この文書は「Cascading Style Sheets Level 2 Revision 1 (CSS 2.1) Specification(W3C Recommendation 2011-06-07)」の日本語訳です。日本語訳は参考情報であって、公式な文書ではありません。また、翻訳に誤りがありえます。

2016年にこの仕様の各ページで追記された赤い囲みの注で追記されたように、CSS 2.2が現在策定進行中です。CSS 2.2の日本語訳についても作成していますので、この文書の代わりにCSS 2.2日本語訳を利用されることを推奨します

したがって、この日本語訳についてもメンテナンスを行っていませんので、その点ご了承ください。

訳者への連絡先等については、W3C仕様日本語訳置き場Wikiを参照ください。

W3C

Cascading Style Sheets Level 2 Revision 1 (CSS 2.1) Specification 日本語訳

W3C Recommendation 07 June 2011, edited in place 12 April 2016 to point to new work

This version:
http://www.w3.org/TR/2011/REC-CSS2-20110607
Latest version:
http://www.w3.org/TR/CSS2
Previous versions:
http://www.w3.org/TR/2011/PR-CSS2-20110412
http://www.w3.org/TR/2008/REC-CSS2-20080411/
Latest editor's draft:
http://dev.w3.org/csswg/css2/
Editors:
Bert Bos <>
Tantek Çelik <>
Ian Hickson <>
Håkon Wium Lie <>

この文書のエラッタも参照されたい。

この文書は、次の非標準的な形式でも読むことができる: plain text, gzip'ed tar file, zip file, gzip'ed PostScript, PDF翻訳も参照されたい。【訳注:この文書は非公式翻訳です】


概要

この仕様はCascading Style Sheets, level 2 revision 1(CSS 2.1)を定義する。CSS 2.1は、著者およびユーザーが構造化文書(たとえば、HTML文書やXMLアプリケーション)にスタイル(たとえば、フォントや文字間隔)を付加することのできるスタイルシート言語である。文書の内容から表示スタイルを分離することで、CSS 2.1はウェブ制作およびサイトの保守・管理を簡素化する。

CSS 2.1は、CSS1 [CSS1]を基礎とするCSS2 [CSS2]を強化したものである。CSS 2.2は、メディア固有のスタイルシートをサポートしており、著者は、視覚ブラウザ、聴覚装置、プリンタ、点字デバイス、携帯端末などへの文書のスタイルを調整することができる。また、コンテンツの配置、テーブルのレイアウト、国際化のための機能とユーザーインターフェイスに関連するプロパティをサポートしている。

CSS 2.1はCSS2のいくつかの誤り(最も重要なのは、絶対配置要素の高さと幅の新しい定義、HTMLの"style"属性と"clip"プロパティの新しい計算による多くの影響)を修正し、すでに広く実装されている少数の高度に要求された機能を追加する。しかし、ことにCSS 2.1は、CSSの慣例の"スナップショット"を説明する。すべてのCSSの機能は、勧告の公開日に相互運用可能に実装されているもので構成される。

CSS 2.1はCSS2から派生しており、CSS2の置換を意図する。CSS2の一部は、CSS 2.1においても不変である。一部は変更されており、そして削除されている。削除された部分は、将来のCSS3仕様で使用されるかもしれない。将来の仕様はCSS 2.1を参照すべきである(ただし、CSS 2.1で削除されたCSS2の機能を必要とし、その上でそれらの機能のためにCSS2を参照する必要がある場合、つまり、削除された機能を含むCSS3モジュールの機能を参照する場合を除く)。

この文書の位置付け

この節は、公開時点におけるこの文書のステータスについて説明する。他の文書がこの文書に取って代わるかもしれない。W3Cが現在公開しているリストとテクニカルレポートの最新版は、W3C technical reports index at http://www.w3.org/TR/で見つけることができる。

この文書はW3Cメンバー、ソフトウェア開発者、そしてその他のW3Cグループや関係者によって評価が行われ、ディレクターによってW3C勧告として承認された。この文書は安定しており、参考資料として用いたり、他の文書から引用してもよい。仕様の勧告においてW3Cの果たす役割とは、仕様に関心を集め、幅広く仕様の普及を促進することである。これにより、Webの機能と相互運用性の向上が期待できる。

この文書に関する議論は、公開メーリングリスト[email protected]アーカイブ参加の手引きを参照)上で行うことが望ましい。メールを送信する際には、“CSS21”をsubjectに含めてもらいたい。できればこのように: “[CSS21]…コメントの要約…

この文書は(Style Activityの一部である)CSS Working Groupによって作成された。

この文書は2004年2月6日のW3C特許ポリシーの下で活動するグループによって作成された。W3Cは、グループの成果物に関するあらゆる開示特許の公開リストを管理する。ここには、特許開示にあたっての指示も含まれている。特許について十分に知識のある人物が、仕様にEssential Claim(s)が認められると判断した場合は、W3C特許ポリシーの第6章に従い情報を開示する必要がある。

ワーキンググループはテストスイート実装レポートを作成している。

これまでのWorking Draft、Candidate RecommendationとRecommendation以降のすべての変更は付録 Cに記載している。

注: この仕様の複数の節は、他の仕様によって更新されている。置換された仕様および節のリストの詳細は、最新のCSS Snapshotにおける"Cascading Style Sheets (CSS) — 公式の定義"を参照されたい。

CSS Working Groupはまた、CSS level 2 revision 2 (CSS 2.2)を開発している。

クイック目次

完全な目次