AkamaiのBilling Center API では、95/5 Mbpsという単位のデータが取得できる。
95/5 Mbps というのは、特定の期間の平均Mbpsを5分間隔でサンプルしたものをソートした時の95パーセンタイルの値ということらしい。
なぜこのような数字が使われるのかというと、単純にピークのトラフィックを基準にして課金されると利用者側にとってつらいという問題があるからだ。 インターネットのトラフィックは往々にしてスパイクが発生するので、それだと普段はほとんど帯域を使わないのに一瞬のアクセス急増があっただけでコストが大きく増大してしまう。
そこで、あるISPが95/5 Mbpsで課金するようにしたところ市場で支持を得たため、これが一般的な課金形式として広まったらしい。
組み込み用のプログラミング言語といえばLuaがよく使われるけど、最近はmrubyやsquirrelもあって選択肢が広がってきた感があるのでどういう特徴があるのかを知るためにベンチマークをやってみた。
今回対象にしたのは以下。
ここでのベンチマークは言語自体のスピードの比較ではなく、どちらかというと組み込む際に必要なオーバーヘッドやホスト言語側での処理にかかる部分に重点を置いた。
ベンチマークの処理では、関数呼出し比較用のecho
関数と、テーブル操作比較用のinvert
関数を組み込み言語側に実装して、それを繰り返し呼び出すようにした。
また、なるべく公平になるように、組み込み言語側の関数は初期化時にグローバルスコープ(組み込み言語側のグローバルスコープ)に登録しておき、すべて同じインターフェースから呼ぶようにした。
使用したコードは以下。そのうち別の言語とか追加するかもしれない。
https://github.com/taksatou/embench
https://gist.github.com/taksatou/8de85bbfe79548864cf5#file-result-md
LD_PRELOAD
で切り替えた読んだ本を公開するのは何となく恥ずかしいので今までやらなかったけど、最近忘れるスピードが加速しているので記録のために書くことにした。1
あと、ブログをしばらく書かないとさらにブログを書くのが億劫になるのでどうでもいいことでも書くことにした。
妖精とか神話にでてくる悪魔とか霊的ななにかについての図鑑。なにかおもしろい図鑑ないかと思ってさがしてたときにみつけた。kindleだと4ドルくらいだが、内容がマニアックでおもしろい。
エルフとかドワーフとかメジャーどころはもちろん、日本やアフリカのものや、現代のエルビスとか幽遊白書のコエンマとかまで載っている。
スパイスについての知識がほしかったので読んでみた。スパイスをつかったレシピ本だけど、スパイスを基準にレシピがソートされていてスパイスをどうつかえばいいかの理解を深めやすい。
先日サバゲーをやったときに出会ったミリオタの知識の豊富さに感銘をうけたので戦争ものの小説を読みたくなった。米軍のスラングとかに無駄に詳しくなれる気がする。Hooah!
