日本ゲーム大賞の「フューチャー部門」の選考過程が気持ち悪い
結局PS3の値下げ発表もなく、どき魔女2以外にはたいしたサプライズもなく淡々と終わった東京ゲームショウ。参加された方々はさぞかしガッカリされたことでしょう。べ、別に参加したかったわけじゃないんだからね!と挨拶代わりに軽くツンデレしておきます。
さて、東京ゲームショウだが、主催はコンピュータエンターテインメント協会(CESA)という団体で、CESAは例年、東京ゲームショウの会期中に「日本ゲーム大賞」の発表を行っている。その、過去の受賞作をまとめてみた。
開催年 | 名称 |
受賞作(発売元) | |
備考 | |
1996年 | CESA大賞'96 |
サクラ大戦(セガ) | |
第1回目 | |
1997年 | CESA大賞'97 |
ファイナルファンタジーVII(スクウェア) | |
ゲームジャンル別部門を廃止 | |
1998年 | 第3回CESA大賞 |
ゼルダの伝説時のオカリナ(任天堂) | |
優秀賞はバイオハザード2、ビートマニア、ピカチュウげんきでちゅうなど | |
1999年 | 第4回日本ゲーム大賞 |
どこでもいっしょ(SCE) | |
優秀賞はファイナルファンタジーVIII、ポケットモンスター金銀など | |
2000年 | 第5回日本ゲーム大賞 |
ファンタシースターオンライン(セガ) | |
FF9/ドラクエ7/ムジュラは優秀賞。ドラクエ7はベストセールス賞も | |
2001年 | 開催なし |
- | |
2001年発売ソフトは第6回の集計対象となった | |
2002年 | 第6回CESA GAME AWARDS |
ファイナルファンタジーX(スクウェア) | |
未発売タイトルに賞を与えるフューチャー部門を新設 | |
2003年 | 第7回CESA GAME AWARDS |
太鼓の達人 タタコンでドドンがドン(ナムコ) ファイナルファンタジーXI(スクウェアエニックス) ※ダブル受賞 | |
グローバル賞/ベストセールス賞新設。ベストセールス賞はポケモンルビー/サファイア | |
2004年 | 第8回CESA GAME AWARDS |
MONSTER HUNTER(カプコン) | |
INDIES部門新設。ベストセールス賞はポケットモンスターファイアレッド・リーフグリーン | |
2005年 | 第9回CESA GAME AWARDS |
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君(スクウェアエニックス) | |
ドラゴンクエストVIIIはベストセールス賞も。優秀賞はメテオスなど | |
2006年 | 日本ゲーム大賞2006 |
脳を鍛える大人のDSトレーニング(任天堂) ファイナルファンタジーXII(スクウェアエニックス) ※ダブル受賞 | |
脳トレは新ジャンルの開拓、FF12は抜群の完成度が受賞理由。ベストセールス賞はおいでよどうぶつの森 | |
2007年 | 日本ゲーム大賞2007 |
Wii Sports(任天堂) モンスターハンターポータブル2nd(カプコン) ※ダブル受賞 | |
Wii Sportsは幅広い層からの支持、モンハンP2は中高生の間で社会現象になったのが受賞理由。 ベストセールス賞はポケットモンスターダイヤモンド・パール |
2年連続で大賞がダブル受賞というのをみると、自らこの賞が権威ゼロですよと吹聴しているようにしか思えない。名称の変動の激しさからみても、いい加減な賞であることがよく分かる。また、新作が出る度にベストセールス賞を記録するポケモンが1度も大賞を受賞していない。
このあたりの違和感は、CESAそのものがどういった団体かを知っていれば何となく理解できるかもしれない。
