毎年恒例のカメラと写真・映像の展示会「CP+ 2018」行ってきました。今年は例年の2月後半より少し遅い3月始めの週末になりました。昨年同様に2日目の3月2日(金)にパシフィコ横浜へと向かいました。


昨年同様に都内のショールームなどでチェックしやすい本体系は控えめにして、アウトドア系のカメラバッグや携行アイテムなどの小物類を中心に会場を回ってみました。
- オリンパス
- パナソニック
- SONY
- RICOH/PENTAX
- GIN-ICHI(銀一)
- HAKUBA
- VANGUARD
- f-stop(TAKE)
- Manfrotto
- TAMRON
- ケンコー・トキナー
- LAOWA
- キヤノン
- トーリ・ハン
- NISSIN
- セミナー関係
- フォトアクセサリーアウトレット/中古カメラフェア2018
- みなとみらいお散歩夜景
- 夕飯はねぎし
- 過去のCP+関連記事
オリンパス
みなとみらい駅寄りの手前側入口から入場すると目の前にあるのがオリンパスのブース。新製品関係は特にないので、参考出品のものをチェック。
スチームパンク風…? 何がやりたいのかよく分かりませんが。


E-M1 MarkIIにPEN-F、M. 300mmF4.0のスポーツモデルが参考出品。サンヨンは金属パーツをカーボンに置き換えて軽量化を図っているのだとか。三脚座なども肉抜きされてるそうで、軽量モデルというのは単純に魅力的です。
ただしピアノブラックにゴールドラインの装飾って、個人的には受け付けないセンスなので(定番だけどなんか嫌)ボディの方は勘弁していただきたい感じ。レンズは光沢とマット版の展示があったので、とりあえず後者を推しておきました。
パナソニック
マイクロフォーサーズ陣営両翼のもう一角パナソニック。実はまだ実機を見ていなかったLUMIX G9 PRO。初めて触ったのに、気のせいかE-M1 MarkIIよりも操作性がいいような…? ミラーレス機のシャッターフィールは最近どこも軽く浅いのが流行のようですが(?)、その割にショックが大きい気もしました(あくまで軽さの割に)。個人的にはこれぐらい「撮った感」がある方が嬉しいので全然問題ありません。正直使ってみたいです。
GX7MK2ユーザーなので、GX7MK3もちょっと気になります。フォーカスのセレクトスイッチや露出補正ダイヤル(要らないという声もありますが)が追加されて、確かに使いやすそう。チルトEVFは… チェックしなかった(笑)


GX7MK3の発表時に気になっていたハンドグリップのDMW-HGR2-K。小型軽量ボディのためグリップが貧弱なGX7MK3のホールド性を向上させてくれるアイテムです。


この手の製品はボディサイズに変更があった場合、旧モデルには付かないことが多いのですが、なんとGX7MK2にも装着可能だとパナスタッフの方が教えてくれました(笑)
全体の高さや横幅、厚みがでサイズが微妙に大きくなっているGX7MK3ですが、両方に対応するように作られているとは思いませんでした(期待はしましたけど)。
正面からだとちょっと違いが分かりにくいですが、上の写真はGX7MK2にハンドグリップDMW-HGR2を装着したものです。グリップのサイズ、長さが増すのでかなりカメラのホールド性が向上します。
気に入って見ていたら、わざわざGX7MK2(右)とGX7MK3(左)の両方にグリップを付けてくれました。グリップ周辺のデザイン、高さに違いがあるのが分かりますが、むしろGX7MK2の方が一体感があるのでは?(笑)
上から軍幹部を比べてみるとこんな感じ。GX7MK2もまだまだ戦える!?

