まぁ書く。
ドハゴジ 見てきました。
最高でした。 ほんと最高。というわけでそのテンションのまま思ったこと羅列する。
相変わらず、脳内の発話をそのまま出力したような文章です。
なんかこの感じは、自分の中で
「ヱヴァ破級」なんですが、どうなんですかと。
もうそのクラス。
席立つ時になんか、頭がクラクラする感覚なる奴。 トリップ系映画。
何から語れば良いのやら。
(映画見た直後らへんの文章)
この映画は、今までのゴジラ映画の中では何に一番近いだろうか?
(まぁもちろん、
「既存のゴジラ映画の中でどれに似てる」なんて、考える必要も分析する必要も別に無いんだろうけど)
でも結局考えちゃう。
自分の中では、 「ファイナルウォーズ」に一番近いんです。 とにかく最初はそう思った。
それも極上のファイナルウォーズ。あとはさっき言ったように
ヱヴァ破の感覚にも近い。
てんてこ舞い、
次から次へと、
わんこそば のような、「お祭り映画」。
なんか、
前に書いて色々予想してた奴。 自分的には予想当たったなぁって感じ。
(人によっては この映画、
「対メガロ」に似てるって言ってて、その箇条書きマジックも面白い)
てか、ファイナルウォーズ本当に似てると言えると思う。
やってること全体的に。
人間サイドが
謎の潜水艦とか謎の空中空母みたいなのに乗って世界まわって怪獣追いかけてる感じとか、ね。
(もう轟天号とかスーパーXみたいなのが普通にある世界観なのかよ、と)
そんで、 ラドンの位置を
ファイナルウォーズのガイガンに置き換えれば、
最終決戦でやってること、ファイナルウォーズの最終決戦とかなり同じだと思うのですよ。
一応、ゴジラとモスラが仲間っぽい感じで、 ギドラ(モンスターX)と戦う。
でもモスラはガイガンで手一杯。
あー(相打ちで)モスラがガイガンにやられてしまったー。
そんなんでギドラどうするの???
・・・
みたいな展開だったわけです。 似てる。
後は、この映画のモスラは
GMKのモスラにも似てますかね。
攻撃受け止めて、散って、仲間のパワーになる、と。
(まぁGMKの場合は仲間がキングギドラなので、そこは反転している)
(だから
VSメカゴジラのファイヤーラドンに似ているという言い方もできる)
(その後バーニングになる、と)
この映画が、どのゴジラ映画のどの部分に似てるか、オマージュしてるか、だけでリスト作れるよなぁ。
そのレベル。
ほんとどっから語ったらいいのやら。
もうホントノンストップな映画だったと思う。
うわーいきなりモスラかよ。
ええええいきなりギドラかよ。
(そら、どっかの順番でどれかが出てくるのは当たり前なんだろうが、もうどの怪獣が出てこようが「いきなりもう来ちゃうのかよ!」と
驚いてしまう程)
ええええなんだこの母親!?
えー!! もうゴジラVSギドラやるのかよ!!もう見せちゃうの!??
あの予告のシーンって、こんな序盤のシーンだったの!!??
ラドンやべぇ
ラドンかっけぇ
ラドンつぇぇ
うぉーーラドンVSギドラ!!!
え?なにこれ
マンモス?
クモ??
カメ???
ええええオキシジェンデストロイヤー???
はああ?あっさり使いやがった!?
ええええギドラ生きとるやんけ。
えええゴジラは死ぬの? あ、いや死ぬか。 はい。そりゃねぇ。
えええなのこの海底都市!?
えええなにこれ!?
えええ!?
えええ芹沢博士死ぬの!?
