My 浅野川

廊下に掛けていた蚊帳生地ののれんを替えました。新しく作ったのは以前メルカ
リで譲っていただいた薩摩浴衣の反物です。裏柄変りの生地で表は小紋、裏は縞
のリバーシブルになっています。巾はキングサイズなので両端を縫うだけです。
上部の中心を縫い合わせる代わりにちりめん細工でミッフィーだるまを作り安全
ピンで止めてみました。玄関から丸見えだった階段上の踊り場にも残った生地を
短いのれんにして掛けました。雰囲気がガラリと変わり新鮮です。絹の着物や羽
織もたくさんあるので、いろいろ作ってみたいと思います。

「火の用心」が盗まれた！

　６月撮影

玄関に掛けてあったホーロー看板「火の用心」が無くなった。わたしたちが住まいにして４ヵ月、その前の空き家だった１０年余、少なくともその間は無事に鎮座ましましていたのに…。
収集マニアかもしれないし転売目的のひとの迷惑を顧みない俗物泥棒かもしれない。築９５年の家にはそれなりの歴史がある。一部といえその重い歴史を奪った意味を持ち去った人には自覚してもらいたい。
戦前の、昭和レトロの一つと言っていいだろう。「火の用心」の頭には「油断大敵」とある。大日本消防協會　石川縣支部　金澤消防組－の文字もある。

木葉動秋聲

　キササゲ

木葉動秋聲（もくようしゅうせいをうごかす）。立秋を過ぎて川を渡る風
が変わった気がします。日陰は涼しい。
築100年の金澤町家の終の住処。玄関から川辺の背戸まで通り庭の土間で
した。土間は板張りに改修しましたが、今も玄関から背戸まで見通せ、風
が吹き抜けます。夏は快適な住まいです。

ひとつだけ

20年近く鉢植えにしてあったミカンの木。終の住処の庭を作るとき庭師さんに
地植えしていただきました。ちょど花が落ちて実を着けたばかりで、小さな実
はぽろぽろ落ちてしまいました。
１ｶ月経って新しい葉が伸びはじめました。アゲハチョウが毎日のように産卵に
来ています。全滅かと思われた実ですが、ひとつだけしっかり枝先に残ってい
ます。大きさもビー玉からテニスボールぐらいにまで成長しました。しっかり
根を張って元気に育ってくれますように…。

半同居人

町家に暮らすようになって早20日が経つ。この間、ふわふわと家に入ってくるのがこのハグロトンボ♀。
庭から縁側を通って居間まで来、コンニチハと挨拶して帰ってゆく。２階を居場所にしていた旧宅と違って、川～庭つづきの地べた感を味わうひとときである。

のれん

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