CESAは、建前上、コンピュータエンターテインメ ント産業の振興を図るのを目的とした団体とされているが、実際は、発言力の強すぎる任天堂に対して、ソフトウェアメーカが結束して設立されたという見方が多い。
日本のゲーム業界で最大の企業は言わずとしれた任天堂である。しかし、CESAの正会員一覧にならぶ100を越える企業名の中に任天堂株式会社の名前はない。任天堂は、「特別賛助会員」という任天堂のために作られたとしか思えないあやふやなポジションでCESAの会員となっている。SCEやマイクロソフトも正会員なので、ハードメーカーが特別視されているわけではない。一人だけいる個人会員も気になるが、今回の話とは無関係なので見なかったことにしておこう。
CESAの設立は1995年。初代会長はコナミの上月景正氏。2002年5月からカプコンの辻本憲三氏が会長に就任し、2006年5月には現在の会長であるスクウェアエニックスの和田洋一氏が就任した。会長が替わるタイミングの度にゲーム大賞の名称を変更しているのはただの偶然だろうか。
ゲーム大賞そのものも不透明感が漂っているが、2002年に新設された「フューチャー部門」がそれに輪をかけてひどいことになっている。
フューチャー部門の概要を見てみると以下のように記されている。
大賞が「日本ゲーム大賞選考委員会」(業界誌編集者、流通関係者、クリエイターなどで構成)によって決められるブラックボックスであるのに対し、一般投票を元に選出するというこのフューチャー部門は素晴らしい…ように見える。
2007年度のフューチャー部門について、GAMEWATCHに詳しい記事がある。
大賞と同じように選考委員会が受賞作品を選んでいる。ユーザ投票はノミネート作品を抽出するのに利用されているだけだ。ノミネート作品が少なければ、まだ投票の意味があると言えなくもない。だが、「702タイトルから286作品を選出」というのはどういうことか?
選考過程を見やすくまとめるとこのようになる。
対象:702タイトル
↓ユーザ投票による選出
286作品
↓選考委員による受賞作選考
受賞11作品
702タイトルの中には、ブースのモニタで映像が数十秒流れるだけの作品も多数含まれる。実質的に投票の対象となっているのはプレイアブル展示されている作品か、一部の話題作のみだろう。おそらく500タイトル以下。ユーザ投票で「選出」と主張しているが、実際は不人気ソフトを半分切り捨てた程度の意味しかない。賞を選ぶのはユーザではない。選考委員会が賞を選んでいる。そして、その選考委員会の構成メンバーは明らかになっていない。
これは今年だけのことではなく、昨年も似たような状況だった。こちらもGAMEWATCHの記事が詳しい。
このようにユーザ投票をないがしろにしているのはCESA大賞'96で組織票があり、サクラ大戦が部門賞も総ナメにしてしまったことが原因の一つではあるが、いくら何でもこれはひどい。せめて、投票の結果の実データを開示して欲しい。上位286作品という中途半端な数の根拠を知りたい。受賞作が何票ずつユーザ投票で票を得られたか見せて欲しい。選考委員のメンバーと選考基準、選考理由も明らかにすべきだ。せめて受賞が1作品だけならまだある程度納得できるが、11作品という大量の作品が並んで受賞だと「徒競走でみんなで手を繋いで一緒にゴール」のような気持ち悪さを感じずには居られない。こんなブラックボックス化された賞なら「CESA内部で発言力のある企業が、次に売りたいソフトを順番に並べて紹介しているだけ」と言われても反論できない。
選考委員会のメンバーの一人であるエンターブレインの浜村弘一氏の発言もひどい。
言っていることは間違いじゃないが、本音と建前が同時に見えて気持ち悪い。あまりユーザをなめないでいただきたい。