・・・
・・・・みたいなそんな調子。
驚くことなんてそんなに無いだろうと思ってたら、もう、ずっと驚きまくってたような気がする。
超楽しかった。やばい語りたいことが山程ありすぎる。
ほんとどっから。
どうすれば。
各怪獣ごとになんか言っていこうか。
◆ギドラについて超かっこよかった。 最高。
各首ごとに個性ってのもわかった。
(まぁ自分的にはこれやられると、
大神のヤマタノオロチを思い出しちゃうがー)
(大神のヤマタノオロチは、雷がアホの子)
引力光線、喉から溜まってくる感じがガメラっぽい。
再生能力かっこいい。キモい。グロい。最高。
それにしても、
「King of the Monsters」ってタイトルは、
まぁ普通に「ゴジラのこと」を示してるんだろうなって思ってました。
外国人は、やたらとゴジラのことをそういう風に呼びますし。
キングギドラも「キング」って頭には付いてるけど、外国人はあんま「キング」を付けて呼ばないイメージがある。
ギドラ、ギドラって呼ぶ。
だからそこの「King of」には、別にギドラに対してはかかってないのかな、と、「気にもしてなかった」。
予告で
「Long Live the King」ってセリフも聞けて、
それには「王様バンザイ」とか「王の目覚めだ」みたいな訳がついてたと思うけど、
その「King」のことも、 自分は最初から
「ああこれはゴジラを指していることなんだろうな」としか思ってなくて、
それ以外の何も考えていませんでした。
が、なんとこの「Long Live the King」ってセリフが、ギドラの方を指していたとは!(で最終的にはそれが更にひっくり返る、と)
そんで キングギドラが「偽りの王」という位置を与えられているっていう今作の設定が、
なんかもう、最高に好き。 めっちゃかっこいい。 最高。今までの、色んなギドラがボスとして出てくる映画あるわけだけど、 これにて最高の位置づけが決まったように思う。
ゴジラは、地球のKing of the Monstersである。
だが、ギドラも宇宙から来たKing of the Monstersであって、偽りの王なのだと。なんか 最高すぎる。 ギドラが宇宙怪獣っていう設定も完璧に抑えてくれて、
なんかもう、このことだけで涙が出るくらい嬉しいかっこいい設定だと思う。
本当にもう。 なんちゅうことをしてくれたんや。
あとなんだっけ
このドハゴジギドラのデザインがお披露目になったとき
↓この
ウィリアム・ブレイクのサタンの絵を連想してた人がいたけど、
まんま映画内に出てきたなぁとか思った。
◆モスラについて幼虫のデザインが気になる。 まぁよく見えんかった。
今作のモスラ、顔がバトラ並に凶悪なので、 ゴジラ側とか、人間サイドではないんじゃないかと思ってたわけですよ。
だから、
GMKの位置のモスラになるんじゃないか?とも思ってたんですが、そういうことはなくて、わりといつもの位置でした。
よって、ファイナルウォーズ感があると。
意外と繭もハッキリ見えなかったなぁとは思う。 滝の裏なんかで作るなよなと。
繭映さねぇのかよと。 繭を作るところも見せてくれよーと。 それは思った。
でも、「例のテーマ」で羽化なんかされると、やっぱ
問答無用で感動してしまう。
で、モスラはqueenの位置なのかーと。 これも妙に腑に落ちてしまう。 あーそういうことなのねーと。
それにしても、じゃあなんで今作のモスラは「あんな顔」なんだろうね。
ますますqueenって顔じゃないんだが?
ラドンの倒し方すっごいエグかった。 お前、それやったら
メガギラスじゃねーか!と。
てか、それ必殺技なら、お前もう蛾じゃなくてハチじゃねーか!と。
(まぁ今考えたらビーム撃つほうが虫らしくないんだけど)
で、結局モスラは死んじゃった?わけですが。 queenが死んじゃってていいんでしょうか?とは思った。
だいたい、メスとか、「彼女」とか、 「ゴジラと良い仲」、とか言われてましたが、
モスラだって単体で増えられんだろうにと思うんだがなぁ。
別の個体がいるんでしょうか。
とかなんとか。
◆ラドンについて凄いカッコよかった。
けど、カッコいいシーンが大体「人間相手」な感じもある。
戦闘機蹴散らしてるとこは最高にカッコよかった。
でも
ギドラ相手に、負ける。
モスラ相手に、まぁモスラは殺したけど、ほとんど負けたようなモン。
ゴジラ相手に、あっさりへりくだる。
怪獣相手にはそんな感じだったよなぁラドンさん、って感じ。
◆ゴジラについてまぁカッコよかったですよ。
なんかねぇ。 今作の怪獣、ギドラ、モスラ、ラドン、みーんな飛べるじゃん。
そういう奴らに囲まれて、大丈夫か?とか、見る前は思ってたこともあるんですが、
もうそんなこと一切感じさせないくらいほんとカッコよかった。
泳いでても貫禄ある。
バーニング化?
