先日、有楽町の東京国際フォーラムで行われた『初音ミクシンフォニー2017』東京公演、たくさんの方々に来て頂き、本当にありがとうございました！
昨年は初開催なので試行錯誤の部分があったかと思いますが、今年は昨年の手応えを頼りに、色々とパワーアップしたステージを楽しんでもらえたのではないかと思います。
既に東京公演のレポート記事は、ニュースサイトなどに上がってるので、ここでは個人的な感想などを中心に書いてみたいと思います。
演奏曲目と担当アレンジャー
まずは、大阪公演を含めた『初音ミクシンフォニー2017』のセットリストと、その楽曲の担当アレンジャーさんを表にまとめさせてもらいました。このようになってます！（敬称略）
| 曲順 | 楽曲 | 編曲者 |
| M.1 | 【オープニング】 未来序曲 |
Mitchie M 直江香世子 |
| M.2 (東京) |
千本桜 | 江原大介 |
| M.2 (大阪) |
Tell Your World | 直江香世子 |
| M.3 | 初音ミクの消失〜初音ミクの激唱 | 鹿野草平 |
| M.4 | 【鏡音リン・レン 10周年楽曲メドレー】 炉心融解 〜 ココロ 〜 悪ノ娘、悪ノ召使 〜 ロストワンの号哭 |
辻峰拓 |
| M.5 | 四季折の羽 | 直江香世子 |
| M.6 | Fire◎Flower | 辻峰拓 |
| M.7 | 【SEGA Project DIVAコーナー（M.7 ~ M.8）】 ODDS&ENDS 〜 メルト |
直江香世子 （メルト） 辻峰拓 (ODDS&ENDS) |
| M.8 | ゴーストルール | 直江香世子 |
| M.9 | 【初音ミク名曲 小編成コーナー】 みくみくにしてあげる♪【してやんよ】〜 Ievan Polkka〜 Nyan Cat 〜 子猫のパヤパヤ |
江原大介 |
| M.10 (東京) |
【ボカロP ピックアップコーナー】 アンドロメダアンドロメダ 〜 ダンスロボットダンス 〜 リバースユニバース 〜エイリアンエイリアン |
直江香世子 |
| M.10 (大阪) |
【ボカロP ピックアップコーナー】 From Y to Y Reboot Starduster |
鹿野草平 |
| M.11 | 歌に形はないけれど | 江原大介 |
| M.12 | Connecting | 辻峰拓 |
| M.13 | 【エンディング】 脱げばいいってモンじゃない！ 〜 ぽっぴっぽー 〜 ルカルカ★ナイトフィーバー |
鹿野草平 |
| M.14 | ハジメテノオト | 直江香世子 |
| M.15 | 桜ノ雨 | 江原大介 |
アレンジャーは私を除いて、江原大介さん、鹿野草平さん、辻峰拓さん、直江香世子さんの4名が担当しております。皆さん昨年に引き続いての参加なので、ご一緒できて嬉しかったです！
今回大阪公演のリハーサルから東京公演の本番まで、何度も楽曲を聴く機会があったのですが、聴けば聴くほど細部まで考え抜かれたアレンジの素晴らしさがわかり、すごく勉強になりました！
編曲は重要な仕事でありながら影に隠れがちなので、ぜひ音源が発売された際には、アレンジャーさんにも注目して聴いてもらえたら幸いです。
選曲の印象
今回の選曲については、大阪公演の感想でも書きましたが「オーケストラ映えする曲」が選ばれてる印象でした。昨年よりテンポ感はゆったり目になったかと思いますが、その分オーケストラの音の魅力を伝えることができたのではないかと思います。
そして合唱団が参加した曲もあり、そこは音の壮大さが増して、去年よりパワーアップした感じが強かったですね。「四季折の羽」は個人的に特に素晴らしかったです！
そしてエンディングの「脱げばいいってモンじゃない！」は意外でしたね。(^^;) 始まる前の演出での”悪ノリ感”が昔のニコ動の雰囲気があって個人的に好きでした。
こうして見ると、やはりボカロシーンを知り尽くしてる、プロデューサーの池田俊貴さんの選曲センスが見事に発揮された印象です！
ご来場頂いた皆様はいかがだったでしょうか？
未来序曲について
そしてオープニングで演奏してもらった、『初音ミクシンフォニー』のテーマ曲『未来序曲』。
今回アレンジャーの直江さんに無理を言って、自分で昨年のアレンジに修正を加えさせてもらったのですが、指揮者の栗田博文さんと東京フィルハーモニー交響楽団のみなさんによる素晴らしい演奏のおかげで、理想的な音を奏でることができました。
フルオーケストラで自分の楽曲を自分のアレンジで演奏してもらえる機会はこの先あるかわからないので、心からお礼申し上げます。
東京公演では音響はPAがありました。なので生音の大阪公演に比べ個々の楽器の音がよく聴こえたので、個人的にはこちらの方が理想に近かったです。本当は生音でも良く聴こえる譜面を書けるのが優れたアレンジャーなのですが（汗）
今回、大阪公演と東京公演を聴き比べてすごく勉強になったので、機会があれば後日詳しく記事に書きたいと思います。
全体的な感想とまとめ
今回二度目の開催だったので、マエストロの栗田博文さんはすごくノリノリで指揮してくれたり、お客さんも多くがコンサートの雰囲気はわかっていたと思うので、昨年以上に楽しんでもらえたのではないでしょうか？
最近では初音ミクは歌声合成ソフトの面よりキャラクターの面が少し強くなっている印象もありますが、元々コアな音楽好きな人がとても多いコンテンツなので、このような楽曲や音楽自体に焦点を当てたオーケストラコンサートが開催されることは、ボカロ曲の制作者としてとても嬉しく思ってます。
そして今回も『初音ミクシンフォニー』に参加して貴重な体験ができことに感謝しております。関係者の皆様、ご来場頂いた皆様、本当にどうもありがとうございました！
そして最後に宣伝です。今回の東京公演は映像作品としてのリリースが決定しております！
オーケストラ ライブCDも同時となりますので、どうぞよろしくお願い致します！以下に商品リンクを貼っておきます。
あと何と！『初音ミクシンフォニー2017』のKEIさんのイラストのミクさんが、スケールフィギュア化決定だそうです！
Mitchie M のコメント：
『初音ミクシンフォニー』は個人的に2017年のハイライトです！
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【著者：Mitchie M @_MitchieM】
コメント
ガチオーケストラ期待の方も演者w側がノリ方を示していたので悪ノリする観客もいなく楽しめたのではと思います
未来序曲は10thにふさわしい壮大さでした、冒頭と最後の方にはぴったりですね
mitchieさん推しの四季折の羽は私も家族も元々好きで素晴らしい演奏をバックにモニター見てたら私は涙でした
脱げばいいってモンじゃないは…オーケストラでコレが聴けるとは贅沢ですね
他、個人的に印象深いのはゴーストルールのアレンジが良かったのと、若くして亡くなったsamfreeさんのルカルカが10thのマジミラとシンフォニーにセトリ入りした事でした
次のシンフォニーにも期待ですね
またmitchieさんの曲が演奏されますように待ってます！
お越し頂きありがとうございます！楽しんでもらえたようで良かったです。^^
おっしゃる通り10周年にふさわしいく、昨年に比べて変化に富んだ内容だったと思います！
また来年も開催されることを願ってます！！