iPhoneへのファイル転送に便利なツール「iFunbox」の使い方紹介

2014年4月27日更新:この記事はv1.7用に作成しており、かなり古いverの記事となった為、最新v2.7用として新たに使い方記事を作成しなおしたので、そちらを参照してください。
→最新2.7ver対応「i-Funbox」使い方と2014版での注意点解説



iPhoneアプリの中には画像、動画データをiPhone内に保存することで使えるようになりますが、iTunesでは音楽やアプリを同期することしかできません。
そこでUSB転送でPCからファイル移動が簡単にできてしまうツールが「i-FunBox」です。

このツールはフリーソフトで日本語対応です。公式ページからダウンロードできますので、下の枠内にある「日本語無料ダウンロード」と記載された部分をクリックします。

ZIPファイルになっているので適当なフォルダにインストールし、iPhoneをPCに接続した状態でiFunBox.exeをクリックすれば使用可能になります。
Windows7の64bitでも問題なく動作します


基本的に左側のフォルダを選択すると右側にファイル一覧が表示されます。
ここでの説明はすべて未脱獄での使用方法です。以下の説明で使用不可となっている所は脱獄すれば使用可能になるかもしれませんが、当ブログではこれらのフォルダについては関与しません。

それでは上から順にフォルダの説明をします。

<ミュージックとビデオの取り出し>
<検索開始>ボタンを押すとすべての音楽ファイルが表示されるので、右クリックで<PCへコピー>すればiTunesを使わなくても取り出しが可能です。
また直接この中にドラッグ&ドロップでiPhone内に音楽ファイルも入れることが可能。
但しiTunes内のどこのカテゴリに入ったか分からなくなるので予め音楽ファイルのプロパティからアーティスト等を設定しておいたほうがいいです。


2011y04m10d_110243518.jpg


<汎用ストレージ>
iPhoneで特に使用することもなく重要なシステムも入っていないため、HDDディスク代わりにファイルを保存できます。
但しiPhone上からでは何も操作できないので、ただ保存するだけとなります。


<カメラ>
iPhoneで撮影した画像(カメラロール内)がここに入っています。
撮影するたびに画像ファイルの名前に通し番号が振られていき、ファイル名が1000を超えると「カメラ2」が表示されこちらに保存されるようになります。

但し2000を超えると「カメラ3」というフォルダは作成されず、2000以降の画像がどこにあるかわからなくなりますが、これらの保存先は「102APPLE」というフォルダに入るようになります。  (後述の<DCIM>を参照)
最新verでは「カメラ3」がカメラ2の下に表示されるようになっていました。
・カメラ→ファイル番号1~999までの写真が収録
・カメラ2→ファイル番号1000~1999までの写真が収録
・カメラ3→ファイル番号2000~2999までの写真が収録 ここまで確認しています。


i-Funboxで画像を直接削除することについて
iOS4でi-Funboxから写真画像を削除すると、iPhoneのカメラロールから削除されず画像がボヤけていたり、一覧画像で真っ黒になったりする現象があります。
マルチタスクの影響だと思いますが、現状はi-funboxから削除は行わずにiPhoneから直接写真を削除したほうが良さそうです。
もし上記の現象が起きてしまっても、iPhoneからその画像を開ゴミ箱アイコンをタッチすると正常に削除されます。


<iBooks>
iBooksで購入したブックのデータが表示されると思います。iBooksで購入していないのでなんとも言えませんがコピー等もできると思います。


<Voice Memos>
ボイスメモで保存した音声データがこちらに入ります。消去やコピーが可能。


<Rawファイルシステム>
各フォルダの説明は画像の下に続きます。

310.jpg

<ApplicationArchives>
使用不可。フォルダの削除もしないでください。

<DCMI>
このフォルダは個別アプリで使用したり、前述カメラと同様のフォルダがあります。

まずはカメラについて。
画像ファイルの通し番号が0-999「100APPLE」、1000-1999「101APPLE」、2000-2999「102APPLE」というように一定の数ごとに新しいフォルダが作成され、その中に画像ファイルが入るようになります。
2000以降は前述のカメラからは見れませんので、このフォルダから探すことになります。

