、日本選手の話で持ちきり。これってナショナリズムの発露の一種だと俺は思うんだけど、そう捉える人は余りいない。何か変なんだよな。 <br> <br> (続き)オリンピックで日本で騒がれることってナショナリズムそのものじゃないかなあ。老いも若きも意見を言う。こういう共通項って意外とないんだよなあ。 <br> <br> (さらに続き)高校野球なんかも、対世界ではなく、県別になるけど一種のナショナリズム。つまり、自分たちが知っている学校とかに対する愛着だよね。こういう感情の存在を先ず認めることが前提じゃないかなあ。どこの国見てもそうだよね。 <br> <br> (もう一つ)ナショナリズムを理解しなかったら、ベトナム戦争とか現在も続くイラクでの反米、反宗教原理主義とか、アフガンでの戦い(もっと局地的だけど)とか理解できないんじゃないかなあ。 <br> <br> (もう一つ)「インターナショナリズム」って「ナショナリズム」を前提にしかありえないよな。人間個々の肉体の限界からして、「インターナショナリズム」と「ナショナリズム」のどちらをとるかと言えば「ナショナリズム」。小沢さんが「いくら派遣したって絶対勝てない」ってのも、そういう意味でないの。 <br> <br> 本当のナショナリズムとは、他国のナショナリズムの存在も理解すること。これに対し、この間の米国主導のいわゆる「グローバリズム(たちの悪いインターナショナリズム)」は自分たちの金儲け価値を世界に拡散しようとしたもので、他国に対する敬意も何もない。 <br> <br> リツイート有り難うございます。日本での正しい「ナショナリズム」の復権を願っています。@mekkosan 御意 RT @zebra_masa 本当のナショナリズムとは、他国のナショナリズムの存在も理解すること。<br> My Tweets - ナショナリズム関連 1 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/14/4948217 http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/03/14/4948217 Sun, 14 Mar 2010 18:09:36 +0900 2010-03-14T18:11:18+09:00 2010-03-14T18:11:18+09:00 注:ナショナリズム関連の俺のツイート。日本語の間違いなど、多少の見直しをしたが、趣旨は同じ。 <br> <br> 2010年03月12日(金曜) <br> <br> 夫婦別姓って何か小泉時代の市町村合併に伴う市町村名改名に似ているんじゃないか。名称という点でこれで何が起きたかというと地域とかの歴史を辿るのが困難になった。対象は違うけど、韓国での創氏改名やインディアン殲滅後の地名変更に似てないかなあ? <br> <br> (続き)アメリカって先住民の歴史を破壊した国なんだよね。だから、平気でラムズフェルドだったか、「これからは自分たちが歴史」みたいなことを言えるんじゃないか。 <br> <br> (続き)米国は歴史がないって考えると、褒め言葉(?)で使われる米国はプラグマティズムの意味がよく理解できるんじゃないかなあ。つまり、過去がないから何でもいいの。でも、歴史を知っている他国の人から見ると、何度も同じことを繰り返す何とか...ってことになるんだよね。 <br> <br> ナショナリスト。イラクではナショナリストであるという主張が議員が票を得る手っ取り早い方法。一方、同じように外国軍が駐留するにもかかわらず、日本で「ナショナリスト」「ナショナリズム」が攻撃を受ける。いわゆる左翼、朝日などのマスコミから。だんだんと占領の本質が見えてきたようだ。 <br> <br> 「ナショナリズム」には、日本で流通する狭義の意味の他に、占領軍に対するレジスタンスなどの意味もある。日本では、この意味がまったく取り払われ、狭義の国家が犠牲を強いる意味での「ナショナリズム」だけが残った。左翼、大手マスコミによるプロパガンダによって。 <br> <br> (続き)同じ外国軍駐留の状況にありながら、何故イラクと日本の間で「ナショナリスト」「ナショナリズム」の評価がまるで違うのか。なかなか興味深い現象ではある。 <br> <br> 日本では、なぜ親米右翼が「ナショナリスト」と同列に並べられるのか?親米右翼にナショナリストはいるのか? <br> <br> 昨日紹介したTomさんのPremature Withdrawal - Washington’s Cult of Narcissism <a href="http://bit.ly/aXgiTB">http://bit.ly/aXgiTB</a>。いつまでも自分たちがやってあげているとう自惚れ、傲慢。これこそ米国の偏狭なナショナリズム?カルト? <br> <br> ナショナリストであることを誇ろう!それこそ米軍によって占領された日本のレジスタンス、ナショナリズム。在日米国商工会議所は、日本におけるナショナリズムの台頭を憂慮することを公言している。 <br> <br> 日本の親米ポチの一部の正体はこいつらじゃなかろうか?...韓国でやたら、検察の小沢氏捜査を持ち上げていた世界日報、それを支える統一協会。「日本の検察「権力者によどみなくメス」と韓国では絶賛の声も <a href="http://goo.gl/HeM1">http://goo.gl/HeM1</a> <br> <br> 小泉全盛のときに小泉に苦言を呈した城山さんを思い出します。@shangyuang 「本当の愛国者とは国家が間違ったことをしていると思ったときはそれは間違いだと言うことができる人のことだ」という主旨のことを、片岡義男氏が<br>