プログラマーSEに必要な『運動』とは?手軽な方法を紹介
ITエンジニアに運動が必要って話は主に以下の3点です。
- デスクワーク中心で血行不良になりやすいので運動した方がいい
- メタボ・肥満を防止するために運動した方がいい
- 心の健康のために運動した方がいい。やると決めた運動を続けることで意志力がつく。運動することでドーパミンやセロトニンなどの脳内ホルモンが出ることでメンタルが安定する。
これらを踏まえて、どんな運動をどれくらいすればいいかを紹介します。
運動しすぎてはいけない?
「アスリートは寿命が短い」という俗説があります。
「激しい運動すればするほど、細胞分裂や活性酸素が発生するから」という理由からです。
酸素って元々生物にとって毒であり、危険なものだったのが、ミトコンドリアによってエネルギーとして使えるようになったと言われています。
「大きく深呼吸しましょう」とか、酸素って健康にいいイメージがありますが、強力なエネルギーであり、扱い方を間違うと危険なわけです。
その一例が激しい運動をすると、活性酸素という細胞を傷つけるものが発生してしまう現象です。
ですから、運動強度はほどほどが良いのです。
どんな運動が良い?
健康のための運動としてジョギングがありますが、私はこれに反対です。
ジョギングすることが好きで、ジョギングを楽しむためにやるのであればいいですが、健康のためにジョギングするのには反対です。
ジョギングをすることで細胞分裂が余計に発生したら、細胞分裂の限界回数への到達が早まってしまい、寿命が短くなってしまうかもしれません。
ですから、血行を良くする、運動不足を解消するという目的であれば、「歩く」くらいで十分です。
運動量という意味では、よほど会社に近い場所に住んでいる人以外は、通勤である程度歩いているわけですから、十分だと考えられます。
問題は頻度です。
座りっぱなしは体に悪い?
デスクワークで血行が悪くなってしまうのは座りっぱなしだからです。
座りっぱなしの問題は最近よく言われていて、立ったまま仕事が出来るスタンディングデスクみたいな商品が出ているほどです。
座ってる時間が長いほど、寿命が短くなるという研究結果も報告されています。
ですから、座りっぱなしになる時間を短くするためにも、合間にはさむ運動の頻度を上げるべきです。
ポモドーロテクニックは健康にも良い
ポモドーロテクニックとは
「25分集中して仕事をしたら5分間休憩を取る。休憩中は散歩するなどの軽い運動をする」
という仕事術です。
これを取り入れてみるのもいいでしょう。
実際やってみると、25分に一回席を立つというのは、かなりの頻度に感じます。「もう25分経ったのかぁ、全然進んでないやぁ」と感じたりします。
もっと集中してスピードを上げなきゃという気づきにもなりますが、周りから「あいつしょっちゅう席立つな」と思われるかもしれません。なので、もう少し長いスパンにしてもいいかもしれません。
25分とは言わないまでも、1時間に一回とか1時間半に一回くらい休憩を取り、軽く散歩するだけで、血流が良くなって心身をリフレッシュできます。
歩くと全身に血流が巡って、脳に酸素が行きわたり、体だけでなく精神力も回復します。
また、休憩を適度に取ることで、デスクでお菓子を食べることも自然に減らせます
仕事中におやつを食べたくなる理由
デスクでお菓子を食べるのって、「なんか頭が疲れた、甘いものが食べたいなぁ」という感じで食べてるケースが多いと思います。
適度に歩くようになると、脳疲労がその都度回復するので、頭が疲れたので甘いものが食べたいという欲求がわかなくなります。
栄養学的に見ても、お菓子のような糖分が高いものを食べると、急激に血糖値が上がって、その瞬間はドーパミンが出て気分が高揚しますが、その後すぐにインシュリン(血糖値を抑えるホルモン)が出て血糖値が下がり、気分も下がってしまいます。
つまり、精神的に不安定になりやすいんです。それに、お菓子を食べた時の高揚感は一度味わうと癖になってやめられなくなってしまいます。それを補う意味でも、適度な頻度で歩くことで得られる気持ちよさはとても有用です。
歩くと気持ちがいい理由
歩行運動は一定のリズムで足を前後に動かすリズミカルな運動でもあります。
リズミカルな運動をすると、ドーパミンやセロトニンなどの脳内ホルモンが出ると言われています。
歩く以外にも卓球やダンスなんかでもこれらのホルモンが出ると言われていて、うつ病の治療などでも活用されているそうです。
まとめ
ITエンジニアに適した運動は「適度な頻度で歩く」ことです。
その理由は以下のとおりです。
- 運動強度が低く、活性酸素や急激な細胞分裂が発生しない
- どこでも簡単にできるので、適度な頻度で行える
- リズム運動によって、ドーパミンやセロトニンなどが出て、精神が安定する
ぜひやってみてください。