20~22日の3日間で投票を受け付けているのに、23日の授賞式にクリエイターが勢揃いという段取りの良さにも驚いた。まあ、東京ゲームショウの会期中なので、ブースに関係者の一人や二人いるだろうからそれを連れてきているだけという考えもあるが、この不透明さを見ると、もう出来レースとしか思えない。受賞のコメントもゲームショウ前に用意していたんじゃないかと思えてくる。
昨年、経済産業省が2007年度から「ゲームアカデミー賞」を創設するというニュースがあったが、これにCESAが関わらないことを切に祈りたい。
参考までにフューチャー部門受賞作品を並べてみた。
CESA理事に関係者が名を連ねる大手メーカの作品ばかりが並ぶ中で、パブリッシャ1年目で発言力がほとんどないと思われるレベルファイブがフューチャー部門を獲得したのは快挙といえる。ニンテンドーDSソフトをブースで無料配布した効果があり、ユーザ投票で無視できない数の票が入ったのではないだろうか。
日本のゲーム業界で最大の企業は言わずとしれた任天堂である。しかし、CESAの正会員一覧にならぶ100を越える企業名の中に任天堂株式会社の名前はない。任天堂は、「特別賛助会員」という任天堂のために作られたとしか思えないあやふやなポジションでCESAの会員となっている。SCEやマイクロソフトも正会員なので、ハードメーカーが特別視されているわけではない。一人だけいる個人会員も気になるが、今回の話とは無関係なので見なかったことにしておこう。
CESAの設立は1995年。初代会長はコナミの上月景正氏。2002年5月からカプコンの辻本憲三氏が会長に就任し、2006年5月には現在の会長であるスクウェアエニックスの和田洋一氏が就任した。会長が替わるタイミングの度にゲーム大賞の名称を変更しているのはただの偶然だろうか。
ゲーム大賞そのものも不透明感が漂っているが、2002年に新設された「フューチャー部門」がそれに輪をかけてひどいことになっている。
フューチャー部門の概要を見てみると以下のように記されている。
◆対象作品
2007年9月20日~23日に開催される「東京ゲームショウ2007」にて発表・展示された未発売の全作品(ビデオ出展作品含む)
◆作品基準
コンシューマー向け家庭用ゲーム機(据え置き型、携帯型他)対応の作品、パソコン対応の作品等、全てのコンピュータエンターテインメント作品を対象とし、プラットフォームの制限は設けません。
社団法人コンピュータエンターテインメント協会の非会員による作品も対象とします。(但し、CESA倫理規定に則るものに限られます。)
海外作品の日本版移植作品も含みます。
◆表彰
優秀賞(該当数)
◆審査方法
2007年9月20日~23日に開催される「東京ゲームショウ2007」会場内において対象作品基準を満たす作品に対するユーザー(一般)投票を実施します。ユーザー(一般)投票により、今後が期待される作品として高い評価を得た作品を「優秀賞」として選出します。
※一般投票は、9月20日~22日の3日間のみ実施いたします。
大賞が「日本ゲーム大賞選考委員会」(業界誌編集者、流通関係者、クリエイターなどで構成)によって決められるブラックボックスであるのに対し、一般投票を元に選出するというこのフューチャー部門は素晴らしい…ように見える。
2007年度のフューチャー部門について、GAMEWATCHに詳しい記事がある。
ユーザー投票によって、東京ゲームショウに出展された約702タイトルの中から286作品を選出。さらに「日本ゲーム大賞」選考委員会によって下記の11タイトルが選ばれた。
大賞と同じように選考委員会が受賞作品を選んでいる。ユーザ投票はノミネート作品を抽出するのに利用されているだけだ。ノミネート作品が少なければ、まだ投票の意味があると言えなくもない。だが、「702タイトルから286作品を選出」というのはどういうことか?