アサルトライフルの作動機構についての解説がよかった。
この本の影響で最近英語の文章を読む量を増やした。でもこの本の内容はスパルタンすぎて大体実践できてない。
村上式シンプル英語勉強法 で紹介されていたので。それなりにおもしろくて読みやすい。
同じく 村上式シンプル英語勉強法 で紹介されていたので。第1章の実力診断テストで心を折られたけどめげずにちまちま進めている。
さらに同じく 村上式シンプル英語勉強法 で紹介されていた。
簡単すぎるかと思ったけど意外と知らない単語がある。コロケーションもあわせてでてるので結構よい。
植物についての理解を深めたいけど図鑑はもちあるきたくない。電子版の植物図鑑を探してたときにみつけた。読み物としては悪くないけど、この本だけで植物の同定ができるようにはあまりならない。
kindleで無料で見れる草図鑑シリーズ。暇潰しにはちょうどいい。
何かのときに羽生さんすごいと思ったので。編集者の意向なのかわからないが、ビジネスに関連した教訓じみた話にもっていこうとするのがちょっと鬱陶しい。それを除けば全体的におもしろかった。
羽生さんの本を読み終わったときにkindleでレコメンドされて評価も高かったので読んでみた。良い話ばかりだが特に新しいことはなかった。
MCMCについて理解を深めるため。イジングモデルとか 様々な分野での応用例が紹介されていておもしろい。
swiftを書く必要にせまられたので。知りたいところだけ拾い読みした。前から思っていたが、kindleは技術本を拾い読みするにはあまり向かない。
買ったのは年末だけど最近になってまじめに読みはじめた。まだDDDを理解してない気がするのでノーコメント。
読んだというのは読了したという意味ではない ↩
最近 Phabricator を使ったワークフローを試しています。FacebookやDropboxをはじめとして海外では割と良く使われているようですが、あまり国内には情報がないようなのでまとめておきます。
Phabricatorはコードレビューがメイン機能のようですが、それに留まらずソフトウェアの開発で必要なものがワンストップでまとまったプロジェクト管理ツールになっています。
メニューのネーミングが独特でとっつきづらいですが、主に以下のような機能があります。
Differential
: pre push型のコードレビューAudit
: post push型のコードレビューManiphest
: タスクとバグの管理Diffusion
: リポジトリの管理Harald
: commitやタスクの更新イベントにフックして起動する処理の管理Phriction
: Wikiまた、arcanist というコマンドラインから操作するためのツールも別途提供されており、開発のワークフローも含めた統合が意図されているようです。
docker環境があるなら docker run yesnault/docker-phabricator
ですぐ試せます。
https://registry.hub.docker.com/u/yesnault/docker-phabricator/
ただし、上記dockerfileから構築したコンテナはデフォルトだとメールは外部に送信できない設定になっています。admin以外のユーザ登録ではメールアドレス認証が必要なので、docker exec -it <container_id> bash
でコンテナに入ってメール設定を適宜修正して下さい。
dockerを使わずに普通にインストールする場合は https://secure.phabricator.com/book/phabricator/article/installation_guide/ を参照してください。
起動直後は色々設定を聞かれますが、特につまるようなところはないので省略します。
pre-push型のコードレビューは、フロー的にはGithubでのPull Requestに似ていますが、レビュー対象のcommitをpushするのではなく、パッチを送る点が異なります。Phabricatorでは以下のようなフローで作業することになります。
diffをPhabricatorにコピペして登録することもできますが、基本的にはarcanist経由で作業することになります。
PhabricatorのUser GuideにはDifferentialの良さ が長々と書かれてますが、実際のところ、長所として挙げられている項目はどれもPull Requestベースでも達成できます。 ただ、Defferentialとarcanistを使えば簡単にレビュー依頼が投げられるので、開発者が自発的に適切な粒度でレビュー依頼する助けにはなりそうです。
Differentialではレビューが完了するまでpushを待つ必要がありますが、Auditはレビューを待たずにpushしてその後にレビューを実施するための機能です。
例えば、急いでリリースする必要がある場合でも、Auditを用いてあとからレビューすることができます。このときに問題が見つかればProblem Commits
というフラグをたてておいてタスクに積む、というような使い方になるようです。
Harald
という機能を使えば特定の条件に合致するcommit(例えば変更が大きい、Differentialでレビューされていない、等)があった場合は自動的にAuditを生成させることもできます。
Auditをpull requestのように使うこともできますが、推奨はされていないようです。
もし開発管理のためにredmineやjiraをつかっているのであればPhabricatorは良い代替になりそうです。開発者向けに特化してる分、プロジェクトのタスクやバグ管理がソースコードとうまく統合されていて、ダッシュボードも柔軟にカスタマイズできます。githubのissueに不満を感じている人もPhabricatorのワークフローは試してみる価値があると思います。