パナソニック ハンドグリップ ルミックス ブラック DMW-HGR2-K
- 発売日: 2018/03/15
- メディア: Camera
せっかくなのでなかなか手が出せないニーニッパことLEICA DG ELMARIT 200mmも試してみました。1.4x、2.0xテレコンもあるのでオリンパスのサンヨンより使い勝手は良さそうですが、手振れ補正を最大限に効かせるにはパナソニックのボディが必要なんですよね。
こちらも悩ましいLEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm。F2.8-4.0という可変の絞り値ですが、フォーサーズ時代にあったレンズで非常に使いやすかったズーム域なんですよね。フードを外すとかなりのコンパクトさです。M.40-150 PROと被りますがかなり魅力的。


SONY
先日発表されたばかりのα7III。それなりに興味があるので、触れるなら… と思いましたが予想通りになかなかの人気だったのでスルー。
先行して発売されたα7R IIIと比べてみてもスペック、価格などかなりバランスのいいカメラだと思いますが、スタンダードモデルということで堅牢性、シャッター耐久性などの違いがどの程度あるのかやや気になる所ではあります。
初代α7から始まったフルサイズEマウント。ボディは三世代目となり、さらに上位ラインのα9も出て、レンズラインナップもいつの間にかなり充実してきましたね。
今回のCP+ 2018ではサードパーティメーカーが次々にFEレンズを投入してきたこともトピックのひとつかもしれません。
RICOH/PENTAX
後述する木村琢磨氏のステージが主な目的でしたが、一応KマウントユーザーなのでK-1 MarkIIを触ってきました。いよいよDFA ★50mm F1.4も発売間近でしょうか? それにしてもフードを含めるとでっかいなぁ。


APS-C機のK-S2ユーザー的に気になるのは、APS-C用の広角ズームDA★11-18mm F2.8の方でしょうか。結構デカそうな感じでしたけども…。
確か防塵防滴で使える超広角のDAレンズって今までなかったですよね…?


GIN-ICHI(銀一)
PeakDesign
みんな大好き(私も大好き)PeakDesign。銀一60周年のコラボモデルとしてブルーのリミテッドアンカーリンクスが限定生産されるそう(2018年5月発売予定)。アンカー単体で売ってくれるなら買ってもいいのですが(タダでさえ余りまくってる…)。
既発モデルのようですが、キャプチャーのプレートと互換性があって、アンカーも装着できる交換レンズ携行システムの「レンズキット」。これのマイクロフォーサーズ版があったら使ってみたいかもしれません。ソニーE/FEマウント用はあるのに…。



【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン レンズキット ソニー E/FEマウント LK-S-1
- 発売日: 2016/02/01
- メディア: エレクトロニクス
エブリデイシリーズはいつの間にラインナップがかなり増えました。トートやメッセンジャータイプは機会があれば使ってみたいものの、ややお高いのですよね。
キャプチャーを付ける位置がおかしいぞ… と心の中で突っ込み(これでは肩の上あたりになります)。右側に見切れて見えてるのもなんだか変ですよね…?
MindShiftGEAR
友人の写真家がアンバサダーをやっているので、毎回顔を出してオススメ製品を聞いているマインドシフトギア。今回のイチ押しはこのバックライトシリーズの18Lだったかな(同シリーズの26Lと36Lは既発モデル)。


使ってみたいのですが、私の撮影スタイルだと移動中もカメラを出しっぱなしの状態が基本なので、(取り出しやすいカメラザックというのも)ちょっと違うんですよね。ただし取材旅行などでは、この手の確実に保護できていざというときに取り出しやすいバックパックが一番便利なんですよね。
ちなみに縦グリを装着したE-M1 MarkII用にこいつの導入を検討中です。現物でのサイズ確認も済ませたので(それができるのがCP+の魅力)近いうちに購入するかも。

【国内正規品】MindShiftGEAR マインドシフトギア アウトバウンドホルスター20 カーボングレー 017180
- 発売日: 2017/12/21
- メディア: Camera
Foxfire
防水生地のアクアガードクロスを使ったカメラバッグ「フォトレックデュラレージ32」。完全防水ではないようですが、ちょっとした雨程度ならザックカバーも使わずにカメラを守ってくれるそう。背面アクセスでカメラ以外の荷物もそこそこ入るので日帰り撮影には最適かもしれませんね。というか銀一扱いのカメラザック多すぎませんか?(笑)