選考過程を見やすくまとめるとこのようになる。
対象:702タイトル
↓ユーザ投票による選出
286作品
↓選考委員による受賞作選考
受賞11作品
702タイトルの中には、ブースのモニタで映像が数十秒流れるだけの作品も多数含まれる。実質的に投票の対象となっているのはプレイアブル展示されている作品か、一部の話題作のみだろう。おそらく500タイトル以下。ユーザ投票で「選出」と主張しているが、実際は不人気ソフトを半分切り捨てた程度の意味しかない。賞を選ぶのはユーザではない。選考委員会が賞を選んでいる。そして、その選考委員会の構成メンバーは明らかになっていない。
これは今年だけのことではなく、昨年も似たような状況だった。こちらもGAMEWATCHの記事が詳しい。
東京ゲームショウに出展された約650タイトルの中からユーザーの投票により287作品を選出。さらに「日本ゲーム大賞」選考委員会によって11タイトルが選ばれた。
このようにユーザ投票をないがしろにしているのはCESA大賞'96で組織票があり、サクラ大戦が部門賞も総ナメにしてしまったことが原因の一つではあるが、いくら何でもこれはひどい。せめて、投票の結果の実データを開示して欲しい。上位286作品という中途半端な数の根拠を知りたい。受賞作が何票ずつユーザ投票で票を得られたか見せて欲しい。選考委員のメンバーと選考基準、選考理由も明らかにすべきだ。せめて受賞が1作品だけならまだある程度納得できるが、11作品という大量の作品が並んで受賞だと「徒競走でみんなで手を繋いで一緒にゴール」のような気持ち悪さを感じずには居られない。こんなブラックボックス化された賞なら「CESA内部で発言力のある企業が、次に売りたいソフトを順番に並べて紹介しているだけ」と言われても反論できない。
選考委員会のメンバーの一人であるエンターブレインの浜村弘一氏の発言もひどい。
エンターブレインの浜村氏が壇上に上がり「非常に良質なタイトルばかりが揃っていて、選考するのにはかなり頭を悩ませました」と、今回ラインナップされたタイトルのクオリティの高さを絶賛。
続けて「クリエイターの方々を支えているのは、ゲームファンの声だと思います。みなさんの得票によって選ばれるこの賞を受賞できたことが、クリエイターの方々にとって非常に心強いメッセージになったと思います。クリエイターの方々、本当におめでとうございます」と、ゲーム業界を支えているのはファンの力であることを述べ、授賞式は閉幕した。
言っていることは間違いじゃないが、本音と建前が同時に見えて気持ち悪い。あまりユーザをなめないでいただきたい。
20~22日の3日間で投票を受け付けているのに、23日の授賞式にクリエイターが勢揃いという段取りの良さにも驚いた。まあ、東京ゲームショウの会期中なので、ブースに関係者の一人や二人いるだろうからそれを連れてきているだけという考えもあるが、この不透明さを見ると、もう出来レースとしか思えない。受賞のコメントもゲームショウ前に用意していたんじゃないかと思えてくる。
昨年、経済産業省が2007年度から「ゲームアカデミー賞」を創設するというニュースがあったが、これにCESAが関わらないことを切に祈りたい。
参考までにフューチャー部門受賞作品を並べてみた。
開催年 | 受賞作(発売元) |
2002年 | アヌビス ZONE OF THE ENDERS(コナミ) UNLIMITED:SaGa(スクウェア) SDガンダムGGENERATION-NEO(バンダイ) サクラ大戦 ~熱き血潮に~(セガ) スターオーシャン Till the End of Time(エニックス) 太鼓の達人 タタコンでドドンがドン(ナムコ) テイルズ オブ デスティニー2(ナムコ) DEAD OR ALIVE Xtreme Beach Volleyball(テクモ) Devil May Cry 2(カプコン) biohazard 0(カプコン) FINAL FANTASY TACTICS ADVANCE(スクウェア) ファンタシースターオンライン エピソード1&2(セガ) METALGEAR SOLID 2 SUBSTANCE(コナミ) 桃太郎電鉄11~ブラックボンビー出現!の巻~(ハドソン) ロックマン エグゼ3(カプコン) |
