モズのはやにえ
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三連休は土曜日の朝から発熱して寝込んだ。
元々風邪を引かない方で、発熱することもほぼないし、仕事に行こうと思えば行くことができない訳ではなかったが、火曜日も休んだ。
事務所の皆にうつすといけないからである。
若い頃は、39度5分の発熱をしている状態で札幌まで尋問に行き、どうやって帰ってきたか覚えていなかったことがあったり、微熱では仕事をしていたが、新型コロナ以降、体調不良であると休むことにしている。
ただ、それでも新型コロナ以降仕事に出られなかったのは1日だけで(夏場にサッカーをして冷房を切らずに寝てしまい、冷えたようで発熱した。コロナではなく、1日で解熱した)、数日寝込むというのはなかったので、歳のせいかと思いショックである。
数日寝込んだのは41歳の時にインフルエンザにかかった時以来なので、実に13年ぶりである。
基本的に体調を壊さないため、体調を壊すと、健康のありがたみがわかるのである。
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角川ソフィア文庫。盛本昌広。
徳川家康の家臣に松平家忠という武将がいたのだが、事細かに日記をつけていた。
1万石前後の家臣で、関ヶ原の戦いの際、伏見城で鳥居元忠とともに壮烈に討ち死にした。
その日記を基に、史実として何があったのか、当時の武士がどういう生活をしていたのか等について整理された一冊である。
戦国マニア以外読む必要はないが、松平家忠がけっこう城の普請にかり出されていることや、そのことについて愚痴を書いていること、武士同士が食事や酒を振る舞い合うなど、当時の武士の生活を知ることができる好著である。
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大阪の人間の多くの特性として、早く現地に着いていないと気が済まない。
なので、時間に余裕をもって出発する。
道に迷った場合はそれでだいたい事なきを得る。
ところが、道に迷わない場合、予定時刻より大幅に早く着いてしまうことがあり、これが困る。
結局、病院などだと、待合室で依頼者の家族が来るのをじっと待っている。
依頼者のお宅の場合、電話をかけて「もう着いてしまいましたが、今からよいですか」と聞く。
それ以外の場合は、ただじっと待つことになる。
最近はウェブで弁論ができるようになったが、高裁は遅くとも30分前には着いていた。
遅れるよりはマシだし、性分なので仕方がない。
以上です。
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仕事で現地に行くこともよくある。
交通事故で入院中の方から依頼を受ける。
ご高齢で足が不自由なため、自宅まで伺う。
明渡の立会いに行く。
管財人として不動産の現状を見に行く。
等々である。
行く前に地図で十分調べて行くのであるが、時々迷う。
今はスマホで地図アプリがあるが、それでも分からなくなる。
そのため、事務局に電話をして、事務所から遠隔操作してもらうことがある。
事務局「何が見えますか」
私「●●が見える」
事務局「そのまま南に向いてしばらく歩いてください」
私「どっちが南か分からない」
事務局「こういうお店見えますか」
私「見える」
事務局「そっちが南です」「しばらく歩いたら右手に踏切が出てきます」
私「見えた」
事務局「そこを右に曲がったら間に細い道がないですか」
私「あった」
事務局「そこを入ってまっすぐで依頼者のお宅です」
私「あっ。あったあった」
てな具合である。
迷子になっている弁護士を誘導する能力が事務局には求められる(私の事務所だけか)。
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角川文庫。北条民雄。
絶版となっていた筆者の作品が復刻された。
ハンセン病となった筆者が、施設に入所した際の出来事や施設での出来事を元に書いた作品群である。
作品中では、ハンセン病ではなく、らい病とされている(私に差別の意図はなく、作品の紹介であるためであることをお断りしておく。以下も同様である。)。
らい病が差別されており、焼いた骨からも感染するとされていた時代、川端康成は医師にらい病のことを聞き、科学的知識で差別することなく、この不世出の作家の作品を世に送り出した。筆者から送られてくる原稿用紙は、消毒液で濡れていて、川端康成はそれを乾かして読んだということである。
その作品性の高さ、文学的完成度、筆者の慟哭の声、患者の慟哭の声がひしひしと伝わる作品である。
筆者の命を奪ったのは、しかし、らい病ではなく、腸結核であった。
23歳で夭折した不世出の作家の声を我々は今聞くべきである。
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冬になると帽子をかぶっている。
髪の毛の量が減ってきて寒いからである。
特に、冬場に美容院に行くと、その後はとても寒い。
そのため、冬場は帽子をかぶっている。
一般に頭からは2割ほどの熱が奪われるというので、帽子をかぶるのは防寒対策としては重要である。
ハンチング帽。
これは、矢野兵藤の兵藤がかぶっているのと同タイプである。
黒めがねをかけると、兵藤のようになってしまうが、ビジネスウェアには合うかと思い、かぶっている。
本当はシャーロック・ホームズのように見えて欲しいが、体型的に無理である(ホームズの帽子は鹿打ちという帽子なので厳密には違うのだが)。
毛糸の帽子。
事務局からもらった黒色の毛糸の帽子もかぶっている。
暖かくこれも気に入ってるのだが、顔が丸いため、より丸く見える。
ハット。つばのある帽子である。
これまた顔が丸いし似合わないが、たまに着用する。
これが似合っている人を見るとうらやましい。
どうでもいい話でした。
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