あれに関しては、VSのバーニングというか
アニゴジのを連想させた。
てか本当にあれに似てると思う。 あそこはアニゴジオマージュと認識して間違いないくらい?
めちゃくちゃ強そう。
なんかこうね、主人公がね、
「わかったわかった、お前が最強だよもう」ってなくらいの強さを見せてくれる展開、やっぱ最高に好きです。
それくらい、今回のバーニングゴジラ(仮称)の強そうさは問答無用の説得力があった。
(だからさぁ、後でそれについて書くと思うけど、
コングさん大丈夫?と思わせてしまうほど)
◆マンモス?なんなのお前???
なんなの?めっちゃ気になるんだけど?
こんなん出てこられたら、
「破壊シーンが見たいわ!」
「このマンモスが都市を破壊するシーンをもっと見せて頂戴!」って気分になるんだけど、
そう思うと全然映らない。
なんなんだよこいつはと。
で最後に普通に現れててビックリするし。
普通にいるー!!みたいな感じ。
マジなんなんだよこいつはよと。
◆クモンガ???顔がクトゥルフみたいなクモンガが居た。
こいつもなんなのか意味不明。
予告でデストロイアだとか言われてたやつですね。
(自分はメガヌロン説でした)
◆カメ?こいつが実は一番正体不明。
「山よりデカイ」かのように見えたんだけど、 (つまりこいつ、最大級のタイタンなんじゃない??)
そのあと映画に一切出てこない。 ラストにも出てこない?
お前はなんだったの????と。
◆ムートー?メスムートーのようで、ちょっと形違ってた気がする。
お前もおったんかーいと。 まぁ居るんだろうけどさ。
でもいくらなんでもこいつは許しちゃダメだろゴジラさん。 寄生虫やぞ。
・・・
そんなこんなで、どうもこの世界には少なくとも
17体のタイタンが居るらしいのだがー
出てきたのは?
・ゴジラ
・ムートー
・モスラ
・ギドラ
・ラドン
・マンモス
・クモ
・カメこれで
8種。 残り
9位あるわけだが??
でもコングの島に
・コング
・スカルクローラー
・クモ
・カマキリ
・バッファロー(あと何かいたっけ?)
とかいたからなぁ。
あと4枠くらい残ってる?
(コングからのタイタンを、コングとスカルクローラーだけに絞るなら、7枠か)
17体、全部集まるんだろうか?
という感じ。
あとは人間周りについて。
◆エマについて
すごいねこの人。
いそうでいない感じ?
ありきたりのようで新しい感じのキャラな気がする。
まぁ今回の映画の展開、
「音波で怪獣を操ったり蘇らせる悪の組織のせいで世界がてんてこまい!」みたいな話なので、
バカみたいな話といってしまえば実際バカみたいではあると思うんです。
「昭和かよ」って言われたらその通りだと思う。 それがいいんだと思う。
ほんとX星人に操られて戦ってる、ノリとしちゃ
「怪獣大戦争」のテイストに近いんじゃないか?くらいのストーリー。
冷静に考えたらお話にシリアスさは全然ない。 (いや描写としては、キャラ心情としては、起こってることはシリアスだけど)
(ちゃんとシリアスだったのはギャレゴジ)
んでその 昭和のゴジラかよって感じの展開だけど
ありきたりに感じさせないというか、新鮮味あったのは、
このエマが 妙にリアルな?妙に新しい狂人だったからじゃないかと思う。
狂ってんだけど狂ってないような。
あくまで娘想いだし。
あくまで人間のこと考えた上で、人間滅ぼしかけてる。
自分はこの人、
「名誉エクシフ」ってあだな付けてた。
てかこの人死んでないの!? もう最後の方、逆に正確に覚えてないんだよこの映画。
ギドラの引力光線思いっきり受けたのに生きてる可能性あるの?
そこは死んでろよと思った。
やったこと的にも。
ほんとモンスターかよ。
◆主人公について
パパについて
まぁこの辺については特に語ることなし。
普通。このへんは普通。
あいや、「オルカ」について?