2003年 | EyeToyTM:Play(SCE) 鬼武者3(カプコン) 塊魂(ナムコ) 機動戦士ZガンダムエゥーゴVS.ティターンズ(バンダイ) 逆転裁判3(カプコン) グランツーリスモ4(SCE) SIREN(SCE) トゥルーファンタジーライブオンライン(マイクロソフト) NARUTO -ナルト- ナルティメットヒーロー(バンダイ) HALF-LIFE 2(Valve Corporation) メタルギアソリッド3スネークイーター(コナミ) モンスターハンター(カプコン) |
2004年 | KINGDOM HEARTS II(スクウェアエニックス) グランツーリスモ 4(SCE) テイルズ オブ リバース(ナムコ) ドラゴンクエストVIII空と海と大地と呪われし姫君(スクウェアエニックス) biohazard4(カプコン) バーンアウト3:テイクダウン(エレクトロニックアーツ) HALO 2(マイクロソフト) METAL GEAR SOLID3 SNAKE EATER(コナミ) ラジアータ ストーリーズ(スクウェアエニックス) ロックマン エグゼ 5チームオブブルース/チームオブカーネル(カプコン) ワンダと巨像(SCE) |
2005年 | 大神TM(カプコン) 機動戦士ガンダムSEED連合 VS. Z.A.F.T.(バンダイ) KINGDOM HEARTS II(スクウェアエニックス) テイルズ オブ ジ アビス(ナムコ) NINETY-NINE NIGHTS(マイクロソフト) ファイナルファンタジーXII(スクウェアエニックス) MONSTER HUNTER 2(カプコン) 龍が如く(セガ) ローグギャラクシー(SCE) LocoRoco(SCE) ワンダと巨像(SCE) |
2006年 | Elebits(コナミ) 逆転裁判4 DS/DS Lite(カプコン) グランツーリスモ HD(SCE) THE EYE OF JUDGMENT(SCE) 聖剣伝説4(スクウェアエニックス) テイルズ オブ デスティニー(バンダイナムコ) ブルードラゴン(マイクロソフト) Heavenly Sword~ヘブンリーソード~(SCE) メタルギア ソリッド ポータブル・オプス(コナミ) モンスターハンターポータブル 2nd(カプコン) ロスト プラネットエクストリーム コンディション(カプコン) |
2007年 | エースコンバット6 解放への戦火(バンダイナムコ) 真・三國無双5(コーエー) スーパーロボット大戦OG外伝(バンプレスト) 涼宮ハルヒの約束(バンダイナムコ) 戦国BASARA2 英雄外伝 (HEROES)(カプコン) 宝島Z バルバロスの秘宝(カプコン) デビル メイ クライ 4(カプコン) ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人(スクウェアエニックス) METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS(コナミ) 龍が如く 見参!(セガ) レイトン教授と悪魔の箱(レベルファイブ) |
CESA理事に関係者が名を連ねる大手メーカの作品ばかりが並ぶ中で、パブリッシャ1年目で発言力がほとんどないと思われるレベルファイブがフューチャー部門を獲得したのは快挙といえる。ニンテンドーDSソフトをブースで無料配布した効果があり、ユーザ投票で無視できない数の票が入ったのではないだろうか。
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2022年03月15日:Hue Sync Boxで映像とゲームを画面の外から強化する
コメント
組織票を廃止している割に自分たちの都合で受賞作を選んでますね、そりゃゲーム産業がいつまで経っても成熟しない訳ですよ。
投稿者 : zora | 2007年09月24日 09:08
日本の業界が衰退していくワケもわかりますね。
投稿者 : BB | 2007年09月24日 13:49
平等な決め方なんぞしてないと思ってましたが、こういう過程があるとは知りませんでした。
>ユーザーをなめないで
まったくですね。ただ、賞を取ったからといって再び売れる事がまず無いのが「救い」かもしれないですね。
投稿者 : ヨッシー | 2007年09月24日 17:04
FFは最近確実に受賞するところを見ると
名前で選んでいるのかな?って感じですね
投稿者 : 不濡布の実筒 | 2007年09月24日 17:52
選考委員会が受賞作品を選ぶのはともかく、それを審査方法に記載しないのはどうかと思いますね。
不透明な選考を行う権威の無い賞でも、嘘はいけません。