つぎに個別アプリについて
私の持っているアプリでは「GoodReader」「Peece.TV」で使用します。
「GoodReader」ならDCMIファルダ内に「動画」や「PDFファイル」といったフォルダを作成しその中にファイルを入れることでアプリ内で見ることができます。
「Peece.TV」では動画再生後、オフラインでも再度再生できるようにキャッシュファイルとして動画ファイルが残りますが、「100INFOCITY」というフォルダが作成されておりその中に入っています。

→iOS4では「GoodReader」の転送はiTunesから公式に転送することが可能になりました。
また最近のアプリはこちらからファイルを入れることは無くなり、ほぼ全てiTunesのApp内から個別に入れられるようになっています。
詳しくはこちらからGoodReaderでUSB転送の使い方



<Downloads>
使用不可。削除しないでください。

<Photos>
このフォルダは電子書籍系のアプリで使用します。「iComic」「SkyBook」等
基本的にPhotos内にアプリのフォルダ(フォルダ名は指定されることが多い)を作成しその中に自作の画像・文章データを入れることでアプリ内から読むことができます。

→漫画ビューワはiOS4になってiTunesから公式に転送することが可能になりました。
転送方法はこちらを参考に高解像度表示に対応「ComicGlass」の紹介


<Podcasts>
使用不可。削除しないでください。

<PublicStaging>
使用不可。削除しないでください。

<Purchases>
使用不可。削除しないでください。

<Recordings>
iPhoneのボイスファイルがここに保存されます。
iPhoneで再生される拡張子は「.m4a」です。それ以外の拡張子は再生されませんので一旦PCに保存してから再生することになります。
上記の「Voice Memos」と同じ中身なので、ここから操作する必要はなくなりました。

<Safari>
おそらく使用不可。削除しないでください。

<general_storage>
使用不可。削除しないでください。

<iTunes_Control>
PCに保存しているiTunesフォルダとほぼ同じです。
システムに関わるので削除しないでください。
「Music」フォルダに音楽データが入っていますが、すべてファイル名がデタラメになっているのでファイルを取り出す場合は、前述の「ミュージックとビデオの取り出し」から行ったほうがよいです。


10月24日追記:iOS5でのi-funboxについて

2011y10m24d_201239017.jpg

iOS5になって上記以外のフォルダがいくつか表示されるようになりましたが、何かを入れたり消したりすると悪影響を及ぼす可能性が高いです。

今回フォトストリーム用に「「PhotoStreamsData」フォルダが表示されるようになりましたが、この中の写真ファイルを消すと
iPhone側のフォトストリームに反映されず不具合が発生してしまいます。

IMG_2373_20111024202147.jpg

このように消したはずの写真がiPhone側のフォトストリーム内に残っており、画像もボヤケてしまいます。
この状態で「編集」をタッチすると100%本体が落ちてしまいます。

この現象を治す方法は一つしか無く、フォトストリーム内の写真データを完全初期化する必要があります。
完全削除方法は以下の記事の【フォトストリーム内写真の消去について】を参考にしてください。
iOS5機能の使い方 フォトストリーム/ゲームセンター編



1月19日追記:【ユーザー・アプリケーション】項目について

最新verでは新たに「ユーザー・アプリケーション」という項目が追加されています。
アプリ内のデータファイルを参照できるようですが、一部でも削除すると本体のアプリに不具合が起こるおそれがあるので削除しないでください。

この機能を使うとゲームアプリのBGM・SEファイルなどが個別に抜き出すことが可能です。
詳細は別記事として紹介しています。
i-Funboxでアプリのゲームミュージックなどデータを抜き出す方法




以上がiFunBoxでの使用用途でした。

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