”オルカ”が 一瞬 オルガに見えて、 「オルガ!?」って思った。 以上。
◆芹沢博士について
もう殺しちゃうの?とは思った。
3作目にも出てほしかったんだがー。
別にここで殺さなくていいじゃん、と。
だからぶっちゃけ、あの展開については、
雑な処理と思ってしまいました。
リアルタイムに。
「あーこういう展開でキャラを処理するんかい」、と。
アルマゲドン的ないつものやつ。
・・・大体こんな感じかねー。
自分的にはもうほんと大満足って感じの映画でした。
最高。
やっぱり、一言で評するならこれは
「ヱヴァ破級」。
というわけで
出来ればも一回くらい観に行きたい位なのだがー、どうするか。
(ほんと自分 映画に関しては金払い良いよなと思う)
(パンフレットとかも平気で買う)
(でも売り切れてたんだよ)
(だからアマゾンとかで平気で買う)
(怪獣映画のパンフレットの売り切れ率は異常)
(やっぱ怪獣映画のパンフレットって、特別感ある)
(普段
「映画のパンフレット?なにそれ?」って感じだけど、怪獣映画のパンフレットだけは別格)
湯浅監督の新作が良い感じなら、それとついでで観に行ってもいいと思ってる。
(もしも湯浅監督の新作が良いなら)
(「原監督と湯浅監督、どうして差がついたのか」、みたいな感じになってしまうが)
その時は今度は
吹き替えで見てみたい。
ぶっちゃけ思ってるんだけど、
自分はこの映画、
初見が「字幕」でよかったと思ってるんです。
初見吹き替えだと、ここまでの感動にならなかったんじゃないかなぁ?
多分この映画のストーリー展開、人間パートは、
冷静に考えてみれば
ツッコミどころ満載だったと思うんです。
超雑。
そこんところを直の吹き替えで見てしまったら、もう「アホみたい」って素で思っちゃうところも、あったかと思う。
でもそこんところは第二言語。
英語と字幕で「1クッション」挟むことで、なんとなく「セーフ」となって、「かっこよさ」に変換できてる部分もあると思う。
だから字幕派。
どうなんだか。
初見が字幕派か吹き替え派かで、
結構映画の印象変わってくると思う。
ここまで大体、
映画見た「直後」に書いた落書きです。
ちょうどこれで半分ですね。
こんくらい書いても書き逃したこと山程あるのが分かる。
本当は
「映画見る前に書く文章」とかもある。
今回
アホみたいなことが起きて、一回映画見るの延期になったりしたからね。
まず完全に
「映画前の話」から。
なんで
「H席」あたりからしか売らないんだろうね。チケット。
(少なくとも自分の所ではそういう風に見える。パネルにH席あたりからしか表示されてない)
ぶっちゃけ自分は、
怪獣映画なんて「D席」あたりから見ても全然いいと思ってるんだが?
だから自分は、映画が始まって画面暗くなる辺りで、左右や前に全然人がいなくて、誰も座る気配が無かったら、
勝手に前に移動したりするんだが?
そういうのって良くなかったりするかね? (まぁ良くないって言われてもやるんだろうけど)
というわけで自分はD席辺りで見た。 大迫力だった。 怪獣映画はこれくらい前で見てもいいと思う。
見上げるくらいで全然いい。
こっから、
映画見て一日経って、ちょっと落ち着いてからの文章です。
でやっぱ引き続き総評としては ひたすら「ヱヴァ破だった」って感じなんですよ。
「序」が、
ギャレゴジ。
堅実に、真面目に、世界観を構築していく。 リブートしていく。
で、二作目ではっちゃけちゃったワケです。
エンタメ極振り。 もうめちゃくちゃ。
やりたいこと、見せたいことやりまくる。
「見せたいこと」から「逆算」したかのように、話を作る。 多少無理があっても、もう、勢いで押し通る。
そういう映画だったと思う。
ほらやっぱりつくづく「ヱヴァ破だった」 という気になってくる。
これは一日経っても変わらん。
で、今後について。
2020年の「VSコング」はどうなってしまうのか。
本当にエライことになってしまいました。
世界観としても、もうめちゃくちゃです。
世界中で怪獣が蘇っちゃいました。
(ガメラ3後というか)
(そういやジュラシックワールドの3作目あるんかね あれも「これ」をやったって感じだ)
(
「地獄の釜の蓋を開けた」って感じ 誤用)
しかも、「怪獣のおかげで環境が回復した!」ってのを、マジで言ってる。
(だからラストの報道のシーン、あれに対して「バカジャネーノ」と思ってる人もいるかもしれないけど)
(あれ、監督自身、マジに思ってることっぽい)
(人間にとって破壊でも怪獣からしたら創造なんだよ と)
(こいつ、狂ってやがる)
(この辺、ギャレゴジよりぶっとんでると言える)
(ギャレゴジのラストの人間の手のひら返しに違和感あった人はいただろうけど)
(今回のはそれも更に上行ってる)
こんな中で、コングはどうなるんだろうか?