投稿者 : 闇の腹心 | 2007年09月24日 18:06
レベルファイブだって一般人の投票が多いからでは無く
ファミ通やスクエニの推薦状付だからだと思う
投稿者 : kazuwo | 2007年09月25日 06:10
そもそも、TGS自体が経産省と日経の絡んだ企画です。お手盛なのはもう大前提です。TGS自体だって「企業様がユーザーにサービスしてやる企画」なんだから。気にするだけ野暮ですよ。逆に、星雲賞みたいに純ユーザーベースの賞をでっちあげてもいいんじゃないですかね。
投稿者 : ゆきち | 2007年09月25日 14:26
皆さんゲームショウに期待し過ぎなのかも。運営団体がメーカーで、ビジネスデイもあるし、基本はトレードショウ。運営視点は、ユーザーを入れるのは慈善目的でなく期待感を煽り、より売れるようにサクラを兼ねている位でしょ?ついでに広告費を兼ねた莫大な運営費用を負担してくれてラッキー位。組合組織でも、結局企業イベントで慈善じゃない。目的は更にソフト売ること。元からユーザーのためのイベントじゃない。買ってねって言ってるだけ。それでも楽しめる人だけ行けばいい。
投稿者 : とーち | 2007年09月25日 19:20
CESAの設立についてCSGにまったく触れていないあたりがこの手の見方(任天堂対抗)の信憑性を無くしているんだが、2chの噂レベルじゃなくて信頼にたる情報をもっての憶測なんですかね。
フューチャー賞の授賞式の時、MGS監督の小島氏はコナミステージでしゃべってましたよ。
日経BP主催になったのも途中からだし、省庁と連携をとるのは業界にとって必要なこと。
投稿者 : amanja | 2007年09月25日 22:27
よく御存知でしたね。知り合いにゲーム業界の関係者でもいらっしゃるのですか?
投稿者 : kei | 2007年09月25日 23:34
フューチャー賞については、
>23日の授賞式にクリエイターが勢揃い
…って、写真を見ると開発現場にいるクリエイターは3分の1、プロデューサー少々、残りは営業、広報って感じじゃないか?
しかも、出来レースっていうより、「メーカー間のバランス」を取っているという印象のほうが強いかも。
また、その意義は「次に売りたいソフトを順番に並べて紹介しているだけ」なんて、穿った見方過ぎないか? 大作だけでなくゲームショウの客層に人気がありそうな「涼宮ハルヒの約束」、プレイアブルで高評価を獲得した「宝島Z バルバロスの秘宝」のようなソフトが入っているし、これがユーザーの得票をできるだけ反映した結果だとしたら、あれっくすさんこそ「TGSに行ったユーザーの声をなめないでいただきたい」と言われるのでは。
とはいえ、選考委員がバランスを重視するあまり大賞作品が2作品になったのは「何だかなぁ」ってのは同意するけどね。ただ、この2作品がこの1年で革新的な何かを生み出したのは確かなので、売り上げから最有力と見られた「ポケモン」ではなくこれらを選んだのはベターで納得できる選択だと思う。
投稿者 : uma | 2007年09月26日 02:32
モンハンってレイティングC、いわゆる15歳以上対象じゃなかったっけ?
その受賞理由が
「モンハンP2は中高生の間で社会現象になったのが受賞理由」
って…『中???』
確かに中三は早く生まれれば15歳になるか…。
投稿者 : 15 | 2007年09月26日 02:36
まーー良いんじゃない?
選ばれてるヤツは無難な感じだし
まあ埋もれてる作品はちゃんと評価しないとダメだと思いますが
投稿者 : あんスタンダード | 2007年09月26日 06:40
何やら、調子づいて自論を披露されているようですが・・・もう少しゲームについて勉強されては?ポケモンは既存の作品・・・いわば「古いテイストの焼き増し」であって、「新しい」ソフトではありませんね(別にポケモン自体を批判しているわけではないですが)。
「最も売れた」作品が優秀という浅はかな結論に帰結するのでは、まだまだ素人。「この作品が出ることにより、新しいゲームへの道が開拓された」といえる新しい作品、いわば、「ターニングポイント」となった作品ばかりが受賞をしていることにも気がつくはずです。
「授賞式の名前がちょくちょく変わる」というのも、意味がわかりません。その年その年によってトレンドと言うものは変わります。十数年前にはやった言い回しのタイトルでは、人々は注目しません。まずは注目されなければいけませんよね?
