お金をもうけるアイデアはいろいろありますが、昨日銀行の帰り道にちょっと珍しい資金集めの方法を試みている人を見かけました。
歩道にできた人だかりの中を覗いてみると、寒空のした路上でチェスの試合をしています。 どうやらこの方は自称ジャマイカではチェスランキングナンバーワンのようですね。 なんで、こんなところで? と思ったら、どうも故郷の病気のお父さんのお見舞いに行くための飛行機代を稼ぎたいからと書いてあるじゃないですか。って、これがホントの話ならなんとも涙を誘う話ではあります。 でも、こんなところでチェスさしてる暇があったら、普通に働いたほうが早くお金貯まるんじゃないの? と、ちょっと意地悪な見方をしてしまうのは、私だけでしょうか。。。 私は将棋もチェスもまったくルールを知らないので、何がどうなってるのか分らないですが、どうも観客の人は結構食い入るように見ていて、チャレンジする人たちも結構いたので、この案で金儲けするってのはまんざら間違いではなかったようですね。何事も芸は身を助けるってことでしょうか。 年末も近付き、そのせいもあってか、最近、あちこちでチャリティー企画のニュースを良く目にするようになりました。 一昔前の善意の募金一辺倒というよりかは、ショッピンやイベントの収益をチャリティーへ使用するなど、最近は募金する人が単にお金をあげるというよりかは、自分たちの生活の中で楽しみながら、かつ慈善活動ができるような仕組みも増えてきていますね。資本主義社会に行きている矛盾だらけの私たちの社会の中でそれが今は一番無理のない形なのかもしれないです。でも、いつの世もそういう善意を利用する人も多く、チャリティー企画としての意図を無視して、それを利用してお金儲けを企む輩もいるので、なんだか悲しいですよね。きっと、そういう人たちは人の痛みや苦しみを理解する想像力を持ち合わせていないんでしょう。 そう考えると、子供の頃から想像力を豊かに育むことができる教育や環境をあたえていくことがすごく大切なのかもしれませんね。 人の気持ちを汲み取れる人たちが増えていけば、いつの日かチャリティー活動などをせずとも当たり前のように人々が助け合える、そんな素敵な世の中になるといいですね。
by mylifeasa
| 2007-11-29 03:22
| イギリス生活
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