Microsoftは1月31日(現地時間)、Web開発者向けにWebページが正しく表示されるか確認できるテストサイト「modern.IE」を、同社ブログの一つ「Exploring IE」で紹介した。同社のWebブラウザーであるInternet Explorer 10以外にもMozilla FirefoxやGoogle Chromeなどにも対応するという。
同社は、海外を中心に展開している任意のWebサイトを各種Webブラウザーで閲覧し、動作チェックを行う有料サービス「BrowserStack」と提携。Internet ExplorerチームのシニアディレクターであるRyan Gavin(ライアン・ギャビン)氏は、「Web開発者は自身のサイトに、任意のブラウザーとOSによるWebページチェックを可能にするサービスを来年まで3カ月間無料で提供する」と述べた。実際に使用するにはFacebookのアカウントが必要となり、2014年1月10までのサービスとなる。
この他にもWebデザインや構成に関してチェックを行う「Scan a webpage」や、各仮想ソフト向けにOSとInternet Explorerを組み合わせた各仮想マシンを用意。同氏は「一般的な互換性の問題を検出し、古いInternet Explorerによる互換性問題を浮き彫りにさせる」と紹介している。また、「BrowserStack」をMozilla FirefoxやGoogle Chromeから実行するアドオンも同日から公開された。