本当、コングはゴジラに勝てるわけ?背丈的にも、能力的にも。
てか本当にゴジラさんの性能がヤバイ。
ゴジラさん本気にさせたらあのバーニングやぞ、と。
で性能もそうだし。
なんかもう
「全てのタイタンの王」みたいな位置になってる。
他のタイタンは無条件で頭を垂れちゃうレベル。
そんなんに対して、なんかコングさんが反旗翻す理由も、なくない?あそこまでの位置になってしまうと、もはや戦う意味も無い気がする。
普通なら、
コングさんが「人間寄り?」なので、 そこんとこでゴジラと対立、みたいなの出来そうなんだが、
別に今回ので ゴジラさんは人間とも共生みたいなの普通に出来ちゃいそうだし。 (ペットとして共生)
ここまで本当に、戦う展開が予想もつかないと
やっぱもう
「共通の敵」との「共闘」路線しか、想像できませんねーと。
んで、こうなると気になってくるのがラストのギドラの頭。
さぁどうするか。
・ゾンビギドラか?
・ギドラの再生能力を考えて、首一本から全身再生か!? (モスラ3的な)
・それか、 メカキングギドラか!!? ということですよ。
んで、自分的にはこの映画はもう大満足!最高!ってことで良いんだが、
じゃああえて
マイナス点を語るとしたらなんだろうかってを考えていく。
(考える必要あんのか?)
で、やっぱり別にストーリーがツッコミどころ満載なのとかは、もはや自分はもうどうでもいいのですよ。
さっき言ったように
この映画は見せたいシーンありきで逆算で話作ってるところあると思う。
(もちろん映画ってのは全部そうなのかもしれんが)
で、その見せたい欲が強すぎて、強引過ぎて、色々ツッコミどころがあるのも事実だろうけど、
もうどうでもよくない?って気分になるのです。ここまで来ると。
だからそういうのはもうマイナス点ですらない。
(これ狂信者の意見?)
あとは
「ゴジラを完全にヒーローとして描いてる」
「神として描いてる」
「災害のように描いてない」みたいなのも別に。 マイナスとも思わんですよ。
(そういうのは、あれでしょ、もう)
(そういう
ゴジラ史観の押し付けみたいなのは、数作しか見てない奴の常套句というか)
(もういいや)
じゃあ自分的には不満はどこか?
怪獣の鳴き声かなぁ?とか思ったりする。
まず最初に、モスラの幼虫の鳴き声からして、なんか違った。
モスラの幼虫は
コキューンって感じで鳴いてほしかった。
それがこの映画、普通に
ガギャーーーーみたいな感じで鳴いてた気がする。
もっと昆虫の芋虫みたいに鳴いてくれよと思った。
(芋虫は鳴かねぇよ)
別に
安易に原典そっくりにやれと言ってるワケじゃないですよ。
でもこう、
オリジナルも感じさせながらも、
「ああこれはモスラの鳴き声だな」と分からせながら、
なんかハリウッドの音響技術のパワーも見せるような、 そういう鳴き声もあったと思っちゃうんですよ。
ギャレゴジのゴジラの咆哮は本当良かったから。
空港で吠えただけで、自分は泣きそうになったから。
怪獣の個性というか、
覚えられるくらいの
聞き分けられるくらいの新しさを見せてほしかった。
そういう意味では、
ギドラの鳴き声も、
ラドンの鳴き声も、
他の奴らの鳴き声も、
ぶっちゃけ区別がつかない。 つーか覚えてない。 印象に残ってない。
みんな、
ゴギャアアアアって感じで叫んでた気がする。
ギドラもなぁ、
別にオリジナルみたいに
ケロケロ鳴けって言ってる訳じゃないんですよ。
ラドンだって、
VSメカゴジラのラドンの鳴き声とか、聞いたら今でも一発で分かるワケじゃん。
日本の怪獣映画は、
鳴き声だけで怪獣の個性表現するっての、絶対真剣に考えてる。
(だから鳴き声だけで
「利き怪獣」っての出来ると思うくらい)
(これは、ガメラ?)
