本を書くためのアウトラインエディタを作ってる
少し前からアウトラインエディタを作ってる。
こんなの
(画面は開発中のものです)
ファイルツリー
複数シート同時編集
ファイルツリーUIというのをスクラッチで初めて作ってみたんだけど、「当然こう動いて欲しいよな」というヒューリスティックな挙動をたくさん作るハメになってて学びがある。
なぜ作ったか
技術書を書いて Kindle Direct Publishing で販売しようと思って、Macで売れてるアウトラインエディタを一通り試したんだけど、惜しい物が多くて、個人的にしっくり馴染むものがなかった。なので、技術書を書く前に、自分が本を書くために必要なツールを作るところから始めることにした。
作家・藤井太洋に聞く 「小説を書くためのツール、Scrivener」 - DOTPLACE を読んで、その辺のアプリに対する感覚を自分でも意識して作ってる。Scrivener は wysysig なんで自分にとって論外。
エンジニアとして5年経って、個人でアプリを最初から最後まで作って販売した経験がないので、将来の選択肢を考えるのに経験を積んでおきたいというのがあった。あと仕事でElectronアプリ作って経験値溜まってるので、ホットなうちにその経験値を金に変換しておきたい。
Electronアプリを Windows に出す場合、どこに出せばいいんだろうか。
どういう機能を持ってるか
進捗
Done
- プロジェクト管理
- ファイルツリー
- 右クリックで操作
- キーバインド
- ゴミ箱
これから
- デザイン面のブラッシュアップ
- 出力/プレビューのブラッシュアップ
- 画像管理/埋め込み
配布形態
有料アプリ。どういう配布形態にするか決めてないけど、とりあえず最初はApp Storeで販売するのを目標にする。価格は1800円ぐらいの予定。たぶん変わる。
品質面で売り物にならないと判断したら、OSSにする。
どういうターゲットを想定しているか
- 長いドキュメントを書く人全般
- 技術書を書く人
- 小説を書く人
- ブロガーみたいな細かいドキュメントをたくさん書く人
リリーススケジュール
- 基礎機能の実装(もうちょいで終わり)
- 設計の見直し: 長期的にメンテできる構成か
- デザイン面のブラッシュアップ
- このアプリで本を一冊書く
- 修正
- βテスト
- フィードバック反映
今年中に出せたらいいなぁ。 βテスター募集してるので、興味ある人は Twitter @mizchi まで。
追記
ベータテスター10人集まったので募集締めきりました。引き返せなくなったぞ!