時の流れの羅針盤 日本時事評論
「日本時事評論」編集便り No.465      2024/12/20 
 今年1年の世相を表す「今年の漢字」は『金』が選ばれましたが、石破総理は12日のテレビのインタビューで自身にとっての今年の漢字は謙虚の「謙」だと話していました。理由は「謙虚にひたすら己を虚しくして色んな方の意見を素直に承る」からだそうです。自民党が国民の信頼を回復するために必要なことかもしれませんが、外交では国益を守るためには主張すべきことは主張しなければなりません。特に、韓国は親日政策を行ってきた尹大統領から反日政策を行う大統領に交代することは必至の情勢です。政府には毅然とした外交政策を貫いてほしいものです。それでは紙面案内です。(田村)

1面 天録時評 「憲法改正を阻む誤った憲法観の払拭を
         三大原則 戦後教育が刷り込んだ誤り」

 日本国憲法は、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の英文草案に基づいて作成されました。わが国の歴史や文化を否定するとともに、GHQの指示で「不磨の大典」とする国を挙げての普及活動によって、国民は誤った憲法観や歴史館を植え付けられました。とりわけ戦後教育の中で強調された「新憲法の三大原則(三大原理)」が固定観念として国民に刷り込まれました。憲法改正の実現には、不適切な「三大原則」からの脱却が不可欠です。

2面 天録時評 「大詰めの『第7次エネルギー基本計画』
         『原子力の新増設』明記は日本再生のカギ」

 わが国のエネルギー政策の方向性を示す「エネルギー基本計画」の改定作業が大詰めを迎えています。国際情勢が厳しさを増す一方、データセンターや半導体の生産拡大等で産業界の電力需要が急増する予測がある中で、現実に即した中長期的な方向をしっかりと示すことが求められます。その最大の核心は「原子力発電の新増設」を明確に、かつ具体的に記すことです。

3面 天録時評 「放送倫理向上 公的な第三者機関を
         兵庫県知事を犯罪者扱いする偏向報道」

 兵庫県の元西播磨県民局長が斎藤元彦知県知事を告発する文書を報道機関などに送ったことに端を発した「兵庫県知事騒動」。既得権益や利権構造を維持したい企業、団体、県職員OBなどが画策した知事追い出し工作に大手新聞やテレビが県民世論を反斎藤に誘導する報道で加担した形となりました。正確さと公正さを著しく損なった報道姿勢は、報道倫理の欠落が原因です。放送倫理の向上には公的な第三者機関による監視が必要です。

4・5面レポート「東アジア情勢からも憲法改正が必須
         自衛隊明記を求める国民集会を開催
         美しい日本の憲法をつくる会」

 「東アジアの危機から日本を守ろう!」と題し、自衛隊明記の憲法改正を求める国民集会が、11月24日、砂防会館別館で開催され、趣旨に賛同する約800人が全国各地から集まりました。主催は「美しい日本の憲法をつくる国民の会」で、憲法改正の国会発議を求める言論人・有識者の会が共催しました。声明文を採択し、各党代表者に手交しました。

2面 巷  露 「高まる世界の不安定化」
6面 天録時評 「男女の生物的な性差を無視するな
         差別と区別をはき違えた男女混合体育授業」
7面 天録時評 「国会議員の靖国参拝は当然だ
         慰霊の誠を捧げるのは責務」
         役立つ最新用語78
        「国民の健康を支援する
        『プレコンセプションケア』」
8面 日本の肖像119 近代的軍事制度の創立者
         山縣有朋(下)
        「明治政府に直属する鎮台=
         常備軍創設に取り組む」
         歴史家 鈴木旭

〈本文の全文(PDF)は12月27日に掲載予定です。〉
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