このブログはgithub pages上に構築していますが、github pagesに引きずられて自分のブログも重くなるということが時々ありました。
がんばってブログを書いた次の日にアクセスできなくなってたりすると悲しいので何とか高速かつ安定した配信をする方法ないかなーと思って調べてみたところ、なんとgithub pagesに置いたコンテンツをCDNから配信させることができるようになったらしいです!
Faster, More Awesome GitHub Pages
どういうドメインでgithub pagesを配信しているかによって対応方法は違うので以下を読んで各自適切な設定をして下さい。
目次
既に対応しています。 なにもやる必要はありません。
CNAMEの向き先をusername.github.io に向けるだけで対応できます。
Apexドメインというのはサブドメインでない基本のドメイン部分のことで、そこを直接github pagesにIPに向くようにAレコードに設定している場合です。
この場合はDNSのプロバイダがALIASレコードをサポートしていれば、ALIASが username.github.io
を向くようにすることで対応できます。
ALIASレコードに対応していない場合は残念ながらCDNを有効にできません。ちなみにお名前.comはALIASには対応していないので、その場合は他のDNSプロバイダに移行するしかありません。
このブログは残念ながらお名前.comでApexドメインをgithub pagesのIPに向けていたのでDNSimpleに移行することにしました。以下はお名前.comからDNSimpleに移行した際の手順です。
なお、この場合はタイトルに反して無料ではありません。
(ちなみにここではドメインの移管はせずに、DNSの設定だけをDNSimpleに移しました)
DNSimpleはユーザビリティに主眼を置いたDNSサービスのようで1 、APIでDNSレコードを更新したりAWSやHerokuやgithub pagesといったクラウドサービスとの連携が簡単にできます。
DNSimple
登録時に対象ドメインを聞かれるので、そのとき移行したいドメインを入力します。
ちなみに月額3ドルから2 ですが30日は無料でつかえます。誰かを紹介すると、紹介した人とされた人の両方の無料期間が伸びます。上のリンクにはキャンペーンコードが埋め込まれているので、この記事を読んだ人はぜひ上のリンクから登録してください。
登録が完了するだけで一通りのUIが使えるようになりますが、DNS機能が有効になるのは決済情報を入力してからです。
dnsimpleの管理画面 に行くとServicesというボタンがあるのでそこからgithub pagesと連携を開始します。
お名前.com の以下のページの「他のネームサーバーを利用」からDNSimpleのネームサーバを指定します。
https://www.onamae.com/domain/navi/ns_update/input?btn_id=navi_menu_domain_nsupdate_leftmenu_12
登録するサーバは以下です。
この段階ではお名前.com側で設定しているAレコードはそのまま残しておきます。変更するのはネームサーバのみです。 そうしておかないと、ネームサーバの変更が伝搬するまでの間にお名前.comに問いあわせが来た場合NXDOMAIN扱いになってします。
更新前は以下
% dig mojavy.com mojavy.com. 259 IN A 207.97.227.245
もしくは以下
% dig mojavy.com mojavy.com. 259 IN A 204.232.175.78
のようになっていたはずですが、反映が完了すれば上記とは違うIPが返ってくるはずです。 反映までには時間がかかるので気長に待ちます。完全に反映されるには3日ほどかかるようです。
% dig mojavy.com mojavy.com. 3600 IN A 103.245.222.133 % dig taksatou.github.io taksatou.github.io. 2973 IN CNAME github.map.fastly.net. github.map.fastly.net. 15 IN A 103.245.222.133
webpagetest のような計測ツールを使ってもいいですが、CDNからのレスポンスはX-xxx
のようなヘッダがつくようなのでcurlでも確認できます。
% curl -v mojavy.com 2>&1 > /dev/null | grep 'X-' < X-Served-By: cache-ty67-TYO < X-Cache: HIT < X-Cache-Hits: 5 < X-Timer: S1392104522.668435574,VS0,VE0
もう完全に反映されたと思ったらお名前.com側で設定しているAレコードは無効にして大丈夫です。