2024
Dec
14
「好き」を仕事にするのは難しい
好きなことを仕事にできたら、最高レベルの幸せだと思います。
でも、それは多くの場合、簡単ではありません。
いくつものハードルがあります。
・仕事にできるような好きなことがあるのか
・好きだと思っていることは本当に好きなのか
そもそも、このくらいの前提条件でけっこうな人が弾かれてしまうような気がします。
自分が好きなことを自覚できていなかったり、好きだと思っていても本当に好きではなかったなんてこともありそう。自分のことって、意外と自分でも分かっていなかったりしますからね。
でも、それは多くの場合、簡単ではありません。
いくつものハードルがあります。
・仕事にできるような好きなことがあるのか
・好きだと思っていることは本当に好きなのか
そもそも、このくらいの前提条件でけっこうな人が弾かれてしまうような気がします。
自分が好きなことを自覚できていなかったり、好きだと思っていても本当に好きではなかったなんてこともありそう。自分のことって、意外と自分でも分かっていなかったりしますからね。
◎現実は甘くない
また、プロのスポーツ選手になりたくてもほとんどの人にはそれが無理なように、現実的に好きなことを仕事にできるのかという高すぎるハードルがあります。誰もが憧れる人気の仕事ほど狭き門だったりします。
難易度の高くない「好きな仕事」でも、その仕事に需要があって、食べていけるレベルの稼ぎを得られるかのかという点も無視できません。
仮にここまで書いてきたハードルをクリアできて、好きなことを仕事にできたとしても、それを続けられるのかという問題もあります。
需要減退・収入減少・異動などの外的要因によって続けることが難しいケースもあるし、内的要因つまり好きだったのに嫌いになってしまうことだってあり得ます。生業にしても飽きないのかどうかは、やってみないと分かりません。
20年以上前に脱サラし、好きなことを仕事にしたまま結婚して子育てをしながら楽しそうにしている友人がいるのですが、本当に羨ましくなります。レアケースだと思いますが。
【参考記事:一生飽きない仕事と低コストなライフスタイル】
◎好きを仕事にするのか、得意を仕事にするのか
なんかネガティブっぽいことばかり書いてしまいましたが、一方で、そんなに好きではないと思っていた仕事をやってみたら意外と嫌いではなく、特に苦痛もなく、やっているうちに楽しくなってくるようなパターンもあるでしょう。これは少なくないような気がします。
現実的に上手く幸せを感じるのはそのパターンかもしれません。
好きを仕事にするよりも、得意を仕事にしたほうがいいというのはよく聞く話です。
まあ、仕事に幸せなんて感じなくても、特別な苦痛がないことを仕事にできていて、仕事以外の時間に楽しいことがあるなら、トータルでは充分幸せといえるのかもしれません。
私なんぞは、ここ10年くらい、基本的には己の個性を抑えて、多くの我慢をすることで労働の対価をもらっている感じです。
すぐに投げ出し逃げ出したいほどの苦痛はなく、苦手という自覚もなく、たまには楽しいこともあるものの、やらなくてもいい(生活できる)ならやりたくもないというところでしょうか。
それでも、仕事以外の面も考慮してトータルで考えれば、今のところ満足できるレベルかなと思っています。
好なことを仕事にできている人は羨ましいです。
でも、そういう人は少数派だと思うので、現実的な最大公約数を模索しつつ、なるべく快適に生きていきたいものです。
そして、仕事にできそうな好きなことも密かに探し続けたいです。
《参考記事》
・仕事とは我慢して耐えることなのか
・5年間で休日が2日だけだと!?
※この記事は、昨年大病をする前に書いたものです。今は仕事云々ではなく、生きていられるだけで充分と思えるようになっています。
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