(いいえ、ゴジラザウルスです)自分は
「イリスの鳴き声」とかめっちゃ好き。
なんかもう、鳴き声聞くだけで、 「強い」し「新しい」のが伝わる感じ。
そういうのをもっと考えて欲しい。
・・・
とか思った。はい。
(
なんでクソニートがハリウッドの音響さんにダメ出ししてんの?って思うでしょう)
(そういう文章ですよ、ここは)
で、後の不満点。
やっぱ新怪獣関連かね。
怪獣が17枠あると。
そこに新規参入してきた3種の新しい奴ら。
・マンモス (ベヘモス?)
・クモ (スキュラ?)
・カメ (メトシェラ?)コイツラのデザインについて色々ダメ出し出来るな、とかも思ってたけど、
ここらへんで面倒になってきてやめる。
やっぱ
新規怪獣のデザインに関しては、マジでね。
「パシリム」とか見てても思うけど、ホント、この感性の差だけは。
いやもういいや~。
絵描いて寝るって感じ。
あと、この5年で自分は絵が下手くそになりましたね。
だから貼らない。
まぁそういう話も出来るけど。
てか時間はかけてないワケですよ。
つまり余計に雑になったと。
最後に、
この映画の脚本の変な部分や雑な部分は、
後々、監督のインタビューとか見てると、
「あっこれは監督が完全に頭ヤバイ人だったからなんだな」って分かって、却って評価が変わる感じが面白いですね。
例えば芹沢博士の殺し方、 自分は最初見たときは、雑な処分だなぁって思ったんですよ。
でも多分監督は、あれ、
ゴジラを神として、芹沢をキリストとして、マジに殉教のシーンとして描きたかったんだと思う。ゴジラ教ですよ。 (核兵器が十字架て・・・)
(初代の芹沢博士がやった罪の贖罪をさせるて・・・)
ほら、ドン引きして、ツッコミどころじゃ無くなるでしょ?
ラストシーンも雑に思うかもしれない。
でも監督自身が本気で、「ああいうこと」思っている。
トンデモ歴史、ある意味
怪獣歴史修正主義的な部分も、多分、まじで本気で思ってる。
や、やべぇ。
彼は気が狂っていた。この狂ってる監督、やりたい放題やってるだけなんだなって分かって、
映画の妙な部分は、今更ツッコむほうが野暮、 そんな気分になってくるところがあると思う。
てか、この映画冷静に考えてみると色々と濃度が濃すぎて
ゴジラ・リアリティ・ショックみたいなのを受けて当然のような内容だったかもしれん。
「あー面白かった!」ってなった自分が既におかしかったんだろうか。
一般人はドン引きだったりするんだろうか。
批評家が文句つけてるのも逆に分かる気がしてきた。
カルトによるカルトのためのカルト映画が、たまたま一般公開されてしまっただけなのだ。
たまたま全米一位とったりしてるだけなのだ。
そういう映画に思えてくる。
まぁそんな感じでした。
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CGもちょっと雑かなあという印象でした。迫力はあるんですがCGであることを隠さないタイプというか。いまいち実在感に欠けていて、芹沢の死の場面なんかは、ああ緑色のボールに手を伸ばしてんだろうなあと。そこんとこジュラシック・ワールド2はやりすぎなくらい誠実でしたね。
ていうかMUTOは前作で核弾頭をもりもり食べてましたよね。なんでゴジラには爆発サービス? まあ、監督の人柄を知ると、いろいろどうでもよくなってはきますね(笑)
こっちのゴジラは相変わらず、頑張る中年感があって好きです。クモの胴体はカマドウマっぽく見えた気もしました。山のカメは一人だけお辞儀アップのショットがなかった気がしますが、ちゃんと集合はしていたと思いますよ。コングは心配ですね。ただのでかい動物っぽくて、魚雷とか使えばすぐ駆除できそう。
エマは2連バーニングで死んだんじゃないですか、さすがに、たぶん。
予告編は見事な黄昏絶滅亡ソングでしたね。本編もあの調子でだいたい青くてちょっと笑いました。