マリンピア神戸のアウトレット隣接地、三井不など優先交渉権 年57万人集客

20211129マリンピア新エリア

【神戸経済ニュース】神戸市は26日、マリンピア神戸(神戸市垂水区)にある約2ヘクタールの未利用地の活用で、優先交渉権者が三井不動産(8801)などに決まったと発表した。同社が運営するアウトレットに隣接する場所で、既設の人工のラグーン(海水の池)と砂浜風の区域を含む。地産地消のレストラン・食の物販を中心にしたA棟と、スイーツなどを販売するB棟を中心にで構成。アウトレットの建物に沿って、アスレチックやボルダリング、遊具などを設置した体を動かす活動の場も作る。年57万人の集客を想定する。

 優先交渉権者に決まったのは、代表企業に三井不、構成員企業に洋菓子のポトマック(神戸市中央区)というグループだ。ラグーンの北側に配置した砂浜風の場所には地上2階建てのA棟(建築面積858.61平方メートル)と、バーベキューエリアなどを配置する(図=三井不動産提供、クリックで拡大)。B棟はアウトレットに近づけて建設し、建築面積は183平方メートルで2階建て。このほか明石海峡大橋を臨む見晴らしデッキ、地域生産者・学校・企業などとの連携イベントを開く「コミュニティゾーン」なども予定する。

 土地の引き渡しは2022年6月ごろ。23年5月末までに着工することが決まっている。三井不は隣接地ですでに、「三井アウトレットパークマリンピア神戸」などを運営。ポトマックはアウトレット内にパスタ専門店「こなな」など、複数の飲食店を出店している。

 神戸市は年6600万円で土地を貸し出す。25日に開催した選定委員会で、三井不らの案について明石海峡大橋やラグーンなどの景観が生かされることと、マリンピア神戸全体の発展、事業の実施運営で実効性が高いことなどを評価。優先交渉権者に決定した。応募は2グループだったが、もう1グループは11月8日付で応募を取り下げていた。

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