それに、「ダブル受賞」についても何やら憤慨されているように見受けられますが、こちらも意味がさっぱりわかりません。「同順一位」ということに、何の疑念を持つ必要があるのでしょうか?同じくらい優れた作品があれば、当然同じ賞を与えてしかるべきです。なぜそれが、品位を損なうことにつながるのでしょうか?
正直、理解に苦しむ内容ばかりをダラダラとのたまわれているので閉口しました。この文章を見て、自分の過ちを見返してみては?
まあ、どうせサイトに載せないだろうけど。即座に消すんでしょ?その場合、的を得ていることを言われたために、恥ずかしくて消したととらえさせていただきます。
これに懲りたら、もっとゲームについて勉強して、出直してきなさい。そんな勇気もありませんか?
投稿者 : 非ゆとり | 2007年09月26日 14:25
>選考過程を見やすくまとめるとこのようになる。
対象:702タイトル
↓ユーザ投票による選出
286作品
↓選考委員による受賞作選考
受賞11作品
↑
実質ユーザーの声なんて割り込む
余地がない選考方法ですな。
まーそもそもゲームなんてやらないんで
関係ないですが。
投稿者 : うぉ | 2007年09月26日 14:51
CESAの選出基準は、たしかにちょっと疑問も残りますね。
ただユーザ投票だけだと組織票の問題だけでなく、
新規タイトルや革新的な作品が埋もれやすいという欠点もあるわけで。
特にフューチャー賞は売上に直接影響する可能性もあるので、
そこらへんに配慮した措置なのかなぁとわたしは解釈しています。
革新的なタイトルが売れることは、業界にとっていいことですし。
ほんとうにユーザをなめているのは、狭いコミュニティの中から
ゲームに対し与えられる賞や評価にあれこれ難癖付けている
わたしたちなのかもしれませんね。
投稿者 : いくら丼 | 2007年09月26日 15:30
>>ゆとりさん
ポケモンに関しては一度も受賞していないことに問題があるのでしょう、
それに続編が受賞している作品(FF、モンスターハンター)もあることですしいつ受賞してもなんらおかしくは無いでしょう。
投稿者 : うけうけ | 2007年09月26日 16:51
だいたいファンの人たちは、単純にプレイして面白かった物を押すでしょう。
その中から、革新性を重視して選考するって…
その観点で業界の人間が一番評価するかもしれないゲームがファン投票の時点で落ちるかもしれない。
つまり、もっとも面白かったゲームが選ばれるわけでもなく、もっとも革新
性があると評価されたゲームが大賞ををとるわけでもなく…
なんだかなぁ。
ようするに、革新性云々も建前なんでしょう。
投稿者 : 86 | 2007年09月26日 17:39
どうして重箱の隅をつつきたがるのかなあ。
ポケモンの話は、今回の長い記事のたった1文で、しかもフューチャー部門とはまったく無関係なのでスルーして欲しいんだけど…。ポケモンが受賞しないのはおかしい!受賞させるべきだ!とか言いたいんじゃなくて、賞に疑問を抱くきっかけのひとつにはなるかなと考えている程度だよ。
そもそも、今回の記事は「フューチャー部門がユーザ投票によって選ばれると事前に告知されたのに、選考過程が不透明で、反映されているかどうかすら分からないのが気持ち悪い」って主張だということは理解して欲しい。そんなに誤読しまくるほど難しい文章を書いた覚えはないよ。私が書いてある文章の枝葉の部分を「ここが変だ」「いや正しい」と言い合っても、選考過程が不透明だという事実ことは何も変わらないでしょ。実際に非公開なんだし。
フューチャー部門に納得している人は勝手に納得したら良いよ。ただ、それはその人が考えている受賞作と、実際に選ばれた作品がたまたま一致しただけだという可能性を考えて欲しいね。選考過程が明らかになってないのに「××だから○○が受賞した」と主張するのも勘弁して欲しい。
あと、一部のコメントは削除したけど、注意書きの「無記名投稿またはそれに準じる名前での投稿」に該当したからであって、内容は関係ないよ。
