「マック」の由来は? 米国版「名字の謎」という記事を、興味深く読みました。日本だと「堀川さん」は堀と川のあたりに住んでいたのかなとか、そういう話のアメリカ版です。果たして、マクドナルドに込められた意味とは!?
最も多い名字はスミス(約238万人)。次いでジョンソン(約186万人)、ウィリアムズ(約153万人)、ブラウン(約138万人)、ジョーンズ(約136万人)、ミラー(約113万人)と日本人にもおなじみの名字がズラリと並ぶ。
アメリカ人の名前、名字には、特に意味はないと思っていたのです。なんとなく昔から続いているのだろう、くらいの認識だったのですが、きちんと意味が込められているものもあるのだそうです!
ミラーは粉屋、テイラーは仕立屋にちなんだ名字。「川のほとりにはよく水車小屋(water-mill)があり、水車で小麦をひいていた。生活必需品の衣類の仕立ても重要な職業で数が多かった」
Smithは鍛冶屋、Millerは粉屋、Taylorは仕立屋。な、なるほど、そういうことだったのか! ちなみに「鍛冶屋、粉屋、仕立屋」が職業姓の三大勢力だそうです。
Fisherは漁師、Cookは料理人、Carpenterは大工、Gardnerは庭師、Potterは陶工‥‥けっこう、そのままの意味だったんですね。
そして、マクドナルドです。
「Mc」「Mac」「M’」などスペルは様々だが、スコットランドやアイルランドなどからの移民の名字に多く見られ、「~の子・子孫」の意味がある。つまり、マクドナルドなら「ドナルドさんの子・子孫」という意味になる。
そ、そうだったのかー!
マッカーサー、マッケンローなどが、この「マク」にあたるそうです。
さらに「〜son」「〜s」「O’〜」は「○○さんの子・子孫」という意味なのだとか。
ジョンソン、ウィルソン、アンダーソン、ジャクソン、トンプソン、ロビンソン、ハリソン、ディクソン、ロバートソン、リチャードソン、ワトソン、スティーブンソンなど。
ウィリアムズ、ジョーンズ、デイビス、さらにはオニール、オブライエンとか。
他には地形にちなんでいるケースもあります。
ワシントン、クリントンなどの「~ton」は囲い地、スタンフォード、オックスフォードなどの「~ford」は浅瀬、スタンレー、キングスレーなどの「~ley」は草地、グラハムなどの「~ham」は農地、マックスウェルなどの「~well」は泉に由来するとされる。
ここまでくると感動を覚えますね。
長身でLongman、力が強くてArmstrong、髪が茶色くてBrownとか、改めて名前って凄い!
ところで、Macintoshはどうなるのでしょうね? Toshさんの子・子孫ということなのかな?