![[フォックスファイヤー] カメラバックパック フォトレックデュラレージ32L ブラック [フォックスファイヤー] カメラバックパック フォトレックデュラレージ32L ブラック](https://m.media-amazon.com/images/I/41y5-XkcLRL.jpg)
[フォックスファイヤー] カメラバックパック フォトレックデュラレージ32L ブラック
- メディア: ウェア&シューズ
Crumpler
私もかつてのオーストリア時代のモデルを今も愛用しているクランプラー。ドイツで生まれ変わって復活しましたが、デザイン面ではともかく、堅牢性の面ではちょっとやわなバッグになってしまったなという印象。




HAKUBA
カメラ周辺機器メーカーのHAKUBAはGW-ADVANCEシリーズを始め、アウトドア系の携行アイテムにも力が入っているメーカーです。
登山用カメラバックパックに近い構造のGW-ADVANCEシリーズも「ピーク/トレイル/アルパイン」と20〜40Lまで各サイズが充実してきました。小型モデルの「ピーク」にいくつか追加アイテム(ピーク20は一部置き換え?)があるようです。



次に期待されるのはテント泊や縦走に対応する大容量モデルですが(アルパインの60〜70Lぐらいで)、参考出品などはありませんでした。
BLACKRAPID
HAKUBA取り扱いの速写ストラップBLACKRAPID。2個持ち用のストラップなど、なかなか面白いアイテムを出しています。
「速写ストラップってご存じですか?」とPeakDesign SLIDEを付けている私に聞いてきたのは少々ずっこけましたが、もう少し他社製品もチェックした方がいいのでは…?


面白そうだと思ったのはバックパックのショルダーストラップに斜めに装着するタイプのストラップ「バックパック ブリーズ」。片側のストラップ上部のD環(又はベルトループ)と逆側のストラップ下部にカラビナで装着するもの。
今まで試したことのない携行方法ですが、(個人的に試したいとは思わないものの)ストラップ派はチェックしてみる価値があるかもしれません。
aquapac
こちらもHAKUBA取り扱いの海外ブランド。スマホから防水カメラ、大きな衣類が詰め込めるバッグまで、各サイズの防水ケースが充実。
PACK RABBIT
個人的にかなり気になったこの背負子タイプのフレーム。ストラップを装着して荷物を載せて背負うだけでなく、折りたたみ椅子的にも使えるデザインになっているのが面白い。新たにHAKUBAが取り扱いを始めるPACK RABBITというブランドの製品です。




VANGUARD
コストパフォーマンスの高い製品でお馴染みのVANGUARD。このトップローディングタイプのケースはシンプルで使いやすそうでした。


f-stop(TAKE)
ここ最近ネイチャー系フォトグラファーに人気のf-stop。小さい方のサイズからAJNA(アジュナ/40L)、SUKHA(スカ/70L)、SHINN(シン/80L)とありますが、登山(主にテント泊)に使うならSUKHAがオススメとのこと。
理由としてAJNAはストラップなどがかなりライトな作りになっているので、あくまで軽いハイキング用途まで。重量のある機材や登山道具を背負うならばショルダー、ヒップベルト共にしっかりしたSUKHAがイチ押しとのこと。




最大サイズのSHINNは映像系の幅の広い機材が入るような横幅になっているそうです。
Manfrotto
小型トラベル三脚の定番befreeのリニューアル版befree advanced。耐荷重が倍近くとなり、ツイストロックのモデルが加わりました。カーボンモデルはまだみたい。
サザビーPIXIとキュベレイPIXIだと…?
GITZO
高級三脚のGITZOがアウトドア撮影用のカメラバックパックを参考出品していました。サイズは30Lと45Lで製品名は「Adventury」。
背面アクセスが可能で上側はロールトップでカメラ機材以外が入るようになっています。レインカバーも付属。でもお高いんでしょう?