投稿者 : あれっくす | 2007年09月26日 19:20
フューチャー部門は発売前のタイトルに対する賞なのだから、「売りたい・お薦めタイトル」のことだと思ってましたよ最初から。
つまりCESAとは、ユーザのためではなく、売る側のためにゲームに格付けしたりレーティングしたりしているのです。
資格をとっておくと就職の時に有利になるのと似たようなもんです。
ただし、
本当に良いゲームが必ずしも高い評価を得ているとは限らないのは確かです。
投稿者 : dukecoin | 2007年09月26日 19:58
アカデミー賞はアカデミー会員の投票によっての選考ですが、ぶっちゃけ映画会社の宣伝工作に支配されています。
カンヌは審査員の裁量に任されているウエイトが大きいです。(なので、審査員長の権限が強い)
ゲーム大賞と言うのが、何を基にジャッジするのかが、一番大きな問題だと思います。
真に公平(意図的な組織票を排除した)賞を作るとしたら、ゲーム業界から直接利益を得ない第三者機関を設立するしかないのですが、難しいでしょうね・・・。
投稿者 : まとぅい | 2007年09月26日 23:41
日本と名がつく賞を名乗るなら、せめてTGS来場時に投票用紙を配布&投票で、会期終了後に結果発表ぐらいのシステムにして欲しい。まー、会期中に結果発表が無いと盛り上がらないだろうけど・・・。
投稿者 : Yoshio Abe | 2007年09月27日 00:46
非ゆとりさん
他の人の事をどうこう言う前に、まずはご自分の文章を読み返してみてはいかがですか?
第三者から見ても、とても不愉快な文章ですよ。
投稿者 : クサビ | 2007年09月27日 07:48
>どうして重箱の隅をつつきたがるのかなあ。
もともとのあれっくすさんの文章が重箱の隅をつついていると思うんだけどねw
その内容が的を射ていればいいけど、「おや?」と思う部分があったから、みんな指摘したわけで。
というか、あれっくすさんの文章をもとに読者が語るのがコメント欄なのに「そんなに誤読しまくるほど難しい文章を書いた覚えはないよ」なんてことを言われるのは、読者としては微妙な気分になっちゃうけどなぁ。
でも、あれっくすさんの文章は面白いし、分析力はスゴイと思っていて楽しみに読んでいる者なので、嫌いで言ってるわけじゃないのは分かってほしい。
CESA大賞、フューチャー賞については、ユーザー投票を参考資料に、選考委員を通じて賞を選ぶ形がこういう疑念を常に生むわけで、いっそのこと、ユーザー投票を止めて選考委員に任せる形にしちゃえばいいのかも。
投稿者 : uma | 2007年09月27日 12:01
確かに他のランキングは違和感ないけど
フューチャー賞はただ売れそうな奴並べただけって感じですね
何をフューチャーしてるのか分からんw
そういえばGC版のファンタシースターに見慣れぬ大賞のマークが付いてて目を引いたのを思い出しました
発売後に評価されるから普通は付かないんでしょうねw
フューチャー賞も、もっとちゃんと選べば箔が付いて良いと思います
だいたいなんでユーザー投票の結果の中からまた
選考委員が選出するのか理解出来ません
ゲーム大賞自体はやたら賞の名前が変わったりとかも
まだ業界が未成熟だって事で悪いとは思いませんし
ランキングを見ても納得出来るんですが
フューチャー賞だけなんでユーザーに選ばせるのか分かりません
しかもその後さらに選考するし
ユーザーに投票させたいならユーザー賞?みたいなのを
作ればいいと思います
選考委員にはちゃんと良いゲームをフューチャーして欲しいですねw
投稿者 : あんスタンダード | 2007年09月29日 12:32
今の世の中、フューチャーとフィーチャーを混同している輩が予想外に多くて困るw
投稿者 : もんた | 2007年10月03日 02:40
え?wあれ?w
フィーチャー?フューチャー?
え?wあれ?w
ま、まあ結局良くわからない賞なんだよね!
投稿者 : あんスタンダード | 2007年10月04日 20:03