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【歴史講座】2024.11.24「「股くぐり」をあざ笑われ「国士無双」と称賛され「背水の陣」を敷いた男~韓信的な生き方~」まつもとせいやさん講演

2024年12月24日
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歴史・時代劇
おはようございます。


さてさて、今回は…
久しぶりの歴史講座レポです。

題して、
「「股くぐり」をあざ笑われ「国士無双」と称賛され「背水の陣」を敷いた男~
韓信的な生き方~」

202412242154533a8.png


講師は、おなじみの「まつもとせいや」さん。

昨年8月の、「山本五十六講座」以来の参加。

今回の講座も楽しみにしていました。

が…テンション的にいつもと違うんだよなあ。



【歴史好きだが…世界史は門外漢の俺!】


というのも、
確かに「歴史好き」ではあるんだけど、

それは日本史に限った話。

「世界史」はほとんど興味が無い俺。
だから、「中国史」に関する知識もほとんどなかったりする。


正直、今回の参加も悩んだ。
が、
まつもとさんのお話も聞きたい。中嶋さんの顔も見たい(笑)
ということで参加を決意。

訪れたのが…富山市婦中町羽根にある「わくわく空間KitEN」という施設。
名前はちらっと聞いたことはあるけど、実際訪れたのは初めて。
20241221101921799.jpeg
(すんません、拾い画です)

ちょっとばかし遅刻してしまったが、ご愛敬ということで。


【低い身分から一気に軍司令官へ!波瀾万丈な主人公「韓信」】



時は、秦王朝の時代。
秦の圧政により、各地で反乱の火の手が上がるのだが、
反乱軍が勢いづく中、次第と頭角を現すようになるのが、のちに前漢の皇帝「劉邦」でした。

が、ここにもう一人、
のちに「西楚の覇王」と名乗る名将「項羽」も現れ、

実質、劉邦と項羽の勢力争いとなる、のだが…

戦力的に優れた項羽によって、劉邦は僻地に追いやられることになってしまう。


飛ばされたところは…流刑地のような辺境の「漢中」


辺境の地においやられ、ここで朽ち果てるのみか…というときに、
劉邦の陣営に加わったのが…今回の講座の主人公、韓信でした。

とまあ、ここで真打登場となります。登場まで長かったわ(笑)。
20241221101927e4d.jpeg


この韓信という人物、もとは項羽の下で使えていたのだけど、
あんまり重く用いてくれなかったので、劉邦軍へ鞍替えした、という次第。

最初は当然ながら名のある武将ではないので兵卒程度の扱いだったが、
その後、その能力を配下の蕭何の推挙により、大将軍を任されることになった。

まさにサクセスストーリーじゃねえか!



【まさに名将!自軍の倍以上の敵軍を前に…背水の陣ってすごくね?】


この韓信という人物、

元々は貧民であったという。

が、
町のゴロツキ(と言っていいのか?)に「股くぐり」を強要されても、

「自分はこんなところでは死ねない、大望を果たせない」と。
命を失うかもしれない危険を冒すより、あえてその屈辱を受け入れる冷静さを持っていたという。

そんな韓信を大軍の将に任ずる劉邦もすげえな。

しかもその戦略眼は卓越したものがあるし。
ほんと、この人って本当に貧民なんけ?て言いたくなる。


貧民で軍事的才覚のある人って言ったら…

日本でいうところの豊臣秀長(秀吉の実弟)くらいか。
秀長に竹中半兵衛や黒田官兵衛の軍事的才能をプラスした人
、とでもいうのか。

本当に、「韓信」という人物。すごい人だ。


そしてこの御仁は…あの「背水の陣」の故事を生んだ人でもある。

相手は項羽配下の将、陣余・李左車が率いる大軍。
こちらの手勢はわずか…

その危機的な状況下で、
一方は別動隊を組織して、相手の城を攻め落とす。
自分たちは、敢えて、付近を流れる川の前に陣を構える。

相手は「あの小勢、川の中に突き落としてやるわ!」と油断するのだが…

韓信配下の兵、必死で防戦。
予想以上の粘りに攻め落とせない陣余・李左車軍

そのうち…

韓信軍の別動隊が相手の城を奪取
自軍の城に韓信軍の旗が掲げられるのを見て、周章狼狽。

ついに韓信、撃破に成功する…というわけです。

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いやはや…すげえ。



【度重なる「謀反」の進言にも耳を貸さなかった韓信だったが…この仕打ちは惨い】



連戦を続ける韓信。

そんな韓信に、配下の将の一人が驚くべきことを進言する。

それは、

「劉邦への裏切り」

それも、何度も。

ただ、韓信は首を縦に振らない。

何せ、劉邦には自分を取り立ててくれた恩があるし、
裏切るわけにはいかない、と。


それなのに…


宿敵、項羽を倒した劉邦だったが、
信頼にこたえて戦ってくれた韓信に対して、

その仕打ちがあまりに酷かった。

劉邦って、俺の中では
冷徹で歯向かうものには処刑も辞さない項羽、に対して、

人柄の良い大人物の劉邦、というイメージが何となくあったのだが…

劉邦という人物も、大した人物でないな、という失望を感じた。

韓信が好きな中嶋さんが、憤りを隠せない気持ちもわかる。

なんだか…
秀吉に警戒され、大した領地も与えられなかった黒田官兵衛の冷遇ぶりを思い出してしまう。

講座終了後は、なんだかモヤモヤが残る感じでした。
韓信の無念、いかばかりかと。



まつもとさん、
今回もお疲れさまでした。大変興味深いお話でした。

また、参加しますのでよろしくお願いします。

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参加者のみなさんと!
ちなみに俺のお隣さんは、大学生だとか。
歳の離れた人とこうやって一緒に聞けるのも、この講座の魅力だなと感じました。

みなさま、お疲れ様でした。



てか、今日は12月24日、
クリスマスイブじゃん。


それではみなさま…メリークリスマス!







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mekarauroko2015
Posted by mekarauroko2015
吉井和哉さんとイエモン、そして日々の読書をこよなく愛する読書シンガー「うのっち」
現在、THEYELLOWMONKEYコピーバンド「thebridge」でVoを担当。
その傍ら、音楽仲間とアコースティックユニットを結成するなど、幅広く活動しています。
バンドネタ、音楽ネタ、ライブイベントのレポと、
ビジネス、心理学、成功哲学などの実用書中心の書評と名言を中心に記事を書いています。
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