大阪母子「餓死」報道メモ

読売新聞:母子遺体 母親、月収30万円…昨年末までを読んで「えっ?餓死っていうのは確定ではなかったの?」と思いGoogle Newsで検索してみた。最初の段階で餓死の可能性が高いという見出しが多い。胃の内容物がなかったこと、のちに遺書で「もっと食べさせたかった」とあったから餓死の見方が強かった様子。「餓死」と言っている報道機関は少なかったみたい。

初期報道。

24日午後0時25分頃、大阪市北区天満2の6階建てマンションの管理会社から、3階の一室で異臭がする、と110番があった。大阪府警天満署員が駆けつけたところ、布団に女性と子どもが横たわり、死亡していた。一部が白骨化していた。目立った外傷はなく、同署は病死や餓死などの可能性もあるとみて、身元や経緯などを調べている。

発表では、子どもは性別不明で、身長1メートル弱で3〜4歳とみられ、トレーナーを着て、おむつカバーをしていた。上半身には、タオルと毛布が掛けられていた。女性は上下ともスエット姿。状況から、住人の母子とみられ、同署は、子どもが死亡した後、女性が亡くなったと判断。室内の電気は止まり、冷蔵庫もなかった。

週に1度、掃除に来る男性(42)は、この部屋には中国人の女性と子どもが住んでいると所有者から聞いたといい、取材に対し、「片言の日本語を漏れ聞いたこともあったが、春頃から音がしなくなった」と話した。2階に住む30歳代の男性によると、3階からは以前、子どもが騒ぐ音や声がしていたが、1〜2か月前から聞こえなくなったという。

同署によると、ドアと窓は施錠してあり、侵入や物色の跡もなかった。
(読売新聞:マンションに母子?遺体 餓死の可能性も…大阪)

遺書発見。

大阪・北区のマンションの1室で女性と幼い子どもが遺体で見つかり、部屋には「食べさせられなくてゴメンね」と書かれたメモが残されていました。
メモは女性が書いたとみられ、警察は2人が餓死した可能性もあるとみて、調べています。

今月24日、大阪・北区天満のマンションの1室で女性と幼い子どもの遺体が見つかり、警察は2人で暮らしていた井上充代さん(28)と息子の瑠海くん(3)とみて確認を進めています。
警察のその後の調べで、部屋から女性が残したとみられるメモが見つかり、「食べさせられなくてゴメンね」と書かれていたことが分かりました。

部屋には食べ物がほとんどなく、女性の胃に内容物はなかったということです。
また、口座の残高はほとんどなく、電気やガスも止まっていたということです。

2人はことし2月ごろ死亡したとみられていますが、目立った外傷はなく、部屋の鍵はかけられた状態だったということで、警察は2人が餓死した可能性もあるとみて調べています。
( NHK:部屋に女性と幼児の遺体 餓死の可能性)

無理心中の可能性

2人は2月ごろに亡くなったとみられる。室内のクローゼットの取っ手には、カーテンを引き裂いて作ったロープが輪っか状にして取り付けられており、井上さんが無理心中を図ろうとしたとの見方もある。
(産経新聞:大阪の母子遺体 夫のDVで別居か 実家にも居場所伝えず孤立)

腸に内容物ありとのこと。

充代さんと瑠海君は2月頃に死亡したとみられる。ただ、充代さんはやせ細っていないうえ、腸内からは残留物が見つかっており、府警は、餓死の可能性は低いとみている。
(読売新聞:母子遺体 母親、月収30万円…昨年末までより)

単に警察発表のとおりに発表しているだけなのね。