レビューツール単体としてみると、(Differentialをつかうなら)開発者にarcanistの導入をしてもらう必要がある分、Pull Requestの手軽さに比べるとやや煩雑に感じました。既にPull Requestベースの開発が定着していて、単によりよいレビューツールを探しているのであればGerrit 等のほうが導入しやすいかもしれません。
dnsimple ではAPIからのDNSレコードアップデートができるので、簡単にダイナミックDNSがつかえる。
手順は以下の通り。
https://dnsimple.com/domains/example.com/records/<record id>/edit
をみればわかる。RECORD_ID
には上記の値、DOMAIN_ID
にはApexドメインを設定する。www2014のResearch Track にOnline Experiments & Advertising
というのがあったので、概要だけメモ。
クローラを用いて広告データを収集することによって、現状のディスプレイ広告でどのようなターゲティングが行われているのかについてを分析している。 340通りのユーザプロファイルを用いて180件のウェブサイトをクロールし、17万5000件の広告を収集したとのこと。
プロファイルの内容によってどのカテゴリの広告が配信されやすいかとか、ウェブページあたりの広告主数の分布とか、実験結果は結構おもしろい。
より進んだA/Bテストの方法について。Bingのデータを用いているが、他の分野でも適用できる。 Bonferroni法やHolm法といった従来の多重比較における補正方法より実用的なものが紹介されている。
実際に人間を使ってadwords的なオークションのゲームを行い、理論通りの挙動をするかを検証するというもの。 概ね期待通りの価格に近づくが、予想に反して平衡に逹しないという結果が得られたとのこと。
]]>flappymacs がMELPAに登録されました。
(add-to-list 'package-archives '("melpa" . "http://melpa.milkbox.net/packages/") t)
を設定して、M-x package-list-packages
からflappymacsを探してインストールするとすぐに遊べます。
flappyvird にインスパイアされてEmacs版のFlappy Bird書きました。
flappymacs.el
をロードして、M-x flappymacs
で遊べます。
以下のようなダイアモンド継承をしたときに発生する問題のことをdreaded diamond
と呼ぶらしい。
Base / \ D1 D2 \ / D3
例えば以下のようなクラスではアップキャストをするときやBaseクラスのメンバにアクセスするときに曖昧性が生じる。
class Base { public: int data; virtual ~Base() {} }; class D1 : public Base { public: virtual ~D1() {} }; class D2 : public Base { public: virtual ~D2() {} }; class D3 : public D1, public D2 { public: virtual ~D3() {} };
以下のようなコードをコンパイルしようとしてもエラーになる。
void f1() { D3 d3; Base &base = d3; d3.data = 123; }
ambiguous conversion from derived class 'D3' to base class 'Base': class D3 -> class D1 -> class Base class D3 -> class D2 -> class Base Base &base = d3; ^~ non-static member 'data' found in multiple base-class subobjects of type 'Base': class D3 -> class D1 -> class Base class D3 -> class D2 -> class Base d3.data = 123; ^
これを回避するためには明示的に中継するクラスを指定してやる必要がある。
void f2() { D3 d3; Base &base = dynamic_cast<D1&>(d3); d3.D1::data = 123; d3.D2::data = 456; cout << d3.D1::data << ',' << d3.D2::data << endl; // => 123,456 }
でも普通は継承元にそれぞれの別々の親を持つのではなく、共通の1つだけを持っていてほしい。 それを解決するには仮想継承を使う。
class D1 : public virtual Base { /* 省略 */ }; class D2 : public virtual Base { /* 省略 */ }; class D3 : public D1, public D2 { /* 省略 */ };
このようにすればBaseクラスのインスタンスは1つだけになって曖昧性が解消される。
void f3() { D3 d3; Base &base = d3; d3.data = 123; cout << d3.D1::data << ',' << d3.D2::data << endl; // => 123,123 }
cancellation pointsとは、スレッドのキャンセル種別がdeferred
のときに、そこに到達したときにはじめて実際にそのスレッドのキャンセル要求が処理されるような関数のこと。
POSIX.1では、基本的にはブロックするような関数がcancellation pointsであることが要求されている。