何かと便利なGoogle検索、野球の試合結果や外出先までの経路検索など、かなりのことができてしまうので手放せないという人も多いだろう。Googleを制すればWebを制する――というと大げさかもしれないが、日々コンテンツが増え続けるWebから欲しい情報を効率良く得るために、Googleの使い方を一度おさらいしておいてもよいかもしれない。
さまざまなサービスを提供している巨大企業Googleだが、検索こそがGoogleのスタートであり、日々改良が加えられている。多くの人が Googleの検索結果におよそ満足しているだろうが、100%の満足度ではないかもしれない。Hongkiat.comの記事「A Guide To Better Google Search Techniques)」は、だからこそ、「検索のテクニックを知っておくことは役に立つ」とする。これは、自分が求めていた情報を短時間で得ることにつながるからだ。
英語で検索する場合は、「google.com」がおすすめだ。日本版(「google.co.jp」)で、「検索ツール」をクリックして「すべての言語」を選択すれば日本語以外の情報が得られるが、最新の技術がいち早く導入されるのが、本家本元「google.com」だからだ。
自動的に「google.co.jp」にリダイレクトされる場合は、「google.com/ncr」(NCRは国別バージョンにリダイレクトしない「NoCountryRedirect」の省略)を入力すればよい。以下に紹介する機能は、「google.com」で利用できるものであって各国語版では完全にサポートされていない可能性がある。
それでは、記事が提案しているアドバイスを見てみよう。
まずは、検索キーワードの入力方法だ。「キーワードが少ないほうが結果は多い」というのが原則。そのため、キーワードは「シンプル」にしよう。「日本の首相は?」と文章にするのではなく、「日本の首相」あるいは「日本」「首相」と分けて入力するほうがよい。キーワードの順番は、探している情報を作成している人の身になって、どのように表現するのかを考えるとよいという。自分が探している情報が、「格安SIM事業者のサービスと料金の違い」なら「格安SIM」「違い」の2つから初めて、「料金」を加えるなどしてはいかがだろうか?
キーワードの基本を押さえたら、特殊な検索に役立つ機能を見てみよう。
人やその人が利用するソーシャルサービスのプロフィールが知りたい場合は、「+」を前につけるとよい。「+Barack Obama」と入力すると、Obama大統領のFacebookページ、Google+などが上位に表示され、右にはWikipediaからの略歴とともに、ソーシャルサービス上のプロフィールページへのリンクがアイコンともに張られている(図1)。これはソーシャルサービスでアカウントを持つ企業でもOKだ。例えば、「+Google」と入力すると、図2のような結果となる。
さらに、「@」を前に加えるとTwitterのアカウントを表示してくれる。「#」ならGoogle+、Twitterなどのハッシュタグを検索できる。
日の出と日の入り時刻を知りたいなら、「日の出」「日の入り」と地名(「日の入り」「東京」など)を入力すると、その日の時刻を知らせてくれる。同義語を検索したいなら「~」を付けるとよい。
Googleが計算をやってくれることはご存じの方も多いだろう。「28+5」のような簡単なものから、「100^3」(「100の3乗」でもよい)といった複雑な計算まで、埋め込みの電卓機能と共に答えを表示してくれる。
また、数字で範囲を示すことも可能だ。数字と数字の間に「..」を入れるとよい。これを使うと、料金、画面サイズ、日にちなど数字で範囲を絞って検索できる。例えば、4インチから5インチまでのサイズのスマートフォンを探す場合、「スマホ 4..5 インチ」と入力すれば、その範囲内の結果が表示される。
ファイルの種類を指定して検索することも可能だ。ニーズが多いと思われる「pdf」の場合、「filetype:pdf」と入れて、キーワードを入力する。
このほか、フライトの運行状況が知りたいなら、航空会社と便名を入力(例:「全日空」「10便」)すればよいし、通貨換算は元の通貨と換算したい通貨(例:「300ドル」「日本円」など)でよい。
GoogleのヘルプセンターでもGoogleの検索機能を紹介しているので、チェックしてみてはいかがだろうか? これまで知らなかったというテクニックがあるかもしれない。