TAMRON
α7/9シリーズの快進撃を受けてか、サードパーティのレンズメーカーが競うようにNマウント用レンズを投入してきました。
参考展示されていたタムロンの28-75mm F2.8。28mmスタートはやや残念な気もしますが、それがこのコンパクトさに寄与しているのでしょうか?


ケンコー・トキナー
TokinaのEマウントレンズ。既発のMFタイプの20mm F2に加えて、AFタイプが参考出品されていました。AFもスムーズでしたし、これはかなり気になる人がいるのでは?


LAOWA
昨年発売されたマイクロフォーサーズ用の7.5mm F2が界隈で話題となった中国発のLAOWAレンズ。新製品のAPS-C用広角レンズ9mm F2.8 ZERO-Dも人気になりそう。
実は7.5mm F2 MFTを触るのは初めてなのですが、本当に小さいんですね。お借りした7.5mm F2を付けて7.5mm F2を撮ってみました。
キヤノン
とりあえずEOS Kiss Mを触ってみました。ああ、小さいなーという感じ。
トーリ・ハン
私も愛用しているドライ・キャビが微妙にリニューアルされてPREMIUMシリーズというものに。ゴールドモールデザインとか正直勘弁して欲しいですが、まあ私は既に持っているのでどうでもいいか。でも、付属のLEDランプがかなり見やすくなりました。
NISSIN
ニッシンブースを通りかかったらイルコ氏がセミナー中でしたが、凄い人気で通路までお客さんが溢れまくり。その次には浅岡氏なども控えていてポートレート系フォトグラファーやストロボワークのセミナーも相変わらず人気が高いですね。
セミナー関係
本当は4本ほどセミナーを見る予定だったのですが、到着時間やら途中で中抜けして昼飯を食べていたりしたので、ちゃんと見られたのは以下の2本です。
「新風景写真〜ロング一脚で魅せる360°の新たな世界〜」木村琢磨/RICOH
オリンパス使いのプロフォトグラファーとしてもお馴染み木村琢磨氏。RICOHブースにて360°カメラのTHETAと例の木村棒を組み合わせた撮影に関するセミナーを行っていました。
最前列ど真ん中でセミナー参加。視点を変えることの魅力がよく分かるステージで、オリンパスAIRを手放してしまったことを後悔しますね(笑)
その場で実演… 予定だったのですが、このような大型展示会の会場ではWi-Fiが不安定になってしまうようで、こちらは前日に撮影されたもの。7mの木村棒とTHETAの360°によって今までにない視点が生まれました。
「初めて挑む北海道の野生動物撮影」(二神慎之介)/銀一
今年も友人の動物写真家、二神慎之介氏が銀一ブースにて登壇。北海道での動物撮影に関するセミナーを行いました。かなり特殊でエクストリームな撮影環境について語られましたが、私のように登山をしながら写真を撮る人間にとっても学が多かったです。
後半では誰でも気軽に参加できる知床でのクルーズ船撮影について。正に私自身、昨年二神氏のアドバイスで羅臼に行ってシャチを撮ってきていますし、またまた北海道に行きたい欲が全開になるステージでした。
セミナー内で私の寄稿したYorimichi AIRDOの記事も紹介して貰いました(笑)
フォトアクセサリーアウトレット/中古カメラフェア2018
途中ちょっと会場を抜け出して隣で開催中のこちらにも顔を出してみました。木村氏のステージを聞いた後なのでルミカのBiRodを結構真剣に見てしまいました(笑)(サイズと重さに登山での携行はキツいと断念)
ディスコンになったGW ADVANCEのPEAK25が6000円は激安ですよね。
中古カメラも気になりますが、セミナーの予定があったので退場。
みなとみらいお散歩夜景
あとはお約束のみなとみらい。本当にただのお散歩写真です。



夕飯はねぎし
中華街に行こうと思ってたはずが、なぜかねぎしで夕飯を食べておりました。

